更新日:2024年8月5日
油を使わずに揚げ物が作れる「ノンフライヤー」(電気フライヤー)は、揚げ物がラクに作れたり後片付けが簡単だったりと人気の調理家電です。
購入価格もそれほど高くはなく、ネットなどでも気軽に購入できることからお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、不要になったときにどのように捨ててよいか迷われる方もいらっしゃいます。
今回はノンフライやーの分別方法や処分方法について詳しく解説していきます。
目次
ノンフライヤーの分別は大きさによって異なる
ノンフライヤーは、一人暮らし向きのものから家族用サイズまで、さまざまな大きさがあります。
大きさや自治体によって捨て方が異なるため、注意しましょう。
一般的に自治体では以下の2通りの分別方法があります。
不燃ごみで捨てる
ノンフライヤーの大きさが小型のものであれば、不燃ごみで捨てることが可能です。
小型というのは大きさが30㎝角以下の大きさのものが一般的ですが、不燃ごみで捨てられるかどうかは自治体によって異なるため、確認しておきましょう。
不燃ごみで捨てる場合、指定のごみ袋に入れて口を閉じ、指定された収集日に出すようにします。
粗大ごみで捨てる
30㎝角以下のものは「不燃ごみ」で捨てるとお伝えしましたが、一方で30㎝角以上の大型のノンフライヤーは「粗大ごみ」で捨てることになります。
家庭用のノンフライヤーは30㎝角以上の大きさのものが多く、大きなものだと炊飯器ほどの大きさでしょう。
粗大ごみで捨てる場合は、お住まいの自治体へ収集の申し込みが必要になります。
収集してもらうためには手数料が必要になるため、ホームページや申し込み時に確認しておいてください。
一般的にノンフライヤーを処分する際の手数料は250円~500円程度になります。
【粗大ごみ戸別収集での処分方法】
- 電話やインターネットから申し込みをする
- 手数料納付券(シール)をスーパーやコンビニなどの指定販売店で購入する
- シールに受付番号や氏名などの必要事項を記入し、粗大ごみへ貼る
- 指定された日時に指定場所へ出す
ノンフライヤーは小型家電リサイクル法対象品目
ノンフライヤーは「小型家電リサイクル法」の対象品目です。
小型家電リサイクル法とは、小型家電に含まれる鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタルなどの有用な資源をリサイクルし、再利用するために2013年に制定された法律です。
市町村・認定事業者・小売業者(家電量販店など)を通じて排出することで、事業者によってリサイクルされます。
自治体によってノンフライヤーは、リサイクル品として回収するよう推奨している地域もあるため、積極的に利用してみましょう。
自治体での回収方法
各自治体には小型家電を回収するためのBOXが設置されており、BOXへ投入するだけなので気軽に処分ができ、費用も無料とお得な処分方法でしょう。
設置場所は市役所や小売店、公共施設などが一般的ですが、自治体によって異なります。
確実に設置してあるのは家電量販店になりますが、心配な方は持ち込む前に店舗へ確認しておくと安心です。
回収BOXに入れることのできる小型家電は、対象品目であり回収BOXの投入口に入る大きさのものです。
投入口の大きさは、例えば名古屋市では「縦15㎝以下かつ横40㎝以下かつ奥行25㎝以下」になります。
一方、神戸市では「縦30㎝×横40㎝×奥行35㎝程」、京都市は「高さ30㎝×幅40㎝×奥行40㎝」と名古屋市よりも少し大きめです。
このように、自治体で投入口の大きさや品目に違いがあるため、ホームページなどで確認してください。
宅配便による回収方法を選択できる自治体も
国の認定事業者である『リネットジャパンリサイクル株式会社』にて、小型家電を宅配で回収してもらう方法もあります。
リネットジャパンでは、家庭で不用になった使用済小型家電を400品目以上回収してもらうことができ、回収BOXに入らない場合にも便利です。
多くの自治体が連携し、市町村のホームページからも申し込み手順や詳しい内容を見れることがありますので、確認してみましょう。
お住まいの自治体が連携しているかどうかはこちらから確認できます。
リネットジャパンからの宅配回収の利用方法は以下のとおりです。
- ホームページから事前申し込み
- 段ボールへ梱包
- 佐川急便による回収
- 完了メールが届く
ただし、リネットジャパンでの回収はパソコンを含む場合は無料ですが、パソコンを含まない場合は1箱1,760円(税込み)がかかります。
また、パソコンの有無に関わらず2箱目からは有料です。
ほかに代引き手数料として218円(税込み)がかかり、段ボールを購入する場合はその費用も必要です。
連携していない自治体にお住まいの場合でも利用できますので、利用したい場合はリネットジャパンのホームページをご確認ください。
自治体以外での処分方法
ノンフライヤーを自治体以外で処分する方法をお伝えしていきます。
処分方法1.家電量販店の小型家電回収サービスを利用する
家電量販店ではノンフライヤーを含む小型家電の回収をおこなっています。
回収BOXが設置されている場合はそちらへ入れて処分することも可能ですが、ノンフライヤーの大きさによってはBOXへの投入ができません。
その際は受付や回収窓口へ持ち込んで、引き取ってもらうことができます。
小型家電の場合、回収費用は500円~1,500円程度です。
ただし、自宅まで引き取りに来てもらう場合には、別途出張料や配送料がかかりますのでご注意ください。
また、店舗によっては小型家電の回収をおこなっていないことや、ノンフライヤーが対象でない場合もありますので、確認しておくことをおすすめします。
処分方法2.リサイクルショップへ売却する
ノンフライヤーが未使用品であったり、比較的新しい場合や使用頻度が少なかったりした場合には、リサイクルショップなどで売却して処分することも可能です。
一般的にノンフライヤーを含む調理家電の寿命は6~8年だと言われており、製造年月日からあまり年数が経っていないものほど買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
ほかに動作不良のないものや目立った傷や劣化がないものであれば、一度査定に出してみるのがおすすめです。
最近では店舗へ売りたいものを持ち込む方法以外にも、宅配買取や出張買取があり、車のない人や近くに店舗がない人にも利用しやすいくなっています。
利用には出張費や配送費が発生する場合もあるため、確認しておきましょう。
ただし、ノンフライヤーはどの家庭にもあるような需要の高い家電ではありません。
店舗によって取り扱いがないことや、「メーカー」「モデル」「年式」「型番」によっては買取対象外となることもあるため、事前に問い合わせをしておくと安心です。
リサイクルショップで売れやすいノンフライヤーは以下になりますので、チェックしてみてください。
- 製造5年以内のもの
- 汚れや劣化がひどくないもの
- 付属品が揃っているもの
お伝えしたとおり、ノンフライヤーの寿命は6~8年程度なので、製造年月日から5年以上経過したものは買取はほとんどしてもらえないと言えるでしょう。
また、毎年のように新しいモデルが発売される家電は、古くなると需要も落ちてしまいます。
ノンフライヤーに限らず、家電は不要になったらなるべく早く売りに出すのがおすすめです。
さらに、売りに出す前にはノンフライヤーの汚れを落としておくようにしましょう。
ノンフライヤーとは言え、調理法によっては油を多少使用することもあり、どうしても油や食品の汚れは付いてしまいます。
調理家電であるため、あらかじめキレイにしておくと買い取ってもらいやすくなったり、査定額がアップすることが期待できます。
ほかにも、付属品(取り扱い説明書、アクセサリーなど)を揃えておくことも大切です。
リサイクルショップに売却に出すときは、付属品の有無で査定額が大きく変わることもあるため、見当たらないという人は探しておきましょう。
付属品のほかに外箱もあると、査定額が上がる可能性があります。
処分方法4.フリマサイトやネットオークションを利用する
リサイクルショップでの売却と同様に、まだ新しいものや使用が少なかったものはフリマサイトやネットオークションに出品して売却するという方法もあります。
自宅から手軽に売りたいものを出品し、取引ができることで人気のフリマサイトやネットオークションは、個人間での取引のため、リサイクルショップでは買い取ってもらえなかったものでも売れる可能性があります。
また、価格設定も自分でできるため、思わぬ臨時収入になることも期待できるでしょう。
ノンフライヤーは油を使わずに簡単に調理ができることから、一人暮らしの方や男性にも人気が高まっています。
確実に売れるという保証はありませんが、品物の状態や価格によっては早く売れることもあるかもしれません。
利用方法については以下のとおりです。
- サイトに利用登録をする
- 商品の写真を撮り、説明文を載せて出品
- 購入者が現れたらやり取りをする
- 商品が売れたら梱包、発送
- 購入者に商品が届いたら完了
処分方法5.不用品回収業者へ依頼する
ノンフライヤー以外にも処分したいものがあるときや、手間をかけずにノンフライヤーを処分したいときにおすすめなのが不用品回収業者です。
不用品回収業者は電話やメールなどで簡単に申し込みができ、トラックで自宅まで不用品を取りに来てもらえます。
また、買取サービスやハウスクリーニングなど、不用品処分以外のサービスが充実している業者も多いのも特徴です。
タイミングが合えば申し込み後即日の回収ができたり、土日や夜間での回収ができたりと便利なサービスですが、費用がかかるため見積もりを取るようにしましょう。
その際、ノンフライヤー1点のみよりも複数で利用するほうがお得になります。
業者によっては少量パックやトラック積み放題パックなど、お得な料金パックを用意していることもありますので、何社かで見積もりを取り、希望に合う業者を見つけましょう。
まとめ
今回はノンフライヤーの処分方法について解説してきました。
ノンフライヤーを処分する際は、処分までの手間やかかる費用などで比較し、状況や希望に合った方法を選択するとよいでしょう。
一覧にしたものは以下のようになります。
処分方法 | 処分費用 | 特徴 |
自治体 | 不燃ごみ:無料 粗大ごみ:250円~500円 回収BOX:無料 |
粗大ごみは事前申し込みが必要 |
リネットジャパンリサイクルによる回収 | パソコンを含む場合は無料 パソコンを含まない・2箱目は1,760円(税込み) 代引き手数料として218円(税込み) |
・事前申し込みが必要 ・段ボールを自分で用意する、または購入する |
家電量販店 | 550円(税込み)~ | ・基本的には持ち込み処分 ・自宅へ引き取りの場合は、別途出張費や宅配費用がかかる |
リサイクルショップ | 無料 | ・売れた場合は収入になる ・宅配買取、出張買取の場合は費用がかからないか要問合せ |
フリマサイトやネットオークション | 無料 販売手数料や送料が発生することもある |
・売れた場合は収入になる ・購入者とのやり取りや梱包、発送などの手間がかかる |
不用品回収業者 | 1点3,000円~ | ・申し込みが簡単 ・回収日を指定できる ・ノンフライヤー以外の不用品処分が可能 ・費用は業者によって異なる ・見積もりを取る |
ノンフライヤーは小さなものであれば、自治体での「不燃ごみ」や「小型家電回収BOX」で無料で捨てることができます。
しかしノンフライヤーは炊飯器ほどの大きさのものも多く、その場合は「粗大ごみ」で捨てなければならないことも。
また、回収BOXの投入口はそれほど大きさがないため、ノンフライヤーを捨てるために利用するのは難しいこともあります。
ノンフライヤーの状態によっては売れることもできるため、お金をかけずに処分したい方は売却することも検討してみてください。
当社『ラクタス』では、不用品の回収、処分をおこなっており、ノンフライヤーを含むさまざまな不用品の回収実績が豊富です。
もちろん、買い取りサービスもありますので、買取品、不用品がある場合にもお任せください。
2024-04-12