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投稿日:2023年1月13日
更新日:2023年1月13日

ここを訪れた方は、今あるお墓を維持するかどうか迷っている方ではないでしょうか。

近年、少子化が進み「後継ぎがいない」「維持や管理が難しい」などの理由から『墓じまい』をする人が増えています。
そもそも、ここ数年のコロナ禍の影響で墓参りをする人は減少傾向にあり、2016年に比べると25パーセント程度も減ったというデータもあるようです。

確かに、今の時代お墓が遠方にありなかなか行けないという人も多く、「墓離れ」が進みお墓を持たないという人も増えています。
そこにもやはり「継承者がいない」という事情が多く、今あるお墓を手放そうと考える人が増えているのもうなずけます。

今回は『墓じまい』とはどのようなことか、手続きの流れや費用などを解説していきます。

墓じまいとは

墓じまいは、お墓を「撤去・処分・別の場所で供養する」こと

墓じまいとは、今あるお墓を解体して撤去し、更地にしてから墓地の管理者へ敷地を返すことを意味します。
一般的な墓地は土地を購入しているわけではなく、霊園などの土地の使用権を借りてお墓を建てているため、墓じまいをして遺骨を移動したあとは返還しなければなりません。

また、お墓に納められているお骨は別の場所で供養する必要があります。

墓じまいはお墓を撤去して終わりだと思う方もいるかもしれませんが、お墓の中の遺骨を取り出して供養するまでが墓じまいとなります。

墓じまいが増えている理由

墓じまいが増えている理由として、多様化する生活スタイルや、今の若い人たちのお墓への意識の変化が関係していると言えます。

これまでは、埋葬される際は先祖代々続くお墓に入り、檀家となっている寺院にお墓の管理や供養を行ってもらうことが常識でした。
そのため「お墓を引き継ぐ人」が必要とされ、お墓を守ることが当たり前とされてきました。

しかし、最近ではそのような考えを当たり前とはせず、自分らしい埋葬方法を選ぶ人が増えており、お墓に対する意識も変わってきたと言えます。

 

墓じまいが増える理由1.)生活スタイルの変化

最近では核家族が増えているほか、生涯を独身で過ごす人や子供を持たない夫婦も増えています。
その結果、お墓を持っていても継承者がいない、管理する家族がいないなどを心配してお墓を持たない、墓じまいをするという選択をする人が増えているようです。

また、昔に比べて同じ場所に住み続ける人が減っており、お墓に対しての関心が薄れています。
転勤などですぐに引っ越ししてしまったり、両親の住む土地ではなく都会へ移り住んだりと、お墓を代々受け継ぐという考え方を持っている人は少なくなっています。

 

墓じまいが増える理由2.)お墓に対する意識の変化

昔はお墓は「代々引き継ぐもの」とされてきました。
しかし、子どもや孫に「お墓の管理や費用などの負担をかけたくない」と考える人が増え、お墓に対する意識も変化してきています。

お墓の維持費や管理費、お寺へのお布施などは年間にすると結構な金額になります。
少子高齢化が進み、家族の形や生活スタイルが変化した現代では維持費の支払いが困難だと思う人も少なくありません。

また、お墓が遠方にあった場合、お墓まいりをすることすら負担になるでしょう。
このようなことから「お墓を持たなくてもよい」と考える人が増えています。

墓じまいを行う最適な時期はいつ?

墓じまいを行う最適な時期は、春や秋などの穏やかな気候の時期と言われています。
3月~5月、10月~12月など、暑さや寒さが厳しくなく、雨の影響のない季節がおすすめです。

しかし、墓じまいにはこの時期でなくてはならないといった決まりはなく、どのタイミングで行っても大丈夫です。

また、墓じまいを考える人の多くはお盆やお彼岸などの墓参りシーズンに決断することが多いようです。
これは、実際に墓参りをして負担を感じたり、墓参りに行けなかったりすることがきっかけとなるから。

お盆は親戚と顔を合わせる機会も多く、お墓について相談できるよいタイミングと言えます。

お墓をそのまま放置したらどうなる?

お墓を管理する人がおらず、維持費や管理費などが一定期間、支払われずに放置された状態のお墓を「無縁墓」と言います。
大抵はお墓を継承する人がいないというのが理由ですが、継承者がいても管理費の支払いを知らなかったり、支払いを拒否したりした場合も無縁墓になってしまうことがあります。

無縁墓になる条件とは

お墓の使用者や祭祀継承者(さいしけいしょうしゃ)がいないと「無縁墓」として扱われます。
多くの霊園や墓地では、お墓の様子や管理費の滞納が続いている場合に無縁墓と判断するようです。

無縁墓だとみなされても、お寺や霊園が勝手に手続きを進めるのではなく、墓埋法施行規則第三条で規定された手順に従うことになります。
法律で定められているとおり、亡くなった方が住んでいた場所、本籍地などから、お墓を承継する権利を持っている方がいないかどうかを確認します。

また、お墓には縁のある方を探すための立て札が設置されることになり、無縁墓となってしまう恐れがあることを知らせます。
それでも見つからなければ新聞広告などでお墓の縁故者を探しますが、1年以内に見つからない場合は無縁墓と認定されてしまいます。

無縁墓になったらどうなる?

無縁墓と判断されたら、管轄の自治体へ「改葬許可申請書」が提出され、許可が下りたら墓石を撤去して更地に戻す作業を行います。
納骨室にあったご遺骨は他の無縁墓のご遺骨と一緒に合葬されることになり、合葬されてしまうと遺骨を取り出すことはできません。

「合葬」とは「知らない人たちと一緒に埋葬」されることで、そのご遺骨は混ざり合った状態で地面に埋葬されます。
合葬は、やむを得ない事情や継承者問題の対処として選ばれることがほとんどでしたが、近年では「お墓を持たない」という選択をする方も合葬を選ぶケースが増えてきています。

無縁墓の問題点

無縁墓は墓地や霊園側から見ると以下のような問題点があります。

  • 他の埋葬者を受け入れることができない
  • 管理費などの滞納による負債が発生する
  • 墓石の撤去費用を負担しなくてはならない

放置されたお墓があることにより、他の埋葬者を受け入れる場所が減ることになります。
墓地区画には限りがありますので、霊園側はなるべく多くの区画を使用してもらいたいと考えるでしょう。

また管理費の滞納が続くと霊園側の負債となってしまいます。
さらに墓石の撤去などは50万円ほどかかりますが、この費用も霊園側が負担することになるため、無縁墓は大きな問題となっています。

無縁墓にしないためには

無縁墓となってしまうと、霊園や墓地側に迷惑をかけるだけではありません。
一度解体されてしまった墓石は元に戻すことはできませんし、合葬へ移動させられたご遺骨はどれが先祖の遺骨か判断できず、取り出すことは不可能になります。

そもそも、無縁墓と判断される前でも「先祖代々のお墓が手入れされずに荒れ放題…」という状態は避けたいですよね。
無縁墓となってしまう前に対策を取っておきましょう。

墓じまいを行う

「子どもがいない」
「息子はいるが海外に暮らしている」
「子どもが墓参りや法要に関心がない」

さまざまな理由からお墓の将来に不安があるという場合は、墓じまいを行うのが一般的です。

「先祖代々のお墓をなくすなんて…」と心配される方もいますが、将来誰も管理できず、先祖のご遺骨が他人のご遺骨と混ざって埋葬されるよりは早めに墓じまいをするほうが安心です。

墓じまいは30万円~50万円ほど費用がかかりますが、管理費を未納のまま放置するとまとめて請求がくることもあり、早めに行っておくほうがよいでしょう。

永代供養で埋葬を行う

永代供養(えいたいくよう)とは、様々な理由でお墓参りに行けない・お墓の管理ができないという遺族の方に代わって、霊園や寺院がご遺骨を管理・供養してくれる埋葬方法のことです。
つまり、永代供養を選べば霊園などがお墓を管理してくれるため、子どもや孫などがお墓を継承しなくてもよいというわけです。

永代供養は霊園などにお墓の管理を委託できるというだけでなく、墓地用の土地と墓石を用意する必要がないため、一般的なお墓の費用と比べると安く済むということもメリットと言えます。
ほとんどの永代供養墓は合同墓なので土地や墓石を購入しなくてもよいというわけです。

そのため、お墓の費用を抑えたいという方にも多く選ばれています。

墓じまいにデメリットはあるか

墓じまいに至るまでにはさまざまな事情があり、各家庭によっては何が正解なのか悩むこともあるでしょう。
一度墓じまいを行ってしまうと元に戻すことはできません。

墓じまいには次のようなデメリットもありますので、理解したうえで検討してみてください。

  • 親族とトラブル発生の可能性がある
  • お寺とトラブル発生の可能性がある
  • 費用が発生する

親族とトラブル発生の可能性がある

お墓に対しての考え方は人それぞれですので、親族であっても意見が合わない場合もあるでしょう。
もし親族へ相談せずに勝手に墓じまいを進めてしまうと、トラブルになってしまう恐れがあるため、必ず全員に知らせるようにしましょう。

また、事前に親族へ相談することによって、お墓の管理ができる人間が見つかり墓じまいをせずに済むケースもあります。
墓じまいに同意し行うことになった場合でも、費用の負担をどうするか、誰が手続きを進めるかなどを事前に決めておくようにします。

お寺とトラブル発生の可能性がある

お墓の管理を菩提寺(先祖代々のお墓を持つお寺のこと)へお願いしている場合、墓じまいをすれば檀家(だんか:寺院に所属する家)をやめることになります。
長年檀家であった場合、お寺が先祖代々のお墓を守り、供養を行ってくれていたため、その繋がりも深いものになります。

寺院は檀家からお布施で経済的支援をしてもらっているため、檀家をやめることを快く思わない場合があるかもしれません。

そのため、檀家をやめることを伝える際には事情を丁寧に説明し、お世話になったお礼の意味も含めて3万円~20万円程度の離檀料をお渡しするなどの対応が必要となります。

費用が発生する

墓じまいを行うには一時的に費用が発生します。

お墓の大きさや立地、地域によって金額は異なりますが、お墓を撤去するだけでも10万円~30万円ほどかかると言われています。
しかし、ほかにも行政手続きの費用、取り出したご遺骨の改葬費用などがかかります。

改葬は「散骨する」「永代供養する」などの方法がありますが、どの方法を選ぶかによってもかかる費用が変わってきます。
かかる費用については墓じまいの手順のところでも詳しくご紹介します。

墓じまいの手順

実際に墓じまいをしようと考えたとき、どのように手続きを進めればよいのでしょうか。
手順は次のとおりです。

  1. 親族・関係者に墓じまいの意向を伝え、同意を得る
  2. 改葬をする場合は受け入れ先を決める
  3. 改葬の手続きを進める
  4. 解体業者・石材店を決める
  5. 閉眼法要・遷仏法要を行う(菩提寺がある場合のみ)
  6. 遺骨の取り出し
  7. お墓を解体・撤去

手順1.親族・関係者に墓じまいの意向を伝え、同意を得る

まずは親族間、関係者などへ墓じまいの意向を伝えます。
このとき全員へ連絡し、同意をもらうようにしましょう。

親族間で同意が得られたら寺院や霊園などにも墓じまいの意向を伝えるようにします。

手順2.改葬をする場合は受け入れ先を決める

取り出したご遺骨を改葬(新しいお墓に移す)する場合、新しい受け入れ先を確保しなければご遺骨を取り出すことができません。
改葬だけでなく、遺骨を取り出した後の選択肢は次のようなものがあります。

  • 永代供養墓(お寺や霊園が管理・清掃・供養などを行う合同墓)
  • 散骨(遺骨を粉末状にし、海や空、山の中などにそのまま撒くこと)
  • 手元供養(自宅などの手元に置いておくこと)
  • 納骨堂(骨壷に遺骨を入れたまま納骨堂で安置しておくこと)

手順3.改葬の手続きを進める(かかる期間:数日~数カ月)

改葬の受け入れ先が決まったら手続きを進めていきます。
まずは手続きに必要な書類を用意します。

  • 埋葬・埋蔵証明書
    ご遺骨を埋葬している寺院や霊園などに、現在ご遺骨が埋葬されていることを証明するために発行してもらう書類です。
    自治体によって異なりますが、交付に300円~1,500円程度の手数料がかかります。
  • 受け入れ証明書
    新たなご遺骨の受け入れ先に発行してもらいます。
    基本的には手数料はかかりません。
  • 改葬許可申請書
    「埋葬証明書」「受入証明書」を揃えてから「改葬許可申請書」を移転元のお墓の市区町村役場に提出し「改葬許可証」を発行してもらいます。
    自治体によって異なりますが、無料~1,000円程度の手数料がかかります。
  • 戸籍謄本
    場合によっては申請者と遺骨の間柄や、遺骨の死亡年月日がわかる戸籍謄本が必要になることもありますので注意してください。

役所から交付してもらった「改葬許可証」を移転元のお墓の管理者に提示すると、ご遺骨を取り出し移動させることができるようになります。

申請書や許可証は遺骨1体につき1枚ずつ必要になりますのでご注意ください。

手順4.解体業者・石材店を決める(かかる期間:数日~1カ月)

お墓からご遺骨を取り出したあと、墓石を解体し撤去してもらうための石材店を選びます。
しかし、寺院や霊園によっては指定の石材店がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

指定の石材店がない場合は自分で選ぶ必要があるため、見積もりを取るなどして費用を比較するのがおすすめです。
墓石の撤去費用の相場は、墓石の大きさや撤去方法によって異なりますが、1㎡あたり約10万円程度と言われています。

手順5.閉眼法要・遷仏法要を行う(かかる期間:1日)

閉眼法要」とはお墓に宿っている故人の魂を抜き、お墓を普通の石碑の状態に戻すための儀式で、「魂抜き」とも呼びます。
菩提寺(先祖代々のお墓を持つお寺のこと)にお墓がある場合、お墓からご遺骨を取り出す前に僧侶を招いて供養を行ってもらいます。

「浄土真宗」の場合には、魂抜きの代わりに「遷仏法要」があり、読経の儀式を行います。

「閉眼法要」の際には親族が集まり線香をたき、お墓の掃除や花・供え物を用意しておき、僧侶には御布施代を支払うのが一般的です。
御布施代は3万円~5万円程度が相場と言われています。

手順6.遺骨の取り出し(かかる期間:1日)

閉眼法要や遷仏法要が終わったら、石材店がお墓の蓋を開けて遺骨を取り出してくれます。
ご遺骨は長年お墓の中にあったため、カビが生えているなどひどく汚れていることもあるため、必ず状態を確認しておきましょう。

中には土が入ってしまい、骨と混ざっていることもあります。
遺骨は「洗骨」「お骨洗い」と言って、水で洗うことができますので、ひどい状態でしたらきれいにしておきます。

※「洗骨」の仕方:洗濯用ネットに遺骨を入れ、バケツの中で水洗いしてしっかり乾かせば骨壺に戻して大丈夫です。
また、新しく納骨堂などへ納骨する場合は、骨壺もきれいにしておくことがマナーです。

墓じまいで立ち合いが必要になるのはここまでとなります。

手順7.お墓を解体・撤去(かかる期間:1日)

ご遺骨を取り出した後は、石材店がお墓の撤去工事を行います。
立ち合いなどの必要はなく、工事完了届などの書類も石材店が出してくれます。

新しい納骨先でかかる費用

お墓から取り出した遺骨は新しいお墓へ移して納骨(改葬)しますが、必ずしも改葬しなくてはならないという決まりはありません。
故人の遺志や家族の意向、費用などから家族に合わせた供養・管理方法を選ぶようにしましょう。

お伝えした通り、取り出したご遺骨の移動先は次のような選択肢があります。

  • 永代供養墓(お寺や霊園が管理・清掃・供養などを行う合同墓)
  • 散骨(遺骨を粉末状にし、海や空、山の中などにそのまま撒くこと)
  • 手元供養(自宅などの手元に置いておくこと)
  • 納骨堂(骨壷に遺骨を入れたまま納骨堂で安置しておくこと)

改葬先でかかる費用は3万円~100万円程と言われていますが、幅があるのにはその方法によってかかる費用が異なるからです。
それぞれの方法の費用相場は以下の通りです。

遺骨の移動先 かかる費用の相場
永代供養墓に移す 10万円~150万円
散骨 5万円~20万円
手元供養 なし
納骨堂 50万円

上記はあくまでも目安になっており、実際の費用は改葬先によっても異なります。
新しく納骨先を探さない場合はお墓の撤去費用だけで済みますが、改葬先を探す場合は依頼先へ費用の問い合わせをしておきましょう。

忙しくて時間が取れない方は「墓じまい代行サービス」がおすすめ

 

「墓じまいをしたいけど時間に余裕がない…」
「お墓が遠方にあるので、いつ墓じまいをしようか悩んでいる」

こんな方には墓じまいの作業をお願いできる「墓じまい代行サービス」がおすすめです。

墓じまいは行政手続きや石材店などと打ち合わせをするなど、意外に手間や時間がかかるものです。
必要書類はお墓のある市町村の役所へ出向いたり、打ち合わせのためにお墓へ行く必要があったりと、もし遠方に住んでいた場合は行くだけでも負担になるでしょう。

しかし、代行サービスに依頼すれば時間と労力をかけずに墓じまいを行うことができます。

また、代行サービスでは墓じまいのあとの供養先の紹介や、洗骨などのオプションサービスのある業者も。
例えば大手スーパーの「イオン」の代行サービスでは、遺骨をパウダー状にしてもらうことも可能で、自宅供養や海への散骨もしやすくなります。

ほかにも、寺院との交渉をお願いできればトラブル回避にもなりますし、代行サービスを利用すれば立ち合いの日程を親戚で合わせる必要もなく、スムーズに墓じまいを行うことができますよ。

墓じまいを行った9割の人は満足している

ある調査では、墓じまいを行った人のうち9割が満足しているという結果が出ています。
この理由として、墓参りの負担やお墓の将来への不安が減ったというのがほとんどのようです。

実際に昨年、先祖代々の墓じまいを行った私も、心の片隅にある「墓参りに行かなきゃ」という精神的な負担がなくなりました。
墓参りに行けなかったことへの罪悪感がなくなったことで、心が軽くなったと感じる方も多いでしょう。

墓じまいをすると決めるまでは「本当に良いのだろうか」と悩む方も多いかもしれませんが、お墓を管理できずに荒れてしまうよりは、きちんと墓じまいをした方があとの供養に繋がると思います。

しかし、墓じまいは行ってしまうと元に戻すことはできませんので、家族や親族で話し合い、後悔のないように進めるようにしましょう。

2023/1/12

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