更新日:2023年1月20日
家の中を掃除したいけどそもそも何を準備すればいいのか分からない
キッチンやトイレ、お風呂などの掃除でそれぞれ準備するものが知りたい
とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
お家の片付けをする際には前もって掃除に必要な道具を準備しておくことで効率的に作業が進められます。
そこで、この記事では片付けのプロがおすすめする掃除道具を場所別で紹介していきます。
キッチン、お風呂など、それぞれの場所で必要になる道具を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
掃除を上手に進める3原則
まずは掃除を上手に進める方法について紹介していきます。
これまであまり掃除をしっかりやったことがないという人や、どこから手を付けていいのかわからないという方も多いと思います。しかし、掃除には効率的に進めるための原則があります。
そこでここでは以下の3つの掃除の原則を紹介します。
- 上から下へ
- 奥から手前へ
- 拭き掃除は下から上へ」という
上から下へ
一つ目は、掃除をする順番は「上から下へ」という原則になります。
上から下へ掃除をするべき理由としては、ホコリやゴミがは上から下へ落ちていくからです。例えば、最初に1階の部屋を掃除してから2階の部屋を掃除すると、2階のゴミやほこりが1階に落ちて、せっかくきれいになった部屋がまた汚れてしまいます。こうなってしまうと、もう一度1階の部屋を掃除しなくてはいけません。
また、同じ部屋の中でも、まず天井の掃除をしてから床の掃除をするなど、二度手間にならないように「上から下へ」という流れは守るようにすると効率的に掃除ができるようになります。
奥から手前へ
次は「奥から手前へ」という原則です。
こちらの原則も「上から下へ」という原則と同じように二度手間をなくすためのものになります。部屋が複数ある場合は、奥の部屋から手前の部屋へという順番で掃除をするようにしましょう。特にワックスをかける場合などは、手前の部屋から掃除をしてしまうとフローリングが乾くまで外に出られないということにもなりかねません。
掃除をする場合は出口から遠い部分から掃除をしていくことで、一度掃除をした部分を踏まなくて済みます。
拭き掃除は下から上へ
壁の拭き掃除や洗剤を使う場合は、逆に下から上へという流れで行います。
理由としては、上の方から洗剤をつけて拭き掃除をしようとすると液が垂れてしまい、材質を傷めてしまう可能性があるからです。壁を掃除する際には下の部分から始めることで、材質を傷めてしまってもあまり目立たないにようにできます。
また、壁の掃除をする際には、壁の素材に合った洗剤なのかということは前もって確認しておくことは重要です。
キッチン汚れの種類と掃除道具
次にキッチンの掃除についても紹介していきます。
キッチンの掃除は水回りの掃除だけでなく、油汚れの掃除もしなくてはいけません。また、油汚れはキッチンのシンクにできる水垢や石鹸かすなどの汚れとは別の洗剤を使用する必要があります。
そこで、ここではキッチンの汚れの種類と掃除道具を紹介します。
キッチン汚れの種類
まずはキッチンの汚れの種類について紹介していきます。
キッチンは他の場所に比べて汚れの種類が多いのが特徴です。せっかく掃除を始めても、汚れの種類が分かっていないまま効果のない洗剤などを使っていてはいつまでたっても汚れは落ちません。
ここでは、キッチンの汚れの中でも代表的な以下の3つを紹介していきます。
- 油汚れ・焦げ付き
- 水垢・石鹸かす
- 雑菌・カビ
①油汚れ・焦げ付き
まずキッチン特有の油汚れ・焦げ付きですが、これは料理中にはねた油が原因です。
主にコンロや換気扇など、油を使った料理をする場所の周辺で発生しやすい汚れになります。軽い汚れであれば台所用洗剤で十分ですが、油汚れを放置してしまうと酸化してこびりついてしまうため簡単には落ちません。そんな時にはアルカリ性の洗剤が効果的です。
アルカリ性の洗剤としては重曹やセスキ炭酸ソーダが肌にも優しいためおすすめです。
②水垢・石鹸かす
シンクについている白い汚れは水垢です。水垢は水道水に含まれるミネラルが固めってカルシウムとなったものでなので、アルカリ性の性質を持ちます。水垢は放置してしまうとシンクにこびりついて研磨剤などが必要になってしまうので、週に1回程度は掃除をしておきたいですね。
アルカリ性の汚れに対しては酸性の洗剤が効果的で、クエン酸や水回りティンクルがおすすめです。
③雑菌・カビ
まな板やふきん、冷蔵庫などは雑菌やカビの繁殖に注意が必要です。特に冷蔵庫などは家電は掃除がおろそかになりがちですよね。頻繁に掃除をする必要はありませんが、年に一回ほど冷蔵庫の中身を取りだして大掃除をしておきましょう。
雑菌やカビの対策としては漂白剤やアルコールが効果的です。定期的に除菌を行うことで臭いの原因を断ち切ることができます。
キッチンの掃除道具
次にキッチン掃除の道具を紹介していきます。
キッチンの掃除は水垢、油汚れ、石鹸かすなど様々な汚れがあるので、種類によって洗剤を使い分けるのがポイントです。
ここではキッチンの掃除に欠かせない以下の3つの掃除道具を紹介していきます。
- 酸素系漂白剤
- 酸性洗剤
- アルカリ洗剤
①酸素系漂白剤
酸素系漂白剤はガスコンロの掃除に使うことができます。特にオキシクリーンは「オキシ漬け」という言葉があるほど漬け置き掃除には効果的。
お湯に酸素系漂白剤を溶かして、ガスコンロのパーツを漬けておくだけで汚れが浮かび上がってきます。
オキシクリーンはアメリカをはじめ、世界中で販売されている漂白剤です。キッチンだけでなく洗濯やお風呂場でも使えて、お掃除においては活躍の範囲が広いのが特徴です。
公式サイトでも様々な使い方が公開されています。
キッチンで使うならおすすめはオキシ漬けという使い方。その言葉の通り、お湯に溶かしたオキシクリーンに油汚れのついてしまったコンロのパーツなどを漬けておくだけ。
頑固な油汚れも酵素の泡が汚れをしっかりと落としてくれます。手間暇かけずきれいにしてくれるのもうれしいポイントですね。
②酸性洗剤
酸性洗剤はシンクの水垢などに効果を発揮します。
特に排水溝まわりのヌメリやシンクの汚れなどには酸性洗剤を使用するのがおすすめです。
弱酸性のティンクルはシンクの水垢などに効果的で、特に排水溝の汚れに効果を発揮します。ティンクルには排水溝の悪臭を防ぐ特殊抗菌剤を配合されていて、排水溝内の悪臭を防止しています。
またティンクルにはお酢の酢酸という成分が含まれており、水垢や石鹸かすを水に溶けやすい成分に分解しているので、キッチンだけでなく洗面所などの水回りで大活躍してくれます。
③アルカリ洗剤
アルカリ洗剤は油汚れや焦げ付きを落とす際に効果的で、重曹とセスキ炭酸ソーダの2つがおすすめです。
重曹とセスキ炭酸ソーダはどちらもアルカリ性の高い洗剤ですが、セスキ炭酸ソーダは重曹に比べて水に溶けやすいため、スプレーにして使用する方法が一般的です。また重曹は研磨力があるため、磨いて掃除をしたい場合は重曹を使うのがいいでしょう。
重曹の激落ちくんは安心の日本製です。公式サイトでは、レンジの天板やガスレンジの受け皿には重曹の粉を振りかけて、スポンジでこすり落としをするのが効果的と紹介されています。
他にも鍋の焦げ落としや魚焼きグリル、三角コーナーなどにも効果的ですが、水垢やべとべとした油汚れには向いていないようです。
セスキ炭酸ソーダはロケット石鹸のセキス炭酸ソーダスプレーがおすすめです。最初からスプレータイプになっているため使いやすく、コストパフォーマンスも優れています。
界面活性剤不使用で、手も荒れにくくお掃除に際には一つ用意しておくといいでしょう。
お風呂汚れの種類と掃除道具
次にお風呂の掃除についても紹介していきます。
お風呂もキッチンと同じように様々な種類に汚れがあり、それにあった洗剤を用意しておく必要があります。また、お風呂は浴槽だけでなく床や天井、壁など、掃除をしなくてはいけない範囲が広いという特徴があります。そのため、掃除を楽にするためのブラシやスポンジは必須です。
ここではお風呂の汚れの種類とお風呂掃除に欠かせない掃除道具を紹介していきます。
お風呂の汚れの種類
まずはお風呂の汚れの種類を紹介していきます。
お風呂の汚れには水垢やカビのほかに特徴的なものとして皮脂汚れなどがあります。掃除を始める前に汚れの種類を知っておくことで掃除に活かせるようにしましょう。
ここではお風呂の汚れの中でも代表的な以下の3つを紹介します。
- カビ
- 皮脂汚れ
- 水垢・石鹸かす
①カビ
黒カビはゴムパッキンや浴室の隅などに発生します。お風呂の中は湿度や温度が高く、石鹸汚れなどの栄養もあるためカビが繁殖しやすい環境です。
お風呂場の黒カビは放っておくと洗剤ではなかなか落ちなくなるので、漂白剤を使うようにしましょう。また、ピンク色のヌメリは黒カビと同じ原因で発生場所も同じですが、正体はロドトルラという酵母菌です。
ピンクのヌメリが出てきたらカビがで繁殖しやすい環境だというサインにもなるので、換気扇をまわす、水滴を取り除くなどの対策を早めに行いましょう。
②皮脂汚れ
皮脂汚れは人が身体を洗ったときに落ちる垢や皮脂の汚れです。ぬるぬるとしているのが特徴で、酸性の汚れになります。そのため、掃除にはアルカリ性の洗剤や重曹が効果的です。
特に重曹は安くて安全性が高いのでおすすめです。
③水垢・石鹸かす
水垢は鏡や壁、蛇口などについているうろこ状の汚れのことを指します。
水垢の主成分は水道水に含まれるカルシウム、マグネシウム、ケイ素などのミネラル類で、水道水が蒸発した際に残ったものが水垢になります。水垢が付いたらすぐこするなどで対処すれば問題ありませんが、時間がたってしまうと落とすのが難しくなってしまいます。
水垢はアルカリ性の汚れになるので、酸性の洗剤で落とすことができますが、こすって落とすと鏡のコーティングがはがれてしまう可能性もあるので、プロの業者に依頼するのもおすすめです。
お風呂の掃除道具
次にお風呂の掃除道具を紹介していきます。
浴槽から床、天井まで広い範囲を掃除しなくてはいけないお風呂の掃除においては、ブラシやスポンジが重要です。
ここからはお風呂の掃除に欠かせない道具の中から特に重要な以下の3つそれぞれ紹介していきます。
- 洗剤
- ブラシ
- スポンジ
①洗剤
まず洗剤の選び方として重要なのが、「酸性」「アルカリ性」「中性」などの液性です。
アルカリ性の洗剤は黒カビ、さびなどの酸性の汚れ、酸性の洗剤は水垢、赤カビなどアルカリ性の汚れを落とすのに使用します。中性洗剤はどちらの汚れにも使うことができますが、頑固な汚れはあまり得意ではありません。なので、基本的には便利な中性洗剤をメインに使いつつ、頑固な汚れようにアルカリ性と酸性の洗剤を持っておくのがおすすめです。
黒カビを落とすならこれというアルカリ性の洗剤。カビの根の奥まで浸透して、黒カビをすっきりと落としてくれます。ゴムパッキンにつきやすい黒カビやピンクのヌメリなどを落としてくれるだけでなく、臭いの原因である菌やバクテリアの除菌までしてくれます。
さらに、黒カビができてからだけではなく、黒カビができる前にも使うと、表には出てきていなくても着々と成長しているカビの原因菌を退治できます。
本体だけでなく、詰め替え用も売っているのでお家に常備しておきたいですね。
スクラビングバブルは酸性洗剤で石鹸かすに強いと書いてあるだけあり、石鹸かすの除去には効果的です。壁や洗面器などに吹き付けてブラシやマイクロファイバークロスなどでふき取ると、きれいになります。
一方で水垢などにはあまり強くないため、他の洗剤と使い分けるのがおすすめの使い方です。
中性洗剤のバスマジックリンは効果・香り・値段ともに高い評価を受けています。中性洗剤のためピンク汚れだけでなく黒カビに効果的で、洗面器・イス・壁・床など浴槽内全体に使用できます。
使い方は洗剤を吹き付けて20~30秒待って洗い流すだけ。酸性洗剤やアルカリ洗剤に比べると洗浄力という点で劣っていますが、普段のお掃除用として一つ持っておくと便利です。
②ブラシ
ブラシはお風呂の天井や床など溝がある部分で使用します。ブラシの種類としては柄のついたタイプとハンディタイプの二つがあります。
柄のついたブラシは天井などの遠い部分の掃除にも使えるほか、浴槽を掃除する際には腰をかがめる必要がなくなるので楽に掃除をすることができるというメリットがあります。一方で柄が長いと力を入れるのが難しくなるため、こびりついた汚れをごしごしとこすって落とすのは向いていません。
ハンディタイプのものは力が入れやすいため、タイルの溝などにある頑固な汚れに使うと効果的です。
どちらもお風呂の掃除には欠かせないものなので、掃除を始める時には2種類とも用意しておきましょう。
ベルソスのバスブラシは長さ調節が可能で、ハンディタイプとスティックタイプの使い分けが可能です。また、長さだけでなくブラシの種類も変更できるのが嬉しいところ 。
ブラシは以下の3種類あります。
- ワイドブラシ
- デッキブラシ
- コーナーブラシ
ワイドブラシは泡立ちやすく、浴槽の床や天井など広い部分の掃除に適しています。デッキブラシは床などの硬い部分をこするように洗いたい場合に効果的です。3つ目はコーナーブラシで浴槽の隅などの細かい部分の掃除もできます。
電動で長さ調節やブラシの変更もできるベルソスのバスブラシは一つ持っておくだけでお風呂の全体を掃除できる優れものです。
③スポンジ
浴槽や洗面器などの掃除にはスポンジを使用します。
スポンジの選び方としては
- ハンディタイプ
- 柄付きタイプ
かが一つ目のポイントです。
ハンディタイプは力を入れてこすることができるので、一部分を重点的に掃除したい時などに有効です。一方で柄がついているタイプは天井から床まで一本で掃除ができてしまうので、かがむのがつらい、動きが大きくなると大変などのお悩みを抱えている方におすすめです。
次にスポンジの素材も選ぶときには確認するようにしましょう。スポンジの素材は大きく以下の2つに分類できます。
- ウレタン・ナイロン製
- アクリル・メラミン製
ウレタン・ナイロン製はオーソドックスなスポンジでウレタンの部分は泡立ちがいい一方で、ナイロンの部分はざらざらとしているのが特徴で、頑固な汚れを落とす際に使います。
アクリル・メラミン製のスポンジの特徴は水だけで汚れが落とせるという点です。有名なものだと激落ちくんなどがあります。こすって汚れを落としていくため、蛇口などの金属部分には使っても問題ありませんが、浴槽などに使うと傷をつけてしまう可能性があるので注意が必要です。
3Mは柄の部分が伸縮自在な上に、先を付け替えることでブラシにもスポンジにもなる優れものです。柄のついたスポンジとしてお風呂の天井や壁を洗うのもでき、ハンディタイプのスポンジとして蛇口などの細かい部分をしっかりと磨くといった使い方ができます。
先端に付けるスポンジも用途によって6種類のスポンジを使い分けることができるのも大きな特徴になります。例えば目地洗い用スポンジはタイルの目地にフィットするように作られていたり、メラミン素材を使用しているスポンジがあったりするので、上手に使い分ければこれ一つでお風呂の中を丸ごと掃除できます。
トイレ汚れの種類と掃除道具
次にトイレの汚れの種類とおすすめの掃除道具を紹介します。
トイレは他の場所と比べて汚れてしまうのが早いため、日常的な掃除の習慣も大切になります。特にこれから紹介する黒ずみや黄ばみといった汚れは放っておくと悪臭の原因となるため、しばらく掃除をしていてないという人は早めに対処するようにしましょう。
ここではトイレの汚れの種類と掃除道具について紹介していきます。
トイレ汚れの種類
まずはトイレの汚れの種類を見ていきます。
トイレの汚れの原因は主に尿や便で、特に尿が飛び散ったりこびりついたことによる汚れがほとんどです。汚れは便器のフチや便座の裏が一番多いですが、床や壁も汚れが付きやすいので注意が必要です。
トイレの汚れは大きく以下の2つに分けられます。
- 黒ずみ
- 黄ばみ
①黒ずみ
黒ずみの正体はカビで、湿気の多いトイレは絶好の繁殖場所になっています。トイレ掃除をさぼっていると便器の中に黒い輪ができるため「さぼったリング」とも呼ばれています。
黒ずみは見た目が汚いうえに悪臭の原因になるので、早めに対処する必要があります。
黒ずみの掃除におすすめなのはアルカリ性の洗剤になります。特にセスキ炭酸ソーダはアルカリ性が強いため、汚れがこびりついてしまっている場合には効果的です。
②黄ばみ
黄ばみの原因は尿石と呼ばれるもので、尿に含まれるカルシウムなどが固まったものになります。尿石は放っておくと固まってこびりついてしまうので、簡単には落ちません。
さらに、一度尿石ができるとその後はより汚れやすくなるため、尿石ができたら早めに対処する必要があります。尿石を落とすのおすすめなのは酸性洗剤かクエン酸になります。
トイレ掃除の道具
次にトイレの掃除道具を紹介します。
トイレ掃除においてトイレシートは便器や便座を拭くだけでなく、壁や床などを拭く際にも活躍するため、後悔をしないように選ぶときのポイントを押さえておきましょう。
トイレの掃除道具は以下の3つがメインになります。
- トイレブラシ
- シート
- 洗剤
①トイレブラシ
トイレブラシを選ぶ際には使い捨てかどうかと形状という2つのポイントから選ぶようにしましょう。
使い捨てのトイレブラシは掃除をした後にそのまま流せるので使いやすい反面、頑固な汚れを落とすのには向いていないという特徴があります。一人暮らしでそこまでしっかりと掃除をしない、毎日の掃除用に手軽な使い捨て用も用意しておきたいという人は使い捨てでも大丈夫ですが、しっかりと掃除をしていきたいと考えているのであれば、使い捨ては避けましょう。
また形状としてはドーム型のものとカーブ型のものがありますが、それぞれ得意な部分が異なります。ドーム型のブラシは向きを変えずに使うことができ、接地面が大きいので全体を早く磨くのに適している一方で、カーブ型のものは汚れがたまりやすい便器のフチの部分にフィットするためよりきれいに磨くことができます。
マーナのトイレブラシは大小2種類のブラシが付いています。大きいブラシは便器の全体と排水溝の奥まで掃除するのに使える一方で、小さいブラシはフチの裏やノズルなど細かい部分の掃除と使い分けることができます。
2種類のブラシを上手に使い分けることができれば、この商品一つでトイレの便器は全て掃除できるので、初めてブラシを購入するという人にはおすすめです。またマーナのトイレブラシは収納も衛生面に配慮されていて、ケースの底にブラシがくっつかず、ブラシ同士も触れないようになっています。
②シート
トイレのシートは便器以外にも便座や床なども拭くことがあり、トイレ掃除で大活躍をする道具です。トイレシートを選ぶうえで一番重要なポイントは分厚く破れにくいことです。
先ほども紹介した通りトイレシートはトイレ全体の掃除に使うため、耐久性の低いものでは途中で破れてしまいます。また、他にも香りや除菌効果などもシートによって異なるので、それを基準に選んでもいいでしょう。
トイレクイックルのシートは厚手で丈夫なため1枚で便器から床・壁の掃除までお掃除できます。また、ミシン目も入っているため少し大きい場合は半分にして使ってもいいでしょう。
そして一番の特徴は消臭効果。トイレ掃除で一番の悩みになるのが臭いですが、トイレクイックルには尿臭ブロッカーが配合されており気になる尿臭を防ぐことができます。トイレットペーパーと同じ溶けやすさなので、使い終わったらそのまま流せるのも嬉しいポイントです。
③洗剤
トイレの掃除に使う洗剤は大きく以下の3つに分類できます。
- 中性洗剤
- 酸性洗剤
- 塩素系洗剤
それぞれの得意な汚れは異なるので、用途によってどの洗剤を使うのか選ぶことが重要です。
まず、普段の掃除に使うのであれば中性洗剤がおすすめです。中性洗剤は飛び散った尿などの汚れを落とすことができます。しかし、しばらく放置してこびりついてしまった汚れに対してはあまり効果的ではありません。中性洗剤が一つあれば、便器の中だけでなく便座や床なども掃除できるため、日常の掃除ように一つ用意しておきましょう。
次に酸性洗剤は尿石や黄ばみに対して効果を発揮します。酸性洗剤はこびりついてブラシでも取れなくなった尿石も柔らかくして落とすことができます。酸性洗剤の多くは塩酸が主成分となっていますが、人体への影響はいいとは言えず、便器にも負担がかかってしまいます。
一方でクエン酸を主成分とした酸性洗剤であれば、人体にも比較的優しくトイレへ与える負担も小さくなるため、身体への影響が気になる方はクエン酸の酸性洗剤を選ぶのがおすすめです。尿石を放っておくと悪臭の原因になるので、放っておかずに酸性洗剤を使って掃除をしましょう。
最後に塩素系漂白剤ですが、こちらは黒ずみの除去に効果的です。塩素は汚れを溶かして落とすことができるため、トイレに黒ずみができてしまったという方は用意しておきましょう。また、塩素系漂白剤は酸性洗剤と一緒に使うと人体に有毒なガスが発生するため、使用の前は注意が必要です。
中性洗剤はトイレマジックリンがおすすめです。トイレマジックリンはトイレの掃除だけでなく消臭までしてくれます。
尿臭の発生を防ぐ尿臭ブロッカーEX配合しており、トイレ直後のスプレーで消臭もできるので、日常用に一つ持っておくのがおすすめです。
酸性洗剤としてはサンポールのトイレ洗剤がおすすめです。中性洗剤では落としきれない尿石や黄ばみを落とすことができます。
特に尿石は放っておくと臭いの原因になるので、定期的に酸性洗剤で掃除をしておきましょう。
塩素系漂白剤としては花王の除菌トイレハイターがおすすめ。ドロドロのジェルが密着して便器のふちの裏ので黒ずみもこすらずにしっかりと洗い流してくれます。
日常的に使うものではありませんが、トイレが黒ずみだらけになってしまったという人は花王の除菌トイレハイターを使ってみてはいかがでしょうか。
窓汚れの種類と掃除道具
次に窓の汚れの種類と掃除道具を紹介します。
窓の汚れは大きく内側の汚れと外側の汚れに分けられ、それぞれの原因も異なりますが、掃除方法は変わりません。どちらの掃除にも欠かせないのがスクイージーとクロスの2つになります。
では窓汚れの種類と掃除道具を紹介していきます。
窓の汚れの種類
まずは窓の汚れの種類について内側の汚れと外側の汚れに分けて紹介します。
内側につく汚れは基本的に家庭内のホコリなどが主な原因ですが、外側は排気ガスや土砂などの様々な原因があります。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①内側の汚れ
まず内側の汚れは手垢やホコリが主な原因です。部屋の掃除をしっかりと行っていてもホコリは窓に付着してしまします。ただ、ホコリだけであれば掃除は難しくないのですが、水分や手垢などと合体数することで取り除くのが難しくなります。また、喫煙者のいる家ではヤニ汚れがついてしまうこともあります。
②外側の汚れ
次に外側の汚れの原因は主に排気ガスや土砂、雨水などになります。窓が濡れた状態が続いて水垢ができると、なかなか落とせなくなってしまいます。また窓だけでなく、網戸やサッシなどにも同じような汚れがついているので注意が必要です。特に湿度が高い時期にはゴムパッキンにカビが生えやすくなります。
窓掃除の道具
次に窓掃除に使用する道具について紹介します。
窓掃除に使う道具は水滴を逃さずに窓をきれいにするスクイージーと窓の拭き上げをするクロスの2つです。特にスクイージーは、どの商品を選ぶかによって掃除後の窓のきれいさが変わってくるので、購入前に選び方を確認しておきましょう。
ここでは窓掃除に欠かせない以下の2つの道具について、それぞれの選び方とおすすめの商品を紹介します。
- スクイージー
- クロス
①スクイージー
まず、窓の掃除に欠かせないスクイージーですが、選ぶうえで一番重要なのはゴムの部分の密着性です。ゴム部分の密着性が高いことで、水滴を逃さず窓をきれいにすることができます。
またステンレス製やアルミ製のスクイージーは錆びにくく、ある程度の重みがあるため力を入れずに水滴の除去をすることができます。プラスチック製のなどのスクイージーもありますが、軽い素材だと水滴の除去がしきれず水滴跡の原因にもなってしまう可能性があります。
先端のゴムの部分は使い続けていると劣化してきてしまうため、交換できるものであればよりおすすめです。
UZIPALの水切りワイパーは窓だけでなく台所、床などにも使える多機能のスクイージーです。ステンレスとシリカゲル素材を使用しているため錆びにくく、ヘラの部分はシリコンゴム製で耐久性も高くなっています。
②クロス
また、窓の拭き上げにはクロスも欠かせません。普通の布で窓を拭いてしまうと、布の繊維などが残ってしまうため、マイクロファイバークロスがおすすめです。
マイクロファイバークロスを水に濡らして拭くだけで、力を入れなくてもどんどんと汚れが取れていきます。繊維が細かいので吸水性に優れているうえ、窓ガラスの表面に傷がつきにくいのもメリットの一つです。
激落ちクロスは高密度、高品質な超極細繊維を採用していて、水拭き、空拭きどちらにも対応しています。マイクロファイバーが汚れをからめとってくれるので、洗剤いらずで窓の汚れがすっきり取れます。
また、窓掃除だけでなく網戸掃除にも使えるため一石二鳥。細かい繊維が網目に入り込んで網戸をきれいにしてくれます。
その他の掃除道具
ここまでは場所別で必要な掃除道具について紹介してきましたが、その他にも用意しておくと便利な掃除道具を紹介していきます。今回紹介したキッチンやトイレ、お風呂の掃除などどこでも汎用的に使えるものなので、一つは用意しておくと掃除がはかどるでしょう。
では、持っておくと便利な掃除道具として以下の2つを紹介します。
- ゴム手袋
- 殺虫剤
ゴム手袋
水回りの掃除にゴム手袋は欠かせません。お風呂、洗面所、トイレ、キッチンなどの掃除をするときには耐久性の高いゴム手袋を用意しておきましょう。
食器洗いなどの細かい作業をする場合には薄手で動きやすいゴム手袋がおすすめですが、お風呂やトイレなどの洗剤を使って掃除をする場合には厚手のもので、肘の近くまで長さがあるものがいいでしょう。特に塩素系漂白剤や酸性洗剤などの強い洗剤を使う際には、肌への影響があるので直接触れないように分厚いものを使用するようにしましょう。
殺虫剤
ゴミ屋敷や汚部屋などの掃除をする際に殺虫剤があると安心です。殺虫剤は駆除したい害虫に合わせて選ぶのが基本です。特にゴミ屋敷や汚部屋の掃除をする際にはゴキブリやダニ対策をしっかりとしておく必要があります。
いつゴキブリが出てきてもいいようにジェット噴射型の殺虫剤を一つ常備しておきましょう。
まとめ:プロおすすめの掃除道具を参考にしよう
この記事ではお掃除のプロが使用している掃除道具を場所別で紹介しました。掃除を手際よく進めるためには掃除方法だけでなく、使う道具にもこだわることが重要です。
特に大掃除やゴミ屋敷の片付けなどをする場合には、前もってしっかりと道具を準備をしておかなればなかなか終わらないでしょう。
効率的にお家のお掃除をするためにこの記事を参考に必要な道具を準備してからお掃除を始めてみてください。