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投稿日:2023年4月14日
更新日:2023年4月14日

「亡くなった父のスマホにロックがかかって見れない」
「自分の死後、スマホのデータはどうすれば良いのだろう?」
近年、金融資産や機密情報をスマホで管理する人が増えていることで、「デジタル遺品」のトラブルが増えていることは、ご存じでしょうか?
パソコンやスマホの生前整理は、早期に対処しておかないと、残された遺族の負担が大きくなってしまいます。
この記事では、デジタル遺品の生前整理の手順や、デジタル遺品を適切に対処しないことで起こるトラブルなどを紹介します。
自分やご家族のためにも、できることから少しずつ準備を進めましょう!

目次

デジタル遺品とは

 

デジタル遺品とは、「故人のパソコンやスマートフォンなどネット上に存在する個人情報・機密情報」のことです。
手に取れる現物ではないため、見落としやすいデジタル遺品ですが、具体的にはどういったものがあるのでしょうか?
ここでは、デジタル遺品の種類を詳しく解説します。

パソコン・スマホなどの端末情報

パソコンやスマホなどの端末に保存された情報は、代表的なデジタル遺品です。

  • 写真・動画
  • メール、SMS
  • 日記、イラスト
  • Webサイト

その他、CD-RやUSBメモリも該当します。

クラウドストレージ

ネット上にデータを保管できる「クラウドストレージ」もデジタル遺品です。

  • iCloud
  • Googleドライブ
  • Dropbox
  • OneDrive など

写真や音楽のバックアップだけでなく、会社で使用している資料を保存していることも。
また、有料プランもあるため、どのようなサービスに加入しているかも調べる必要があります。

金融資産

「デジタル遺産」ともいわれる、ネット上で管理された金融資産は、預貯金や不動産と同様に相続の対象です。

  • ネット銀行
  • ネット証券
  • FX
  • 暗号資産、仮想通貨 など

その他、通帳有料化に伴い、大手銀行の口座もスマホで管理している人も少なくありません。

サブスクリプションサービス

サブスクリプションとは、一定期間の定額料金を支払うことで自由にサービスを利用できる仕組みのことです。

  • 音楽、動画配信
  • マンガ、雑誌
  • オンラインサロン など

市場拡大している便利なサブスクサービスですが、解約手続きをしない限り、自動更新される場合があるため注意が必要です。

ネットショッピングのアカウント

ネットショッピングの各アカウントの登録情報もデジタル遺品となります。

  • 楽天
  • Amazon
  • Yahoo!
  • メルカリ など

有料プランの加入の有無や、自動的に決済・配送の申し込みがされていないか確認することも大切です。

SNS、ブログ

SNSやブログのアカウントもデジタル遺品です。

  • Twitter
  • Instagram
  • amebaブログ
  • はてなブログ など

これらは、故人の意向に沿って、アカウントをそのまま運用するか削除するか決めなくてはなりません。

電子決済サービス

キャッシュレス化にともなって、急速に普及が拡大している電子決済サービスも、デジタル遺品です。
これらのサービスは、規約に基づき、法定相続人が手続きすることで払い戻してくれる場合があります。

  • Suica、PASMO:払い戻しOK
  • PayPay:払い戻しOK
  • nanaco:払い戻し不可
  • メルペイ:払い戻しOK

各種ポイント・マイル

サービスの利用状況に応じて貯まるポイントやマイルもデジタル遺産です。

  • 楽天ポイント
  • Tポイント
  • dポイント
  • pontaポイント

これらは、利用規約に基づき、相続の対象とはなりません。
しかし、JAL・ANAのマイルは、どちらも相続できます。
ANAは死後半年以内に申請しなければ無効となるので、早めに手続きすることが望ましいです。

将来的に増えていくデジタル遺品の背景・問題点

令和3年の通信利用動向調査によると、個人のスマホ保有率は全体で74.3%で、70代の高齢者においては76%となっており、今後ますますデジタル遺品は増える見込みです。
しかし、MMD研究所のアンケートによると、20代~70代でデジタル遺品の整理を行った人はわずか2.6%というデータも。
ここではデジタル遺品の問題点や生前整理の必要性について解説します。

スマホを見られたくない人ほど、生前整理が必要

公共交通機関の利用や買い物の決済など、日常生活に欠かせない存在となっているスマホ。
便利な反面、万が一落とした時のリスクを考えて、指紋認証や顔認証などを利用して厳重に管理している人が大半でしょう。
また、家族であっても、死後に自分のスマホの中身を見られたくないと思っている人も多いです。
しかし、法律上では故人のデータを確認することはプライバシーの侵害にはなりません。
きちんと生前整理をしていないと、家族に必要な情報以外も見られてしまう恐れがあります。

デジタル遺品は相続人の共有財産

デジタル遺品は、遺産分割の協議が終わるまで、法定相続人の共有財産となります。
しかし、各サービスやデジタル遺品の種類によっては、相続・継承の対象にならないものがあり、複雑で分かりにくいことも。
権利や相続に関する取扱いについては、サービスの規約を一つ一つ確認するしかありません。
ネット銀行は実店舗の窓口が少ないため、配偶者が使い慣れていない場合、大きな負担をかけることになってしまいます。

デジタル遺品で起こりがちなトラブル

デジタル遺品は、適切な生前整理や情報共有がされていないことで、家族や仕事の関係者を困らせるようなトラブルが多発しています。
ここでは、デジタル遺品で起こる代表的なトラブル事例を紹介します。

パスワードロックが解除できない

デジタル遺品調査サービス「デジタルデータソリューション」によると、2017年~2020年に寄せられた相談のうち7割が「パスワードが解除できない」ということがわかっています。
iPhoneの場合、何度もパスコードを間違うと、データ消去・強制リセットされる機能が備わっており、片っ端から入力できない仕組みになっているのも原因の一つです。
専門業者に高額な費用を支払って解析を依頼しても必ずロック解除できるという保証はないため、生前の対策が重要となります。

携帯番号をすぐに返上してしまった

遺族がデジタル遺品について知らずに、スマホを解約してしまうと、中身を知るために必要な携帯番号が使えず、二段階認証ができなくなってしまいます。
二段階認証は、安全にログインするためにID・パスワードと携帯番号による本人確認を行う仕組みのこと。
Webサービスや電子決済残高を把握することができなくなるため、相続の対象が不明瞭になってしまいます。

 

遺産分割前に処分すると相続トラブルの原因に

故人のスマホは、家族一人の独断で勝手に解約してしまうと、更にトラブルに発展しかねません。
特に、遺産分割協議の前なら、法定相続人の同意がなければ、初期化も行えないことに注意しましょう。

有料サービスを解約できない

サブスクリプションや有料会員プランの解約に必要な情報が分からず、困っている人も多いです。
国民生活センターの調査では、以下のような事例がありました。

父が契約していた通販サイトの有料会員を解約したいが、IDやパスワードが分からない。
会員ページにログインできず、手続きが何もできない。(契約当事者:80歳代 男性,相談者:50歳代 女性)

サブスクや有料アプリなどは、オンライン決済で解約手続きをしない限り、請求され続けてしまいます。
故人のクレジットカードを利用停止にしても、サービス自体を解約しないと請求されるケースも。
また、アカウントを放置していると、ハッキングなど犯罪に巻き込まれるなど、個人情報流用のリスクも高まってしまいます。

オークションやフリマアプリで途中の取引がある

見落としがちなのが、オークションやフリマアプリでの取引に関するトラブルです。
故人が購入者側で支払いが済んでいたら、商品が届くだけなので、負担になることは少ないかもしれません。
しかし、オークションで落札したのに未払いだったり、商品が購入されているのに未発送だったりした場合は、クレームにつながるでしょう。

ネット証券や仮想通貨等の相続ができない

ネット証券や仮想通貨など相続対象の実態が掴めず、相続の手続きができないというトラブルも多いです。
スマホのロックが解除できない場合は、証券会社から送られた郵便物がないか探しましょう。
相続人が手続きを進めるためには、少なくとも証券口座名・口座番号が必要です。
相続税が発生する場合は、10ヶ月が納付期限となっており、対応が遅れると追加徴税を支払うことにもなりかねません。
また、仮想通貨や外国為替証拠金取引(FX)の取引をしていたことを知らなかった場合、税務署に申告漏れが発生します。結果的に後回しにしていると、負債を抱える恐れもあるのです。

 

不正アクセス禁止法に注意

FXや仮想通貨は、変動の大きい取引のため、すぐに停止したいと思う人は多いでしょう。
しかし、故人のスマホからアカウントにアクセスするのは、遺族であっても「不正アクセス禁止法」に抵触します。
各金融機関の相続手続きについては公式ホームページを確認して、サポートセンターなど連絡先を調べましょう。
死亡届など必要書類が整えば、口座凍結・財産移管が円滑に進みます。

葬儀の準備が滞る

突然の不幸だった場合、故人のスマホが開けないことで、葬儀の準備が滞るといったトラブルもあります。

  • 遺影が見つからない
  • 親しかった人の連絡先がわからない

など、生前お世話になった人に連絡することができず、後悔することになるかもしれません。

円滑な事業継承が困難になる

経営者の場合、パソコン・個人用のスマホに重要なデータを保存していることが多く、スムーズな引継ぎができないといったトラブルもあります。

  • 取引先とのメールのやりとり
  • 直近のスケジュール
  • 財務状況

特に資金繰りや取引先情報を経営者一人で管理している場合、各所へ連絡が遅れてしまい、信用問題に発展してしまう可能性があります。

デジタル遺品の処分方法

デジタル遺品は、機密情報漏洩のリスクが高いため、安全に処分しなければなりません。
ここでは、デジタル遺品の手続きから処分までの手順について紹介します。

手順①デジタル機器のパスワードを入力

まずは、設定されたパスワードを入力し、ロックを解除します。
検討がつかない場合は、以下の方法を試しましょう。

  • アカウントのアクセス申請を行う【Appleサポート
  • バックアップやメモが残されていないか捜索する
  • デジタル遺品のデータ復旧サービスを利用する

スマホなどのデジタル遺品のパスワードを解除する際には、法定相続人の同意が必要となるので注意しましょう。

手順②デジタル遺品の解約・相続手続きを行う

以下の情報を整理して、必要な手続きを行います。

  • 故人の写真
  • 友人・知人の連絡先
  • 金融資産
  • 各サービスのアカウント
  • サブスクや有料アプリの使用状況

金融機関や証券口座など各サービス毎に、相続・解約手続きが異なります。
特に、相続に関係するデータは抜け漏れがないように、慎重に調査しましょう。

手順③不要なデータ・アカウントを消去

SNSは、なりすましや犯罪に利用されることのないよう、データは消去することが望ましいです。
もし、故人の希望や遺族の判断でSNSを残したい場合は、追悼アカウントにしましょう。
InstagramやFacebookでは、追悼アカウントにすると、見知らぬ人がログインすることができなくなり、家族など身近な人のみ閲覧できるようになります。

手順④パソコンやスマホの初期化・処分

最後に、パソコンやスマホなどのデジタル機器を初期化して処分します。
パソコンは、メーカーに回収依頼をしてリサイクルしましょう。
スマホは、小型家電リサイクル法に基づき、自治体でリサイクル回収を行っています。
名古屋市を始めとする多くの自治体では、小型家電回収ボックスが設置されており、薄型ノートパソコンやスマホ、充電器も処分が可能です。

デジタル遺品の生前整理のポイント

さまざまなトラブルを回避するために、終活の一環としてデジタル遺品の整理を行うことは大切です。
若い世代であっても、今後の人生を見直して暮らしを整える上でもデジタル遺品の整理は早めに行うと良いでしょう。
ここでは、デジタル遺品を生前に整理する際のポイントを紹介します。

使っていないサービスを解約する

利用頻度の少ないサブスクなどのサービスは今から解約しておくと、手間が減り管理しやすくなります。
その他、以下の方法でスマホ・パソコンの中身を整理しましょう。

  • 使っていないアプリは削除する
  • 銀行・証券口座などアプリはフォルダにまとめる
  • 使用していない連絡先を削除する

エンディングノートを記載する

エンディングノートには、デジタル遺品に関する情報をアナログの紙媒体でまとめておきます。

  • スマホ、PCのパスワード(PINコード)
  • 利用しているサービス名・ID
  • SNSの取扱いや遺影の希望

各サービスのパスワードは、全てを羅列する必要はなく、ヒントを記しておくと漏洩リスクも減らせます。
エンディングノートは定期的に見直して、最新の情報を記すようにしましょう。
自治体で無料配布されているものや、市販のものなど、書きやすいデザインを選ぶことをおすすめします。

貴重品と一緒に保管する

エンディングノートは、不用品と間違えて処分されないように、通帳や保険証書など貴重品と一緒に保管すると安心です。
保管方法が心配な方は、弁護士など信頼できる人に対応を依頼してください。

専門業者に生前整理をサポートしてもらう

デジタル遺品や自分の持ち物を見直して、まとめて生前整理をしたい方は、専門業者のサポートも検討しましょう。
専門業者の主なサービス内容は以下の通りです。

  • 不用品の処分・買取
  • 家財の整理
  • デジタル遺品の整理
  • 遺言書やエンディングノートの作成 など

元気なうちに準備しておくことで、突然入院になった時なども慌てずに家族に頼むことができます。

まとめ:デジタル遺品は早めに生前整理をして、快適な生活を送りましょう!

家族を悩ませるタネとなるデジタル遺品は、早めに生前整理することでトラブルを回避できます。
「生前整理でまとめて断捨離もしたい」とお考えの方は、専門業者に任せるのも一つの方法です。
愛知・名古屋を拠点とする片付け専門業者「ラクタス」では、遺品整理や生前整理に特化したサービス「ウィルケア」を展開しています。
ウィルケアでは、遺品整理士が生前整理・遺品整理のお困りごとを丁寧にサポート。
処分が面倒なごみや大型家具などの不用品回収・買取にも対応いたします。
デジタル遺品など老後の心配事を解消して、快適な生活を送りましょう!

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