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投稿日:2023年7月24日
更新日:2023年7月24日

私たちの生活に欠かせない布団ですが、その寿命をきちんと知っている人は少ないのではないでしょうか。
「なんとなく、汚れや劣化が目立ったら買い替えている」という人も多いと思います。

布団は1日の疲れを取るために大事なアイテムであり、快適な生活を送るためにも重要なもの。
寿命を知って最適な時期に買い替えることが大切と言えます。

しかし、その寿命がよくわからないことや、古い布団を捨てるのが面倒だから買い替えていないなど、さまざまな理由で同じ布団を使い続けている人もいるのでは?
まだ使える布団なら使い続けても害がないと思っているかもしれませんが、「古い布団や寝具」を使い続けるとさまざまな悪影響が出ることも。

そこで今回は布団の種類ごとの寿命や古い布団の処分方法をお伝えしていきます。
今お使いの布団の使用年数が分からない、うちの布団は古いし捨て時かもしれない…と思った方は、ぜひチェックしてみてください。

【素材別】知っておきたい!布団の寿命はどれくらい?

布団、と一口に言っても掛け布団や敷布団、素材によっても種類があり、その種類ごとに寿命が異なります。
見た目では判断しにくい布団の寿命についてご紹介します。

敷布団の寿命の平均は3年~5年

素材別の寿命は以下の通りです。

  1. コットン(綿)…3年~5年
  2. ポリエステル(合成繊維)…3年
  3. ウール(羊毛)…3年~6年
  4. ウレタン布団…5年~10年
  5. 樹脂布団…7年

※使用環境や使用頻度によって異なります。

一般的な敷布団の寿命は3年~5年程。
意外に短いと思った方も多いのではないでしょうか。

毎日使い、身体の体重を支えている敷布団は思ったよりも劣化が早いもの。
また、汗や皮脂が付きやすく、なかなか丸洗いできないことなども影響していると言えます。

素材ごとの特徴と寿命を詳しくみていきましょう。

 

1.コットン(綿)…3年~5年

天然繊維素材の代表であるコットン(綿)の敷布団は汗を吸ってくれるためムレないのが特徴
ポリエステルと比較すると約20倍ほど汗を吸うと言われています。
「汗をよく吸うのならすぐカビが生えるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、コットンの敷布団は復元性やスプリング性能が高く、天日干しにすることでふかふかの布団に戻る優秀なもの。

また、天然素材ならではの肌触りの良さからも一定のファンが多く、布団は綿でないと嫌だと思う人もいるでしょう。
しかし吸水性が良いために、湿って乾いての繰り返しで、糸が絡み、硬くなり、天日干しでも復元しなくなるときが来ます。
また綿は重たく、潰れやすいため固くなったりぺらぺらになったりすることも寿命のサインです。

 

2.ポリエステル(合成繊維)…3年

化学繊維であるポリエステルは、コットンとは反対に水分を吸いにくいのが特徴
糸が伸び縮みせず、絡まりにくいので天然繊維素材よりつぶれにくく、弾力性が高くなります。
吸水性がないため汗を吸わず、夏は暑いと感じることもあるかもしれませんが、代わりに干す時間が短くなったり、洗濯機で洗えたりと手入れが楽ちんなのがメリットです。

また、軽いために持ち運びが楽であることや値段が安いことも嬉しいポイント。
糸ぼこりが出にくいためアレルギーの人にもおすすめです。
ただし他の素材に比べてへたりやすいため寿命は3年と特に短くなります。

 

3.ウール(羊毛)…3年~6年

コットンと同じく天然素材であるウール(羊毛)は、その名の通り羊の毛のこと。
吸水性と保温性が高いことから夏も冬も使えるという強みがあるのが特徴
重くないので干すのも簡単ですし、放質性に優れているので常にサラッとしています。

しかし羊毛はちぢれがあり、へたりやすいことから使用開始1年ほどでへたりが目立ってきます。
多少へたっても使えますが、3年~4年ほどして寝心地が悪いと感じたら寿命かもしれません。

 

4.ウレタン布団…5年~10年

近年ウレタン素材の布団は多く、マットレスや枕にも多く使われています。
ウレタンの敷布団はマットレスと同様に体圧分散性能(敷き寝具の上に横たわったときに、体の重い部分や出っ張った部分に、強くかかる圧力を分散させること)があり、「腰痛がある」「朝起きたときに体がだるい」という人にもおすすめです。

化学製品であるウレタンは復元性が高く、へたりや耐久性もコントロールできるのが特徴
そのため寿命も5年以上と長めになります。
ダニやホコリが付きにくいためアレルギーを持っている人にもピッタリですね。

しかしウレタンは素材的に洗濯ができず、へたったり汚れが酷くなったら捨てるしかありません。
また値段も3万円程~と他の素材に比べて高いですが、安いものは品質も悪くなってしまう可能性が高いので購入時の金銭的な負担はあるでしょう。

 

5.樹脂布団…7年

布団で使用する樹脂素材は高反発で水や汚れに強いのが特徴
代表的なのが「エアウィーブ」ですが、こちらもウレタン布団と同様に体圧分散性能に優れており、腰痛や肩こりに悩む人、アスリートにも人気です。
中まで丸洗いできるものもあり、衛生的に使用できるのも人気のポイント。

ただし、通気性が良く夏は涼しく過ごせますが、冬は少し寒いと感じる人も
また樹脂素材の敷き布団は熱に弱く、電気アンカや電気毛布、湯たんぽの併用ができません。
寒がりな人は冬は別の敷布団を使用するなどの注意が必要です。

掛け布団の寿命は素材によって大きく変わる

素材別の寿命は以下の通りです。

  1. 羽毛布団…10年~15年
  2. コットン(綿)…5年
  3. ポリエステル(合成繊維)…5年
  4. ウール(羊毛)…3年~6年
  5. シルク(真綿)…5年

※使用環境や使用頻度によって異なります。

掛け布団は年間通して同じ布団を使う人や、季節によって使い分ける人などさまざま。
使用頻度によっても寿命が異なりますが、一般的には敷布団より少し長い程度と考えられます。

 

1.羽毛布団…10年~15年

羽毛布団とは羽毛(ダウン)が50%以上入っている布団のことを言います。
保湿性や放湿性に優れ、軽くて柔らかいのが特徴
布団の中で最も寿命が長く、質が良いものであれば20年以上もつこともあります。

しかし羽毛は汚れや汗を吸い取ってしまう性質で、洗うことも難しいもの。
汗っかきな人が使用している場合はもう少し寿命が短くなるでしょう。
「布団が重くなった」「ふくらみが減った・偏っている」「羽毛が出てくる」「臭いがする」などがあれば劣化や寿命のサインです。

 

2.コットン(綿)…5年

敷布団と同様に干すことでふっくらとした使用感が蘇ります。
ポリエステルとミックスのものに関しても、日干しをしてふっくら感が戻らなければ寿命かもしれません。

 

3.ポリエステル(合成繊維)…5年

ポリエステル製の掛け布団は軽く扱いやすいことから丸洗いもでき、清潔に保ちやすいでしょう。
他の素材と同様に薄っぺらくなったり臭いが気になったりしたら買い替えのサインです。

 

4.ウール(羊毛)…3年~6年

敷布団と同様、5年ほどで保温性が弱くなってきます。
中綿が飛び出したり、冷たくなったりへたってきたら買い替えのサインです。

 

5.シルク(真綿)…5年

シルクは、別名「真綿(まわた)」とも言われる美しい光沢が特徴の高級素材。
見た目が良いだけでなく、触り心地がいい、吸湿性・保温性が高い、ホコリが付きにくいなどメリットが多く布団にも最適な素材です。

このような機能性の高さから夏・冬年間通して使用できることや、ものによっては洗濯可能なのが人気のポイント。
しかし価格が少し高いことや、その割に寿命が短いため注意が必要です。

布団を長持ちさせる「打ち直し」とは?

布団の打ち直しとは、布団の中身をブラッシング・洗浄・殺菌して、新品のときのような使い心地をよみがえらせる再生加工のことです。
布団に厚みがなくなったり、暖かくなくなった、重くなったなどの劣化による不具合を打ち直しによって直すことができます。

打ち直しができる素材と費用は以下の通り。

打ち直しができる素材 打ち直しにかかる費用(目安)
コットン(綿) 1万円程度
羽毛 2万円程度
ウール(羊毛) 1万7千円程度

※シルクや樹脂素材の布団や、寿命を迎えた布団(劣化がひどいもの)は打ち直しができません。
また、打ち直しは2回までが目安となっています。

その他の寝具の寿命は?

私たちが寝るときに使うものは掛け布団、敷布団以外にもありますよね。
それぞれの寿命は以下の通りです。

  • 枕…平均3~4年
  • 毛布…(アクリル)15~20年、(ポリエステル)3~5年、(天然素材)3年
  • マットレス…5年~10年
  • 布団カバー・シーツ…2~3年

布団と同様これらの年数を目安に、へたったり汚れや劣化が目立ったりしてきたら買い替えるようにしましょう。

使用年数以外の「捨て時」の判断ポイントは?

布団の寿命として目安となる年数をお伝えしてきましたが、「いつ購入したものかわからない」ことや「購入した年を覚えていない」こともあるかもしれません。
そんなときは以下のチェックポイントを見て、当てはまるものは打ち直しや買い替え時期だと判断してください。

  • 側生地が薄くなったりこすれたり切れたりして、中の羽毛や綿が飛び出している(部分的にも)
  • 全体のかさが減ってきて薄く感じる
  • 暖かくなくなった
  • 寝ていると痛い
  • 臭いが取れない
  • 汗や皮脂でかなり汚れている

これらの項目のうち1つでも当てはまれば買い替え時期だとされています。
また、10年以上使っている布団は打ち直しができないことが多く、処分するのがおすすめです。

古い布団を使い続けるとこんなデメリットがある

古くなった布団を使い続けるとどんなデメリットがあるのでしょうか。
考えられることをいくつかあげてみます。

健康によくない

最初にお伝えしたように布団は毎日使うものであり、1日の疲れを取る大事なものです。
古い布団を使い続けることで睡眠の質が悪くなったり、不衛生な布団で体調が悪くなったりすることも考えられます。

素材にもよりますが、布団はホコリや皮脂、汗などの汚れが付きやすいもの。
水分を吸いやすい布団はより汗も吸いやすく、ダニやカビがつく原因にもなります。
そのような布団で寝ていては肌荒れやアレルギーを引き起こすことも考えられますね。

また、布団の中綿がへたり、クッション性が悪くなった敷布団は腰痛や肩こり、頭痛の原因にもなります。
せっかく睡眠を取っても「起きたら疲れている」ということにもなりかねません。

布団としての役割がない?

古くなった布団や劣化が激しい布団は大抵中の素材も劣化が進んでいます。
へたったり固くなったりして保温性がなくなることや、重たい布団になってしまうことも。
特に羽毛布団はふんわりと柔らかく、冬でも暖かいのが魅力ですが、寿命を迎えた羽毛布団は暖かさを感じにくくなってしまいます。
さらにダニが繁殖した布団には、死骸や糞などのダニアレルゲンが撒き散らかされていくため、布団が徐々に重くなっていくでしょう。

古い布団は風水的にもNG!

風水的に布団は疲れを取ると同時に、新しいエネルギーを蓄える場所で、とても重要だと考えられています。
枕の向きや寝室の配置などの風水があるように、布団も気持ちのよいもので過ごすことが良いとされる風水では、古い布団を捨てると運気が上がるのと言われているのだとか。
「最近運気が良くない」「なんだかツイていない」と感じる人にも布団の買い替えはおすすめです。

布団の処分方法

ここからは布団の処分方法についてお伝えしていきます。
布団は大きくてかさばるし、種類によっては結構な重さもありますよね。
状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

処分方法1.粗大ごみとして自治体で回収してもらう

布団の処分と聞いてまず思いつくのが「粗大ごみとして捨てる」ということではないでしょうか。
ほとんどの自治体で、布団は粗大ごみとして回収してもらうことができます。

粗大ごみで処分するメリットは費用が安いことと、自治体のトラックが自宅近くの指定場所まで回収しに来てくれること。
一方で回収日が少ないことや、事前申し込みの手間がかかることなどのデメリットもあります。

すぐに処分したい方や、捨てる布団の量が多く、指定場所までの運搬が大変な方は他の方法も検討してみましょう。
また、自治体によっては粗大ごみではなく、不燃ごみやほかの方法での処分の地域もあります
お住まいの地域の処分方法を事前に確認しておきましょう。

粗大ごみの申し込み手順は以下の通りです。

  1. 自治体のホームページや電話から事前申し込みをする
  2. 受付後、手数料納付券(シール)をスーパー、コンビニなどの指定販売店で購入する
  3. シールに受付番号または氏名を記入し、粗大ごみに貼る
  4. 指定日の朝8時までに指定場所へ出す

処分方法2.自治体の処理施設へ持ち込む

各自治体では、ごみを自分で持ち込んで処分することのできるごみ処理施設があります。
自治体のホームページでごみの自己搬入の方法を確認し、持ち込み先や手順を確認してください。

例えば名古屋市では可燃ごみは3カ所、不燃ごみ・粗大ごみは1カ所、ごみ処理場があります。
自分で車に載せ、運搬する必要がありますが、ほとんどのごみ処理場では重さで処分料金を決めており、布団の量が多いときには自治体による回収よりも安く処分することができるでしょう。

また、自治体による回収では回収日が1カ月に1回程度しかなく、処分するまでに時間がかかることもありますが、持ち込みであれば営業日にいつでも捨てることができるので、すぐに処分したい方にはおすすめです。

営業日や受付時間、処分までの手順はごみ処理場によって異なるため、ホームページなどで確認しておきましょう。

ごみ処理場への持ち込み手順は以下の通りです。

  1. 電話かインターネット、もしくは受付場所へ行って申し込みをする
  2. ごみを営業時間内に処理施設へ持って行く
  3. 自分でごみの荷下ろしをする
  4. 料金を支払う

地域によっては当日受付OKの場合や、2週間前に予約が必要な場合などさまざまです。
また、名古屋市では受付は区の環境事業所で行うなど、自治体によりごみ処理場での受付でないこともあります。
お住まいの地域での手順を必ずご確認ください。

処分方法3.布団の買い替え時に販売店で引き取ってもらう

布団を買い替えるために処分したいという方は、新しく購入する販売店で古い布団を引き取ってもらうこともできます。
新しい布団の配送時にそのまま引き取ってもらえることが多く、布団を運ぶ労力や申し込みなどの手間がかからないのがメリット

ただしどの店舗でも行っているサービスではないため、「古い布団の引き取り」を行っている販売店を探す必要があります。

引き取りサービスがあるのは地元の布団店やネットショップなど。
大手ホームセンターの『コーナン』や『ホームセンター島忠・HOME’Sホームズ』では布団を1点購入すると同等品1点の引き取りを無料で行っています。
また、寝具の大手メーカーである『西川』では1回の注文が55,000円(税込)以上購入した場合、購入品と同等の布団を無料で引き取ってもらえます。

布団の買い替えの予定がある方は販売店で引き取ってもらえるか、確認してみるといいかもしれませんね。

処分方法4.支援団体へ寄付する

劣化や汚れが少なく、まだ使用できる布団は支援団体へ寄付する方法もあります。
日本のメーカーの布団は質が良く、発展途上国や施設などでは喜んでもらえるでしょう。

寄付先についてはインターネットで「布団 寄付先」などで検索するといくつか見つかります。
例えば児童養護施設やホームレス支援団体では『新品の布団』、海外支援では『中古でもOK』、動物愛護団体では『毛布のみの受付』など、支援団体によって条件が異なりますので、お持ちの布団に合わせた寄付先を選ぶようにしてください。

ただし、どの寄付先でも布団の発送費用は寄付側の負担であることがほとんど。
布団や送り先によっては発送費用が3,000円~5,000円程度かかるため、費用の負担があることを理解しておく必要があります。

処分方法5.リサイクル回収する(羽毛布団のみ)

廃棄された布団の多くは焼却処分されますが、焼却されても灰が残り、それは全て埋め立てられています。
その量や焼却時のCO2の排出が問題となっている近年では、羽毛のリサイクルが注目されており、布団専門店や百貨店、イオンなどの商業施設でも布団の回収・リサイクルが行われています

布団の他にもダウンコートや羽毛シュラフなどの羽毛を使用した製品が回収されており、それらは解体し、洗浄することで新しい製品に生まれ変わります。
今ある資源を大切にするだけでなく、焼却時の負担も軽減でき、安全・確実な処分方法です。

回収店舗は「GreenDownProject」に協賛している店舗。
ホームページからはお近くの回収店舗も探すことができます。

自分で店舗に持ち込む必要がありますが、無料で利用でき、環境にも優しい方法なので利用してみましょう。

処分方法6.売却して処分する

布団によってはリサイクルショップやフリマアプリなどで売却することも可能です。

売れやすい布団のポイントは以下の通り。

  • 未使用または購入して3年以内の布団
  • 「シモンズ」や「西川」などの有名ブランドの布団
  • 「羽毛」「シルク」など高品質のもの
  • 洗濯またはクリーニング済みである

布団は肌が直接触れるものであり、「中古でもよい」と思う人は少ないでしょう。
そのため、基本的には「新品・未使用」の布団でなければ買い取りは難しくなります。

また、リサイクルショップなどでは保管に場所を取るため、取り扱いがある店舗も少なくなります。
査定に出す際には事前に買取を行っているかを確認し、お持ちの布団が対象商品かどうかも問い合わせておかなければ持ち込みの手間がかかるだけになるので注意しましょう。

一方、フリマアプリやネットオークションでは新品・中古関係なく自分で好きな布団を出品できます
登録や出品の手間はかかりますが、自分で価格を決められる上、直接購入者とやりとりができるためリサイクルショップでは買い取ってもらえない布団も売れる可能性があるでしょう。

フリマアプリやネットオークションでの出品の手順は以下の通り

  • ネットオークションやフリマアプリに会員登録する
  • 布団の写真を撮り、説明文と金額を記入して出品する
  • 売れた場合には梱包・発送を行う

ただし、売却時には販売価格の8%~10%程度の手数料がかかることや、発送時の梱包作業などの手間がかかるため注意が必要です。
また、布団は大きさもあるため、送料が高くなりがちです。
出品者か購入者のどちらの負担にするかは選べますが、どれくらいの送料がかかるかなど、事前に調べてから出品をするようにしましょう。

処分方法7.不用品回収業者に回収してもらう

「古くて汚れている布団だから捨てるしかない」
「とにかくラクに布団を処分したい」

そんな方におすすめなのは不用品回収業者を利用する方法です。
これまでさまざまなふとんの処分方法をご紹介してきましたが、どの方法も多少違いはあれど申し込みや運搬などの手間がかかってしまいます。

不用品回収業者の最大のメリットは電話やネットから簡単に申し込みができ、早ければその日に自宅まで引き取りにきてくれる手軽さとスピーディさ
申し込みさえすればスタッフが運び出しをしてくれるので、自分で布団を運べないという方や、布団の量が多いという方でも安心して依頼することができます。

また、不用品回収業者は布団だけでなく、家の中のあらゆる不用品を回収・処分してくれます。
布団のついでにベッドやマットレスなどの重いものや、そのほかの家具や家電、衣類や食器など、不要なものを一度に処分できるので便利ですね。

ただし、やはり費用面では他の処分方法より高くなりがちです。
布団1点のみだと一般的に4,000円前後かかると言われています。

そこでおすすめなのがトラック積み放題プラン、買取サービスなどのお得なプランを利用すること。
布団1点よりも複数処分するほうがお得になることが多く、さらに3社程度見積もりを取って比較するとよいでしょう。

『ラクタス』のグループ会社である『出張回収センター』では買取サービスほか、お得なパックプランもご用意しています。
もちろん布団1点のみでもOKですので、地域最安値級の価格・業歴15年以上・資格保有で安心の出張回収センターへご相談ください。

処分方法8.切ってごみ袋に入れれば普通ごみで捨てることも可能

とにかく安く布団を処分したい!という方には、布団をごみ袋に入るサイズになるまで小さくカットし、普通ごみとして捨てるという方法もあります。
通常、ベビー布団でなければごみ袋に入れて捨てるのは困難ですが、小さくカットすればごみ袋2枚~3枚程度で処分できるというわけです。

しかし布団は中に綿やポリエステル、羽毛などの詰め物が入っており、ハサミでカットするのは結構な労力がかかります。
また、詰め物が散らばったり、衣類や家具に付いたり、吸い込めばアレルギーを引き起こしたりとデメリットが多いのも事実。

かける時間や労力に余裕がある方は実践してみてもいいかもしれませんね。
また、ごみ袋に入れた布団が何ごみになるかはお住まいの自治体に確認してから捨てるようにしましょう。

布団の処分まとめ

ここまで布団の寿命や処分方法についてご紹介してきましたが、お持ちの布団の状態はいかがでしょうか。
布団は家電と違い、目に見えて壊れるということがないため、捨て時が分からない方も多いと思います。

しかし、手入れをしていない古い布団はフケや垢、汗や皮脂などが溜まり、ダニの温床となることも。
もちろん、日々のお手入れも大切ですが寿命の目安となる年数を迎えたり、中綿が出る・へたるなどの劣化のポイントが見られるようなら買い替えを検討してみましょう。

布団の処分方法はお持ちの布団の状態や自身の状況などに合わせて、最適な方法を選んでくださいね。

2023-06-28

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