更新日:2024年3月15日
家に眠っている古いお酒、どう処分すればいいかお悩みではありませんか?
実家の片付けで見つけた昔のお酒や、飲まずに残ってしまったお酒など、処分に困ることは少なくありません。捨て方を間違えるとリスクが伴うことも。
そこでこの記事では、古いお酒の適切な処分方法や、意外な価値があるかもしれないお酒の高価買取の可能性、注意点を詳しく解説します。
お酒の処分に迷っている方は、是非参考にしてください。
目次
お酒の賞味期限は?再利用方法はある?
お酒には賞味期限があるのでしょうか?余ったお酒は飲む以外にもさまざまな再利用方法があります。
お酒をそのまま処分する前に、まずは有効活用できるかチェックしてみてください。
ビール・酎ハイ
ビールの賞味期限は一般的に製造から約9カ月、酎ハイは半年~1年程度です。直射日光や高温を避けて保管することで風味が落ちるのを防げます。
ビールは下記のようにさまざまな活用方法があります。
- 料理:ビール煮込み、ワッフルやパン作り
- ガーデニング肥料
- 掃除: 油汚れや焦げつき、窓ガラス拭きなど
ワイン
ワインはアルコール度数が高いため、賞味期限がないものが多いです。開封して時間が経ったものは、下記のような活用方法を検討してください。
- サングリア
- ビネガー
- ワイン塩
- 煮込み料理に加える
- ワイン風呂
日本酒
日本酒は未開封なら製造から約1年~1年半が美味しく飲める目安となっていますが、基本的に賞味期限はありません。開封後に変色・酸化がみられる場合は、料理酒として使うと良いでしょう。その他の活用方法は下記の通りです。
- 日本酒風呂
- 化粧水:水とグリセリンを加える
- カレーに入れて煮込む
- ごはんを炊く:2合炊きに日本酒大さじ1杯
ウイスキー、焼酎
ウイスキーや焼酎も、アルコール度数が高いため賞味期限はありません。
ウイスキーは料理の風味付けに活用でき、魚や肉を柔らかくする効果があります。またマフィンやガトーショコラに加えるなどデザート作りにもおすすめです。
焼酎は長期保存が可能で、酒蒸しや天ぷらに活用する方法もあります。その他にも下記のように日常生活で便利に使えます。
- 冷蔵庫内のカビ対策
- 家庭菜園の防虫剤
- 辛味調味料:唐辛子を漬け込む
お酒の正しい処分方法
いつ開封したか分からないお酒は再利用するのに抵抗がある人も多いかもしれません。飲みかけのお酒は、中身を流して処分できます。
キッチンの排水口に流す
古いお酒は、キッチンの排水口に流して処分します。
お酒はそのまま捨てても排水管が詰まることもありません。ただし、一度に大量に処分すると室内に臭いが充満する可能性があるため、換気扇を回したり窓を開けたりして対処することが必要です。
トイレに流す
開封して飲み残したお酒の処分方法の一つとしてトイレに流す方法があります。
トイレは狭い空間であるためお酒の臭いがこもりやすいことに注意が必要です。複数回に分けて少しずつ流し、適宜空気の入れ替えを行いましょう。
詰まりの原因となるため、コルクなどの異物を流さないようにしてください。
空き缶・ビンは自治体で処分する
お酒の中身を流したら、空き缶やビンは自治体のルールに従って処分します。
多くの地域では「資源ごみ」として分類されるため、回収日までに袋に分別して準備しましょう。自治体によって回収方法が異なるため、ホームページやパンフレットを確認してください。
愛知県名古屋市では、不法投棄や犯罪防止の観点から資源ステーションの場所についてホームページで公表していません。詳しい情報はお近くの環境事務所に問い合わせることが必要です。
参照:名古屋市│環境事業所
やってはいけないお酒の処分方法
お酒を処分する際のNG行動は下記の2点です。
- 川に流して捨てる
- 中身が入ったまま自治体で捨てる
お酒は川や海、側溝などに流してはいけません。環境汚染を引き起こす可能性があるため、絶対に行わないようにしましょう。
また、アルコールは引火性がある液体のため、中身を廃棄せずに自治体で処分することもできません。アウトドアでお酒が余った場合にも、自宅で適切に処理できるように事前に準備することが大切です。
飲みきれないお酒の処分方法
大量に余って処分に困ったお酒は、下記の方法で処分を検討しましょう。
- 知人に譲る
- 酒屋に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
知人に譲る
お酒を飲みきれない場合、未開封のものはお酒を好きな友人や知人に譲るという選択肢があります。特に人気のある銘柄や高級なお酒の場合、喜ばれることも多いでしょう。
ただし、開封済みのお酒を譲る際には、時間が経過していると香りが飛んだり味が変わったりすることがあるため、早めに処分することが望ましいです。
知人に譲ることで、お酒を無駄にしないで済むだけでなく、処分にかかる手間も省けます。
酒屋に引き取ってもらう
お酒は、酒屋に処分を依頼することも可能です。
近所に酒屋さんがあれば、直接問い合わせて引き取ってもらえるか相談することをおすすめします。特にビール瓶は再使用するために有料で回収している酒屋が多いです。
- ビールの大瓶
- 焼酎の一升瓶
- ホッピーや清酒のリターナブル瓶
回収できない種類のお酒は、自治体で資源ごみとして処分しなければなりません。
不用品回収業者に依頼する
- 開栓したお酒が大量にある
- 中身が劣化している
このような状態で、お酒を自分で処理しきれない場合は、不用品回収業者を利用することをおすすめします。回収料金は業者によって異なりますが、見積もりを依頼すれば具体的な料金を明確に提示してくれます。
メリット①中身が残っていても分別不要
実家の片付けでは、キッチンやトイレにもごみが溜まっていて、お酒が流せずに困ることもあるかもしれません。
そうした場合に不用品回収業者を利用すれば、お酒の中身が入ったままでも回収してくれることがあります。ビンや缶、蓋など自分で分別をすることも必要ないため、手間なく処分できることがメリットです。
メリット②大量のお酒も一度に回収できる
大量のお酒を処分する際、重いビンや缶を自分で持ち運ぶのは想像以上に大変な作業です。また、酒屋や自治体での処分は力仕事となり、手間や時間がかかることもあります。
不用品回収業者なら一度の依頼で大量のお酒を回収してもらえるため、複数回の処分にかかる時間と労力を省くことができます。また、待ち時間もほとんどなく迅速に対応してくれるため、スムーズに処分が可能です。
メリット③他の不用品も同時に処分可能
不用品回収業者に依頼すれば、片付けや掃除で出てくるお酒だけでなく、他の不用品も同時に処分できることがメリットです。
大型家具や家電、分別が困難なごみなど、さまざまな不用品を一括で回収できます。それぞれの処分方法を調べたり、持ち出したりする必要がないため、時間を優先したい人におすすめです。
お酒を買い取ってもらう方法【個人取引・買取業者】
賞味期限が切れていないお酒や未開封のものは、自治体や不用品回収で処分する以外の方法で手放すことが可能です。
- フリマアプリやオークションに出品する
- 買取業者に買い取ってもらう
それぞれについて詳しく解説していきます。
お酒をフリマアプリやオークションに出品する
近所でお酒を譲る人が見つからない場合は、フリマアプリやオークションを利用して販売することが可能です。
ただし、お酒の販売は酒税法に抵触する可能性があるため、継続的な出品ではなく単発で売りたい場合に限定されます。
各サービスの取引ルールや禁止事項を確認してから、出品の準備をしましょう。
メルカリでは下記のようなお酒が売れていました。
- ドンペリニヨン:未開封、22,000円
- 白ワイン2本:未開封、7,500円
- 日本酒(SAKE NOVA):未開封、11,500円
期間限定のコラボ商品や箱付きのお酒は高く売れる傾向にあります。出品されている商品の価格を確認して金額を設定しましょう。
注意点として、送料や利用手数料がかかることや、出品作業に時間がかかることが挙げられます。出品してもすぐに売れるとは限らないため、急いで家を片付けたい方には、向いていない方法です。
お酒を買取業者に買い取ってもらう
お酒は専門買取業者で査定を依頼して買い取ってもらうことが可能です。
直接店舗に出向くのが大変な場合は、出張買取を行っている業者を選ぶことをおすすめします。出張買取なら、自宅にいながら要らなくなったお酒を売却できます。サービスの利用手順は下記の通りです。
- 無料査定を依頼する
- 出張査定の日程を調整する
- スタッフがお酒を査定し、価格が提示される
- 買取価格に納得したら、取引成立となる
- お酒を業者に引き渡し、現金を受け取る
取引実績が豊富な買取業者であれば、相場を考慮しながら適正に査定してくれます。
数本のお酒なら、ダンボールで配送する「宅配買取」も検討しましょう。
ただし、ワレモノ扱いとなるため、緩衝材の準備や梱包に手間がかかる場合があります。
高価買取が期待できるお酒の種類・銘柄
買取可能なお酒の中には、希少価値から定価以上の価格で取引されるものがあります。特に、ウイスキーや一部のワインは需要が高くプレミア価格になることも多いです。
お酒に詳しくない場合でも、手元にあるお酒が高価な可能性があるため、水に流して捨ててしまう前に一度買取業者へ相談を検討すると良いでしょう。
ここでは、高価買取が期待できるお酒の種類・銘柄について解説していきます。
ウイスキー
日本食の人気増加やジャパニーズウイスキーの知名度が上がったことから、ウイスキーは高価買取の対象となっています。特定の銘柄は定価の数倍で取引されることも。年季の入ったお酒は価値が高くなるため、相場を確認することが大切です。
- 山崎25年
- 響30年
- イチローズモルト
- マッカラン30年
- アードベッグ30年
ブランデー
ブランデーは、ヘネシー、レミーマルタン、カミュなどの銘柄が注目されています。熟成期間の長さや希少性から高価買取の対象となっており、特にバカラボトルに入ったコニャックは高値で取引される傾向にあります。
- カミュ・ミシェル・ロイヤルバカラ
- DRC・マール・ド・ブルゴーニュ 1986
- ヘネシー・リシャール
- レミーマルタン・ルイ13世
ブランデーの熟成年数はボトルに表記されていないことがあるため、専門知識のある査定スタッフに見てもらう方が確実です。
ワイン
ワインは、ブルゴーニュの「ロマネコンティ」、ボルドーの五大シャトー、カリフォルニアの「オーパス・ワン」などが高価買取の対象となっています。
保存状態やコルクの劣化は買取価格に影響しますが、高級ワインなら、ラベルや空き瓶も買取対象となることも。
そのため、中身が少なくても査定を依頼すると良いでしょう。
- シャトー・ムートン・ロートシルト
- ロマネコンティ
- オーパス・ワン
- DRC ラ・ターシュ
- シャトー・ペトリュス
シャンパン
シャンパンは、「ドンペリニヨン」「クリュッグ」「サロン」などの高級シャンパンが注目されています。季節によって買取価格の変動があり、クリスマス前は特に需要が高まる傾向にあります。
- ルイロデレール クリスタルロゼ
- ペリエ・ジュエ・ベルエポック ブラン・ド・ブラン
- ドンペリニヨン
- クリュッグ
- サロン ブラン・ド・ブラン
シャンパンは長期保存が難しく劣化しやすいため、未開封のものが望ましいです。空き瓶も、状態が良ければ買取対象となることがあります。
焼酎
焼酎は、「森伊蔵」「魔王」「百年の孤独」などが高額で取引されています。希少価値が高い「森伊蔵」は、1本5万以上になることも。泡盛も人気があるため、買取対象としている業者が多いです。
- 森伊蔵
- 魔王
- 百年の孤独
- 森伊蔵
- 村尾
芋焼酎やそば焼酎なども賞味期限がないため、未開封で保存状態が良ければ買取が期待できます。
日本酒
日本酒は、「十四代」や「黒龍」「獺祭」などが高く評価されています。特に「十四代」は製造から日が浅いほど価値が高く、プレミア価格で買取されることもあります。
- 十四代 七垂二十貫
- 十四代 龍泉
- 黒龍
- 獺祭
- 磯自慢
日本酒は大吟醸、純米大吟醸、特別純米など製造方法によって種類が異なり、特に「大吟醸」は、生産数が少ないため価値が高くなっています。
お酒を高く買い取ってもらうためのコツ
古いお酒は、下記のポイントを押さえることで査定額が上がる可能性があります。
- ボトルをきれいに拭く
- 箱などの付属品も査定に出す
- 複数のお酒をまとめて売る
お酒の買取では、中身の保存状態も大切ですが、ボトルや箱も査定額に影響します。特にウイスキーは、旧ボトル(オールド・ボトル)扱いとなるものは、現行品との味の違いを楽しむ方が多いため高値で売れることが多いです。
ラベルの色も細かく査定するため、丁寧に表面の汚れを拭き取りましょう。
お酒以外に高く売れる不用品はある?
買取対象のジャンルが豊富な業者であれば、実家の片付けや断捨離で処分したいものをお得に手放すことができます。
今は使っていないブランド品や洋服、アクセサリーなど自宅の押し入れに眠っている不用品はまとめて査定に出せば、部屋がすっきりと片付き、臨時収入も得られます。
- 貴金属
- 美術品
- 時計
- カメラ
- 釣り具
- スポーツ用品
これらの不用品は、ごみとして処分するのはもったいないアイテムです。趣味のグッズやコレクションなど「こんなものも?」という意外なものが高く買い取られるケースがあるため、まずは査定に出して市場価値を確認することをおすすめします。
古いお酒の買取・処分はラクタスにおまかせください!
- お歳暮でもらったお酒を処分したい
- 不用品を安く処分したい
- 自治体の資源ごみ収集に間に合わない
お酒は自宅で水に流して安全に処分することができますが、高く売れる可能性もあります。
大量の不用品の片付けでお困りの方は、愛知県名古屋市に拠点を持つ不用品回収・買取業者「ラクタス」におまかせください!
ラクタスでは、30万件以上の不用品回収・買取実績を持っており、ベテランのスタッフが適正価格で買取を行います。海外を含む豊富な再販ルートを持っているので、他社で値段がつかなかった不用品も買取可能です。
遺品整理やごみ屋敷清掃にも対応していますので、まずはお気軽にラクタスにご相談ください!