更新日:2024年8月23日
パンパンになったクローゼット、持っている服は多いのに「着る服がない」と感じることはありませんか?
管理しきれないと、似たような服を何枚も買ってしまったり、必要な時に見つからなかったりと困ることが多いですよね。
そこでこの記事では、クローゼットの効率的な断捨離の手順や片付けのコツを紹介します。
新生活の始まりや季節の変わり目に、クローゼットの衣類を断捨離することで、気持ちもすっきりするはず。
増えすぎた衣類を見直して、心も空間を軽やかにしましょう!
目次
クローゼットの断捨離を行う前の心構え
クローゼットの整理整頓を始める前に、断捨離の基本となる考え方を解説します。自分自身の価値観を見つめ直すことで、リバウンドしないクローゼットを目指しましょう。
断捨離の意味
断捨離とは、ヨガの哲学から来た3つの行動のことです。
- 断行:不必要な物を受け入れない
- 捨行:手持ちの要らない物を捨てる
- 離行:物への過度な執着を手放す
この概念は、単に物を整理整頓する以上の意味を持っており、物との関係を見直すことで、シンプルな考えと暮らしを手に入れることができます。
断捨離を実践することで、自分の考え方の癖や改善したい習慣を振り返ることができるため、日常生活が今までよりも快適になるでしょう。
自分の価値観を明確にする
クローゼットの断捨離を始める前に、自分の価値観をはっきりさせることが重要です。
流行や他人の目を気にするのではなく、自分にとって何が大切かを基準にしましょう。
「どんな自分でいたいか」と自問自答することで、本当に必要な服だけを選び、満足のいくクローゼットを実現できます。
執着を手放すと服が捨てられる
物への執着を手放すことは、服を断捨離する時に最も重要な過程です。
多くの場合、服に対する強い執着は、見栄や過去の成功など、その背後にある感情がネックになっています。
例えば、「おしゃれに見られたい」という願望や「仕事が順調だった時の服」という良い記憶が、なかなか服を手放せない理由になっていることも。
こうした背景を理解し、凝り固まった思いから離れることで、心置きなく物を減らすことができます。
お気に入りのアイテムだけ残そう
クローゼットの断捨離を成功させるためには、「好き」と「必要」という2つの基準でアイテムを選別することです。
- 素材
- 色合い
- サイズ感
など、自分にとって心地良いと感じるポイントを重視しましょう。
着心地が良く、頻繁に手に取るようなアイテムこそが、残す価値のあるものです。
自分が本当に気に入っている服や小物だけを選び抜くことで、断捨離はスムーズに進みます。
クローゼットを断捨離することのメリット・効果
クローゼットの断捨離は、空間がすっきりするだけでなく日常生活にも良い効果をもたらしてくれます。
ここでは、服を減らすことのメリットを詳しく解説していきます。
片付け・整理整頓がしやすくなる
クローゼットを断捨離すると、片付けや整理整頓がぐっとしやすくなります。
服が溢れていると気軽に掃除ができず、服から落ちる繊維でクローゼットの中はほこりが溜まりやすいです。
しかし、不要な服を減らすことで、クローゼットがすっきりし、衣替えや日常の整理が楽に。
収納は8割程度に留めることで、服が探しやすく、片付けやすい状態を保つことができ、結果として心にも余裕が生まれます。
服選びに迷わなくなる
クローゼットを断捨離すると、服選びに迷うことがなくなります。
自分にとって必要でお気に入りの服だけを残すことで、毎朝の「どれを着ようか」「イマイチだな」と悩むことがなくなり、コーディネートが楽になるでしょう。
厳選された服だけを手元に残すことで、選択肢が減り、決断疲れも少なくなります。時間に余裕が生まれることで、大切なことに時間を費やせることもメリットです。
ファッションが楽しくなる
クローゼットを整理して不要な服を処分すると、ファッションをもっと楽しめるようになります。
服の量を減らすことで、自分に似合うスタイルが明確になり、シャツやパンツなど基本アイテムさえ揃っていれば、シンプルでもおしゃれな装いが可能に。
また、年齢に合ったスタイリングがしやすくなり、過去の自分に執着せず、今の自分に相応しい自然な服装を見つけることができます。
服のメンテナンスがしやすくなる
クローゼットの断捨離をすると、服のメンテナンスが格段にしやすくなります。服がぎゅうぎゅうに詰まっていると、しわができたり傷がつきやすいですが、服の量を減らすことで余白ができるため、大切に管理することができます。
また、ゆったりと収納することで風通しが良くなり、カビや害虫のリスクも減ります。
断捨離をすることで服に対する愛着が増し、その結果、丁寧にお手入れしようと思えるでしょう。
クローゼットの断捨離の具体的な手順
クローゼットの断捨離は、手順通りに行えば、確実に服を減らすことができます。
- 全部出す
- 不要な衣類を見極める
- 必要な衣類を収納する
- 定期的にクローゼットの中身を見直す
それぞれの工程について詳しく解説していきます。
手順①全部出す
クローゼットの断捨離を効果的に進めるためには、全部出すことが大切です。
一見すると時間がかかり、面倒くさいと思われがちですが、「全出し」には多くのメリットがあります。
- 手持ちの服の量を把握できる
- 服の選別がスムーズになる
- クローゼットの掃除がしやすくなる
- 収納スペースに合わせて断捨離できる
クローゼットの中身を思い切って全部出すことで、必要な服だけをピックアップして大幅な配置変えがしやすくなります。
「こんなに服を持ってたのか」と視覚的に現実を把握できるだけでなく、探し物が見つかることも。全部出す前には、部屋のスペースを十分に確保しましょう。
手順②不要な衣類を見極める
クローゼットの中身を全て出したら、服を選別していきます。
「残す」「手放す」で判断して、どんどん服を仕分けましょう。この際、処分方法については考えないで作業を進めることがポイントです。
- 1年全く使っていない服
- 着る機会のない服
- いただきもので、なんとなく取ってある服
など、捨てるのに罪悪感を持っていた物も、気持ちだけ受け取って、思い切って手放すことが大切です。
服の量を減らしたい場合は、下記の項目も合わせてチェックしてください。
- 毛玉、ほつれがないか
- サイズが合っているか
- 似た服を何枚も所有していないか
生地が傷んでいる服は、質感や着心地も悪くなるため手放す対象です。また、体重の変化によってサイズが合わない服は思い切って処分しましょう。
「もったいない」「高かったから」という感情的な理由だけで残している服も、クローゼットが溢れる原因です。
手順③必要な衣類を収納する
大切にしたい価値観や基準に合わせて、服を選び抜くとクローゼットがすっきりします。
残すアイテムは、種類と使用頻度に分けて分類して、スペースに収まる分だけ残して整理しましょう。
- 長袖、シャツ、ボトムス、スカート、靴下など分類する。
- 頻繁に切る服、たまに着る服に分類する
- 各種類の服の上限を決めて、使用頻度の高いものから収納する
- スペースが足りないものは、手放すかどうか再度判断する
クローゼットの整理は、衣装ケースだけでなく、吊るし収納グッズも活用すると小物類が効率よく片付きます。オフシーズンの衣類は奥に移動させて、余ったハンガーも数本ひっかけておくと必要に応じて取り出せて便利に。
また、衣類のサイズに合わせた高さの引き出しを選ぶと余計なスペースが生まれることなく、きれいに収納できます。
天井近くの棚は、布製の圧縮収納ケースを活用して布団を入れたり、旅行用バッグなど使用頻度が少ないものを置きましょう。
手順④定期的にクローゼットの中身を見直す
クローゼットの断捨離は、一度行ったら終わりではありません。
サイズや好み、生活の変化に合わせて定期的に見直しを行うことが重要です。
衣替えのタイミングなど、少なくとも年に一度はクローゼットの内容を見直すことをおすすめします。
- 上質な服を厳選して残したい
- 何度洗濯してもよれない丈夫な服が好き
- ワンシーズンで着倒して買い替えたい
など、自分のルールに沿って衣類を残すことが大切です。
クローゼットの断捨離で失敗しないためのポイント
クローゼットの断捨離をする上で、「捨てなけれれば良かった」と後悔することは避けたいですよね。
ここでは、衣類の断捨離で失敗しないためのポイントを解説していきます。
リユース・リサイクルを意識する
クローゼットの断捨離で手放すと決めた物は、リユースやリサイクルを上手に活用することが大切です。
- ブランド品
- 新品未使用
- スタンダードで着回しやすい服
これらは、ごみにして捨てるのではなく、売ってお金にすることも可能です。
また、着古した衣類は、リメイクで小物をハンドメイドしたり、ウエスにすることもできます。
ごみを減らし、環境に優しい方法で手放すことで、物への感謝の気持ちを持ちながら、罪悪感なく断捨離できるでしょう。
一気に断捨離しない
クローゼットを整理する際、一気に多くの物を捨てようとすると失敗することがあります。
- 部屋が散乱してモチベーションが低下する
- 心身のストレスがかかり途中で挫折する
- 大切な物や思い出の品まで間違って捨ててしまう
こうした失敗を避けるためにも、計画的に断捨離を行うことが大切です。
クローゼットの中身の「全出し」が難しい場合は、区画ごとに分けて少しずつ進めることをおすすめします。
また、断捨離をする際は、捨てる行為に執着しないことが重要です。
本来の目的である「必要な物を残して心の余裕を得る」ことに集中して、作業を進めましょう。
迷ったら保留ボックスを用意する
クローゼットの断捨離を進める上で、「残す」「手放す」で判断できないものは、保留ボックスを用意することで失敗を防げます。
決断に迷うものは一時的に保留ボックスに入れて、時間を置いて改めて判断しましょう。
重要なのは、いつまでに見直すという期限を決めること。
例えば、断捨離をしてから1週間後・3カ月後など具体的に日付を決めて、カレンダーに記載します。保留ボックスをあえて部屋の目立つ場所に置くことで、先延ばしを防ぎ、確実に断捨離を進めることができます。
クローゼットの断捨離後のリバウンド対策
断捨離をして一時的にクローゼットがすっきりしても、気が付くと服で溢れかえってしまうことも少なくありません。
そんな断捨離後のリバウンドを防ぐための方法を紹介します。
着回しをシミュレーションする
断捨離後のクローゼットのリバウンドを防ぐためには、新しい服を購入する前に着回しをシミュレーションすることが重要です。
購入した服が手持ちのアイテムと合わない場合、結局着る機会がなく、タンスの肥やしになってしまいます。一見「良いな」と感じる衣類も、自宅にある服と合わせられなければ、それに似合った新しい服をさらに買うという負のスパイラルに陥りがちです。
購入する際は、持っている服とのコーディネートを想定し、組み合わせのしやすさをを考慮しましょう。
一つ購入したら一つ手放す
服を新しく買うたびに、古い服を一着処分するという「1in1out」のルールを設けることで、クローゼットが服で溢れることを防げます。
この習慣を続けることで、無駄遣いを減らし、結果として貯金がしやすくなる効果も。
特にセール品の衝動買いや、不必要なまとめ買いを抑えられることがメリットです。
また、自然とクローゼットの中身を見直す機会も増えるため、物が減って整理整頓が楽になるでしょう。
買う前に試着をする
クローゼットの断捨離をした後にリバウンドしないためには、服を購入する際に試着することが重要です。
オンラインでの買い物が便利な今、サイズや素材で失敗することがあります。実際に触れてみないとわからない素材のチクチク感や透け感など、イメージと異なることも。
妥協して購入した服は結局着ずに終わることが多いです。こうした失敗を避けるためにも、試着が可能なショッピングサイトの利用や店舗での購入をおすすめします。
クローゼットの断捨離で不要になった服を手放す方法
クローゼットの断捨離で不要になった服は、捨てる以外の方法がたくさんあります。
ここでは、服の手放し方を紹介していきます。
自治体でリサイクルする
使わなくなった服は、自治体で燃えるごみとして処分するだけでなく、リサイクル回収に出すことができます。
回収された衣類は、ウエスや雑巾に生まれ変わり、新たに役立ちます。
リサイクルに出す際は、各自治体のホームページに掲載されている注意事項を確認しましょう。
愛知県名古屋市では、下記のような衣類をそのままリサイクルに出せます。
- ボタン付きコート
- ジャケット
- セーター
- マフラー
- 靴下
この他にも、タオル類や毛布なども対象に含まれている自治体も多いです。
フリマアプリやリサイクルショップで売る
クローゼットの断捨離で不要になった服は、フリマアプリやリサイクルショップで売ることができます。
フリマアプリは、処分する服の量が少なく、比較的状態が良い場合に利用することがおすすめです。
自分で価格を設定できることがメリットで、人気のブランドなら出品した当日に売れることも。
一方、まとめて大量の服を回収してほしい場合は、リサイクルショップが便利です。
ただし、ノーブランド品や使用感のある服は、買取を断られることもあるため注意しましょう。
手放す服の状態や量を見極めて、適切な方法を選ぶことが大切です。
古着回収サービスを利用する
着られなくなった服は、衣類回収サービスを利用することで、リユース・リサイクルに貢献できます。
回収対象 | 特典 | プログラムの内容 | |
ユニクロとGU 【RE.UNIQLO】 |
ユニクロ、ジーユー、プラステの古着 | ― | 世界各地のNPO・NGOと連携してリユース |
無印良品 【ReMUJI】 |
無印良品の衣料品全般(下着を除く)、タオル、シーツ、カバー類 | MUJI Passport提示で1,000マイル付与 | リサイクル、原料として再資源化 |
H&M | 古着、布地((ブランドを問わない) | デジタルクーポン | リサイクル、リメイク、断熱材として再利用 |
この他、アウトドアブランドやスーツ専門店でも、店舗にボックスを設置しているところが増えてきました。
クーポンやポイントがもらえるサービスもあるため、よく購入するブランドがある場合は、ぜひチェックしてみてください。
不用品回収業者に依頼する
- 大量の服を一度に処分したい
- 忙しくて服を仕分ける時間がない
- 部屋に物が多くて断捨離が進まない
このような方は、不用品回収業者に依頼して、クローゼットの整理を行うことをおすすめします。
業者に依頼することで家の中を一気に片付けることが可能です。
梱包や運び出しの手間がかからない
不用品回収業者に依頼する大きなメリットの一つは、梱包や運び出しに苦労しない点です。
自分で衣類を一つずつ袋に詰めたり、フリマアプリのために商品を梱包する面倒もなく思い立った時に依頼できます。また、土日や平日の夜など、都合の良い時間に合わせて来てくれるため、忙しい時期でも断捨離をスムーズに進められます。
家の不用品をまとめて処分できる
クローゼットの整理で出た不要な服や、家の中で使わなくなった物を一掃する際には、不用品回収業者に頼むことで効率的に処分できます。
- 収納用品
- バッグ
- 季節家電
- 布団セット
などクローゼットに入っていた様々な不用品をまとめて引き取ってもらえます。
その他にも、生活家電やパソコンなどのリサイクル回収も可能です。
買取サービスで費用が安くなることも
不用品買取サービスを提供している業者を選べば、処分費用を抑えることが可能です。
再販ルートを複数持っている業者なら、価値のある不用品をその場で査定して現金化できます。
特に高価なブランド品など、捨てるには惜しいアイテムはお金に変えることができ、買取価格分だけ処分費用を節約できることがメリットです。
クローゼットの断捨離はラクタスにおまかせください!
クローゼットの断捨離は、服への執着を手放すことで、シンプルで快適な生活を目指せます。
自分の価値観に合わせて服を選ぶことで、本当に必要で愛着のあるアイテムのみを残し、結果として片付けが楽になり、毎日の服選びもスムーズに。
具体的な手順には、クローゼットの中身を全部出して不要な服を見極め、決められた分だけを収納することが挙げられ、定期的な見直しによって、きれいなクローゼットを維持することができます。
愛知県名古屋市を拠点とする不用品回収業者「ラクタス」では、大量の服のリサイクルや処分を一括して承ります。海外を含む複数の再販ルートを持っており、ご家庭の不用品の高価買取が可能です。
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