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投稿日:2022年12月29日
更新日:2022年12月29日

大量のごみであふれ、それが庭(ひどい場合は敷地外まで)あふれている状態を「ごみ屋敷」「ごみ屋敷化」といいます。
この状態になると生活空間さえも圧迫されることになりますし、異臭などのトラブルも発生しやすくなります。
多くの人にとってごみ屋敷問題は「他人事」かもしれません。しかしごみ屋敷の問題は実は身近なところで起きているものです。自分自身の両親や兄弟姉妹、親戚などがごみ屋敷の住人になっている可能性すらあります。
ここでは、

  • ごみ屋敷の統計データ
  • 市町村が講じるごみ屋敷対策
  • ごみ屋敷がもたらす問題
  • ごみ屋敷化を防ぐための予防策
  • ごみ屋敷化してしまった後の対処方法

について解説していきます。

ごみ屋敷……どんな人がこの状況に陥っている?

本人や親族だけでなく、周辺に住む近隣住民にまで迷惑をかける「ごみ屋敷」は、現在非常に大きな問題になっています。
それでは、この「ごみ屋敷」の住人はどのような人なのでしょうか。

関西クリーンサービスがまとめた統計によると、ごみ屋敷に住んでいる人のうちの実に57パーセントが一人暮らしをしていて、同居家族を持っていないとされています。もちろん「同居家族がいる家は絶対にごみ屋敷化しない」とまではいえません。ただ同居家族がいる場合、「他の人の目」「他の人の手」があるうえにその「他の人」がごみを処分するため、ごみ屋敷化しにくいのだと思われます。

「物を捨てるのが苦手な人」も28パーセントで2位についていますが、3位には「定職に就いていない人」が入っています。定職に就いている人の場合は、否応なく人との関わりを持つことになります。ごみ屋敷から出るごみが住人に染み付き、それを指摘されて改善を意識する……といった流れも取りやすくなるため、定職についている人の家は(多少ごみを捨て忘れることはあっても)ごみ屋敷になりにくいのだと推測されます。それを表すように、「仕事の忙しさや不規則さを原因としてごみ屋敷化している」という人の割合は、わずか1割程度にすぎません。

ごみ屋敷に住んでいる人の割合は、年齢を重ねるごとに高くなります。
ごみ屋敷の住人の年齢構成を見ていくと、そのうちの実に8割近くが60代以上となっています。特に70代以上の世代の割合が多く、これが全体の46パーセント近くを占めているという現状があります。
反対に、親の目が届きやすい10代~20代の家がごみ屋敷化する可能性は極めて低く、わずか1パーセント程度にとどまっています。

このようなことから考えていくと、ごみ屋敷化しやすい住人の属性とは、
・一人暮らしで同居家族がいない
・定職についていないあるいは無職である
・高齢者
であるといえるでしょう。

「自分はこれに当たらないから大丈夫」と安心する人も多いかと思われます。
しかし、「自分の親世代や祖父母世代」に目を向けた場合はどうでしょうか。
「自分は就職と同時に家を離れて、兄弟姉妹も結婚で家を出た。母も亡くなっているが、体がまだまだ健康で認知症なども起きていない引退済みの父が、一人で故郷の家に住んでいる」というケースに当てはまる人は、そう少なくないのではないかと思われます。
ごみ屋敷化しているかどうかは、電話などでは分かりません。久しぶりに顔を見に帰ったら故郷の家がごみ屋敷化していた……という状況になっている可能性は常に存在し続けるのです。

出典:PRTIMES(A-LIFE株式会社・関西クリーンサービス)「ゴミ屋敷居住者の8割は50歳以上!「超」高齢化が招く深刻な地域問題の現状とは?特にゴミ屋敷になりやすい人の特徴は「一人暮らし」「年配層」」内「ゴミ問題の実態」

市町村の予防策、果たして本当に効果はあるの?

「そうは言っても、結局市町村などが予防策を講じてくれるでしょう」と思っている人もいるかもしれません。
しかし実は、1657市区町村のなかで、ごみ屋敷問題に対応するための条例を設けているところは、わずか82市町村にすぎません。それ以外の1657市町村、割合にして実に95パーセント以上が「条例などは特段定めていない」としているのです。

また、ごみ屋敷に対して行政ができることは非常に限られています。市町村が行っている対応のうちの34パーセント程度は「原因(ごみ屋敷の住人)への指導」となっています。包括的なサポートやパトロール、警察との連携をしているところも見られますが、ごみ自体の撤去を行っていると答えたところはわずか8パーセント程度でした。

これは、行政の怠慢であるとまでは決していえません。なぜならごみ屋敷の中に存在するさまざまな物は、すべて住民の所有物・財産であるからです。行政がこれを強制的に撤去することは、法律的に見ると非常に難しいのです。
ごみ屋敷に関する条例を施行している市町村であり、かつ周辺住民から寄せられる苦情が非常に大きいものであり、さらに何度も警告をしてもなお片付ける様子がない場合は行政による強制撤去がなされる場合もありますが、すべてのごみ屋敷でこのやり方を取れるわけではないのが現状です。

出典:
環境省環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課「平成29年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書」
https://www.env.go.jp/content/900536071.pdf

 

ごみ屋敷が引き起こしうる問題6つ

市町村も手をこまねいているごみ屋敷問題ですが、ごみ屋敷はさまざまなトラブルを引き起こします。
代表的なのは、以下の6つです。

悪臭の原因になる

ごみ屋敷に積み重なっているごみには、さまざまな種類があります。そのなかでも特に生活ごみや生ごみは、非常にきつい臭いを発します。
臭いは周辺に住む人だけでなく、風にのってかなり遠方まで届きます。目に見えないこの悪臭が、多くの人に迷惑をかけています。

火災が起きて大きな被害をもたらす危険性が高い

ごみ屋敷は火災が起きやすい状況にあります。また一度発生した火災が発生すると、大規模な被害につながりやすくなります。
周りに物が多ければストーブなどを使ったときに引火しやすくなりますし、トラッキング火災(コンセントとプラグの間に溜まったほこりが、湿気を宿すことで通電して起きる火災のこと。たとえ電源を落とした状態でも起きる可能性がある)を招きやすいといえます。
そして一度起きてしまった火は部屋中に散らばる物に次々と引火し、大きな炎に成長します。

近隣住民との関係が著しく悪化する

「ごみ屋敷化して困っている」と相談に来る人の割合を見てみると、そのうちのほぼ半分が近隣住民であったという統計結果があります。これは、居住者本人+居住者の家族を合わせた数字の2倍にもなる割合です。
つまり、ごみ屋敷は近隣住民の大きな悩みになっているわけです。
ごみ屋敷の住人が、近隣住民と上手くやれているというケースは基本的にはないと考えても差し支えがないでしょう。場合によっては、そのような状況を放置している「ごみ屋敷の住人の家族」にまで厳しい視線が投げかけられることもあります。

害虫や害獣の発生

ごみ屋敷には多くの虫が住み着いています。エサになるものが豊富にあるうえ、住民もまた積極的に駆除することが難しい状態にあるからです。
ゴキブリはもちろんのこと、カミキリムシやアシタガグモなどが発生しています。また、これに加えて、ネズミなどの害獣が巣を作っていることもあります。
これらの害虫や害獣は生理的な嫌悪感を抱かせるだけでなく、住人や近隣住民の健康さえも害してしまうものです。

犯罪のリスクを高める

「割れ窓理論」という言葉をご存じでしょうか。
これはアメリカのジョージ・ケリング博士が提唱した概念であり、非常に有名なものです。その内容とは、「割られてしまった窓ガラスを1枚放置しておくことで、割られる窓ガラスの枚数は飛躍的に増えて、やがて犯罪の多発する町になってしまう」というものです。
割られているにも関わらず放置された窓が、「この町はこういうことをしても問題にならないのだ」という思考を呼び寄せ、犯罪のリスクを高めてしまうわけです。
ごみ屋敷にも、同じことがいえます。ごみ屋敷はその特性上、「割れた窓」が発生しやすいといえます。また物が多く散らかっているため不審者が侵入してきても気づきにくいですし、放火などもされやすい状況にあります。
これらの犯罪行為によってごみ屋敷の住人の生命が危険にさらされることはもちろん、町全体の治安が悪化してしまうという問題があります。

病気の原因になる可能性も高い

上で、「ごみ屋敷に住み着いた害虫や害獣が原因となって健康を害してしまう」という話をしました。
ごみ屋敷の住人が体を壊しやすいのは、害虫や害獣によるものだけではありません。
ほこりが多く舞う環境であるため呼吸器にもダメージがいきますし、ガラス片などで足を切る可能性も高いといえます。
また極端に散らかった部屋は、人の精神をも荒廃させます。ごみ屋敷は精神の病を患う人によって引き起こされることもありますが、ごみ屋敷によって精神状態が悪化する可能性もまたあるのです。

ごみ屋敷にさせない! 予防方法を考えよう

ごみ屋敷の恐ろしさを知ったところで、ここからは「それではどのようにすればごみ屋敷に対抗できるか」について考えていきましょう。
いったんごみ屋敷化してしまうと、状況は加速度的に悪化します。そのため、予防が大切です。

とにかく「こまめに人が来る環境」にする

すでに述べた通り、ごみ屋敷に住んでいる人の大半が「孤独な人」です。
孤独さゆえに物を溜めこみ、人との接触がないゆえにごみ屋敷化の悪化を食い止めることができない状態にあります。
そのため、とにかく「人が来る環境」を整えるようにすることが重要です。
「月に1回、兄弟姉妹が交代で家を訪ねる」などのやり方は非常に効果的です。

ごみが溜まり始めたら警戒して、できるかぎり早期に掃除

ごみは一度溜まり始めてしまうと、捨てることがおっくうになるものです。
そのため、「2週間、1度もごみを捨てに行けていないようだ」などのような状況に陥っているのであれば、とにかく早急にごみを処分するようにしましょう。
初めはわずかな量のごみの蓄積であっても、放置しておくとごみ屋敷化してしまう可能性が高くなります。

【本人が片付けたいと考えている場合】機能的な問題をフォローするための方法を考える

ごみ屋敷に住んでいる人のなかには、「本人は片付けたいと思っているが、高齢で体が動かない」などのような状態に置かれている人もいます。
本人に片付けの意志がある場合は、機能的な問題をサポートするだけで事足ります。たとえば子ども達が足を運んで、本人の意志を確認しながら物を捨てる……といった対応を行えば、ごみ屋敷化が食い止められるでしょう。
終活の一環として溜め込んだ物の整理を行うと無駄がありません。

【本人に片付けの意志がない場合】範囲を決めた片付けをさせる

本人に片付けの意志がない場合や、片付けを重要視していない場合は家族からの働きかけが必須となります。この場合は、「ここだけ片付けてみよう」などのように、範囲を決めて片付けを促す方法が有効です。
「今日はここだけ」「今日はここまで」のようにハードルを下げて対応していくことで、ごみ屋敷化を食い止めることができやすくなります。

 

ごみ屋敷、自力だけでの解決は難しい……

「予防策を取っていたが、それでもごみ屋敷化してしまった」「家族で対応をしていたが、ごみ屋敷化するスピードの方が速かった」という状況に陥った場合は、自力(+家族の力)だけでは解決は困難です。
しかしそこであきらめてしまうと、そのごみ屋敷は親御さんが亡くなった後にお子さん自身が受け継ぐことになってしまいます。そしてそれまでの間に、近隣に住む人に多大な迷惑をかけ続けることにもなります。

このような状況になったのならば、業者に依頼をして事態の解決を図るのが現実的です。
ごみ屋敷の清掃サービスの業者ならば、どれほど散らかった家でも効率よく片付けてくれます。ハウスクリーニングも担当できる業者に頼めば、部屋の片づけはもちろん、その後の清掃までお願いすることができます。

なおごみ屋敷の片付け業者のなかには、きちんとした資格を持たずに行っている業者も多くあります。
一般家庭のごみを回収するためには市町村から「一般廃棄物収集運搬業」の許可を受けておかなければなりませんし、物を引き取って売るためには「古物商(の許可)」を受けていなければなりません。産業廃棄物収集運搬業の許可を持っている業者が、一般家庭のごみを回収することは違法です。違法業者に依頼してしまった場合、回収されたものが適切に処理されない可能性が高く、それに伴うトラブルも起こりがちです。

ごみ屋敷問題は、決して他人事ではありません。
愛知県のごみ屋敷認知件数は全国で4位、岐阜県も認知割合が40パーセント近くにまでなっています。
ごみ屋敷化になる前にまずは対策を講じることが重要ですし、すでにごみ屋敷化してしまっているのであれば速やかに業者に依頼して状況の改善を図りましょう。

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