更新日:2024年8月23日
断捨離や家の大掃除をしたとき、クローゼットの中に大量のハンガーが余っていた…ということはありませんか?
服をかけるために必要なハンガーですが、頻繁に処分するものではないため、つい溜まりがちなものの一つです。
しかし、ハンガーにはさまざまな種類があり、素材によって捨て方が異なります。
いざ処分しようとすると捨て方がわからないということも。
また、大量のハンガーを一度に捨てる場合は、なるべく手間をかけず、簡単に捨てる方法が知りたいですよね。
今回はハンガーの処分方法について、詳しく解説していきます。
目次
ハンガーの種類
そもそもハンガーとは洋服を吊り下げて保管するための道具で、衣類や用途によって形、素材などもさまざまな種類があります。
まずはハンガーの種類について解説していきます。
洗濯用ハンガー
まず、ハンガーと言えばクローゼットなどにしまっておくための『衣類ハンガー』と洗濯で干す時に使用する『洗濯ハンガー』に分けられます。
洗濯ハンガーは乾きやすく、取り込みやすい工夫がされているという特徴があります。
また、見栄えよりも耐久性が重視されており、ほとんどがプラスチック製です。
衣類ハンガー
求める機能によってさまざまな種類がある『衣類ハンガー』。
素材や形を用途によって使い分けることができます。
主な素材は以下のとおりです。
プラスチックハンガー | 木製ハンガー(一部ステンレス) | ステンレスハンガー | 針金ハンガー |
プラスチック製は安価な物が多く、買い揃えやすいことが魅力。 軽くて水分を弾くため、濡れたものをかけることもできます。 |
木材ならではの質感がオシャレで人気の木製ハンガーは、 厚みがあるのでジャケットをかけるのに向いています。 |
ステンレスハンガーは錆びに強く、屋外でも使えるため洗濯用としても使うことができます。 プラスチックよりも重みがあり、少し高価になります。 |
クリーニング屋で使われ続けている針金ハンガーは、軽くて場所を取らないため、大量に衣類をかけるときには便利です。 しかし曲がりやすいため、長期間使用すると服が型崩れをする可能性もあります。 |
このほかにも、以下のような機能付きハンガーがあり、ゴムや布などの素材が使用されています。
型崩れ防止ハンガー | すべり止め付きハンガー | ボトムハンガー |
通常のハンガーよりも肩部分が幅広で丸みを帯びた形状になっており、肩の形に沿って支えることができます。 ハンガーの跡を付けず、キレイな形のまま洋服を保管したいときにおすすめです。 |
両端や肩の部分にゴムやシリコン素材、布などですべり止め加工が施されたハンガーです。 滑りやすい素材の衣類をしっかりと保持し、クローゼット内でのズレや落下を防止できます。 |
ボトムハンガーは吊り下げ式で設計されており、スカートやパンツなどのボトム衣類をキレイに保管することができます。 |
このように、さまざまな素材が使用されているハンガーですが、木製やプラスチック製のものはフックのみ金属パーツで作られているものがほとんどです。
処分の際は、素材が何かによって捨て方が異なるため注意が必要です。
【素材ごとに解説】ハンガーの処分方法
先ほどご紹介したように、ハンガーの主な素材は以下のようになります。
- 木
- プラスチック
- 金属(ステンレス・針金・スチールなど)
自治体でハンガーを処分する場合、素材によって分別方法が異なるため注意しましょう。
自治体での処分
素材ごとの分別方法は自治体によって異なりますが、主な分別方法は以下のようになります。
素材 | 分別区分 |
木製 | 可燃ごみ |
プラスチック製 | 可燃ごみ・リサイクル |
金属製(ステンレス・針金・スチールなど) | 不燃ごみ |
木製
木製ハンガーは可燃ごみで処分できる地域がほとんどです。
指定のごみ袋に入れて、収集日の朝出すようにしましょう。
ただし、木製のものでもフック部分に金属が使われている場合、金属パーツを分けて出さなければなりません。
金属のフック部分は、ペンチを使って引っ張れば取り外すことができます。
プラスチック製
プラスチック製も木製と同様に、多くの自治体では「可燃ごみ」として処分できます。
こちらもフック部分が金属の場合は取り外しをして、分けて処分するようにしましょう。
ただし、プラスチック製のハンガーの中には『プラマーク』がついているものがあり、自治体によっては「資源ごみ」扱いになることも。
例えば名古屋市では、プラスチック製のハンガーを「可燃ごみ」として収集していましたが、令和6年4月からは「資源ごみ」で回収することとしています。
お住まいの地域がどのように分別区分を設けているか確認して、処分するようにしてください。
金属製(ステンレス・針金・スチールなど)
ステンレスや針金などの金属製のハンガーは「不燃ごみ」として処分する自治体がほとんどです。
自治体によっては「金属ごみ」と指定されている場合もあります。
どちらも指定のごみ袋に入れて収集日に出しますが、ハンガーの状態によっては袋を突き破ってしまうため、作業員の人がケガしないよう紙に包むなどの配慮をすると親切です。
また、針金ハンガーはクリーニング店でもらうことも多いですが、店舗で回収してもらうことが可能です。
例えば名古屋市では針金ハンガーに限らず、クリーニング店でもらったハンガーは返却するよう推奨しています。
自治体以外でのハンガーの処分方法
クリーニング店で回収してもらう
お伝えしたように、クリーニング店でもらったハンガーは店舗で回収してもらうことができます。
回収方法は店員さんへ直接渡したり、回収ボックスへ入れたりとさまざまですので、店舗へ確認してみましょう。
例えば以下のクリーニング店では、ハンガーの回収をおこなっています。
店舗名 | 回収方法・詳細 |
白洋舎 | 店舗へ持ち込みまたは、宅配の際営業員に渡す |
ホワイト急便 | 店頭持ち込み(一部店舗・他社ハンガーは不可) |
ヤングドライ | 店頭持ち込み(10本で10円割引券がもらえる) |
ポニークリーニング | 店頭持ち込み(回収ボックスあり)(他社ハンガーOK) |
多くの店舗では「自社のハンガーのみ」回収をおこなっていますが、『ポニークリーニング』は他社のハンガーも回収してもらえます。
店舗によっては割引券の発行や、ポイントの付与といった特典があるため、利用してみましょう。
売却して処分する
ハンガーの状態によっては売って処分することも可能です。
100円ショップでも買えるような安価なものは難しいですが、未使用品や木製のジャケットハンガー、おしゃれなハンガーなどは売れるでしょう。
しかし、リサイクルショップではハンガーを買い取ってくれる店舗が少なく、売却は期待できません。
出来たとしても、「数が多く揃っている」ことや「未使用品のみ」といった条件付きであることが多くなるでしょう。
そのため「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリやネットオークションの出品がおすすめです。
このようなインターネット上のフリマサイトでは、多くの人の目に触れることができるので売却がしやすく、自宅から手軽に出品できるのが魅力です。
「ハンガーを捨てて処分するのはもったいない」と思う方は試してみるとよいでしょう。
ただし、確実に売れる保証はなく、売れるまで日数がかかった場合はその間自宅に保管しておかなければなりません。
また、売れた際の販売手数料や送料、梱包材の費用がかかることも理解しておきましょう。
寄付をする
発展途上国を支援する団体や施設では、さまざまな支援物資を受け付けており、なかにはハンガーの寄付ができる団体もあります。
ハンガー以外にも洋服や食器、おもちゃなどが寄付できるため、複数の不用品を一緒に寄付するのがおすすめです。
不用品を誰かの役に立てたいと考える方は、お近くの寄付団体を探してみるのもよいでしょう。
しかし、寄付をおこなう場合は持ち込むのではなく、郵送する場合がほとんどです。
また、配送料がかかったり、寄付金が必要だったりするため、無料で処分するのは難しいことも。
寄付団体によって受付ができる品物も違うため、事前に問い合わせておくと安心です。
不用品回収業者へ依頼
「大量にハンガーを処分したい」「分別が面倒」という方は、不用品回収業者へ依頼する方法もあります。
不用品回収業者は、トラックで自宅まで不用品を回収しに来てくれる民間の回収業者です。
ハンガー以外の不用品も回収・処分ができるため、クローゼット内の整理のついでや、家の大掃除で出たごみを一緒に依頼するとよいでしょう。
また、電話やメールで手軽に依頼ができ、回収日も自分の都合に合わせてもらえるのも嬉しいポイント。
忙しくてなかなかごみ出しができないという方は、ぜひ利用してみてください。
依頼するときのポイントは
- 事前に複数社で見積もりを取る
- 単品よりも何点かまとめて依頼したほうがお得に利用できる
- ホームページで業者の情報を確認しておく
自分で不用品を持ち出す必要がないため便利な不用品回収業者ですが、良い業者を選ぶためにはポイントがあります。
まずは事前に複数社で見積もりを取りましょう。
できればホームページなどで企業の情報を確認し、実績や料金プランを公開しているところが安心です。
業者のなかには『無料回収』を謳ったチラシを配ることもありますが、このような業者は後から高額な処分費を請求するなどのトラブルが起きるケースもあるため、注意しなければなりません。
「突然自宅に訪問してくる」「自宅の電話に営業電話がかかってきた」などの業者は悪質な業者である可能性が高いため、依頼しないよう気を付けましょう。
こんなときはどうする?ハンガーの処分の疑問
ここからはハンガーの処分についての疑問について解説していきます。
疑問①複数の素材が合わさったハンガーは必ず分別が必要?
お伝えしてきたように、木製やプラスチック製のハンガーにはフック部分やスカート・ズボンを留めるクリップ部分が金属製のものが多くあります。
自治体で処分する場合、出来る限り分別しなければなりませんが、分別できない場合はどうすればよいのでしょうか。
例えば東京都練馬区では本体が木製やプラスチック製のハンガーに金属部分があった場合、極力取り除くことになっています。
一方で静岡県湖西市は、分別できない場合『プラスチックよりも金属部分の割合が高ければ燃やせないごみ、金属よりもプラスチック部分の割合が高ければ燃やせるごみ』となっており、このように割合の多さで決められている自治体もあります。
お住まいの自治体のルールを確認し、分別するよう指示されている場合には出来る限り分けて捨てるようにしましょう。
疑問②大量にハンガーを処分したいときはどうすればいい?
クローゼットの整理をしていて大量のハンガーを処分したいという場合、ごみの日に一度にまとめて出してよいのか迷う方もいるでしょう。
多くの自治体では一度に出せるごみ袋の数が2~3個程度と決められています。
例えばハンガー以外にもごみが大量に出てしまった場合などは、数回に分けて捨てる必要があるでしょう。
もし、大量のごみを一度に捨てたいときは、不用品回収業者に依頼したり自治体のごみ処理施設へ持ち込んだりして捨てるようにします。
ごみ処理施設は各自治体に数カ所あり、営業時間内であれば自分の都合に合わせてごみを持ち込めるので、自治体のホームページで確認してみてください。
ただし持ち込み方法は車での搬入がほとんどですので、車がない方は別の方法で処分しましょう。
まとめ
今回はハンガーの捨て方についてご紹介しました。
どこの家庭にもあるハンガーですが、意外にも細かい分別が必要であることは知られていません。
正しく処分するためにも、この記事が参考になれば幸いです。
当社『ラクタス』でもご家庭やオフィスの不用品回収・処分が可能です。
ハンガーに関しても素材ごとの分別が不要で、『服と一緒に』や『タンスやクローゼット内の不用品も同時に』処分が可能です。
電話やメールから無料見積もりが依頼できますので、まずはお気軽にご連絡ください!
2024-02-27