更新日:2023年5月31日
すのこベッドや、押し入れ収納のすのこラックなどはどうやって処分するのでしょうか?
「何ゴミに分別する?」「処分するのにお金はかかる?」など、すのこの処分に疑問を持つ方に向けて、正しい処分方法を紹介します。
すのこを今すぐ処分したい方や、手間をかけずに捨てたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
すのこの種類と処分する判断基準、お手入れ方法
「すのこ」には種類があり、材質によって捨てるタイミングも異なります。
まだ使えると思っていても、気付かないうちに危険な状態になっていることも。
すのこの状態を確認して、処分すべきか判断しましょう。
桐・ひのきなど木製のすのこ│カビが生えたら捨てる
木製のすのこにカビが生えてしまったら捨てることをおすすめします。
すのこに使用されている主な材質とそれぞれの特徴は下記の通りです。
材質 | メリット | デメリット |
桐 | 軽い | カビやすい |
檜(ひのき) | 防虫・抗菌効果 | |
杉 | 安価で購入できる 断熱効果 |
|
パイン | 消臭効果 リラックス効果 |
桐のすのこは、最も軽く、通気性が高いことで人気の材質です。
抗菌・防虫効果もあり、ダニの繁殖を防いでくれます。
押し入れやベッドに、空気の通り道を作ることで調湿効果が期待でき、季節を問わず快適に使用できる点も魅力です。
一方、木製のすのこは、カビに注意しなければなりません。
カビを放置していると、蕁麻疹、喘息や鼻炎などのアレルギー疾患や肺炎など健康に悪影響が出ることも。
すのこにカビが生えてしまったら、すぐにお手入れをするか処分しましょう。
プラスチック製のすのこ│変色したら捨てる
プラスチック製のすのこは、変色したら捨て時のサインと考えましょう。
プラスチックすのこのメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット |
耐水性がある カビにくい | 耐荷重を超えると割れやすい |
プラスチック製のすのこは、木製よりもカビにくく、洗面所や浴室でも使いやすいです。
また、屋外に敷くことでガーデニングを楽しめる水はけの良いベランダ・テラスにDIYすることも。
しかし、屋外では紫外線によって劣化するスピードも早まります。
変色してきたプラスチック製のすのこは、突然破損する可能性もあるため早めに交換しましょう。
すのこベッドのカビ対策
通気性の良いすのこベッドを使用していても、適切なお手入れがされていないとカビが生えてしまいます。
成人の場合、睡眠中にコップ1杯の汗をかくといわれており、湿気を吸った布団・マットレスによって、すのこがカビることは珍しいことではありません。
カビ対策として、以下のポイントを押さえましょう。
- 部屋の換気をする
- 定期的に布団を干す
- マットレスを取り外す
- 湿度計でチェックする
梅雨や夏のジメジメとした季節だけでなく、冬の加湿器によっても、すのこはカビやすいので注意してください。
すのこのカビの落とし方
すのこに生えてしまったカビは、アルコール(またはエタノール)で除菌して落とせます。
手順は以下の通りです。
- アルコールを含ませたキッチンペーパーを用意する
- 一方向にカビを拭き取る
- アルコールスプレーを直接すのこに吹きかける
- 換気をして十分に乾燥させる
黒カビは、アルコールで取り切れないことが多いため、ホームセンターなどで売っている木材専用のカビ取り剤を使用しましょう。
すのこを動かすとカビが舞ってしまうので、マスク・メガネを着けるなど対策が必要です。
カビ取り剤は、すのこの材質によっては変色することもあるため、少しずつ試すことをおすすめします。
すのこの処分方法は5つ!処分費用の相場と時間を比較
すのこの処分方法は主に下記の5通りです。
- 自治体で粗大ゴミとして処分
- ゴミ処理センターに自己搬入する
- フリマアプリ・オークションに出品する
- リサイクルショップ・買取業者に買い取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの処分に必要な費用と、捨てるまでの時間の目安については、比較表を参考にしてください。
処分方法 | 費用 | 処分までに必要な時間 |
自治体(粗大ごみ) | 250円~500円 | 1週間~1カ月程度 (混雑状況による) |
ごみ処理センター | 10㎏毎に200円 | 数日~1カ月程度(混雑状況による) |
フリマアプリ・オークション | 1,700円~3,400円 (160サイズの送料) |
数日~数カ月 |
リサイクルショップ・買取業者 | 無料 | 最短即日 |
不用品回収業者 | 5,000円~(見積もりが必要) | 最短即日 |
捨てたいすのこの種類・状態と、重視したいポイントに合わせて、自分にあった処分方法を選びましょう!
すのこの捨て方①自治体で粗大ゴミとして処分
サイズの大きいすのこは、自治体で粗大ゴミとして処分できます。
各地域によって費用は異なりますが、名古屋市の場合だと250円または500円が必要です。
- 90cm×90cm未満 250円
- 奥行き180cmまで 500円
粗大ゴミの申し込み手順・注意点
すのこを粗大ゴミに出す場合、事前に予約をしなければなりません。
名古屋市の申し込み手順は下記の通りです。
- 粗大ゴミの品目一覧から費用を確認
- インターネット受付
- 粗大ゴミの手数料納付券を購入
- 納付券(シール)に受付番号を記入
- すのこにシールを貼る
- 予約した日の朝8時までにゴミに出す
予約は早くても7日後からとなっており、すぐに処分できないことに注意しましょう。
また、すのこ1点1点に申し込みが必要です。
サイズが大きい場合は電話で問い合わせて手数料を確認してください。
すのこを解体すれば「燃えるゴミ」に出せる?
木製のすのこは、解体して小さくすることで燃えるゴミの日に捨てられます。
名古屋市の場合、30cm未満の木くずは「可燃ゴミ」の袋に入れて処分可能です。
解体には、トンカチや平ノミ、マイナスドライバーを用意しましょう。
金属の釘はペンチで抜く必要があり、解体作業にかなりの手間がかかります。
慣れていない方はケガもしやすいため、おすすめできません。
すのこの捨て方②ゴミ処理センターに自己搬入する
すのこは自分でゴミ処理センターまで搬入して捨てることも可能です。
自治体のホームページで自己搬入について案内されているため詳細をチェックしましょう。
名古屋市における自己搬入の申し込み手順は下記の通りです。
受付時間内に、すのこを積んだ状態で直接受付しなければなりません。
- 区の環境事務所で受付をする
- 当日の指示に従い、処理センターに向かう
- 処理センターで、ゴミの計量を行う
- 手数料を支払う(200円/10kg)
自己搬入は平日のみで、土日は受付していません。また、木製のすのこは事前に結束するか袋詰めして搬入する必要があります。
受付は14時に終了するところも多いため、時間に余裕を持って申し込みをしましょう。
すのこの捨て方③フリマアプリ・オークションに出品する
状態の良いすのこは、フリマアプリやオークションに出品して、必要な人に譲る方法もあります。
中でも、すのこベッドの需要が高いので、ゴミにするのはもったいない場合はおすすめの処分方法です。
すのこベッドを売るためのポイント
すのこベッドは中古でもフリマアプリなどで数千円の価格で売れています。
- すのこシングルベッド 4,000円~4,500円
- すのこベビーベッド 3,500円前後
すのこを早く売却したい方は、下記のポイントを押さえて出品しましょう。
- 連結パーツ・ネジなど付属品を揃える
- 組み立ての説明書を同封する
- サイズ(幅・奥行き・高さ)を明記する
- すのこの状態がわかる写真を掲載する
早ければ数日で売却・発送できますが、なかなか買い手が見つからないときは、自治体等で処分の申し込みをしなければなりません。
引っ越しなどで時間に余裕が無い方には、あまり向いていない処分方法といえます。
すのこを梱包・発送に関する注意点
すのこを梱包する際は、紐で結束して配送中に破損しないように配慮しましょう。
また、ビニール袋やダンボールでしっかり保護するなど水濡れ防止対策も必要です。
メルカリでは、折り畳み式のすのこベッドの送料は1,700円です。(3辺合計~160cmサイズ)
また、梱包作業が面倒な方は、「梱包・発送たのメル便」を利用することできます。
しかし、配送料金は同じ160サイズで3,400円と通常の2倍に。
売上金はあまり期待できない上、売れにくくなってしまうかもしれません。
すのこの捨て方④リサイクルショップ・買取業者に買い取ってもらう
いつ購入されるか分からないフリマアプリやオークションは、処分するのに時間がかかります。
店頭買取(リサイクルショップ)または出張買取なら、査定を依頼して最短即日で買い取ってもらうことも可能です。
すのこベッドなどの大型家具は、自宅から郵送できる「宅配買取」の対象外であることが多いので、注意してください。
「すのこを店頭まで持ち運ぶのは大変!」という方は、出張買取サービスを利用しましょう。
出張買取のメリットは下記の3点です。
- 梱包の手間がない
- 自宅まで取りに来てくれる
- 他の家具も買取依頼できる
申し込めば、早くても当日に買取して、現金化してくれるので、簡単に処分できます。
すのこの買取価格の相場は?
すのこの買取価格は、状態やメーカー、材質によって変動します。
一般的なすのこの買取価格は、折り畳みベッドの場合だと約1,000〜1,200円です。
すのこの寝具や収納グッズの中でも、人気のメーカーを紹介します。
アイリスオーヤマ│押入れすのこ
アイリスオーヤマの押入れすのこは、抗菌加工のプラスチック製で出来ており、軽くて使いやすいです。
押し入れに敷き詰めて使ったり、壁に沿わせて立て掛けたりして、空気の通り道を作りましょう。
付属の連結パーツを使えばズレを防止しやすいのも嬉しいポイントです。
タンスのゲン│ロール式すのこマット
タンスのゲンの桐でできたロール式すのこは、敷布団にも使える湿気対策アイテムです。
天然100%の桐素材のすのこには、リブ加工が施されているため通気性がアップします。
ロール式でコンパクトに片付けられるのも人気の理由です。
ニトリ│脚付きヘッドレスすのこベッド
ニトリの脚付きヘッドレスすのこベッドは、香りの良いパインの無垢材を使用しています。
すのこの厚みが15mmと耐久性も高く、脚を取り外してローベッドとして使えるのが特徴です。
ベッド下は最大17cmになるので、収納ケースも楽に入れられます。
すのこの捨て方⑤不用品回収業者に依頼する
劣化したすのこや壊れたすのこベッドなどは、不用品回収業者に依頼すれば、すぐに処分できます。
見積もりを依頼して、実績のある業者を利用しましょう。
不用品回収業者の利用の流れ、注意点
不用品回収業者にすのこの処分を依頼する場合の流れは下記の通りです。
- WEBや電話で無料見積もりを依頼する
- 回収日時を指定する
- 作業当日に清算する
不用品回収業者は、見積もりの内訳が分かりやすく、丁寧に対応してくれるところを選びましょう。
すのこ1点だけの処分だと費用が割高になることもあるため、他にも不用品がないか家の中をチェックすることをおすすめします。
次に不用品回収業者のメリットも詳しく紹介します。
メリット①夜間早朝・土日祝でも回収OK
不用品回収業者に依頼するメリットとして、日時の融通が利きやすいことが挙げられます。
自治体だと、都合がつかずゴミ出しができないという方でも、空いている日に合わせて回収してくれるので便利です。
捨てたいと思ったタイミングですぐに対応してくれるので、最短で当日となり、待ち時間もほとんどありません。
「明日までには片付けたい」など急ぎの依頼も快く受け付けてくれます。
メリット②布団やマットレス・家電もまとめて処分できる
- すのこベッドや布団がカビてしまった
- 押入れの不用品も一緒に捨てたい
- 自治体で処分できない家電を引き取ってほしい
不用品回収業者は、すのこ以外のいらなくなった不用品をまとめて処分できます。
フリマアプリで売れなかった不用品や捨てるのが面倒な粗大ゴミなど、何点でもそのまま回収可能です。
また、リサイクルが必要な大型家電も回収してくれます。
メリット③分解や搬出は全部おまかせできる
不用品回収業者では、すのこの搬出作業を全ておまかせできます。
サイズの大きい分解できないすのこは、一人では安全に運び出しにくいものです。
- 階段で運ぶのが怖い
- 家の床を傷つけないか心配
など、玄関まで出すのも一苦労な不用品は、業者に依頼して安全に処分しましょう。
搬出やごみ分別はスタッフが行うので、事前に準備するものはありません。
メリット④不用品買取・ハウスクリーニングも依頼できる
不用品回収業者でも、買取やハウスクリーニングのサービスを用意しているところを選べば、家の中が一度に綺麗になります。
- 状態の良いすのこベッドを買い取ってほしい
- カビ臭いエアコンの掃除をお願いしたい
- 査定額を聞いてから不用品を処分するか決めたい
など、家の片付けに関するお困りごと・要望は全て解決できます。
複数のサービスが電話1本で依頼できるので、忙しい人にはおすすめです。
まとめ:すのこの処分は不用品回収業者「ラクタス」におまかせください!
- 壊れたすのこや汚れた寝具を今すぐ処分したい
- 自治体ですぐに捨てられないゴミがある
- 解体できない大きいサイズのゴミがある
愛知・名古屋に拠点を持つ不用品回収業者「ラクタス」では、最短当日で処分に困る不用品を迅速に回収いたします。
ごみ分別や搬出などの作業は全てプロのスタッフが行うので、一切手間がかかりません。
親会社は、グループ系列「買取いちばんドットコム」も運営しているため、買取に実績が豊富です。
すのこの種類を問わず、できるだけリサイクル・リユースに回して、適正に処分できます。
不用品の処分は、LINEやお電話にてお気軽にラクタスにご相談ください!