横浜・東京を中心に全国対応のゴミ屋敷の清掃・片付け専門業者

  • 見積り無料
  • 年中無休
  • クレカ払いOK
  • フリーダイヤル0120-777-607
  • LINEで気軽にご相談
  • お問合せ
投稿日:2024年8月2日
更新日:2024年8月2日

ごみ屋敷と臭いは切っても切れない関係です。
部屋にごみや物が溜まり掃除ができていない部屋は、必ずと言っていいほど「悪臭」が漂っています。

この臭いの原因はさまざまですが、問題なのは臭いはその家だけに留まらず、近隣住民にまで及んでしまうかもしれないということ。
実際に、ごみ屋敷への苦情の多くは「悪臭」が含まれています。

家がごみ屋敷になっている場合や、すでに悪臭がしているという場合は、すぐに対策しないとトラブルに発展してしまうかもしれません。

今回は、ごみ屋敷の臭いの原因と、対策方法について詳しく解説していきます。

ごみ屋敷の臭いの原因とは

ごみ屋敷の臭いの原因は一つではありません。
多くの場合、いくつかの原因が合わさった臭いが混ざり、悪臭になります。
その臭いの原因を一つずつ解説していきます。

原因1.腐敗臭

腐敗臭とは、物が腐ったときの臭いで、ごみ屋敷では生ごみや食べかけの食品を放置することで発生します。

きちんと生ごみを捨てている家であっても、夏場やしばらくごみを捨てていないときは、ツーンと嫌な臭いがするときもあるでしょう。
ごみ屋敷の場合は、何日もごみを捨てていないことが多く、さらに食べかけの総菜やお菓子、ペットボトル飲料などが放置されていることもよくあります。
すると暑いときなら数時間、冬でも数日で腐敗が進み、腐敗臭が漂うでしょう。

この腐敗臭は不快なだけではなく、ハエやゴキブリといった害虫を呼び寄せる臭いでもあります。
そのため、その臭いにつられた害虫が寄ってきて、大量に発生することも考えられるでしょう。

原因2.生ごみの臭い

生ごみの臭いは、先ほどあげた「腐敗臭」だと思われる方も多いとおもいますが、実際は「雑菌(嫌気性微生物/けんきせいびせいぶつ)」が原因です。
雑菌は「栄養(生ごみ)」「水分」「温度」の3つの条件が揃うと活動が活発になり、生ごみを分解します。
この、生ごみを分解するときに発する物質が悪臭の原因だと言われています。

また、雑菌は「酸素が薄い状況下」でも活発化するため、生ごみを密閉性の高いビニール袋に入れていた場合でも、雑菌の分解活動が進みます。

原因3.カビの臭い

「カビ臭い」という言葉がありますが、カビの臭いは、湿気が原因でカビが発生した時に放出される特有の臭いです。
この臭いは、カビの種類や繁殖している場所、湿度などによって異なる特徴を持っていますが、すべてカビが放出する「揮発性有機化合物」によるもの。
化合物はカビが成長する際に生成されますが、悪臭による不快感だけではなく、人体に悪影響を与えることがあり、呼吸器系への悪影響やアレルギー症状を悪化させるなど、健康被害の原因にもなります。

カビは「温度」「湿度」「栄養源」の条件が揃えば季節を問わず、どこにでも発生する可能性があります。
ごみ屋敷では、敷きっぱなしの布団、置いたままの衣類、ソファやマットレスなどの布類以外にも、家具やカーテンの裏など、日当たりが悪く埃が溜まる場所にもカビが発生しているケースがほとんどです。

というのも、カビの栄養源となるのは、皮脂・あか・髪の毛・ホコリ・ダニ・食べカスなどさまざまで、汚れのほとんどをカビの栄養源とし、繁殖していきます。
こういったカビの栄養源が多く、物が多くて風通しが悪いことから湿気がこもりやすい場所であるごみ屋敷は、カビにとって発生しやすい環境だと言えるでしょう。

原因4.雑菌の臭い

雑菌の臭いとは、洗濯物の半乾き臭(雑巾のような悪臭)だと言われており、濡れたまま放置した衣類や布製品などで多く発生しています。
布類についた汗や皮脂といったタンパク質の汚れを雑菌が分解することで発生するのが、悪臭の原因です。

このように言うと、雑菌は布類にしか発生しないようにも思えますが、雑菌は家中に潜んでいます。
例えばトイレでは、排泄された尿が雑菌によって分解されアンモニアとなり、強い刺激臭となります。
また、浴室は常に水分があることや、皮脂汚れや石鹸カスといった栄養分も豊富であるため、ピンクカビを始め、雑菌やカビの温床になりやすい場所です。

原因5.害虫・害獣の糞尿の臭い

ごみ屋敷となり、生ごみや物を溜め込んだり放置したりすると、害虫や害獣が多く発生します。
特に多いのが「ゴキブリ」と「ネズミ」です。
ゴキブリは生ごみやカビなどを餌とするため、ごみ屋敷のように長い期間片付けをおこなっていない部屋には住み着いていることが多くあります。
そしてこのゴキブリを餌とするネズミもまた、ごみ屋敷にはよく見られます。

これら生き物は排泄物を出すため、家のあちこちに糞尿をまき散らしますが、これが強烈な悪臭の原因です。
特にネズミの尿には「アンモニア」のような強い刺激臭を放つ成分が含まれており、鼻につくような悪臭がします。
さらにネズミは放置されている生ごみに排泄することもあるため、そうなると生ごみの腐敗臭と糞尿の臭いが混ざり、さらに強烈な悪臭となるでしょう。

原因6.排水口の臭い

キッチンや浴室、洗面所には水を下水へと流すための排水口がありますが、長い期間掃除をしていないと排水管に汚れがへばりつき、どぶ臭いような悪臭がします。
汚れの原因となるのは場所によってさまざまですが、主に以下のようなものです。

  • キッチン… 食べカス、生ごみ、油、水アカ
  • お風呂 …髪の毛、皮脂、石鹸カス、水アカ
  • 洗濯機 …排水ホースの汚れ、洗濯槽の雑菌やカビ、水アカ
  • 洗面所 …髪の毛、石鹸カス、水アカ

通常、この臭いは排水管の一部に水が溜まることで防がれていますが、ごみ屋敷ではキッチンや浴室にも物を溜め込んでいるケースが多く、水を使用しないこともあるかもしれません。
すると排水管の内部が乾燥し、臭いが家中に広がってしまう原因になってしまいます。

原因7.ペットの臭い

ごみ屋敷であっても犬や猫といったペットを飼っている家が少なくありません。
しかしごみ屋敷や汚部屋といった物が多い家や散らかった状態でペットを飼っている場合、ペットの排泄物の処理や身の回りの世話を出来ていないということもあるでしょう。
排泄物自体も強い悪臭の原因となりますが、ペットの身体についている汗や皮脂、フェロモン臭も、独特の強い臭いを放ちます。

また、近年では「アニマルホーダー」という言葉が広がっているように、動物を集め、劣悪な環境で多頭飼育しているケースも発生しています。
このようなアニマルホーダーの人たちは、ごみ屋敷の住人がごみや物を溜め込んでしまう「溜め込み症」の精神状態と似たような部分が多く、ペットを飼える環境でなくても動物を集める行為がやめられません。

こうした状況でペットを飼うと多頭飼育崩壊となり、糞尿や餌などが放置されることも。
当然、動物たちのケアもされず悪臭が発生し、近隣住民によって通報されたり、トラブルに発展したりするおそれもあるため注意が必要です。

「臭い」が及ぼす影響は「くさい」だけじゃない

ごみ屋敷の臭いはただ臭いというだけではなく、周囲にさまざまな影響が出ることがあります。

例えば、ごみ屋敷や汚部屋に住んでいる場合、気がかりなのは周囲の住民にバレないかということではないでしょうか。
特にマンションやアパートなどの集合住宅の場合、ごみ屋敷であることがバレたら管理会社に注意を受けたり、近所の目が気になって住みにくくなったりすることがあるでしょう。

そうしたことを避けるためにも、窓は開けない、カーテンを閉めっぱなしというケースも多くあります。
しかし、そこまでしていても臭いが漏れてしまい、近隣にごみ屋敷だとバレるケースが多いのも事実です。

また、ごみ屋敷に住むひとは体臭もキツくなることがあるため、注意しなければなりません。

ごみ屋敷の主な認知方法は「近隣からの通報」が最も多い

環境省がおこなった調査によると、ごみ屋敷を認知している市町村の認知方法は「市民からの通報」が約9割で、最も多かったことがわかっています。(直近5年度(平成30年度~令和4年度)での調査)

2024年現在、ごみ屋敷を罰するような法律はまだありませんが、相次ぐゴミ屋敷関連のトラブルへの対策として、『ごみ屋敷条例』を制定する自治体が増えているのをご存じでしょうか。
こうした自治体での対策がされていることもあり、近所にごみ屋敷があるとわかったときや、実際に被害がある場合には近隣住民によって通報されていることも多いのです。

通報の内容は、やはり悪臭や害虫の発生などが多いです。
近くに住んでいる人にとって、悪臭が漂ってくることや害虫の発生は迷惑でしかありません。
特に集合住宅では家同士が近いこともあり、「窓を開けると臭う」「隣室から異臭がする」という苦情によってごみ屋敷が発覚するケースも多いでしょう。

こうした苦情は自治体だけではなく、マンションの管理会社や大家さんへ伝わることも多く、ごみ屋敷だとバレる原因になります。

ごみ屋敷の住人は「体臭」もキツイ?

ごみ屋敷に住んでいる人のすべてが臭いというわけではありません。
しかし、高い確率で、ごみ屋敷に住む人の体臭は「臭い」とも言われています。
そして住人はいつも悪臭がする環境に住んでいるため、この臭いにあまり気付いていない、慣れてしまっていることがほとんどです。
そのため、実は職場や学校などでは「臭い」と思われている可能性も十分にあるのです。

ではなぜ、ごみ屋敷に住むと体臭も臭くなってしまうのでしょうか。

まず、ここまでお伝えしてきたように、ごみ屋敷自体がさまざまな悪臭の根源となっています。
悪臭は、衣類や身体に移る可能性がありますし、ごみ屋敷という環境のなかで生活しているため、洗濯や入浴が不十分になっていることも原因となるでしょう。

ごみ屋敷を改善しない限り体臭は消えない可能性が高く、すでに臭いによって周囲にバレているという人もいるかもしれません。

臭いを取り除く方法

ごみ屋敷ではなくても、家の臭いが気になるという人は多いのではないでしょうか。
特に夏場では、普通に生活していても生ごみ臭や腐敗臭がするということがよくあります。

臭いを取り除く方法をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。

ステップ1.まずはごみを片付ける

一番先におこなうことは「臭いの根源となるもの」を片付けることです。
ごみ屋敷であれば多くの臭いの根源がありますが、たくさん物やごみを溜め込んでしまった場合は、何から捨てて良いかわからないという人もいるかもしれません。
そこでまずは、明らかにごみだと言えるものを処分していきましょう。

それは以下のようなものです。

  • 生ごみ(食べ残しや腐った食べ物)
  • 食べたあとの弁当やインスタント品などの空き容器
  • 飲み終えたペットボトルや空き缶
  • 使っていない調味料や食材
  • ごみ箱やごみ袋に入れっぱなしのごみ

これらは自治体で処分する場合、「可燃ごみ」や「資源ごみ」、「燃えないごみ」などで分別しなければなりません。
特に食品トレーやプラスチック製容器、缶やビン、ペットボトルなどは自治体によって細かく分別され、リサイクルされるものもあるため正しく捨てるようにしましょう。

また、食べ残しや食材などの生ごみは可燃ごみとなりますが、そのまま袋に入れると収集日まで臭ったり、捨てたあとにカラスに荒らされたりするため対策しておくのがおすすめです。

お伝えしたように、生ごみの嫌な臭いの原因は雑菌であり、雑菌が活発になるのは「栄養(生ごみ)」「水分」「温度」の条件が揃ったときです。
生ごみを捨てる場合は水分をよく切って、新聞紙に包んだりや空の牛乳パックに入れたりして捨てると臭いが軽減されます。

ステップ2.拭き掃除と換気をする

ごみを捨てたあとは、床の掃除と換気をおこないましょう。
換気は始めにおこなうのもよいですが、あまりに臭いがある場合だと近隣から苦情が出ることもあるため、まずはごみを取り除いてから空気の入れ替えをするのがおすすめです。

次に床の掃除ですが、長い間物やごみが溜まっていた部屋では、ごみから出た液体や汚れがフローリングやカーペットに染みついていることもよくあります。
また、ゴキブリやハエなどの害虫が発生していた場合は、その死骸や糞や卵などが落ちていることも。

床が汚れていると作業がしづらいだけではなく、臭いが残ってしまうため早めに掃除をしましょう。

拭き掃除は以下の手順で進めていきます。

  1. 雑巾や洗剤、ビニール手袋などの掃除用具を用意する
  2. 中性洗剤を使い、濡れ雑巾で床を拭いていく
  3. 仕上げによく洗った雑巾でもう一度拭く

一般的に、床掃除の洗剤には、中性・酸性・アルカリ性がありますが、床材に合っていない洗剤を使うとコーティングが剥がれたり床を傷つけてしまったりする恐れもあります。
床がひどく汚れていると強い洗剤を使用したくなりますが、床材に合った洗剤を使うようにしましょう。

どの洗剤を使えばよいかわからない場合は、目立たない場所で洗剤を試してみるか、中性洗剤を使うのがおすすめです。

ステップ3.カビを除去する

カビは繁殖場所に根を張り、成長すると新たな胞子を飛ばして広がってしまいます。
ごみ屋敷や汚部屋はカビが発生しやすい環境にあるため、早めに除去をするようにしましょう。

カビの除去は、発生場所によって対処方法が異なります。

 

水回りのカビの除去

水回りでよく見られるのは、ピンク色のヌルヌルしたぬめりや、黒いシミのようになる「黒カビ」。
ピンクのぬめりは酵母菌の1種でカビではありませんが、黒カビのエサになるため、一緒に除去しましょう。

【用意するもの】

  • 塩素系漂白剤
  • ゴム手袋
  • スポンジ

【手順】

  1. カビが生えている場所に塩素系漂白剤を散布
  2. 乾燥しないように上からラップをかけ浸透させる
  3. 1時間ほど放置してラップを剥がし、シャワーで洗い流す
    (カビ汚れがひどい場合、カビ部分を軽くこする)
  4. 残った水滴を拭い浴室内を乾燥させる

塩素系漂白剤をかける前に汚れた箇所が濡れていると効果が薄くなってしまいます。
必ず乾燥させたあとに作業をしてください。
また、塩素系漂白剤は刺激が強いため、ゴム手袋やマスクを着用し、換気をすることを忘れないようにしましょう。

 

フローリングや畳のカビの除去

フローリングや畳に黒い点々や黒ずみがあればカビの可能性が高いでしょう。
水回りとは違い、部屋の中であるフローリングや畳のカビの除去は、よく晴れて空気が乾燥している日の「午前中」におこなうのがおすすめです。
換気をしながら掃除をすることで、カビの胞子を部屋から出すことができます。

【用意するもの】

  • 掃除機(畳の場合)
  • つまようじや歯ブラシ(畳の場合)
  • アルコール除菌スプレー(アルコール70~80%程度)
  • 乾いた雑巾
  • ドライシート(フロアワイパーがあるとラク)
  • ゴム手袋

【手順】

  • 掃除機や歯ブラシ、爪楊枝を使ってカビを取り除く(畳の場合)
  • アルコール除菌スプレーをかける
  • 20~30分放置してから雑巾で拭きとる
  • ドライシートで乾拭きをおこなう

アルコール除菌スプレーは畳やフローリング材を変色させる可能性もあるため、掃除の前に目立たない場所で試してみるようにしてください。
また、フローリングの場合、アルコール除菌スプレーだけではカビの除去ができないこともあるため、そのようなときは専用の「カビ取りスプレー」を使いましょう。

 

天井、窓、壁などのカビの除去

天井や窓、壁には湿度が高すぎて発生する青カビや、結露が生じて発生しする黒カビなどがあります。
これらは日当たりの悪い部屋や、カーテンを閉めっぱなしにしている窓などによく見られます。

【用意するもの】

  • 中性洗剤
  • 酸素系漂白剤
  • 雑巾
  • ゴム手袋

【手順】

  1. カビが生えている場所を中性洗剤を含ませた雑巾で拭く
  2. 酸素系漂白剤をキッチンペーパーに染み込ませ、カビの場所に貼り付ける
  3. 30分放置した後に水拭きして乾燥させる

壁や天井は、水回りで使用した「塩素系漂白剤」を使用すると色落ちしてしまうおそれがあります。
そのため、、まずは中性洗剤で掃除をし、落ちなければ「酸素系漂白剤」を使って除去するようにしてください。

窓枠のゴムパッキンには塩素系漂白剤が使えるため、同じように中性洗剤を試した後、落ちなければ塩素系漂白剤を使用して除去しましょう。

ステップ4.臭いが付いた衣類、布類を処分する

ごみ屋敷や汚部屋に大量にりがちなのが衣類や布類。
長い間着ていない衣類や、洗っていない布団や毛布、カーテンなど、これらには臭いが染みついていることがほとんどです。
洗って臭いを除去することも可能ですが、カビや汚れの付着がひどい場合には処分するようにしましょう。
また、着ていない衣類は思い切って処分すれば、持ち物を減らすよい機会になります。

マットレスやソファなど、大きなもので処分が難しい場合、以下の方法で臭いを除去することも可能です。

【マットレス・布製ソファの臭いの除去方法】

  1. 掃除機でごみを吸い取る
  2. 全体に重曹をまんべんなくまく
  3. 数時間~1日放置する
  4. 重曹を掃除機で吸い取る
  5. ぬるま湯で湿らしたタオルで拭き取る
  6. しっかり乾かす

重曹には脱臭効果や汚れを吸着する働きがあるため、ある程度ならこれで効果があるでしょう。
ただし、こちらもカビや汚れが付着している場合は、健康被害が起きる可能性もあるため処分しましょう。

ステップ5.排水口を掃除する

排水口が臭うときは、まずは5分程度水を流しっ放しにしてみましょう。
臭いの原因のところでお伝えしたように、排水管の内部が乾燥すると排水口から悪臭がする場合もあります。
その上で、排水口のごみ受けや、排水管内部の臭いを取っていきます。

【用意するもの】

  • 重曹1カップ
  • クエン酸小さじ2杯
  • 60℃程度のお湯1カップ
  • スポンジ
  • 歯ブラシ
  • ゴム手袋

【手順】

  1. スポンジや歯ブラシで排水口の埃やごみを取り除く
  2. 重曹1カップを排水口にまんべんなくふりかける
  3. お湯1カップにクエン酸小さじ2を溶かしたクエン酸水を作り、重曹にかける(発泡しますが無害です)
  4. 30分放置する
  5. 水で洗い流す

最後に60℃以上のお湯を2〜3分程度流すと殺菌効果があり、その後の臭い防止に繋がります。
また、排水管のつまりが気になる方は、パイプユニッシュなど市販の排水口用洗剤を使ってしましょう。

ステップ6.ペットや害獣の臭いが気になる時の対処法

家にペットがいる場合や、ネズミのような害獣による悪臭で悩んでいる人には、次の方法がおすすめです。

【用意するもの】

  • クエン酸(または穀物酢)
  • スプレーボトル
  • キッチンペーパー
  • 雑巾
  • ゴム手袋

【手順】

  1. クエン酸水を作る(スプレーボトルにぬるま湯500mlとクエン酸もしくは穀物酢を大さじ1入れて混ぜる)
  2. 糞尿など汚れが染み込んだ場所にキッチンペーパーを置き、クエン酸水をかける
  3. キッチンペーパーで拭き取ったあと、再度雑巾で拭き取る

動物の臭いのなかで強い悪臭になるのは主に糞尿です。
ペットも害獣であるネズミも糞尿をしますが、動物の糞尿はアンモニア臭のような強い刺激臭がするのが特徴で、放置すると次第に臭いが強くなっていきます。

このアンモニア臭を抑える働きのあるのがクエン酸です。
臭いを抑えられるだけではなく、天然の酸味成分でできていることからペットやお子さんのいる家庭でも安心して使えるのもメリットの一つです。

また、ネズミや害虫の糞尿や死骸の掃除をする場合、最後に除菌・消毒をすることをおすすめします。
アルコールスプレーをかけて雑巾で拭き取るのがよいですが、病原菌、寄生虫による二次被害が起こる可能性もあるため、自分では難しいと感じたら業者へ依頼するようにしてください。

ステップ7.エアコンの清掃をする

エアコンはどこの家庭でも定期的に掃除をしなければ、使用中にモワーっとした嫌な臭いが出てきます。
その原因の多くは溜まったカビや埃ですが、そのほかにも人の汗(体臭)、ペットのニオイ、料理に使う油、タバコのヤニといった生活の臭いが蓄積することによって、嫌な臭いが出てくるというわけです。

さらにごみ屋敷や汚部屋に住む人はほとんど、エアコンの内部の掃除をしていません。
業者を呼ぼうにも、部屋の中を見られたくないことや、面倒だからといった理由で放置していることも。
しかし掃除をしていないエアコンは、運転すると悪臭が部屋中に広がり咳が出ることや、電気代が高くなったり故障したりするおそれがあるため、早めに対処しましょう。

【用意するもの】

  • マスク
  • 新聞紙
  • 掃除機

【エアコンのフィルターを掃除する手順】

  1. エアコンの電源を切り、上部のフィルターを取り外す(取り扱い説明書で確認)
  2. フィルターの表面に掃除機をかけてホコリを吸い取る
  3. フィルターを水洗いする
  4. 新聞紙などの上でよく乾燥させてから元に戻す

【エアコン内部のカビを除去する手順】

  1. 窓を全開にする
  2. 暖房モードで運転を始める
  3. 可能な限り高温に設定する(通常機種は30℃くらいまで)
  4. 窓全開・暖房モードで30℃に設定したまま、1時間運転を続ける

この作業でカビ菌の繁殖が抑えられ、カビ臭は軽減されますが、内部に汚れやカビが大量に付着している場合は根本的に解決するよう掃除が必要です。

自分で対処できない場合は業者へ依頼を

ここまでごみ屋敷の臭いへの対策方法をお伝えしてきました。
読んでわかる通り、臭いの原因は複数あり、それぞれに適切な対処をしなければなりません。
個人でおこなうのは大変な作業であり、時間や労力がかかるでしょう。
それでも確実に対処ができていなければ、臭いが取り切れなかったり、すぐに再発したりする可能性もあります。

手間をかけず、確実に臭いを除去するためには業者へ依頼するのがおすすめです。

おすすめなのは「特殊清掃」技術のある業者

「特殊清掃」は、通常の清掃で汚れや臭いを落とすのが難しい部屋を掃除することです。
専用の薬剤や道具を使い、素人では落とすことができない臭いまでも完全に除去することができます。

特殊清掃と言うと、犯罪現場や孤独死のあった現場の清掃をイメージする人も多いですが、ごみ屋敷でも利用する人がたくさんいます。
ごみ屋敷では長年蓄積された汚れや臭いがあるほか、害虫や害獣による糞尿や死骸から出た体液、カビが付着していることが多く、特殊清掃技術でなきと落とせないことも。

また、殺菌、消毒、消臭に高い効果を得られるため、ハウスクリーニングとはまったく別ものの、特別な掃除と言えるでしょう。

特殊清掃のあるごみ屋敷清掃業者へ依頼するメリットとは

特殊清掃のある業者はごみ屋敷清掃をおこなっていることも多いです。
このような業者へ依頼するメリットは複数あるため、ご紹介します。

 

メリット1.ごみ・不用品の処分をしてもらえる

家の臭いを除去する手順でもお伝えしましたが、まず最初におこなわなければならないのは「ごみ・不用品の撤去」です。
臭いの原因であるごみを家から処分しなければ、臭いを除去できないばかりではなく、部屋の掃除もできません。
とは言え、大量にごみや不用品がある場合は、これらを分別し、それぞれ自治体での回収日に出す必要があります。
もしカーテンや家具に汚れやカビが付着している場合、一つずつ捨てていくのはかなり時間や手間を要するでしょう。

業者へ依頼すれば、一度に大量の不用品を処分することができるうえ、部屋からの搬出や家具の解体なども同時におこなってもらえます。

 

メリット2.害虫の完全駆除が可能

ごみ屋敷や汚部屋でよく見かける害虫ですが、部屋を掃除するには同時に害虫駆除もしなければなりません。
しかし、害虫はあっという間に繁殖してしまうため、市販の殺虫剤では完全に駆除できないこともあります。

例えばネットショッピングで段ボールを溜め込んでいる場合、そこへゴキブリが卵を産み付けて数百匹以上になっていたケースも。
このような現場でも、業者は特殊な薬剤を使用して駆除をおこなうため、卵から成虫まで完全に駆除することができます。

 

メリット3.臭いを完全に消すことが可能

特殊清掃業者は「オゾン脱臭機」と呼ばれる、強烈なニオイも除去できる専用機器を持っていることが多いです。
この装置は臭いの分子、細菌、ウイルスと反応して、効果的に分解します。
また、オゾンは気体なので部屋の隅々まで届き、均一な脱臭効果が期待できる優れた装置です。

こうした機材や専用の薬剤、技術を持ったスタッフによって壁や床に染みついた臭いも完全に取り除くことができるでしょう。
それでも除去できない場合は、床材や壁紙の張り替えを依頼できることもあります。

 

メリット4.消毒もできるから安心

悪臭がするほどひどく汚れた部屋は、不衛生な状態になっています。
業者へ依頼した場合、除菌や消毒もプランに入っていることが多いため、その後の生活も安心です。

業者では噴霧器で薬剤を散布して部屋全体を消毒するなど、プロならではの方法で作業し、確実に消毒することができます。
ここまで徹底しておこなうのは個人では難しいため、業者へ依頼する大きな魅力でしょう。

ごみ屋敷や汚部屋の消臭・清掃は「ラクタス」へおまかせ

今回はごみ屋敷の「臭い」について、詳しく解説してきました。
臭いの原因はさまざまですが、これらすべての臭いの「元」を取り除き、掃除するのは大変な作業です。

また、長い期間掃除をしていなかった場合は、壁や床材についた汚れが取れず、掃除をしても部屋が臭い…ということも少なくありません。
確実に臭いを除去したい場合や、手間や時間をかけずに部屋をキレイにしたい場合は、業者へ依頼するのがおすすめです。

当社『ラクタス』はごみ屋敷専用の清掃業者です。
特殊清掃も可能で、オゾン脱臭機などの専門機材もご用意し、確実に臭いを除去できます。
そもそも特殊清掃はできる会社が少ないことから費用が高くなりがちですが、ラクタスではトラック巡回の効率化やリサイクルの徹底などでコストを抑え、利用しやすい低価格を実現。
まずは無料見積もりだけでも、お気軽にお問い合わせください。

2024-04-22

Pocket

匿名でOK!LINEでカンタン!無料の概算見積り

対応エリア:東京、神奈川、埼玉、千葉・出張無料でお見積りに伺います

今すぐお問い合わせ下さい

ゴミ屋敷の片付け・掃除専門ラクタス

0120-777-607 受付9時~20時 年中無休

メールでのお問い合わせ

対応クレジットカード