更新日:2023年1月23日
「部屋に溢れる物をどうにかしたい!」
「断捨離したいけど、何を捨てれば良いのかわからない」
お部屋の断捨離をしたいと思っても、捨てるべきか迷ってしまい、なかなか片付けがはかどらなくて困っている方は多いのではないでしょうか?
片付けが苦手でも、断捨離の手順と捨てて良いものの基準が分かれば、どんどん作業が進みます。
この記事では、物が溢れやすい場所ごとに捨てるべきものと処分方法について詳しく紹介します。
また、捨ててはいけないものについても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
不要なものを断捨離して、スッキリしましょう!
目次
断捨離って何?
断捨離とは、ものに対する執着を捨てて過ごしやすい暮らしに整える考え方のこと。
ヨガの言葉でもある「断業」「捨業」「離業」から生まれた言葉です。
- 断業:不要なものを買わずに断つこと
- 捨業:家にある不要なものを捨てること
- 離業:物や時間など、さまざまな執着心から離れること
断捨離を行うと、気分がスッキリするだけではなく質の良い暮らしができるようになります。
自分の価値観ややりたいことを見つめ直すきっかけにもなるので、時間に余裕が生まれて穏やかな気持ちになれるでしょう。
即捨てOK!今すぐ捨てる8つの基準を紹介
「これは捨てたほうがいいのかな?」と、悩まないように今すぐ捨てる基準について紹介していきます。
片付けをしたくても時間だけが過ぎてしまうという方でも、サクサク判断できるようになるでしょう。
捨てる基準に当てはまるものは、ためらうことなく手放して大丈夫です。
身の回りの持ち物をチェックしてくださいね。
明らかなごみ
捨てるのに迷う必要のない「明らかなごみ」は、意外と家の中に散らばっています。
丸めたティッシュや空の封筒、飲み終わったお茶のペットボトルなど。。
ネットショッピングをする方は、ダンボールや商品が入っていた包装紙などをそのまま放置していませんか?
まずは周囲を見回して、ごみ箱に捨てましょう。
1年間使っていないもの
1年を通して使わずに済んだものは、捨てても問題なく生活できます。
ここでは「使えるかも」という執着心を捨てて、潔く処分すると決めることが大切です。
冠婚葬祭の衣類など使用頻度が低いものは、レンタルでも十分かもしれません。
もし急に必要になったとしても、実用品なら安い値段ですぐに手に入るので買い直せば大丈夫です。
壊れているもの
壊れていて使えないものは、今すぐ捨てましょう。
修理しようと保管しているネックレス、持ち手が外れてしまった扇風機、お気に入りだったのにひび割れたお皿などは全て処分します。
「捨て方がわからなくて、めんどくさい‥」とついつい後回しにしているものはありませんか?
ガラクタになったものを思い切って捨てることで、生活に余白やゆとりが生まれます。
期限が過ぎたもの
賞味期限切れの食品や有効期限が過ぎた割引券などは、不要なものです。
手に入れた時は使えても、時間の経過とともに、いらなくなるものは多いかもしれません。
その他にも、以下のものが当てはまります。
- 手続きが済んだお知らせの紙
- 随分前に開封した食材
- 衣類の防虫剤
定期的に見直すことで「期限切れのもの」が見つかるので、すぐに捨てましょう。
複数の同じようなもの
似ている色の衣類や生活雑貨をたくさん持っていませんか?
フェイスタオルや靴下など、数が多いものはきれいなものを厳選して残しましょう。
いつも近くにあった方が便利だからと、ボールペンなどをいろんな場所に置いてしまうと物が増えてしまいます。
- 似たようなものは一つに絞る
- 同じものは定数を決める
上記の2点に気をつけるだけでも片付きやすくなります。
恥ずかしい・嫌な気持ちになるもの
ネガティブな感情を生むような、気に入っていないものは、全部手放して良いものです。
デザインが気に入っていない洋服や着古したパーカーなど、人に会うことをためらうものは迷わず捨てましょう。
その他にも、実家から持ってきた置時計や使い心地の悪いタオルなど、気分が上がらないものが当てはまります。
いただきもので使っていないもの
友人や知人からのプレゼントやお土産は、捨てるのをためらう代表的なもの。
しかし、使っていない場合は、潔く捨ててしまいましょう。
相手の気持ちに感謝して手放すのですから、捨てること=悪いことではありません。
何に使うのか分からないもの
押し入れや引き出しの奥に、用途が分からないものが集められていませんか?
何かを買った時の付属品など、いつか使うだろうと保管していても使わないことがほとんどです。
今使っていないものは処分しましょう。
迷わず確実に断捨離できる4ステップ
「捨てようかな、どうしよう‥」「まだ使えるのにもったいないかも?」
このような迷いを消すためには、あらかじめ断捨離のステップを決めることが重要です。
ここでは断捨離の大まかなステップを4段階に分けて紹介します。
難しいことを考えずに手を動かしてみると、少しずつ気分も乗ってくるはず。
まずは10分間だけ断捨離を行ってみませんか?
手順①1カ所に集中して全部出す
まず、断捨離をする場所を1カ所選び、そこにあるものを全部出します。
このとき場所を細かく区分けすることがポイントです。
例えば、以下のように場所を決めましょう。
- キッチン:冷蔵庫の1段目、食器棚の引き出し1つ分
- クローゼット:ハンガーにかかっている服だけ
- 洗面台:収納棚の1区画だけ など
断捨離の範囲を一度に広げると、途中で収拾がつかなくなってしまうことも。
やる気が削がれないように小さなスペースから選んでくださいね。
まずは、いつも使っているバッグの中身から始めてみてはいかがでしょうか?
手順②時間をセットする
断捨離する場所を決めたら、作業時間を決めてタイマーをかけます。
集中するためにも、1回10分~30分程度の短い時間がおすすめ。
時間内に作業すると、徐々に判断スピードが速くなることが期待できます。
手順③捨てる基準に沿って捨てる
前の章で紹介した「捨てる8つの基準」に従って、捨てるものを見つけましょう。
あれこれと手にとってしまうと時間がかかるので、全部出したら端っこから順番に判断していきます。
どのように処分するかは後で考えることにして、「いるもの」「いらないもの」で10秒程度で分別しましょう。
手順④定期的に繰り返す
手順①~③を週に3回くらい、定期的に実践していきます。
コツコツ継続していけば、ものが減り、少しずつお家の中が片付いてきたと実感できるでしょう。
衣類の捨てるもの・処分方法
衣類は、断捨離したいと思っている人が多いアイテムではないでしょうか?
何年も着ているヨレヨレのTシャツや、毛玉のついた靴下などは、今すぐ捨てましょう。
リストを参考にして、衣類の断捨離に取り組んでみてくださいね。
衣類の捨てるものリスト
- 穴が空いている下着
- 今シーズン一度も着ていない服
- 子供の小さいときの服
- 年齢や髪型で似合わなくなった服
- サイズが合わない服
- 流行りに乗って買った服
- 転職や出産など、生活の変化で着なくなった服
衣類の処分方法
衣類は、燃えるゴミとして処分するのが一般的です。
名古屋市では、着なくなった衣類は「資源ごみ」としてリサイクルできます。
シミや汚れ、ボタンの有無に関わらずそのまま捨てられるので楽ですね。
透明の袋に入れて資源回収日に出すか、古紙リサイクルセンターに持ち込むことも可能です。
最近買ったタグ付きの未使用の服なら、フリマアプリなどで売ることも検討してください。
大量の古着は、リサイクルショップでまとめて持ち込むと気持ちの面でも負担にならず、一気に処分しやすいかもしれません。
リビングの捨てるもの・処分方法
リビングは、家族との憩いの場であり、みんなのものが集まる共有スペースです。
本来、広々としている空間を、いらないもので埋め尽くしてしまうのは、もったいないですよね。
「捨てるのが面倒だな」と思って放置しているものがないか、見直してみませんか?
リビングの捨てるものリスト
- おもちゃ
- ダイエット器具
- 壊れたゲーム機
- 止まっている時計
- 使っていない収納ケース
- 昔のパソコン
- 汚れたカーペット
- 何個もあるクッション
- 気に入っていないインテリア小物
リビングにある不用品の処分方法
名古屋市では、時計やゲーム機などの小型家電は専用の回収ボックスに捨てることができます。
詳しい設置場所は下記を参照してください。
参照:名古屋市│小型家電
また、テレビなどの家電やパソコンはリサイクル対象となり、家電小売店やメーカーに引き取ってもらえます。
カーペットなどの一辺30センチ以上の大型ごみは粗大ごみとして事前に申し込みましょう。
テーブル・デスク周りの捨てるもの・処分方法
テーブルやデスク周りは、「とりあえず置いておこう」とさまざまなものが溜まる場所です。
そのまま片付けをしないと、重要なものを無くす心配もあります。
また、時間ができたら読もうと買った本は、気付けば存在すら忘れて「積ん読」になっていることも多いのではないでしょうか?
捨てる基準に当てはまるものがないか見渡してみると、本当に必要なものは少ししかないことが分かるかもしれません。
テーブル・デスク周りの捨てるものリスト
- 1年読んでいない雑誌や本
- 郵便受けに入っていたチラシ
- いらないレシート
- もらったサンプル品
- 同じ色のボールペン
- 汚れたスリッパ
- 似たようなエコバッグ
- 大量の紙袋
雑誌や本の処分方法
名古屋市では、雑誌や本の古紙収集は行っておらず、集団資源回収またはリサイクルセンターで引き取ってもらえます。
集団資源回収の回収日は、地域の掲示板等の案内を確認してください。
参照:名古屋市│集団資源回収
各地域にあるリサイクルセンターは、持ち込み量の制限がないので、一気に部屋が片付くでしょう。
また、希少価値がある昔の雑誌や本は、古本屋などで高値で買い取ってくれることもあるので査定に出すのも良いでしょう。
また、リビングのスペースを占める雑誌や本は、電子書籍で購入する人も増えています。
タブレット1つに保管できるので、本が増えずに便利ですね。
キッチンの捨てるもの・処分方法
キッチンは、保存食や調理器具など、ものの種類や個数が多い場所です。
しかし、期限切れのものは判断がしやすいので、どんどん断捨離できるかもしれません。
下記のリストを参考にして、当てはまるものはゴミ箱に入れましょう。
キッチンの捨てるものリスト
- 腐った食品、変色した野菜
- たくさんの保冷剤
- 消費期限切れの調味料
- 増えすぎたお弁当用グッズ
- ひび割れたマグカップ
- 汚れたタッパー
- 何膳もある箸
- お菓子作りの道具
- 流行りの鍋やジューサー
- 引き出物でもらった食器
キッチンの不燃ごみの処分方法
愛知・名古屋を始めとする多くの自治体では、食器類や鍋などをまとめて「不燃ごみ」として処分できます。
家庭用不燃ごみ指定袋に入れて、朝8時までに自宅前に出しましょう。
収集日は、地域によって異なります。月に1回なので、事前に確認してから断捨離するとスムーズですね。
自治体によって、割れた陶器やガラスの食器を不燃ごみではなく、「陶器ごみ」として区別しているところもあります。
捨て方については、新聞紙に包むことや、「ワレモノ・危険」と目立つように貼り紙をつけるなど、ルールが決められていることも。
地域によっては、陶器やガラスは「粗大ごみ」扱いとなり、土のう袋に入れる場合もあります。
どのように捨てれば良いのか分からない場合は、お住まいの地域の自治体に確認しましょう。
ごみ出しの作業が面倒な方は、ごみ清掃業者に依頼することも検討してください。
ごみの分別を気にすることなく、不用品を一気に片付けられます。
捨てないで!大切に保管すべきもの
断捨離を始めるときに、捨ててはいけないものを把握しておくと安心です。
本人確認に必要なものやお金関係のもの、替えがきかないものなどは大事に保管しましょう。
これから断捨離を行う方は、下記のリストを参考にしてください。
断捨離で捨ててはいけないものリスト
- 保険や土地などの契約書
- 賃貸契約書
- 通帳、印鑑
- 支払い通知書
- 資格証
- 領収書
- 形見
- 免許証
- 他の人から借りているもの
- 防災や緊急時に備えているもの
このほかに日用生活品のストックも保管した方が良いものとして挙げられます。
トイレットペーパーや水・缶詰めなど、防災用の備蓄になるものは、定数を決めて定期的に
期限が切れていないか見直すと無駄にならず安心です。
思い出の品は部分的に残す
捨てる基準に当てはまっても、思い出の品は、踏ん切りがつかない方も多いです。
ベビー服や小さい頃の作品など、思い入れがあって捨てにくいと感じるものは、部分的に残してみてはいかがでしょうか?
全て保管するには限られたスペースがもったいないし、見直すこともなかなか難しくなってしまいます。
過去の作品は、写真に残して1冊のアルバムに残すという方法がおすすめです。
子供服は、寄付やリサイクルといった形で手放しましょう。
捨ててはいけないものの保管方法
ここでは捨ててはいけないものを効率良く仕分け・保管する方法を紹介します。
主な手順は以下の通りです。
- 家族が認識しやすい場所に定位置を決める
- 共有スペースに一時保管用の場所を作る
- 一時保管のものを定期的に断捨離する
重要な書類や契約書は、収納棚など定位置を決めて保管すると、家族が取り出しやすいです。
仕分けが必要な書類は、ファイルボックスなどに一時保管すると、部屋が散らかって書類が無くなることも防げます。
ファイルボックスに溜まった書類は、断捨離の4ステップに沿って定期的に見直して、必要なものは定位置に移動させましょう。
まとめ:捨てる基準とリストに沿って効率良く断捨離しましょう!
片付ける際の判断基準が分かれば、迷いも減って捨てやすくなります。
ごみとして手放すものは、愛知・名古屋のごみ出しのルールを守りながら、処分してください。また、売りたいものはフリマアプリや買取業者の利用を検討しましょう!
名古屋に拠点を持つ清掃・片付け専門業者ラクタスなら、仕分け作業やごみの種類を気にすることなく一気に撤去できます。買取もまとめて申し込めるので、時短で断捨離したい方は利用してみてはいかがでしょうか。