更新日:2024年4月26日
買い替えや引っ越しで古いウォシュレットが要らなくなったとき、どのように処分すれば良いか迷っていませんか?
ウォシュレットは何ごみなのか、そもそも自分で取り外しができるのかも分からないと対処が難しいですよね。
ウォシュレット(温水専用便座)は、正しく処分しないと、不法投棄とみなされる場合もあるため注意しなければなりません。
そこでこの記事では、ウォシュレットの処分方法や費用、取り外し方について詳しく解説します。
お得に処分したい方は、ぜひ参考にしてください!
目次
ウォシュレットは自分で取り外せる?
ここでは、ウォシュレットを取り外す際の注意点や準備する道具について紹介します。
ウォシュレットの取り外しに必要な道具
- バケツ
- 雑巾
- ゴム手袋
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- レンチ、スパナ
ウォシュレットを取り外す際は、水漏れが生じる可能性があるため、バケツや雑巾の用意が必要です。
取り外しに必要な工具はウォシュレットのタイプによっても異なります。
- ボトルナットタイプ:モンキーレンチ、専用締付工具
- ベースプレートタイプ:ドライバー、専用スパナ
取り付けの際に使用した専用工具が必要になることがあるため、まずは取り外し可能なのか調べるためにも取り扱い説明書を準備しましょう。
ウォシュレットの取り外し手順
ウォシュレットを自分で取り外す際の大まかな手順は下記の通りです。
- 水栓をスパナやドライバーで締める
- 給水ホースのナットを外しタンクを持ち上げる
- 便座裏のボルトを回して、ウォシュレット内の温水を流す
- スパナ、ナットで給水管・分岐金具を緩める
- ウォシュレットを取り外す
- 電源プラグ、アース線を外す
ボルトナットタイプは、連結管のナットを緩めてウォシュレット本体を取り外します。プレート固定タイプは、給水ホースを外した後に本体の取り外しボタンを押してスライドさせてください。
ネジやパッキンは紛失しやすいため、取り外したらすぐに保管することが大切です。
ウォシュレットの取り外しの注意点
ウォシュレットを取り外す際は、基本的な注意点を押さえた上で、慎重に作業を進めてください。
- 電源プラグを抜く:感電を防ぐため、濡れた手で触らない
- 元栓を締める:そのまま取り外すと水浸しになってしまう
- 無理に外そうとしない:トイレ本体の破損の原因になる
ウォシュレットの取り外しは自力でも可能ですが、細かな注意点はメーカーや品番によって異なるので、詳しい手順は取り扱い説明書を確認してください。
また、トイレの設備自体が古いと、部品がサビて取り外しにくい場合もあるため、無理に力を加えると故障してしまう恐れがあります。余計な修理代を発生させないためにも注意が必要です。
ウォシュレットの捨て方は5通り!費用や特徴を比較
ウォシュレットの処分方法は主に5通りです。
- 自治体でごみとして出す
- 水回り専門業者に依頼して交換する
- フリマアプリ・オークションに出品する
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼して捨てる
処分費用や特徴を以下にまとめましたので、自分に合った方法を検討してください。
処分方法 | 処分費用 | メリット | デメリット |
自治体 | 200~500円 | 費用を抑えて処分できる | ・回収までに時間がかかる ・自力で取り外す必要がある |
水回り専門業者 | 5,000円~ | 安全に処分できる | 費用がかかる |
フリマアプリ・オークション | 手数料:販売価格の8.8~10% ※別途送料 |
臨時収入が入る | ・中古品は売れない可能性がある ・出品に手間がかかる |
リサイクルショップ | 無料 | 状態が良い場合、現金化できる | 引き取ってもらえない場合がある |
不用品回収業者 | 3,300円~ ※要お見積り |
・掃除の手間なく回収 ・取り外しも依頼できる ・複数の不用品を一度に回収 |
費用がかかる |
①ウォシュレットを自治体でごみとして出す
多くの自治体ではウォシュレット(温水洗浄付き便座)は「粗大ごみ」として処分できます。
一辺30cm以下など自治体の指定範囲内であれば「不燃ごみ」として捨てることも可能です。
- 兵庫県神戸市:燃えないごみ(指定袋に入り、5kg以下)
- 神奈川県横浜市:プラスチック製なら「燃やすごみ」、陶器製なら「燃えないごみ」、一辺50cm以上なら「粗大ごみ」※よく洗浄すること
- 愛知県名古屋市:粗大ごみ(500円)※袋に入れること
- 東京都新宿区:粗大ごみ(400円)
- 千葉県習志野市:燃えないゴミ、※新聞紙に入れて包む
ウォシュレットは衛生面を考慮して、袋に入れたり清潔にしたりすることをルールとする自治体が多いです。ごみの分別や取り扱いに関して把握するためにも、まずは住んでいる地域の自治体のホームページを確認してください。
ウォシュレットを粗大ごみとして処分する流れ
- 自治体の粗大ごみ受付センターに連絡する
- 大きさや重さを伝えて、粗大ごみ手数料を確認する
- コンビニや郵便局で処理券を購入する
- 処理券に受付番号を記載する
- 指定の日時に処理券を貼ったウォシュレットを排出する
粗大ごみを処分する際は、事前に申し込む必要があります。
取り外しは自分で行う必要があるため、ウォシュレットの種類によっては捨てられないことも。
また、収集日当日は時間に間に合うように自力で指定場所まで運び出さなければなりません。事前の手続きなく粗大ごみを道路に置くと、不法投棄とみなされて、廃棄物処理法違反となる可能性が高いです。規則を守り、適切な方法で処分しましょう。
ウォシュレットを直接搬入して処分する
不要になった粗大ごみは、自治体の指定するクリーンセンター(ごみ処理施設)へ持ち込み、処分することもできます。
ごみの持ち込みは当日受付または事前予約を行い、自分で積み下ろししなければなりません。そのため、汚れても良い動きやすい服装で搬入する必要があります。
愛知県名古屋市では、平日昼間のみの受付ですが、10kgまでなら200円で処分可能です。
年末年始や長期休暇は混雑しやすく、待ち時間が3時間以上発生することもあるため、余裕を持って準備しましょう。
参照:名古屋市│ご自分で処理施設に搬入する場合(自己搬入)
②水回り専門業者に依頼してウォシュレットを交換する
ウォシュレットが故障して新品に交換したい場合は、水回り専門業者に依頼することも一つの方法です。
費用はかかりますが、修理が可能なのか点検してもらえるので、安全に取り外しを依頼できます。新品に交換する場合は、不要になったウォシュレットはそのまま回収してもらえる可能性が高いです。
費用はウォシュレットの状況によって異なりますが、取り外しのみでも5,000円程度が相場となっています。
ウォシュレットは家電量販店で回収できない
ウォシュレットは、以前は「小型家電リサイクル法」の対象品目だったため、家電量販店で回収が可能でした。
しかし、現在ではヤマダ電機、エディオン、ヨドバシカメラなどの大手家電量販店においてリサイクル対象外となっています。これらの店舗でウォシュレットの下取りを依頼することは難しいですが、購入時に店舗のカスタマーセンターで回収可能かどうか相談してみることをおすすめします。
参照:TOTO│「ウォシュレットは家電リサイクル法の対象品ですか?」
③ウォシュレットをフリマアプリ・オークションに出品する
問題なく作動するウォシュレットの場合、フリマアプリやオークションに出品して手放すことができます。
サービスにより手数料や送料がかかりますが、現金が得られるのでお得な処分方法です。
例えばメルカリでは、下記のようなウォシュレットが取引されています。
- Panasonic、中古、温水洗浄便座(2020年):10,000円
- TOTO、中古、温水洗浄便座(部品交換済み):15,800円
- TOTO、中古、温水洗浄便座(2014年):6,800円
取引成立となっているウォシュレットは、新品のパッキンゴムが付いていたり、専用の金具やネジ、部品が揃っていたりすることが特徴となっています。付属品を揃えて、商品情報を正確に記載することで売れやすくなるといえるでしょう。
しかし、中古のウォシュレットは、衛生面の懸念があるため、すぐに売れるとは限りません。使用期間が浅く、お手入れがされていることが明記することが重要です。
④ウォシュレットをリサイクルショップで買い取ってもらう
新品や未開封のウォシュレットや、状態が良好なものは中古のものでもリサイクルショップや買取専門業者で売れることがあります。
特に新しいモデルは人気が高く、医療・介護施設などで再販売されることも。
ウォシュレットの買い替えを検討している、または未使用品を持て余している場合は、一度査定に出すことをおすすめします。
高価買取のポイント
- 外箱や金具など付属品が揃っている
- 清潔な状態を維持している
- 有名メーカー、人気のモデルである
ウォシュレットは、型落ちする前に早めに査定に出すことで適正価格で買取されます。また、パナソニック、TOTO、LIXIL、東芝などの主要メーカー製品は特に高価買取が期待できます。
Panasonic(パナソニック)
Panasonicのウォシュレット「ビューティ・トワレ」は、省エネと快適性を追求した温水洗浄便座です。Mシリーズは省エネ基準を大きく上回り、低温時でも便座を適温に保持します。搭載モデルによっては45通りの洗浄機能や自動開閉便ふた、脱臭モードなどがあり、ノズル除菌クリーニングがあることも特徴です。
また、Ag+抗菌で衛生面を強化しており、掃除がしやすいこともポイントになっています。
TOTO
TOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット アプリコット」は、スリムで洗練されたデザインを特徴としています。凹凸や隙間を最小限に抑えたフォルムで掃除がしやすく、高級感もあります。また、「きれい除菌水」を使用した「便座きれい」機能が新たに搭載され、便座裏の黄ばみや汚れを防ぎ、除菌が可能です。
「ネオレスト LS」は、エコ機能として大洗浄時の水量を3.8Lに抑える効率的な設計となっています。
LIXIL
LIXILの「New PASSO(パッソ)」は、気流による脱臭、銀イオンパワーの除菌機能が搭載しており、節電機能とお手入れのしやすさを両立したモデルです。
壁リモコンやフルオート便座で操作性に優れており、便座裏の汚れも防いでくれます。お掃除リフト機能により、便器と便座の隙間のお手入れも簡単です。
TOSHABA(東芝)
東芝の温水洗浄便座は、ウルトラファインバブル技術を採用しており、0.001mm未満のナノサイズの泡で便器やノズルをきれいに洗浄します。また、ノズルはステンレス製でお手入れが簡単で、省エネ設計にも優れており、高効率セラミックヒーターにより、使う時だけスピーディーに水を温めます。メモリー機能を搭載しているモデルもあり、ノズル位置や水勢をワンタッチで調整可能です。
⑤ウォシュレットを不用品回収業者に依頼して捨てる
壊れたウォシュレットを処分したい方や、捨てるのに時間や手間をかけられない場合は、不用品回収業者に回収を依頼することも一つの方法です。
費用はかかりますが、事前に見積もりをすることで料金をあらかじめ確認できます。専門業者ならウォシュレットを適正処分できますが、業者選びは慎重に行うことが重要です。
メリット①掃除の手間なく回収可能
不用品回収業者を利用するメリットは、煩わしい事前の清掃や準備が不要であることです。汚れたウォシュレットでもそのまま回収してもらえます。
特に掃除に時間を割けない忙しい方や、面倒な作業を避けたい方にとって非常に便利です。また、不用品回収業者なら自治体と比較して迅速に対応してくれるため、時間が限られている方にも最適です。
メリット②取り外しも依頼できる
ウォシュレットの取り外しには、通常、専用の部品や工具が必要ですが、これらを持っていない場合や、便座に触れることに抵抗がある場合には、不用品回収業者に取り外しも依頼できることが大きなメリットです。
特に、古いウォシュレットで自力での取り外しが困難な状況でも、専門業者であれば迅速に作業してくれます。
メリット③複数の不用品を一度に回収
不用品回収業者なら、ウォシュレットだけでなく生活家電や家具・楽器など、複数の不用品をまとめて処分できます。1点の不用品から受け付けており、家庭内で不要になった様々なものを一度に片付けることが可能です。
また、業者によっては最短即日で対応してくれるので、引っ越しや大掃除の際にも便利です。土日祝日や早朝・深夜など、通常の営業時間外でも駆けつけてくれるところも多いため、忙しい方や限られた時間しかない方には特におすすめといえます。
悪質な不用品回収業者にご注意ください!
- 拡声器を使っている巡回型の不用品回収車
- 「何でも無料回収」と宣伝している
- 依頼していないのに突然訪問してくる(押し買い)
- 事前に見積もりを提示しない
- 口頭での見積もりのみで書面を出してくれない
上記のような悪質な業者を利用すると、不当な高額料金を請求されたり不法投棄されたりといったトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
こうした業者に騙されないために、見積もり時には追加料金やキャンセル料金の有無を確認し、取引する際は必ず領収書を受け取りましょう。
複数の業者から見積もりをとって比較検討することも大切です。
ウォシュレットの処分はラクタスにおまかせください!
- 引っ越し前にウォシュレットを処分したい
- できるだけ高く売って手放したい
- 仕事や育児に追われて、作業する時間がない
このようなお悩みやご要望をお持ちの方は、愛知県名古屋市に拠点を持つ不用品回収業者「ラクタス」におまかせください!
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