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投稿日:2022年12月26日
更新日:2022年12月26日

いつの間にかペットが増えて、自宅がごみ屋敷のようになってしまった

実家がごみ屋敷でペットもいて片付けられない

このような悩みを抱えていませんか?

 

ペットがいる家では、少しの間、掃除をしなかっただけで一気に汚れてしまうことがあります。

近年ペットがいるごみ屋敷が増えており、ペットが絡むごみ屋敷は近隣からの苦情や住人や建物へのリスクも多いためすぐに片付ける必要があります。

 

しかし、ペットがいるごみ屋敷を片付けるのは、一般的なごみ屋敷よりも大変です。

この記事では、ペットがいるごみ屋敷で起こるリスクや片付け方法を紹介します。ペットがいるごみ屋敷の片付け方法がわからない方は参考にしてください。

 

【この記事でわかること】

  • ペットがいつの間にか増えてごみ屋敷になることがある
  • ペットがいるごみ屋敷は悪臭や鳴き声で近隣の迷惑になる
  • ペットの糞尿が悪臭や建物を傷める原因になる
  • 害虫が繁殖し感染症などの原因になる
  • 自力でごみ屋敷を片付ける方法もあるが体力がいる
  • 特殊清掃業者に依頼すればスピーディーにきれいに仕上がる

ペットがいる家がごみ屋敷になりやすい理由

動物好きの方にとって、たくさんのペットに囲まれて暮らすのは幸せですよね。しかし、ペットの飼育は思った以上に大変です。最初は適切に飼育できていても、さまざまな事情で飼育環境が悪化することもあります。

ペットがいる家は、以下のような理由からごみ屋敷になりやすいと言われています。

 

  • 未去勢でペットが増え飼育崩壊が起こる
  • ペットの毛や糞尿を放置する
  • ペットを残して飼い主が亡くなる、失踪する

 

ペットは生き物のため、毎日の適切な世話をしないと糞尿が散らばり、とたんに家が荒れてしまいます。

ここからは、ペットがいる家がごみ屋敷になりやすい理由を順番に見ていきましょう。

未去勢でペットが増え飼育崩壊が起こる

ペットは不妊や去勢手術をしなければ、妊娠・出産を繰り返しどんどん増えていきます。もともとペットは自然界を生きる動物なので、生殖行動があるのは当然です。不妊や去勢手術をしない限りは繁殖し続けます。

 

不妊や去勢手術は動物愛護管理法でも、飼い主に定められた義務です。無責任な飼い主がペットを放置した結果、管理しきれないほど増えたペットが原因でごみ屋敷となるケースが増えています。多頭飼育崩壊は、近年ニュースで取り上げられることも多く社会問題の一つにもなっています。


参考:犬猫150匹超える多頭飼育崩壊…神奈川県が飼い主に犬猫の所有権放棄を指導 動物愛護団体など保護へ

ペットの毛や糞尿を放置する

ペットを飼っていると、毎日の掃除が欠かせません。数日掃除を怠ると、どんどん汚れが溜まります。特に長毛種のペットを飼っている場合は、1日掃除をしなければ部屋中に毛が浮いたり、部屋の隅に大量の毛が溜まったりします。そのうち、衣類や食べ物にまで毛が付着するようになります。

 

ペットは生き物なので、毎日排泄もします。糞尿の処理を1日でも休むと、悪臭を放つようになります。ペットを飼育することは、毎日お世話の必要があるということです。お世話のサイクルが崩れると、とたんにごみ屋敷へと向かっていってしまいます。

ペットを残して飼い主が亡くなる、失踪する

もともとは正常にペットを飼育していても、飼い主の高齢化や病気などにより、飼育環境を維持できなくなることもペットがいる家がごみ屋敷になりやすい原因です。

 

家族でペットを飼育している場合は、誰かが病気になっても家族が飼育を続けますが、一人暮らしの場合は飼い主が動けなくなるとすぐに飼育崩壊が起こるケースも珍しくありません。近年では、飼いきれなくなったペットを残して飼い主が失踪するケースもあり、飼い主のモラルが問われる問題となっています。

ペットがいるごみ屋敷で起こるリスク

ペットがいる家が、ごみ屋敷になってしまうと以下のようなリスクがあります。

 

  • ペットの悪臭や鳴き声で苦情が来る
  • ハエやダニなどの害虫がわく
  • 感染症が発生するリスクがある
  • 糞尿で建物が傷む
  • 原状回復費用がかかる

 

ペットがいるごみ屋敷で最も大きなリスクは悪臭です。処理しきれていない糞尿の臭いや、ペットの体臭が付近に漂い、近隣からの苦情の原因になります。ペットがいる家がごみ屋敷になると、感染症や建物が壊れる原因にもなり、飼い主やペットにとってもリスクになるのです。

それでは、ペットがいるごみ屋敷で起こるリスクを詳しく解説します。

ペットの悪臭や鳴き声で苦情が来る

ペットが原因の悪臭は、ごみだけの臭いよりも強烈です。

臭いの原因は糞尿のアンモニア臭だけでなく、雑菌などの臭いや縄張りを主張するためのフェロモン臭、中には死んだペットの腐敗臭が混ざっていることもあります。家の中だけでなく、庭も自由にペットが行き来している場合は、臭いが広範囲に渡り、独特な刺激臭が近所からの苦情の原因になります。

 

飼い主が留守の間にずっと鳴き続けるペットもおり、鳴き声の騒音も問題になります。ごみ屋敷の中しか生きるスペースがない犬や猫にとって、その生活はストレスの大きなものでしょう。マンションの場合は、臭いや騒音から強制退去となるケースも多々あります。

ハエやダニなどの害虫がわく

ハエやダニなどの害虫は、ペットの糞尿や食べ残しを餌に繁殖します。これらの害虫は汚くじめじめした場所を好み、生ごみやハウスダストなど餌になるものも多いごみ屋敷はまさに格好の住処です。特にゴキブリは繁殖力が強く、どんどん増えていくので見つけたら早めの駆除がおすすめです。

 

また、飼育崩壊しているごみ屋敷ではペットの数が把握しきれなくなり、ごみの中でペットが死んでいることに気付かず白骨化した死体や死んだばかりの死体が発見されることもあります。

死体が腐ると、ウジ虫が湧きハエになります。ハエがゴミや死体に卵を産むと数日で成虫になり、あっという間に増えてしまうのです。

感染症が発生するリスクがある

ごみ屋敷の不衛生な環境で、害虫などを放置して住み続けると人間にもペットにも感染症のリスクがあります。

人間は喘息、胃腸炎、各種のアレルギー症状など、ペットは皮膚病などの病気にかかりやすくなり、感染症にかかったペットは、大量のごみの中で死亡するリスクもあります。また、ごみ屋敷で発生した害虫が移動して、近隣の住民に健康被害が起こるケースもあるのです。

糞尿で建物が傷む

ペットを自宅で飼育している家は、室内で放し飼いをしていることも多いでしょう。ごみ屋敷では、室内にいるペットはいたるところで糞尿をします。

ペットの糞尿を始末しきれないと、ペットの糞は床や壁にこびりつき、臭いがしみつきます。尿は建物の内部まで染み込み、木材を腐らせます。ペットは、室内を自由に動き回っているため、汚れの範囲も広く、建物の傷みも激しくなります。ペットの糞尿で床や柱が腐ってしまうと、建物が崩壊するリスクもあるのです。

原状回復費用がかかる

賃貸の家は、物件の明け渡し時に現状回復する義務があります。

ペットを飼育していてごみ屋敷になった場合は、大がかりなリフォーム工事や消毒作業が必要になることがあります。ペットの糞尿によって床や壁、柱が腐ると簡単に元に戻せません。完全に原状回復するためには内装を解体する必要がある可能性もあります。

たとえ持ち家の場合でも、ごみ屋敷をきれいにするためには大がかりなリフォームや清掃が必要になり、多額の費用がかかる点では同じです。

ペットがいるごみ屋敷を片付ける方法

ペットがいるごみ屋敷は悪臭や騒音などで近所から苦情が来たり、人間やペットの健康被害が起こったりするので、そのまま放置するのは良くありません。

ここでは、少しでもペットたちの環境を良くするために、自力でできる対処法を紹介します。しかし、いざ掃除してみると思ったよりも汚れがひどい場合や途中で体調が悪くなることもあります。

 

ごみ屋敷の清掃は体力や気力もいりますので、無理しないで清掃業者に依頼しましょう。愛知・名古屋にお住まいの方でペットがいるごみ屋敷にお困りの方は、ラクタスへご相談ください。

ペットがいるごみ屋敷を掃除するための準備物

ペットがいるごみ屋敷は、ごみを片付けるだけではなく糞尿の片付けや消毒作業なども必要になります。そのため、糞尿や臭いを取るための洗剤や消毒液、汚れから守るための作業着などを用意しましょう。

 

【清掃のための準備物】

作業着

汚れてもいい服・エプロン・軍手・ゴム手袋・マスクなど

ごみ袋

10~20枚程度(丈夫なもの)・新聞紙・段ボール

糞を処理する道具・掃除道具

金属のスコップやへら・ほうき・雑巾・ちりとり・ペーパータオル

消毒用

消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)・住宅用洗剤

消臭用

消臭用薬剤(クエン酸など)

殺虫剤

次亜塩素酸ナトリウム・アルコールスプレー

部屋の汚れ具合に応じて、これらの道具をそろえてください。

 

ごみ屋敷はハウスダストが多く、臭いも激しいので、マスクやエプロンを付けてから作業するのがおすすめです。散らばったごみでけがをすることもあるので、軍手やゴム手袋も忘れないようにしましょう。

ごみ屋敷片付けの流れ

それでは、ペットがいるごみ屋敷を片付ける流れを紹介します。

 

  1. ごみを仕分けて捨てる
  2. 糞尿の始末をする
  3. 消毒する
  4. 消臭する

 

まずは、家の中にあるごみを片付けます。害虫が発生している場合は、殺虫剤を撒きながら作業するのがおすすめです。

必要なものと不要なものに分けて、不要なものはごみ袋に入れていきましょう。その際、自治体のルールに則して、ごみを仕分けておきましょう。

 

ごみが片付いてきたら、ペットの糞の掃除をします。糞が固まっていたり、床や壁にこびりついていたりしたら、スコップやへらで取り除いてください。猫など高いところに登れるペットがいる場合は、家具の上などの見えにくい場所も確認しましょう。

 

糞が取れたら、次は尿の汚れを掃除します。尿の汚れは、住宅用洗剤をスプレーしながら雑巾で拭きます。マットなど洗濯できるものは、消毒液につけ置きして洗濯しましょう。室内が片付いたら、消臭作業をします。消臭するには、クエン酸など酸性の液体を使用します。お酢を利用すれば、万が一ペットが舐めても安心なのでおすすめです。

 

最後に室内全体の消毒作業を行います。部屋全体に次亜塩素酸ナトリウムをスプレーします。次亜塩素酸ナトリウムがない場合は消毒用アルコールを使用し、部屋の隅々まで消毒しましょう。

ごみ屋敷の片付けを特殊清掃業者に依頼するメリット

ペットがいるごみ屋敷の片付け方法を紹介しましたが、自分では難しいと感じた方もいるのではないでしょうか?

ペットがいるごみ屋敷の片付けは、実際にやってみるとかなり大変できつい作業です。無理して掃除をすると体調を崩したり、きれいに掃除できなくてまた元のごみ屋敷に戻ったりする可能性もあります。どうしても自分で掃除できない場合は、専門の特殊清掃業者に依頼しましょう。

 

ごみ屋敷を専門で片付けてくれる特殊清掃業者に依頼すれば、次のようなメリットがあります。

スピーディーに作業できる

特殊清掃業者に依頼すれば、最短即日で作業が開始されます。今すぐにきれいにしたい、退去日が迫っているのでどうしても今日中に作業したい等の要望にも答えてくれる可能性もあります。

 

例えば、愛知県のラクタスなら最短即日で見積もりから作業完了まで可能です。32,000件以上の実績を元に社内研修を行っているため、全てのスタッフが効率よく作業をこなし、作業時間も大幅に短縮されます。

悪臭やカビの除去、害虫駆除にも対応

ごみ屋敷の片付けの中でも大変な作業が、消臭や害虫駆除作業です。一度しみついた臭いは、一般の人の作業では完全に消臭できません。特殊清掃の専門業者なら、専門の機材を使用してしっかりと消臭作業を行います。

 

プロによる害虫駆除は、効果的な殺虫剤を分けて使用して現場の害虫に合わせてしっかりと駆除します。近所迷惑にならないように、できるだけ室外に逃がさないように害虫駆除を行う配慮も欠かせません。建物の内部などに潜む害虫も逃がさないよう駆除してくれるので再び虫がわくのでは?と不安になることもありません。

どんなごみ屋敷でも対応してくれる

専門の清掃業者であれば、一般の人が手を付けられないような、ごみ屋敷でも対応してくれます。例えば、家族が住む家がいつの間にかごみ屋敷になっていた、ペットがいつの間にか増えて手に負えなくなってしまったなど、どんな状態のごみ屋敷でも対応してくれます。

 

ごみの処分もしてくれるため、大量のものがあるごみ屋敷でも問題ありません。自分だけでは対応できなくなったごみ屋敷は、早めに専門の清掃業者への依頼がおすすめです。

消臭して原状回復もしてくれる

ペットがいるごみ屋敷では、原状回復作業も大切です。表面上は消臭できていても、建物内部にしみついた臭いがなかなか取れないこともあります。清掃後に臭いが残る場合は、床材や壁紙の張り替えを行い、臭いの原因を根本から解決し原状回復も行ってくれます。

 

特殊清掃業者なら、臭いや汚れを徹底的に排除し原状回復作業まで一貫して行うため、いろいろな業者に依頼する必要もありません。

特殊清掃業者の選び方

近年のペットブームから、ペットが絡むごみ屋敷が増えています。そのため特殊清掃業者の需要も高まっており、それに伴い特殊清掃業者の数も増えています。はじめて特殊清掃業者を利用する場合、多くの業者の中から選ぶ基準がわからない方も多いのではないでしょうか。

特殊清掃業者は、次の3点を基準に選びましょう。

 

  • 実績が多い業者を選ぶ
  • 有資格者がいる業者を選ぶ
  • 予算に合った見積もりの業者を選ぶ

 

特殊清掃業者は、自宅に入って清掃を行うため信頼できる業者に依頼するのが一番です。後になって、オプション費用などを依頼され、清掃費用が莫大になることもあるため、特殊清掃業者の相場を知り、予算に合った明確な見積もりの業者を選ぶことも大切です。

それぞれの基準を、詳しく見ていきましょう。

実績が多い業者を選ぶ

特殊清掃の現場には、いろいろな状況があります。消臭や害虫駆除、原状回復作業は、しっかりとしたノウハウや技術が必要です。経験の浅い業者では、見た目はきれいになっても臭いが取れていないこともよくあります。

 

実績豊富な業者であれば、多くの現場で培ったノウハウをもとに原状回復までしっかりと対応できます。特殊清掃業者を依頼する場合は、Webサイトなどでこれまでの実績を確認しましょう。

有資格者がいる業者を選ぶ

特殊清掃に特別な資格は必要ありませんが、遺品整理や優良事業所などの資格があれば安心です。また、作業スタッフが社員証を携帯し、身元がはっきりわかるスタッフが作業することもポイントです。作業スタッフが有資格者であれば、各分野のプロフェッショナルが現場で作業にあたるため安心して依頼できます。

予算に合った見積もりの業者を選ぶ

優良な特殊清掃業者の場合、現場をしっかりと確認しわかりやすい見積もりを作成します。後から追加費用やオプション費用など高額な代金を請求することはありません。特殊清掃業者に依頼する場合は、現場の状況を確認し明朗な見積書を提示する業者を選びましょう。

 

ごみ屋敷の清掃を業者に任せた場合の相場の目安は、以下のとおりです。

部屋の⼤きさ

お⽚付け料⾦

1K

2万円〜10万円程度

1LDK〜2LDK

8万円〜20万円程度

2LDK〜3DK

15万円〜40万円程度

引用元:ラクタス

 

ごみ屋敷の状況によっては、費用が高くなるケースもありますが、表を目安に予算に合った特殊清掃業者を選びましょう。

まとめ:ペットがいるごみ屋敷は早めに片付けを!特殊清掃業者なら早い!

ペットはかわいいのですが、適切な飼育ができないと飼育崩壊を招き人間もペットも幸せになれません。

ペットがいるごみ屋敷は、臭いや鳴き声、害虫などで近所からの苦情などにより、強制退去になる可能性があります。ペットの糞尿などで建物が傷み、退去費用やリフォーム費用が高額になるため、早めの対処がおすすめです。

 

ペットがいるごみ屋敷の片付けは、体力も気力も消耗します。愛知・名古屋にお住まいの方でペットがいるごみ屋敷にお困りの方は、ラクタスへご相談ください。専門の資格を持ったスタッフがすぐに現場にお伺いします。

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