更新日：2024年3月27日
ごみ屋敷の片付けを業者にお願いしたい時、多くの人が気になるのは費用の問題ですよね。
不用品回収や清掃を短期間で終わらせてくれる魅力はありますが、全てを依頼すると費用が高額になることも。
しかし、適切な業者選びや安く利用するコツを知っていれば、無駄な出費を抑えつつ、質の高いサービスを受けることが可能です。
そこでこの記事では、ごみ屋敷業者を安く利用する方法や選ぶ時の注意点などを詳しく解説します。
片付け業者を上手に活用して、お部屋をきれいにしましょう！
目次
ごみ屋敷の片付け費用が高くなる原因
ごみ屋敷の片付け費用が高額になる理由は、部屋の汚れが深刻だからです。
長期間にわたり、ごみを溜め続けた部屋は、カビや害虫が発生し悪臭もひどい状態に。
ここでは、具体的にどのような作業に費用がかかるのか解説していきます。
壁や床の消毒・消臭作業
ごみ屋敷では、床や壁に汚れが染み付き、害虫や悪臭の原因になることがあります。ごみ屋敷の清掃業者は、専門的な技術を用いて、隠れた部分の消毒・消臭を行うため費用が高くなりやすいです。
- 消毒剤の散布でウイルスを死滅させる
- ハエやゴキブリなど害虫駆除剤の散布
- オゾン発生器で除菌
- 特殊コーティングで臭い予防
特に、通常の掃除では手が届きにくい天井に近い壁面や窓枠、床下、家具の裏などを丁寧に作業するため安心です。
水回り設備のメンテナンス
ごみ屋敷では水回りの設備が使用できなくなっているケースが多く、これらの点検や修理に費用がかかります。
トイレやキッチン、洗面台などに大量のごみが溜まっていると衛生面でのリスクも高いです。
長年放置したごみ屋敷は、水垢や油汚れ・排泄物が固着し、自力での作業が難しくなっています。無理に清掃を試みると、素材がサビたり劣化したりすることも。
場合によっては、設備を新品に取り換える必要が生じ、さらに費用が高くなるのです。
家電のリサイクル処分
不要になった家電を処分する際には、家電リサイクル法に基づき特定の家電製品に対して別途料金が必要です。
- エアコン
- 洗濯機・衣類乾燥機
- テレビ（ブラウン管・液晶・プラズマ）
- 冷蔵庫・冷凍庫
この法律は、製造・販売業者と消費者にそれぞれの役割を分担させ、環境に配慮した適切なリサイクルを促進することを目的としています。
該当する大型家電を処分する場合、収集運搬料金とリサイクル料金を支払わなければなりません。このリサイクル料金は、品目とメーカーによって異なります。
ごみ屋敷の片付け費用に別途追加されるため、あらかじめ費用を把握しておくことが重要です。
参照：家電リサイクル券センター
ごみ屋敷の片付け業者を安く利用する方法
費用が高くなりやすいごみ屋敷の片付け費用。
ここでは、ごみ屋敷業者を安く利用するための方法を紹介していきます。
できるだけ自分でごみ捨て・掃除をする
ごみ屋敷の片付けを業者に安く依頼するためには、前もって自分で可能な範囲でごみ捨てをすることが大切です。
費用は、ごみの量や汚れの程度によって決まるため、掃除を少しずつ進めておくと費用を抑えることができます。
- 自治体の粗大ごみ収集を利用する
- ごみ処理センターに直接搬入する
- 手の届く範囲で掃除を行う
自治体のごみ回収なら粗大ごみでも1点数百円で処分できます。ただし、一度に申し込める点数が限られていたり、すぐに処分できないこともあるため、事前に自治体の処分ルールを確認してください。
不用品買取サービスを利用する
ごみ屋敷の片付けにおける買取サービスの利用は、費用を抑える有効な手段です。
- 家具、家電
- アクセサリー
- 骨董品
- バッグ
- 書籍
これらのものは、リサイクルショップやフリマアプリ・オークションで売ることを検討しましょう。
リサイクルショップなら即現金化が可能ですし、実績の高い業者なら高価買取が期待できます。一方、フリマアプリやオークションは、売れ残りのリスクや発送の手間があります。
また、ごみ屋敷業者の中には買取サービスを提供しているところもあります。買取できる不用品が多いほど、最終的な費用を低く抑えることが可能です。
割引・キャンペーンを利用する
ごみ屋敷の片付けを行う際に、費用を節約する方法の一つとして、業者が提供する割引やキャンペーンを利用することも検討してください。
特典内容は、期間限定のものやWebサイトの申し込みで適用になるものなど、さまざまです。
- 初回限定割引
- リピーター対象の割引
- お友達紹介割
- 引っ越しサービスとの併用割
これらのキャンペーンや割引は、ホームページで確認できます。利用期限が設けられていることが多いため、間に合うように注意することが大切です。また、割引の条件やサービスについては事前に確認しておくと良いでしょう。
余裕を持って見積もりを依頼する
ごみ屋敷の片付けにおいて、余裕をもって見積もりを依頼することは、コスト削減に有効です。
急ぎの依頼は、特急サービス料金が加算される業者もあるため、早めに見積もりを取ることで無駄な出費を防ぐことができます。
また、余裕を持って進めることで、作業の進捗を把握しやすく、計画的に作業を進めることが可能です。ごみ屋敷の掃除を依頼する前に、不用品を自分で見直したい方は、十分な時間を確保しましょう。
繁忙期を避ける
ごみ屋敷業者に片付けを依頼する際、繁忙期を避けることもポイントです。繁忙期は、引越しや大掃除が多い3月、9月、12月などで、この時期は業者の需要が高まり料金が上がる傾向があります。
作業スタッフも限られた人数で対応しなければならないため、通常よりも作業時間が延長する可能性も。料金の高騰を避けたい場合は、見積もり時にスケジュールを相談すると良いでしょう。
値下げ交渉する
ごみ屋敷業者を利用する際、値下げ交渉も視野に入れると安くなる可能性が高くなります。
予算を超える見積もりがあれば、「他社と比較しているが、こちらに依頼したい」と伝えて値下げ交渉を試みます。すぐに契約するという意思を示すことや、業者の都合の良い日にスケジュールを合わせることで交渉がしやすくなることも。
ただし、無理な交渉は避けるべきです。ストレートに「もう少し安くできないか」と尋ねるのも効果的ですが、最終的には双方の合意が必要です。
ごみ屋敷業者への見積もり前に準備すること
ごみ屋敷の片付け費用は、人件費や車両費、ごみの量によって大きく変動します。
納得できる費用で依頼するためにも、まずは見積もりの前に準備すべきことを整理しましょう。
ごみ屋敷の現状を把握する
ごみ屋敷の清掃に関する正確な見積もりを得るためには、部屋の現状を詳細に把握する必要があります。
部屋の状態によって必要な作業や費用が変わるため、現状の正確な情報提供が重要です。
- 清掃が必要な部屋の数
- 汚れの状態（ごみの高さ、ごみを溜めている期間など）
- ごみの種類（家電、家具、生ごみなど）
- 害虫（ゴキブリ・ハエなど）が発生しているか
- 悪臭の度合い
床がほとんど見えない状態で、家全体がごみに覆われているのであれば、早急にプロの介入が必要なレベルです。汚れの程度を客観的に把握して、スムーズなやりとりを心がけましょう。
何を依頼するか明確にする
部屋の汚れの程度を把握したら、ごみ屋敷業者に何をどこまで依頼するか決めます。
- 家電・家具などの粗大ごみ処分
- 不用品の買取
- 清掃作業（エアコン・トイレなど）
- 特殊清掃（ペットの糞尿除去など）
- 消毒・消臭作業
これらの詳細を明確に伝えることで、より的確な見積もりを提供してくれます。ただし、実際に訪問してみないと分からないこともあるため、早めに相談することをおすすめします。
格安は危険？ごみ屋敷業者を選ぶ際の注意点
ごみ屋敷業者を選ぶ際、格安の料金サービスに惹かれがちですが、安さだけで決めると質の問題に直面することもあります。賢い選択のために、価格とサービスの質のバランスを見極めることが重要です。
ここでは、ごみ屋敷業者を選ぶ際の注意点を具体的に紹介します。
臭いが改善されないトラブルがある
適切なごみ屋敷業者に依頼しないと、清掃後も悪臭が改善されないというトラブルが発生する恐れがあります。特に、長期間生ごみなどが放置された部屋の臭いは、専門的な消臭作業が必要不可欠です。
また、臭いの原因を徹底的に調査して、壁や床の深部まで清掃し、場合によってはリフォームが必要なことも少なくありません。
安易に費用を抑えようとすると、結果的に二度手間や追加コストがかかることもあるため、注意しましょう。
貴重品を分別してくれないケースも
ごみ屋敷の清掃において、貴重品の分別に関して適切な対応が行われないところも存在します。
- 現金、小切手
- 株券、通帳
- 宝石、貴金属
- マイナンバーカード
- 健康保険証、免許証 など
これらの貴重品には個人情報を含むものが含まれており、不正使用されるリスクがあるため、丁寧な仕分けと保管が求められます。
社員の教育が徹底されていない業者や信頼性が疑わしい業者に依頼することは、貴重品の紛失や個人情報の漏洩という大きなリスクを伴うため、慎重に選択しなければなりません。
そのため、見積もり時には貴重品の取り扱いに関して十分に確認することが大切です。
費用を追加請求される恐れがある
ごみ屋敷業者を利用する際、打ち合わせが不十分だと追加料金を請求される可能性があります。
特に悪徳業者は、当初の見積もりと異なる追加料金を要求することがあるため注意が必要です。
しかし、下記のようなケースでは、正当な理由で追加料金が発生することもあります。
- トラックに積みきれないほどのごみの量がある場合
- 事前に伝えていない不用品を追加で回収依頼する場合
- お見積り内容と当日の作業内容の状況が変わった場合
このような事態を防ぐためにも、写真やメールだけでのやり取りだけでなく、訪問見積もりを依頼する方が確実です。
安くて優良なごみ屋敷業者を選ぶコツ
ごみ屋敷の片付けを依頼する際、ただ安いだけではなく優良な業者を選ぶことが重要です。
どうすれば良い業者を見分けられるのか、選択する際のポイントを紹介します。
トラック積み放題プランがある業者を選ぶ
ごみ屋敷業者を選ぶ際、トラック積み放題プランを提供しているところを選ぶことをおすすめします。処分する不用品の数や種類に関係なく、トラックの最大積載量内であれば追加料金なしで処分できます。
- 大量の不用品も一回で処分可能
- 当日の急な不用品の追加に対応
- 大型の家具・家電や普通ごみで幅広く回収
見積もり時よりも不用品が多くなっても、トラックに収まれば追加料金を支払わずに処分できることがメリットですが、事前に業者に確認しておくと安心です。
通常の搬出が難しい大きな不用品は、追加料金がかかることもあるため、注意しましょう。
ハウスクリーニング対応の業者を選ぶ
ごみ屋敷業者に依頼する際は、ハウスクリーニングのサービスを提供しているところを選ぶことも重要です。不用品回収だけ依頼して、掃除は自分で行おうと思っていても、実際は日常生活に支障を来すほど汚れが溜まっていることも。
掃除の手間を省きたい場合、初めからハウスクリーニングも依頼可能な業者を探すと効率的です。
特に賃貸のアパートやマンションの場合、ごみ屋敷の悪臭が近隣にも影響しやすいです。部屋を迅速に原状回復するためにも、プロの清掃サービスを利用することで、トラブル回避に役立ちます。
オプション費用がかかるか確認する
ごみ屋敷業者を選ぶ際には、オプション費用の内容も確認することが必要です。階段料金やスタッフの追加料金、夜間早朝の追加料金など、依頼する状況によって、さまざまなオプションが加算される可能性があります。
業者により料金体系やルールが異なるので、あらかじめ確認しておくことが望ましいです。また大型家具の処分を希望する際は、解体費用や取り外し作業代がどのくらいかかるのか事前に質問してみましょう。
複数社に見積もりを依頼する
ごみ屋敷業者を選ぶ際、複数の業者に見積もりを依頼することが重要です。少なくとも2、3社のサービス内容や価格を比較することで、自分の目的に合った業者を見つけることができます。
複数の業者に見積もりをとることで、価格相場を理解しやすく、適正な料金で作業をしてもらえます。また、見積もりの期限や予算、相見積もりであることを伝えることも大切です。
ごみ屋敷片付け業者を安く利用したい方はラクタスにおまかせください！
ごみ屋敷の片付けを安く依頼するコツは下記の通りです。
- 自分でできる範囲でのごみ捨てや掃除をする
- 不用品買取サービスを利用して現金化する
- 割引・キャンペーンを利用する
- 余裕を持って複数社に見積もりを依頼する
- 繁忙期を避ける
ごみ屋敷の片付けには費用がかかりますが、ハウスクリーニングや消臭作業に対応できる適切な業者を選ぶことや、費用を抑えるコツを把握することでお得に依頼できます。ごみの量が多い場合は、トラック積み放題プランの利用を検討し、見積もり時に実際の状況を確認してもらうことが大切です。
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