更新日:2024年2月5日
「アニマルホーダー」という言葉をご存じでしょうか。
アニマルホーダーの「ホーダー」とは「過剰にモノを溜め込む人」のことを言い、動物を過剰に集める人という意味があります。
このアニマルホーダーという言葉自体、日本ではまだ認知度が低く、たまにメディアで取り上げられることがあってもその実態はあまり知られていません。
アニマルホーダー(飼育者)が動物を過剰に集め、劣悪な環境で飼育することは「多頭飼育崩壊」とも言われていますが、室内で起きているということもあり、外部からはわかりにくいのが実情です。
そこで今回はアニマルホーダーについての実態や特徴、問題点などについてお伝えしていきます。
「溜め込み行為」であることからごみ屋敷との関連や対策などについてもご紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
アニマルホーダーは「精神疾患」その特徴とは
アニマルホーダーは精神疾患の一つだと言われています。
アメリカではアニマルホーダーについてさまざまな研究が進められており、少しずつ精神状態や特徴ついてわかってきました。
精神疾患としてのアニマルホーダー
アニマルホーダーは「ホーダー」=「溜め込み症」と名前がついているように、自らの意思で動物を飼い始めたものの、適正飼育頭数を越えても動物を手放すことができない精神状態にあります。
このような精神状態になってしまうのは、強迫的ホーディング、強迫性障害、依存症、収集癖が関係しているとされ、なかでも大きく関係しているのが「強迫性障害(OCD)」です。
強迫性障害(OCD)とは
自分の意思とは関係なく、ある考えやイメージが頭に浮かんで離れなくなり(強迫観念)、そこで生まれた不安を払拭するために同じ行動を何度も繰り返すこと(強迫行為)で日常生活に支障が出てしまう不安障害のひとつ |
例えば、手が不潔に思えて過剰に手を洗ってしまうことや、戸締りなどを何度も確認せずにはいられないといったことで、不安や恐怖よりも嫌悪感や道徳心と結び付いている症状が多いことから、思考や行動の病気に分類されています。
強迫性障害やホーダーになってしまう原因として、幼少期の環境やトラウマなどが関係していると言われていますが、詳しくは解明されていません。
しかし、どちらの精神疾患も親・伴侶の死や離婚等の大きな喪失感が原因で発症していることが多く、寂しさや孤独が収集への依存のきっかけになっていると言えるでしょう。
アニマルホーダーの特徴
アニマルホーダーに多い人の特徴として、以下のことがわかっています。
- 50代~60代
- 一人暮らし
- 女性
性格的特徴は
- さみしがり屋
- のめり込みやすい
- 熱くなると周りが見えない
もちろんこれに当てはまらない場合もあり、男性や若い人のアニマルホーダーも存在します。
しかし、アニマルホーダーになりやすいのが女性であるということは、先ほどの強迫性障害が関係していると言えるでしょう。
米国人道協会(HSUS)のランダル・ロックウッド博士によると、強迫性障害の患者の3分の2が女性で、発症は20代後半~30代だと言われています。
強迫性障害は溜め込み症とも関連が深く、「物を取っておかなければならない」などの強迫観念から物を集め、溜め込んでしまうのです。
その集めるモノの対象が動物であるのがアニマルホーダーであり、飼うのが困難な環境であっても手放さず、動物に対して最低限の給餌、衛生管理、医療管理をおこなっていません。
アニマルホーダーである飼育者は善意の行動だと思っている人がほとんどですが、実際には動物が悪化した状態(栄養不足・不衛生な環境下)にあり、動物虐待として社会問題となっています。
アニマルホーダーの定義
アニマルホーダーかどうかを見分ける方法として、先ほどのランダル・ロックウッド博士は以下のように定義しています。
これらに当てはまる人はアニマルホーダーだと判断してよいでしょう。
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アニマルホーダーである人の多くに見られる特徴が「客観視能力の欠如」です。
周囲から見れば明らかに動物を飼育できるような状態になくても、「かわいそうだから」などという理由で動物を集めてしまいます。
ただ、客観視能力に問題がない場合であっても自分の行動に抑制が効かないのがホーディングであり、精神疾患とみなされる基準でもあります。
一方、もし多数の動物を飼っていたとしても、手入れやケアが行き届いていればアニマルホーダーにはなりません。
動物のための広い敷地や経済力を持っていることも、適正な飼育者であることのポイントの一つです。
アニマルホーダーの多くは生活困窮者
2019年に環境省が自治体への調査をおこなったところ、アニマルホーダーである人たちのうち約半数は経済的に困窮しているという状態でした。
また、そのうち4割は生活保護受給者であることがわかっています。
生活保護を受けるほど経済的に困窮しているなかで、ペットを飼うという行為は矛盾しているように見えます。
ペットを飼うということは生き物と共に生活をすることであり、食べ物やトイレ、必要な医療などのお金がかかるもの。
しかし、アニマルホーダーである人は自分の経済的な状況に関わらず動物を集めてしまうため、必要なケアをされずに死んでしまう動物が後を絶ちません。
アニマルホーダーのタイプは大きく分けて4つ
アニマルホーダーは4つのタイプに分類されます。
1.動物救助・保護者タイプ
このタイプはたくさんの犬や猫を保護するのが使命だと思っており、1匹でも多くの動物たちを救助しようと考えています。
そのため、積極的に動物を保護しようと行動し、常に新しい動物を探しているでしょう。
すでにたくさんの動物を自宅に抱えているにも関わらず、動物を拾ってきてしまうため多頭飼育となってしまいます。
動物の数が増えることでスペースや給餌、衛生面の管理が困難な状況に陥るのです。
しかしこのタイプは自分のやっていることは正しいと思っているため、他人の介入を拒む傾向にあります。
周囲の意見を聞かず、自分の勝手な正義感で行動しているので「悪いこと」だとは思っていないのが厄介なタイプです。
2.過剰な世話タイプ
このタイプの多くは社会から孤立しています。
「動物だけが話し相手」「愛情をすべて動物に注いでいる」というのが特徴で、一見すると単なる動物好きの人のようにも見えます。
しかし、はじめは数匹だけを飼っていたとしても、繁殖のコントロールを怠ったり、かわいそうだからという理由で動物を拾ったりしているうちに数が増えていきます。
このタイプの人は経済的に困窮している場合や、加齢や病気などで自分の体力が低下していても動物を飼ってしまうため、世話が困難になるというケースが多くあります。
また、周囲に相談する人や注意をする人などもいないことも問題が大きくなる原因と言えるでしょう。
3.ブリーダータイプ
動物たちの繁殖業者の中にもアニマルホーダーが存在しています。
繁殖業者は動物についての健康管理や繁殖、遺伝病などについての知識をもとに計画を持って繁殖をおこなうのが通常です。
しかし営利目的が優先となり、繁殖させることだけに目を向けている業者は、売買ペースと釣り合わなくなることで動物たちが増えすぎてしまいます。
このような悪質業者は増えすぎた動物を管理せず、劣悪な環境のなか見殺しにすることも。
日本では動物愛護法が施行されてから悪質業者が摘発されていますが、これはほんの一部だとも言われており、実際にはまだ多くの悪質業者が存在しているでしょう。
4.搾取者タイプ
このタイプは特に動物好きというわけではなく、他人の関心を引くためや自分のエゴで動物を物のように集めます。
自己中心的なナルシストであり、平気で嘘をつくなどの特徴も持っているため、最もタチが悪いタイプだと言えるでしょう。
このタイプは当然、動物たちのケアはせず、ほったらかしの状態にあります。
しかし罪悪感を感じていないことが多く、1.の動物救助タイプと同様に他人の介入を拒むため、多頭飼育崩壊にあっても発見されにくいのです。
アニマルホーダーの問題点とは
アニマルホーダーの問題点は「ごみ屋敷問題」と似ています。
ごみ屋敷とは家の中がモノやごみで溢れており、そのことが住人や近隣住人に悪影響を及ぼしている状態です。
ごみ屋敷では度々悪臭や害虫などによる被害が問題になっていますが、「ごみが住人の持ち物・財産である」と考えられることから解決が難しいとされています。
同じように、アニマルホーダーである飼育者が動物を飼っている場合は衛生面の管理ができず、悪臭や感染症の根源となるでしょう。
しかし、最も大きな問題点は動物たちが過酷な環境にいるということです。
犠牲になる動物たち
アニマルホーダーは動物虐待の一種だと言われています。
虐待と聞くと、動物に暴力を加える、闘わせる、恐怖を与えるといった直接的なものが思い浮かびますが、動物の生活管理を行おうとしないネグレクト(飼育放棄)も虐待になります。
たとえ愛情を持って飼っていたとしても、必要なケアをおこなわなければ、それは虐待になるということです。
動物たちにとってアニマルホーダーに飼われるということは命の危険があります。
給餌や衛生管理がされていないうえ、不妊去勢処置をおこなわなければ動物が増えていき、ますます悪環境になるでしょう。
「多頭飼育崩壊」のなか、動物たちが過ごす環境は以下のようになっています。
- 汚物の散乱
- 不潔な環境
- 感染症の蔓延
- 害虫の発生
- 咬傷事故の発生
- 餓死や共食いの発生
アニマルホーダーが発覚したとき、動物たちは瀕死の状態であることが多いと言います。
エサや水がなく、やせ細っていたり、感染症にかかっていたり、なかにはケージで身動きが取れないまま死んでいることや、共食いをした形跡があることも。
しかしアニマルホーダーである飼育者のなかには、死骸を片付けることもなく、そのまま生活している人もいるのです。
不衛生な環境は人間への影響も大きい
動物にとって悪環境であるということは、同じ場所で生活をしている人間への影響も大きいと言えるでしょう。
米国人道協会(HSUS)の調査によると、アニマルホーダーの人のうち77%以上が家の中が散らかった状態・不衛生であり、69.4%は人間の生活区内に動物の排泄物が溜まっていたことがわかりました。
また、半数以上は家の中に動物の死骸があったといいます。
糞尿は蓄積されるとさまざまな感染症の原因となり、ホーダーである飼育者や同居している人の身体に悪影響が起こるでしょう。
劣悪多頭飼育されている犬猫の多くは病気を抱えているため、その死骸を放置していれば人間にも影響し、最悪の場合命に関わることもあります。
例えば猫を飼っている人は尿の臭いが気になる、という経験があるのではないでしょうか。
猫の尿はアンモニア臭がキツイと言われていますが、長期間排尿を放置しておくとアンモニアが空気中に放出され、毒性が高くなります。
空気中のアンモニアの基準値が300ppmを超えると、死に至る重大な障害になるとされており、多頭飼育崩壊の環境がいかに危険なのかがわかるでしょう。
近隣苦情も多い「猫屋敷」
アニマルホーダーの対象となるのは動物全般ですが、日本では圧倒的に猫が多いと言われています。
犬に比べて体が小さく、野良猫が多く存在するため、アニマルホーダーにとって一番集めやすく、飼いやすいのが猫だと言えるでしょう。
アニマルホーダーが猫を飼っている場合、その数は数十匹以上というケースが少なくありません。
当然糞尿は放置しており、悪臭がすることや鳴き声がうるさいなどの理由で、近隣住民から苦情が出て発覚することも多いようです。
猫屋敷が不衛生であることは明らかで、近隣住民であれば一刻も早く解決してほしいと願うことでしょう。
しかし飼い主がアニマルホーダーである以上、適切な環境下での飼育はおこなわれないため、病気や飢えによって死んでいく猫が多く、その死骸でさえ放置されたままということがほとんどです。
するとそこへうじ虫が湧き、床などに汚物が染み込みます。
臭いは糞尿とは比較できないほどの悪臭が漂い、夏場であれば周辺の家にも流れるかもしれません。
このように多頭飼育崩壊では近隣への被害が発生する可能性があり、トラブルに発展するおそれもあるでしょう。
アニマルホーダーとごみ屋敷の共通点
冒頭でもお伝えした通り、アニマルホーダーとごみ屋敷の問題は共通点が多いと言えます。
アニマルホーダーの「ホーダー」は溜め込み症のことですが、ごみ屋敷の住人にも溜め込み症患者が多く、多頭飼育崩壊がごみ屋敷の中で発生しているというケースもあるでしょう。
住人(飼育者)に共通する特徴
「ごみ屋敷の住人」と「アニマルホーダーである飼育者」の特徴を比較してみました。
比較する特徴 | ごみ屋敷住人 | アニマルホーダー |
年齢層 | 60代以上の高齢者が多い | 50代以上に多い |
性別 | 女性が多い | 女性が多い |
経済状況 | 困窮者が多い | 困窮者が多い |
世帯状況 | 独居が多い | 独居が多い |
住居状況 | ごみや物が散乱・害虫や悪臭の発生など | ペットの餌・死骸・汚物などによる悪臭の発生など |
身体状況 | 身体的・精神的な疾患を持っていることが多い | 身体的・精神的な疾患を持っている |
原因 | 孤独・疾患によるもの・加齢による衰え・もったいない精神など | 孤独・身体の衰え・精神疾患によるもの・経済的困窮など |
性格 | ストレスを抱えやすい・物事を先延ばしにする・人付き合いが苦手・物への執着心が強いなど | さみしがり屋・のめり込みやすい・周りが見えにくいなど |
こうして比較してみると、年齢層や置かれている状況などに多くの共通点があることがわかります。
アニマルホーダーとごみ屋敷は全く別物として扱われていますが、実はとても似ていると言えるでしょう。
そしてどちらも精神疾患との関わりが深く、話し合いなどでの解決が難しいのが原状です。
それぞれの行政の対応
ごみ屋敷、アニマルホーダーともに大きな社会問題となっていますが、それぞれの行政の対応はどのようになっているのでしょう。
対応 | ごみ屋敷問題 | 多頭飼育崩壊について |
管理先 | 環境省・各自治体 | 環境省・各自治体 |
法律・条例 | ごみ屋敷条例 | 動物愛護管理法 |
まず、ごみ屋敷、アニマルホーダーのどちらとも通報したからといってすぐに解決に至ることではありません。
家の中のもの(動物)は住民の持ち物・財産であり、それがごみであったとしても処分や手放すよう促す法律がないのが現在の日本の現状です。
また、悪臭や騒音に関してもそれが違法ということにはならないため、通報したとしても「注意」で終わってしまうでしょう。
しかし近年、ごみ屋敷やアニマルホーダーに関しての苦情やトラブルの増加に伴い、法律や条例に関しての整備がおこなわれています。
ごみ屋敷に関しては各自治体で「ごみ屋敷条例」の制定が進んでおり、住人への注意・勧告や強制撤去をおこなうケースも。
アニマルホーダーに関しても各自治体で、多頭飼育の規制や飼育環境の規制などが定められています。
例えば「都道府県の条例で定める数以上に飼養する場合、都道府県に届け出を出さなければならない」というような条例です。※多頭飼育(飼養)届出制度
しかし、もし違反したとしても罰金を科す規定しかありません。
明らかな虐待行為などがあれば動物愛護法違反として逮捕されるケースもあるでしょう。
アニマルホーダーへの対策とは
アニマルホーダーによる多頭飼育崩壊は、問題解決までに長期間かかると言われています。
その理由としては、ごみ屋敷と同じようにペットが住人の所有物である以上、行政が強引に引き取ることができないことが大きいでしょう。
ごみ屋敷であれば「ごみを処分」すれば一旦は解決できますが、動物は引き取ったあとに別の飼い主を探さなくてはならず、行政が指導している間に動物が繁殖し、また数が増えてしまうことも問題点となっています。
そのため、近隣住民から苦情を受けたときから解決までにかかる期間は平均で3年ほどかかり、なかには10年以上かかったケースもあるのです。
では具体的に、多頭飼育崩壊やアニマルホーダーへの対策はどのようにおこなえばよいのでしょうか。
アニマルホーダーの治療
アニマルホーダーは精神疾患であるため、他の病と同じように病院で治療することが可能です。
具体的には「認知行動療法」が有効だとされており、これは溜め込み症への治療法としても活用されています。
認知行動療法は『不適応な行動や自分を苦しくするような考え方のくせを、その人が楽に過ごせるように変容することを目指した心理療法』で、支援を受ける人と支援者が協働してその人の問題に向き合い、自己理解に基づく問題解決を目指します。
アニマルホーダーにおいては、長い期間をかけて少しずつ動物を手放すというケースがあり、最終的には支援者がいなくても、考え方や行動をコントロールできるようになるのが目標です。
しかし、アニマルホーダーはごみ屋敷とは違い、外から多頭飼育崩壊が起きているかがわかりにくく、明らかな問題が発覚した時は住人が亡くなったときや入院したときなども多いと言います。
精神疾患は放置するとどんどん悪化してしまうため、家族や友人など身近な人がおかしいと気付いたときに、早めに対応するのが重要だと言えるでしょう。
多頭飼育崩壊の対策は行政や動物保護団体へ相談
多頭飼育崩壊が起きていると気付いた場合、以下の通報先へ相談するようにしてください。
- 行政(保健所・市民課・生活課)
- 動物愛護団体
- 自治会
動物たちの虐待が疑われる場合、飼育状況を把握するためには保健所や動物愛護センターへの通報が有効です。
飼育環境が不適切だと判断された場合、環境の改善や飼育に関しての指導がおこなわれます。
また、多頭飼育崩壊によって悪臭や騒音などの被害に遭っているという場合は、役所の市民課や生活課へ通報するとよいでしょう。
この場合は「近隣住民が起こしているトラブル」としての通報となり、視察や指導をおこなってくれます。
注意したいのが「警察への通報は適していない」ということ。
警察では単に「猫や犬をたくさん飼っていて周囲に迷惑をかけている」ということでは動いてくれません。
しかし明らかに虐待行為と判断できる場合や、行政の指導に従わなかった場合は動物愛護法違反となり、検挙対象となるため、まずは行政へ相談するようにしましょう。
猫・犬屋敷の清掃は特殊清掃が必要?
動物の多頭飼育崩壊が起きた部屋は、通常の清掃でキレイに元通りにすることは難しいでしょう。
特に動物の糞尿や死骸の臭いはあらゆるところに染み込んでいる可能性があり、汚物のある場所だけを取り除いても解決しない場合があります。
このような強い悪臭や染みついた汚れなどに有効なのが「特殊清掃」です。
特殊清掃とは孤独死や事故現場となった家の清掃にも利用されるサービスで、通常の清掃では落としきれない汚れや臭いを特別な薬剤や技法で取り除きます。
また、汚物の除去や害虫駆除もおこなっており、業者によっては動物の死骸の処分を依頼できることもあるでしょう。
特殊清掃を扱う業者は「ごみ屋敷清掃業者」や「遺品整理業者」などですが、清掃にかかる費用やサービス内容は業者によって異なります。
依頼する際には複数社で見積もりを依頼し、作業内容や料金を比較してから依頼するようにしましょう。
「ラクタス」でも特殊清掃を扱っております。
どんな状況の汚部屋でも原状回復までしっかりサポートいたしますので、まずはご相談ください。
アニマルホーダーの解決には周囲の手助けが重要
ここまでアニマルホーダーについて、実態や問題点などをお伝えしてきました。
アニマルホーダーによる多頭飼育崩壊は、動物たちの命の危険も大きな問題ですが、住人の生活や近隣住人への影響も大きいため深刻です。
アニマルホーダーは一見すると「動物好きな人」にしか見えないことがあり、動物たちが劣悪な環境にいることがわからないことが多々あります。
周囲からわかりにくいということもあり、多頭飼育崩壊が判明するには近隣や身近な人からの通報に頼らざるを得ないでしょう。
もし身近にアニマルホーダーを疑う場合があれば、自治体や動物保護団体へ相談することも考えてみる必要があります。
そして根本的な解決のために、私たちがアニマルホーダーについて知識や理解を深めることが大切です。
1匹でも多くの命を救うために、まずは行動してみることから始めましょう。
2023-10-18