更新日:2022年12月20日
ごみ屋敷の清掃依頼や相談は年々増えています。
これには、2020年から流行した「新型コロナウイルス」が影響しているのをご存じでしょうか。
在宅ワークが増え生活スタイルが変化したことにより、ごみが増えたり、ごみ出しがスムーズにできていなかったりすることが原因で家がごみ屋敷となってしまう…。
社会人だけでなくオンライン授業になった大学生にも同様のことが起きています。
テイクアウトや出前を頼む生活になり、ごみを捨てるのも億劫になったので空き容器が溜まったまま…というケースも増えました。
そして、ごみ屋敷となってしまった家を片付けようとすると、「どこから手を付けてよいかわからない」という人も多く、なかなか片付けられずにいる方もいらっしゃいます。
そもそも、ごみ屋敷は自分で片付けることができるのでしょうか。
「片付け業者に依頼した方がよいケースとはどんな状況なの?」
「プロの片付け業者へ依頼をしたら、テレビ番組で見たようにすぐに元通りになるの?」
今回は、そんな疑問にお答えします。
目次
ごみ屋敷は自分で片付けられるか
「ごみ屋敷に住む芸能人の部屋を片付けのプロが一気に掃除する…」
そんな番組もありましたよね。
これを見ると、ごみ屋敷となってしまった家は自分で片付けるのは無理なのでは…なんて思う方もいるでしょう。
しかし、ごみ屋敷は自分で片付けることは可能です。
根気強く、労力と時間をかければごみ屋敷となってしまった部屋を片付けることはできます。
しかし、自分ですべてを片付けるにはいくつか注意点もありますのでご紹介します。
自分でごみ屋敷を片付けるときの注意点
短期間で終わらせようとしない
家全体がごみ屋敷となってしまった場合、すべて片付けるには最低でも1週間、状況によっては何カ月もかかると考えておいてください。
早く片付けたいからと短期間で終わらせようとする方もいますが、ごみ屋敷となってしまった家を片付けるにはやることがたくさんあります。
ごみの仕分けや捨て方によっての分別、染みついた汚れや匂いの洗浄、場合によっては害虫駆除などもしなくてはならないことがあります。
ごみ屋敷の片付けは想像以上にハードです。
無理をせずに進められるペースで行うようにしましょう。
ごみの仕分けは根気が必要
ごみ屋敷を片付けるにはまず、ごみとして処分するのか、捨てずに残すのかを仕分けしなければなりません。
その後、処分するものを種類ごとに分別し、自治体によって決められた方法で捨てる必要があります。
ごみは「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源ごみ」「粗大ごみ」などに分けられますが、それぞれ処分方法が異なりますし、粗大ごみであれば自治体への申し込みが必要となることがほとんどです。
大量のごみを仕分けして処分するのは根気のいる作業ですので、一人で行うよりは誰かの手助けがあると安心です。
病気を抱えている人は無理をせずプロへ依頼する
ごみ屋敷となってしまった家の住人は、体の病気や精神疾患を抱えている方もいらっしゃいます。
そのような場合は無理をせず、プロの片付け業者へ依頼をするのがおすすめです。
例えばうつ病を抱えている人は家がごみ屋敷となってしまう人も多いですが、気持ちの浮き沈みも激しく、部屋の片付けを最後まで行うことが難しくなります。
また、中には総合失調症や認知症を患っている人もいますが、ごみの判断ができなかったり、精神的に安定していなかったりするため、こちらも片付けるのは困難でしょう。
まずは病気の治療を先決し、家の片付けはプロに依頼するなど、住人本人のペースに合わせて進めていきましょう。
自分でごみ屋敷の片付けができるかどうかの判断基準
自分でごみ屋敷の片付けができる、簡単な基準をご紹介します。
以下の項目が当てはまる人は自分で掃除をしてみてもよいでしょう。
- ごみ屋敷の範囲が3DK以内
- 浴室、トイレ、キッチンなどの水回りは使用できている
- 部屋の中で歩き回るなどの身動きがとれる
- ごみの仕分けが洋服や本など安易なものである
- 汚れや臭いが床や壁に染みついていない
- 害虫が大量に発生していない
ただし、これらすべてが当てはまる人でも、片付けをする時間があまり取れない人や、仕事などが忙しくいつも疲れている人は、片付けが思うように進まず途中で断念してしまう可能性もあります。
自分で片付けることに少しでも不安のある方は、業者へ依頼するのがおすすめです。
こんなときはプロに依頼しよう
自分で片付けようと思っていても、業者へ依頼したほうがよい場合もあります。
以下に当てはまる方は業者へ依頼することをおすすめします。
- とにかくごみの量が多い(足の踏み場がない・ごみが天井まで届いている)
- 賃貸契約などの関係でキレイにしなくてはならない期日が決まっている
- 粗大ごみや家電なども捨てたい場合
言うまでもなく、片付ける部屋が広い、または部屋数が多いほど作業は大変になります。
ごみ屋敷となってしまった家は、足の踏み場がないことやごみの山が天井まで届いていることも多く、このような場合は自分で片付けるのは時間がかかり、困難になります。
身動きが難しいほどごみがある場合はプロへ頼むようにしましょう。
また、清掃に期限がある場合も自分で行うのは困難です。
賃貸契約で退出日が決まっているなど、この日までにキレイに片付けなくてはならないという日にちが決まっている場合は迷わずプロへ依頼しましょう。
自分で片付けるのはそもそも時間がかかりますが、予期せぬ事態で清掃が長引いてしまうこともあります。
例えば臭いや汚れがなかなか落ちない場合や、思っていたよりも片付けが大変で作業が進まないなど、期日に退去できなければ家賃や損害賠償金を支払わなくてはならないことも。
また、期日がなくても片付けに時間がかかるというのはあまりよいことではありません。
一人で作業する場合に多いのが、なかなか片付けが進まずに途中で断念してしまう、リバウンドしてまたごみ屋敷化しまうというケースです。
「やる気が無くなってしまった…」「自分で排出するのが難しい大きなごみは途中で放置したまま…」というようなこともあります。
そんなときは途中からでも遅くありませんので、プロへ依頼するようにしましょう。
プロの片付け業者へ依頼をすれば、粗大ごみや家電など、家庭ごみとして出すのが難しいものでも回収してもらえますので確実に期日までにキレイにしてもらえます。
判断が難しい場合はそれぞれのメリット・デメリットを比較する
ごみの量が少なく仕分けが簡単で、部屋も1部屋のみ、という場合には自分で片付けようと判断しやすいですが、自分でできるか迷ってしまうこともありますよね。
そんなときは自分で片付けを行った場合と、業者へ依頼した場合のメリットとデメリットを比較して、自分に合った方法を選びましょう。
自分でごみ屋敷を片付けるメリット・デメリット
自分でごみ屋敷の片付けを行う場合のメリットは何でしょうか。
主に、次のことがあげられます。
【自分で片付けるメリット】
- 費用があまりかからない
- 業者とのやりとりがない
- 自分のペースで片付けることができる
まず、費用に関しては自分で行うほうが安くなります。
業者へ依頼をすると、人件費や清掃費用、不用品の処分費用などがかかり、ごみの量によって金額が大きく変わります。
自分で片付けることができればかかる費用はごみ袋や手袋、雑巾や洗剤など、安い金額で済みますし、粗大ごみがあったとしても自治体での処分であれば比較的安く済みます。
また、業者へ依頼すれば見積もり依頼や打ち合わせなど業者スタッフとのやりとりが発生しますが、自分で行えばこのようなやりとりもなく、自分のペースで進めることができるのもメリットです。
しかし、当然自分で片付けた場合のデメリットもありますので、こちらもご確認ください。
【自分で片付けるデメリット】
- 時間と手間がかかる
- 部屋に害虫がいたり臭いや汚れが染みついていた場合、素人が元に戻すのは難しい
- さまざまな菌やカビなどを徹底的に清掃・消毒することが不足する可能性がある
- 途中で挫折する可能性がある
1番のデメリットは「時間や手間がかかる」ということです。
お伝えしたように、ごみ屋敷となってしまった家にはごみや物が溢れており、それらをいる・いらないものに仕分けして、さらに分別して処分するのはかなりの時間と手間を要します。
その中でも粗大ごみやリサイクル家電がれば運搬も大変になりますし、リサイクル家電は自治体で処分することができないため、別の処分方法を探すことになります。
また、ごみ屋敷に多いのが害虫の発生です。
特に生ごみが長い間放置されていた部屋では、ゴキブリやハエ、クモやチャタテムシなどが発生している可能性が高いですし、実際にそのような部屋が多くみられます。
害虫だけでなくさまざまな菌やカビなども発生していることが多く、これらをすべて除去することができるのかを考えなくてはなりません。
業者に依頼した場合のメリット・デメリット
業者へ依頼した場合は次のようなメリットがあります。
【業者へ依頼するメリット】
- 短期間で片付けることができる
- 確実に部屋を片付けることができる
- プロの技術で清掃をしてもらえるため、汚れや臭いを除去することができる
- 害虫駆除や消毒などの効果が高い
メリットはなんと言っても「短期間で質の高い清掃ができる」ということです。
業者のスタッフはプロですから、効率よく作業をしてもらえるほか、専用の洗剤や道具を使って短期間でキレイにすることが可能です。
もちろん不用品の仕分けや簡単に処分できない大きなごみの処分まで行ってもらえます。
また、ゴキブリなどの害虫の駆除や、不衛生な場所の掃除は精神的にも肉体的にも大変ですよね。
プロにお任せすればそのような負担もなく、特殊な薬品などを使用するため高い効果が期待できます。
しかし、業者への依頼も以下のデメリットがありますので確認しておきましょう。
【業者へ依頼するデメリット】
- 費用が高い
- 家の中を業者のスタッフに見られることによるストレスがある
- 業者への依頼手続きややりとりが発生する
1番心配なのが費用ではないでしょうか。
業者への依頼はどうしても費用は高めとなってしまい、一般的には1Kの部屋の掃除費用の相場は25,000円~80,000円程度と言われています。
3DK以上の場合では20万円程かかることもあり、費用の負担は大きいですよね。
しかし、少し工夫をすれば費用を抑えることも可能です。
例えば、自分でできる範囲でごみをまとめておく、複数の業者で相見積もりをして比較する、などをすれば、思ったよりも高額にならずに依頼できるかもしれません。
また、ごみ屋敷となってしまった部屋を他人に見せるのが抵抗があるという方も多いでしょう。
業者へ依頼するには当然部屋を見せる必要がありますし、見積もり依頼や打ち合わせ、手続きなどのやりとりは避けられません。
しかし、業者はプロですし、ごみ屋敷となってしまった部屋にも慣れていますので心配はいりません。
秘密も守ってくれるため安心して依頼しましょう。
ごみ屋敷清掃業者を選ぶポイント
ごみ屋敷の清掃を業者へ依頼しようとした場合、どこへ依頼すればよいのか迷いますよね。
業者を選ぶとき、価格だけで判断するのはおすすめできません。
「安さに飛びついたら悪徳業者だった…」
なんて事例もあり、中には高額請求を受けることや、片付けが途中で終わってしまったなんてことも…。
そのようなトラブルに巻き込まれないためにも、以下の項目に当てはまる業者を選ぶようにしましょう。
ごみ屋敷清掃を専門に取り扱っている業者を選ぶ
ごみ屋敷清掃を取り扱っている業者は多く存在します。
専門業者では作業経験が豊富で、専門知識やノウハウがたくさんあるため、部屋がキレイになるまで清掃を確実に行ってもらえます。
もし、ごみ屋敷の清掃が専門でない業者へ依頼をすると、汚れや臭いを取り切れず、再度別の業者へ依頼しなくてはならない場合もあります。
また、ごみ屋敷専門であれば部屋がどのような状況であってもスタッフは慣れていますし、秘密も厳守してくれます。
家がごみ屋敷であることは近所には知られたくない方がほとんどですが、専門業者ではバレないよう対策を行ってもらえるので安心です。
ごみ屋敷の清掃後にハウスクリーニングをしてくれる業者がおすすめ
ごみを全部回収しても、床やキッチン、バス、トイレなどは汚れています。
通常の家庭での汚れと違い、ごみ屋敷で蓄積された汚れや臭いは簡単に取れるものではありません。
生ごみがこぼれてシミになっている、害虫の死骸や糞がたくさんある、などの状態であれば洗剤を使って作業し、消臭や除菌も行う必要があります。
これらの作業は自分で行うのは大変ですし、不衛生な場所での掃除や洗剤の使用などで健康を害する可能性や、汚れや臭いが取り切れない可能性もあります。
その点、ハウスクリーニングまでできる片付け業者の場合、まるで別の部屋のようにキレイな状態で生活を再開できたり、何事もなかったかのように引っ越しをすることができます。
一般的なハウスクリーニングとは違い、ごみ屋敷の清掃では徹底した清掃・除菌・消臭が必要となります。
特に水回りは一般的な洗剤では取れないような汚れもありますが、プロに頼めば薬品を使用するなどをして元通りキレイにしてもらえます。
『ラクタス』では、ハウスクリーニングをご希望の場合、お見積もり時にスタッフへご相談ください。
見積もり以上の料金が後から発生することはありませんので、安心してご検討いただけるかと思います。
ごみ屋敷清掃の実績を見てみよう
業者のホームページなどでごみ屋敷清掃の実績が載っていれば、より信頼性が高くなります。
写真付きで事例が載っていれば費用の参考にもなりますし、作業のレベルもわかるでしょう。
ごみ屋敷は単に「ごみやものが多いだけの部屋」という場合もあれば、孤独死の現場や何十年も放置された場合など、想像を絶するほどの悲惨な状況ということもあります。
実績が多いほどどのような現場であっても対応できますし、効率よく作業してもらえるでしょう。
『ラクタス』でもごみ屋敷清掃の事例を多く掲載しています。
是非、参考にしてみてください。
信頼できる業者を選ぼう
ここは一番重要です。
この業界に限ったことではないですが、悪質な業者だとご依頼者の私物や貴重品を勝手に持ち帰ったり、無断で捨てられてしまったというトラブルも実際にはあります。
そんな辛い目に合わないためにも、貴重品の管理が行き届いた信頼できる業者を選びましょう。
『ラクタス』の場合は、お客様の私物や貴重品は専用のボックスへ保留しておき、最終的にご自身でご確認していただくまでは捨てません。
また、「どこにいったかわからなくなった物」も片付けながら探すことができます。
信頼できる「ごみ屋敷清掃業者」をお探しの場合は、名古屋でNo1の実績を誇る『ラクタス』へご相談ください。
愛知・名古屋市近郊、横浜近郊でごみ屋敷のお片付けならラクタスへ
2022/12/07