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投稿日:2023年2月20日
更新日:2023年2月20日

 マニキュアは種類も多く手軽に買えるので、ついつい買いすぎてしまいますよね。でも、実際に使っているのは一部のものだけで、大量の使わないマニキュアが余ってしまっているという方もいるのではないでしょうか?

マニキュアは長い間使っていないと固まってしまっていたり、変色してしまうこともあります。そのようなマニキュアは、使用期限を迎えている可能性が高いのでまとめて処分してしまうのがおすすめです。

そこでこの記事では、使わないマニキュアがあるけど捨て方が分からないという人のために、マニキュアの正しい捨て方を紹介します。

処分の手順を一つ一つ丁寧に紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

マニキュアの使用期限

具体的なマニキュアの使用期限というのはほとんどのメーカーで記載されていませんが、一般的には未開封の状態で2~3年とされています。

使用期限の切れたマニキュアの特徴としては下のようなものがあります。

  • 異臭がする
  • ドロドロしている
  • 分離している
  • 固まっている 
  • 変色している

このような状態になってきたら使用期限を迎えていると言えるでしょう。

マニキュアが2層に分離してたり、ドロドロになってしまっている状態の場合は、ころころと転がして中身を混ぜると使えるようになりますが、それでも分離したままの場合は処分したほうがいいでしょう。

マニキュアは一度空気に触れると、その時からどんどん劣化していくので開封後は1~2年が使用期限の目安になります。

使用期限を迎えたマニキュアを使うと爪が黄ばんでしまったりする可能性もあるので、このような状態が表れ始めたら処分するようにしましょう。

マニキュアの正しい処分方法

次にマニキュアの正しい処分方法について見ていきましょう。マニキュアは以下の3つのステップで処分します。

  • マニキュアの中身を出す
  • 瓶を乾かす
  • キャップやボトルを分別する

一つ一つ分かりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

マニキュアの中身を出す

まずは、マニキュアの中身を出していきます。マニキュアは中身と容器を分別する必要があるので、中身が残ったまま捨ててしまうのはNGです。

中身が固まっていなければ、容器を逆さまにして新聞紙やティッシュペーパーに吸わせてください。中身が家具や床につかないように、ビニール袋の中で行うようにするのがおすすめです。

容器の中身を完全に取り除くことはできませんが、少し中身が残っている程度であれば気にする必要はありません。

ビンを乾かす

中身を出したらマニキュアの容器とティッシュを乾燥させます。ベランダなどで乾燥させる場合はマニキュアの容器が飛んでいかないように、重しを置くなど工夫をしましょう。

乾燥するまでには1~3日ほどかかるので、ゴミの回収日に間に合うように早めに準備をしておくと安心です。より早く乾燥させたい場合は綿棒などで容器の中身を拭き取っておくことをおすすめします。

キャップやボトルを分別する

最後にキャップやボトルを分別して捨てましょう。

マニキュアの瓶とマニキュアのキャップ、マニキュアの中身はそれぞれ分別方法が違うので、確認する必要があります。

マニキュアのビンは「燃えるゴミ」か「燃えないゴミ」で、マニキュアのキャップは「燃えるゴミ」か「プラスチック」に分類されることが一般的です。

ただし、この基準は自治体によって変わるので、お住いの自治体の公式サイトで分別方法を確認してから処分するようにしてくださいね。

固まったマニキュアの捨て方

マニキュアを捨てようと思っても、中身が固まってしまっていて取り出せなくなっているということもあるかと思います。そのような場合は、これから紹介する方法で中身を取り出してみてください。

ここでは以下の2つの方法を紹介します。

  • 薄め液を使う
  • 湯せんをする

どちらも簡単な方法なので、マニキュアの中身が固まってしまってお困りの方はぜひ試してみてください。

薄め液を使う

100均などに行くとマニキュア専用の薄め液が簡単に購入できます。薄め液はマニキュアのボトルに入れて振るだけで簡単にマニキュアが柔らかくなる優れものです。

ただし、薄め液を入れすぎてしまうとビンが破裂してしまう危険性があるので、数滴入れるだけで十分です。それで足りなければ、また数滴入れるというように注意しながら使ってください。

ただ、この方法だとキャップまで固まって、ふたを空けることができないマニキュアには対応できないので、次に紹介する湯せんを参考にしてみてください。

この薄め液を使う方法は化粧水や目薬でも代用できるので、薄め液がないという人は試してみてください。

湯せんする

マニキュアを柔らかくする方法として、湯せんもあります。容器にぬるま湯を入れて、マニキュアのボトルごと1~2分程入れておくと柔らかくなって中身を出すことができるようになります。

また、マニキュア液でキャップが固まってしまっている場合も、この方法を使えば空けることができるようになるのでぜひ試してみてください。

この方法を使う場合は容器がマニキュアの液で汚れてしまう可能性もあるので、牛乳パックや空きびんなど汚れてもいいような容器を使ってください。

湯せんをするときには熱湯を使うとやけどをしてしまうこともあるので、ぬるま湯で時間をかけて行うようにしましょう。

その他のマニキュアの処分方法

マニキュアには自分で処分する以外にも以下のような処分方法があります。

  • フリマアプリに出品
  • 化粧品買取店で売却
  • 不用品回収業者に依頼

それぞれのメリットやデメリットを説明していきますので、自分に合った方法を見つけてみてください。

フリマアプリに出品する

まだ使えるマニキュアであればフリマアプリに出品するという方法もあります。メルカリやヤフオクなどで出品されているのは数百円~数千円ほどで、ブランドものや未使用品が高く取引されています。

ただ、フリマアプリの場合は出品の手間があることや、いつ売れるか分からないというデメリットがあるので、引越しや大掃除などですぐに売りたいという人には向いていない方法です。すぐに売りたい人は、他のブランドものの化粧品と一緒に出品したり、相場より安く出品することで早く手放すことができます。

化粧品買取店で売却

化粧品買取店で売却できるマニキュアは基本的にブランドものや人気のシリーズの未使用品に限ります。価値のあるマニキュアであれば高く買い取ってもらえる可能性があるでしょう。ブランドもののマニキュアを持っている人は、ぜひ一度化粧品買取店に行ってみることをおすすめします。

また、こうしたブランドのマニキュア(ジェルネイル)は半年から1年ほどの保証期間が定められているため、この期間を過ぎたものは買取の対象から外れることもあるので注意してください

不用品回収業者に依頼する

マニキュアの処分に困ったら不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。不用品回収業者に依頼するメリットとしては下のようなものが挙げられます。

  • 他の不用品もまとめて処分できる
  • 片付けや清掃も依頼できる
  • 価値があるものは買取も可能

マニキュアだけの処分であれば、自分で処分できるかもしれませんが、ほかの化粧品や家財道具もまとめて処分して欲しいという人には不用品回収に依頼しましょう。

家にある不用品をまとめて処分してくれるだけでなく、片付けや清掃も依頼することができます。特に引越しや家の売却などで、大量の不用品があって困っているという方は1度不用品回収業者に相談してみることをおすすめします。

また、不用品の回収だけでなく、買取もできる業者であれば処分の費用を安くすることもできます。例えばブランドのバッグや金・プラチナなどがあれば、買い取りをしてくれる可能性は高いです。

ただ、不用品回収業者には悪質業者がいるので依頼する際には注意が必要です。悪質業者は自治体からの許可なしに営業していたり、高額請求をしてくることがあります。

信頼できる不用品回収業者は以下のような特徴があるので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 不用品回収の事例や実績を掲載している
  • HPに会社の情報が掲載されている
  • 自治体の営業認可を受けている
  • 見積もりを書面に残している

このような特徴に当てはまらない業者は悪質業者の可能性があります。

ラクタスは創業12年で不用品回収からゴミ屋敷の整理まで行っているので、不用品の処分にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

マニキュアの再利用方法

使わなくなったマニキュアは捨てるだけでなく、再利用することもできます。ここでは以下の2つの再利用方法を紹介します。

  • カラーリング
  • ほつれ止め

まだまだ余っているのに捨ててしまうのはもったいないと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

カラーリング

マニキュアは色々なものをカラーリングするのに向いています。もう本来の使い方では使わなくなってしまったマニキュアでも、文房具やヘアピンなどをカラーリングすれば気分を変えることができます。

そのほかにもマグカップやスマホケースのデザインを変えてみたりと様々な使い道ができます。気軽にDIYができるので、マニキュアを捨てるのがもったいないと思っている方は、ぜひ試してみてくださいね。

ほつれ止め

透明マニキュアはストッキングや洗濯ネットのほつれ止めに使うことができます。ストッキングは伝線をしてしまうと、どんどん広がっていってしまいますが、マニキュアで応急処置をすることができます。

あくまで応急処置にはなるので完全に修復することはできませんが、外出先で伝線が見つかった時などには知っておくと便利ですよね。使わなくなって捨てようと思っている透明マニキュアがあれば、ぜひほつれ止めとして再利用してみてください。

マニキュアを処分する際の注意点

次にマニキュアを処分する際の注意点について解説していきます。ここでは以下の4つの点について紹介します。

  • 中身が残っている状態でそのまま捨てない
  • 中身を排水溝に捨てない
  • 火の気のある場所を避ける
  • 自治体のルールに従う

このような注意点を守らないと思わぬ事故につながってしまう可能性もあるので、しっかりと確認してから処分するようにしましょう。

中身が残っている状態でそのまま捨てない

マニキュアは中身の残っている状態で捨ててはいけません。多くの自治体でマニキュアの瓶やキャップは分別しなければなりませんが、マニキュアの中身も同様です。

小さいからばれないだろうと思って適当に捨ててしまう人もいるかもしれませんが、マニキュアに含まれている成分の中には引火しやすいものもあります。そのため、中身を出さないまま可燃ごみに捨ててしまうと発火してボトルが破裂する可能性もあります。

具体的にはマニキュアには以下のような成分が含まれています。

  • ニトロセルロース
  • 酢酸エチル
  • 酢酸ブチル

事故を起こして人に迷惑をかけてしまってからでは取り返しがつかなくなるので、しっかりとルールを守って捨てるようにしてください。

中身を排水溝に捨てない

マニキュアの中身を排水溝に流すのもNGです。マニキュアの液は水に溶けにくい成分なので、排水溝にこびりついてしまうと、取り除くのが難しくなり詰まりの原因となります。

マニキュアの中身を取り出したい場合は、水で洗い流すのではなく新聞紙や紙にしみこませたり、綿棒を使って掃除をするといった方法にしましょう。

火の気がある場所を避ける

マニキュアの中身を出すためにライターを使って溶かすといった方法を取る人もいますが、これも危険なので避けるようにしましょう。

先ほども紹介したようにマニキュアに含まれる成分には引火しやすいものが含まれています。特に酢酸エチルやトルエン、アセトンは第一石油類に分類され、引火点が21℃未満と低いため注意が必要です。

マニキュアにライターを近づけるのはもちろんのこと、近くでタバコを吸ったりするのも危険なので注意をしてください。

参考:マニキュア・除光液 上野消防署 カセットボンベ

自治体のルールに従う

マニキュアは瓶や中身、キャップなどを分類して捨てる必要がありますが、分別のルールは自治体によって異なるので注意しましょう。

例えば、名古屋市ではマニキュアのビンは空きびん、マニキュアのふたはプラ容器包装として処分します。一方で、横浜市の場合はマニキュアのビンを燃えないゴミ、マニキュアの中身を燃えるゴミとして処分する必要があります。

飲料などのビンは資源ごみとして処分することが多いですが、マニキュアのビンは中身を完全にきれいにすることが難しく、リサイクルすることもできないので、資源ごみではなく燃えるゴミとして分別している自治体もあります。

どのように分別するかはお住いの自治体のHPに記載されているので、そちらで確認してから捨てるようにしましょう。

自治体

マニキュアの中身

マニキュアのふた

マニキュアのビン

名古屋市

使い切る

プラ容器包装

(金属製は不燃ごみ)

空きびん

横浜市

燃やすごみ

※ぼろ布等に染み込ませて

記載なし

燃えないごみ

※プラスチック製のふたはプラスチック製容器包装へ

参考:名古屋市:家庭ごみ・資源の分別早見表〈ま行〉(暮らしの情報)

参考:横浜市ごみ分別辞典「MIctionary(ミクショナリー)」 | ごみと資源物の出し方一覧表

 

まとめ

この記事ではマニキュアの正しい捨て方を紹介しました。ついつい買いすぎて余ってしまいがちなマニキュアですが、捨て方を間違えてしまうと発火や排水溝の詰まりなどトラブルの原因になってしまいます。

自分で捨てる際に正しい方法で処分するようにしてください。処分するのがもったいないと思う人はカラーリングやほつれ止めとして再利用するのがおすすめです。

どうしても自分で処分するのが面倒だと思う人は不用品回収業者への依頼を考えてみてください。

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