更新日:2024年4月8日
新型コロナウイルスの影響でテレワークが一般的となる中、気付けば自宅がごみ屋敷状態になってしまった‥という人が増加しているといいます。
在宅勤務は通勤時間が削減されるといったメリットが多い一方で、毎日の生活の中でオンオフの切り替えが曖昧になり、部屋の乱れが生じやすくなるようです。
「片付けたいけど、どこから手をつけていいのか分からない」「仕事が忙しくて掃除する時間が取れない」そのようなお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、テレワークでごみ屋敷化する弊害や、部屋が散らかるのを防ぐ方法、ごみ屋敷の片付け方について詳しく紹介します。
心地よい部屋で効率的に仕事をするためのヒントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください!
目次
テレワークで部屋がごみ屋敷化する原因
自宅での仕事が当たり前となった現在、この新しい働き方によって、以前よりも部屋が散らかり物が増えるケースが少なくありません。
ここでは、在宅勤務によって「ごみ屋敷」同然となる原因について解説していきます。
家での食事でごみが増えるから
テレワークによって自宅での食事回数が増えた結果、それに伴ってごみの量も急増します。
- テイクアウトやデリバリーの容器
- 冷凍食品の包装
- カップラーメンの袋
- 飲み物のペットボトルや缶
- お菓子の個別包装
仕事をしながら手軽に飲食できる状況では、手早く調理できる冷凍食品やカップラーメンを選ぶ人も多いです。また小休憩でつまむお菓子の消費が増え、その結果ごみが次々と増えていきます。こまめにごみを捨てる習慣がついてないと、部屋中がごみだらけになるのはあっという間です。
部屋を占領することで掃除ができないから
家族が在宅勤務になることで、特定の部屋を「仕事専用」として占領し掃除がしにくくなることも原因の一つです。
仕事中の物音への配慮から掃除機をかけられなかったり、使った食器が部屋に置いたままになっていたりなど、以前のように掃除が進みにくくなることがあります。
また、仕事が終わる時間が定まっていないと、仕事部屋の整理整頓や掃除のタイミングが取りづらく、長期間片付けられない状態が続くこともあるでしょう。
仕事が多忙で家事に手が回らないから
在宅勤務によって以前よりも長時間労働になったという人が増えています。
テレワークに関する調査によると、1日の労働時間が8時間を超えていると回答した人は全体の37.9%となっています。また、時間外労働や休日労働に関して、正当な報酬が得られていない「サービス残業」を経験している人は、半数以上だと分かりました。
このような労働環境は、家事をする時間や気力を奪っており、その結果家の中が乱れやすくなっているのです。
生活のメリハリがなくなり掃除が面倒になるから
テレワークで在宅の時間が増えることで、生活のリズムが乱れて、自堕落な生活習慣を作りやすいということもごみ屋敷化の原因の一つです。
- パジャマのまま仕事をする
- 夜更かしをしてしまう
- 始業ギリギリまで寝る
- ベッドの上で作業をする
こうした行動によってオンオフの切り替えが難しくなり、日常の家事や掃除もおろそかになるケースが増えています。職場の人に見られることのない環境だからと気を抜かず、仕事専用のスペースを確保することがメリハリを持つ上で必要でしょう。
ネットショッピングの機会が増えるから
在宅勤務によって外出の頻度が減った結果、ネットショッピングを利用する機会が増える人が多いです。自宅にいる時間が長いことのストレスや暇つぶしとして、オンラインでの買い物が一般的になる中、家の中の物量も増加傾向にあります。
特に、日用品や趣味に関するアイテム、衣類・雑貨などを気軽にオンラインで購入すると、それに伴ってダンボール箱や緩衝材、梱包資材といったごみが一気に溜まります。
ごみ屋敷化した部屋でテレワークをする弊害
ごみ屋敷のように散らかり放題の部屋でのテレワークは、さまざまな面で悪影響があります。
どのような弊害をもたらすのか具体的に解説していきます。
集中力が低下し作業効率が悪くなる
テレワークを行う部屋がごみ屋敷化していると、仕事の生産性や作業効率が大きく低下する可能性があります。散らかった日用品やごみが視界に入ると、ストレスや不安といったネガティブな感情を引き起こし、その結果、集中力の低下やモチベーションの喪失を招くことも少なくありません。
さらに、整理整頓がされていない状態では、必要なものがすぐに見つからずに時間を費やすことになり、本来取り掛かるべきタスクに集中できず脳を疲弊させてしまうのです。
職場や取引先にごみ屋敷がバレて評価が下がる
ごみ屋敷状態の部屋がオンライン会議中にバレることで、仕事に悪影響を及ぼす可能性があります。
打ち合わせ時に、パソコンのカメラ越しに散らかった部屋が見えると、片付けができないことから、その人自身への信頼度が低下することも。
特にワンルームのような狭い部屋の場合、ごみ袋や雑誌、食べかけのお菓子などが背景に映り込みやすく、相手に「仕事ができない、やる気がない」といった誤解を招くことになりかねません。
重要書類や貴重品の紛失・貸与物を壊しやすい
ごみ屋敷状態でのテレワークが長期化すると、作業スペースが特に乱れることが多いです。机の上や周辺に物が山積みになると、作業効率や集中力が低下して、間違って重要書類を捨てたり、データを紛失したりするリスクも高くなります。
また、コーヒーやお茶などの飲み物をこぼして、パソコンやスマホなどの貸与物を汚してしまうことも考えられます。
さらに、パソコンや周辺機器の掃除を怠ると、ほこりや汚れが溜まり、突然の不具合や故障が生じることも。定期的な掃除や整理整頓は、テレワークの作業効率を維持する上で必要不可欠です。
健康状態が悪化しやすい
ごみ屋敷化した部屋でテレワークを続けると、健康被害を引き起こすリスクが高まります。
散らかった部屋には、カビやダニ、ゴキブリなどの害虫が繁殖しやすく、アレルギー疾患や感染症の発症を招きやすいです。
また、多量のごみや不用品が積み重なって、定期的な換気ができないと、部屋の湿度が高くなってしまい、害虫が好む環境を作り出すことにもつながります。
ごみ屋敷のような環境は、身体的な影響だけでなく、精神的ストレスをもたらすこともあるため注意しなければなりません。
在宅勤務できないと経費がかさむ
ごみ屋敷の状態がひどくなると、在宅勤務が難しくなり、仕事のためにカフェやコワーキングスペースを利用するといった手段を選ぶようになります。
こうした場所での仕事は、作業効率が上がる一方で、経費がかかるといったデメリットがあります。
- 交通費
- 昼食・カフェ代
- コワーキングスペースの利用料
ごみ屋敷の部屋を職場の人にバレたくない人は、会議の度に外出しなければならないため、上記のような経費がかさみ、経済的な負担が大きくでしょう。
部屋を片付ければ無駄なお金を使うこともなく、自宅で快適にテレワークを行えるようになります。
テレワークでのごみ屋敷化を防ぐための方法
テレワークをしながら、ごみ屋敷のような部屋にならないためにはどういったことを気を付ければ良いのでしょうか?
ここでは、今日から実践できる具体的な予防策を解説します。
生活リズムを整える
ごみ屋敷化を防ぐためには、在宅勤務中の生活リズムを見直し、意識的にメリハリをつけることが大切です。
- 仕事の終わり時間やその日の目標を決める
- 決まった時間にミーティングを実施する
- タスクが終わった後に休憩を取る
- 始業前のルーティンを決める
毎日のやるべきことを明確にすると、だらだらと仕事を続けることがなくなり、ストレスの緩和や時間の余裕が生まれます。
テレワークでも、ルールを決めてしっかりと切り替えをすることで、掃除や片付けに意識が向くようになるでしょう。
仕事関連の物は毎日片付ける
テレワークで自宅に仕事関連の物が散乱するのを防ぐためには、毎日リセットすることが最も効果的な方法です。
- ごみ箱を設置して、速やかに捨てる
- 仕事が終わったらバッグに収納する
- 専用の収納ボックスやファイルに整理して、置き場所を固定する
- その日に使うものだけ机に出す
「明日も仕事があるから、そのままでいいや」と放置していると、心理的にリセットされにくく、作業場所も煩雑になりやすいです。こまめに整理することや物の住所を決めることで無くし物をすることもなくなります。
プライベートと仕事の空間を区切る
テレワークでのごみ屋敷化を防ぐためには、作業スペースと生活空間を明確に仕切ることが重要です。区別していないと、気が散りやすくなり仕事のパフォーマンスに影響が出ることもあります。
- 食事はリビングでとる
- 仕事専用の机と椅子を設置する
- 仕事に関係のないものが視界に入らないように収納する
- 書類や文房具など種類ごとに引き出しを用意する
ワンルームであれば壁側に沿って机を配置し、食事は作業スペースに持ち込まないといった小さな工夫で、整理された状態がキープしやすくなります。
テレワークでごみ屋敷化した場合の掃除・片付けの方法
すでに汚部屋・ごみ屋敷になってしまった自宅では、在宅勤務が難しく日常生活にも支障をきたしている可能性があります。
散らかって手に負えない状態では、仕事の効率が悪くなり、気分も滅入ってしまうもの。
ここでは、そのような状態の部屋をどのように片付ければ良いのか、解決策を紹介します。
ごみ捨てを定期的に行う
テレワークで増えてしまったごみを片付けるための第一歩は、継続的にごみを捨てる習慣を身につけることです。正しくごみ出しをするために下記の手順を確認しましょう。
- 自治体のルールに合わせて、指定ごみ袋を準備する
- ごみの種類と収集日を確認する
- ごみ箱の中身を集めて、袋に分別する
- 新しいごみ袋をごみ箱にセットする
- 収集日と時間を守り、ごみ集積所まで運搬する
ごみ捨ては自治体ごとのルールが異なるため、まずはホームページで確認することをおすすめします。ごみ分別アプリ「さんあ~る」を利用すると、翌日のごみ出しの準備もスムーズになるでしょう。
家族内でごみの日を共有して、協力してもらうことも大切です。コツコツ作業を続けることで、家のごみが減り、生活環境や作業スペースをきれいに保つことができます。
掃除のルールを決める
テレワークで通勤時間がなくなった分を家の片付け・掃除の時間に使うことで、メリハリのある生活を維持できます。
休憩時間を活用してこまめに物を整理したり、タイマーをセットして短時間で集中的に掃除をしたりといったルールを設けることで、着実に部屋の状態が良くなっていくのを実感できるはずです。
- 食べ終わったら皿洗いをすぐに行う
- 新しい物を買ったら、不要になった物を1つ捨てる
- テーブルや床の拭き掃除を曜日を決めて行う
- 始業時間前に換気をしてトイレ掃除をする
毎日のルーティンに掃除を取り入れることで、無理なく整理整頓が継続できます。まずは仕事で毎日使っているものや目立つ場所をキレイにして、モチベーションを高めましょう。
ハウスクリーニングを依頼する
ごみ屋敷の状態が加速すると、キッチンや浴室・トイレやエアコンなど日常的に使用する場所の汚れは積み重なり、自分一人での掃除が難しい場合も多いです。そのような時は、一度ハウスクリーニングのプロに掃除を依頼して、徹底的にきれいにしてもらうことが効果的です。
ハウスクリーニングのメリット | ・専用道具を使って確実にきれいになる ・自分で掃除するストレスが減る ・毎日の掃除がしやすくなる |
ハウスクリーニングのデメリット | 費用がかかる 1R:30,000円~ 2LDK:60,000円~ 3DLK:100,000円~ |
ハウスクリーニングの主な作業内容は、下記の通りです。
- フローリングの掃除、ワックスがけ
- レンジフードの油汚れの掃除
- エアコンクリーニング
- 水回りのカビ・水垢の除去
この他にも、消臭・除菌サービスや壁や照明器具の掃除など、手が届きにくいところも安全に作業してくれます。
費用は、部屋の広さや汚れの程度によって異なるため、まずは見積もりを依頼することをおすすめします。
不用品回収業者に依頼する
大量のごみに部屋が占領されて、自治体での収集では、すぐに片付かないとお困りの場合は、不用品回収サービスを利用すると一気に物が減ります。
不用品回収業者では、使わない家具や壊れた電化製品、生活用品などを搬出・改修してくれます。
- 朝のごみ出しの時間は忙しい
- 自治体で回収できないごみを捨てたい
- ごみ屋敷からすぐに抜け出したい
上記のようなお悩みを抱えるケースでは特に利用する価値が大きいでしょう。
費用相場は1点あたり3,300円程度ですが、大量のごみを捨てる場合はトラック詰め放題プラン(軽トラックの場合33,000円~)の方が安く済むことが多いです。
不用品回収業者のメリット
- 不用品の仕分けや運び出しをおまかせできる
- 短時間で部屋がすっきりする
- リモートワークのスペースが確保される
- 不用品買取でお得に処分できる
不用品回収業者に依頼すると、数時間で部屋の物量が減り、テレワークの作業環境を確保することができます。ごちゃごちゃとした部屋が一気に片付くので、オンライン会議で背景を気にする必要もありません。
自治体での不用品回収は無料ですが、ルールが厳しく一度に大量のごみを排出することができないのも事実です。また、まだ使えるものなら不用品買取サービスで現金化することも可能です。
簡単に処分できない家電や大きな家具や大量の不用品があり、片付けの時間を節約したい場合は、不用品回収の利用をおすすめします。
信頼できる不用品回収業者を選ぶ際のポイント
不用品回収業者は、下記のポイントをもとに選ぶことをおすすめします。
- 料金プランが分かりやすい
- 運営先の住所や連絡先が記載されている
- 実績や利用者の口コミが良い
- 無料見積もりの内訳が明確
悪質な業者の場合、ごみを積んだ後に追加料金を請求するケースがあるため、見積もりの際に「追加料金がかからないこと」を確認すると安心です。
ごみ屋敷の場合、不用品の種類やごみの量を実際見てもらうことで、正確な見積もりができます。
まとめ:自宅のごみ屋敷でお困りの方はラクタスにおまかせください!
- 在宅勤務になってから部屋が散らかってしまった
- 毎日の仕事で疲れて、片付ける気力がない
- 職場の人にごみ屋敷の部屋がバレないか心配
テレワーク・在宅ワークでこのようなお悩みがある方は、愛知県名古屋市に拠点を持つ片付け専門業者「ラクタス」におまかせください!
ラクタスは、ごみ屋敷の清掃に実績をもち、ハウスクリーニングや不用品回収・買取だけでなく、害虫駆除・消臭などの特殊清掃も対応いたします。
夜間の回収や搬出作業も全てスタッフが行うため、手間なくスピーディーにお部屋をきれいにすることが可能です。
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