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投稿日:2024年9月18日
更新日:2024年9月18日

「部屋中の大量のごみをどうにかしたい‥!」
「業者に頼みたいけど、実際どうなんだろう?」

ごみ屋敷になってしまった家の片付けは、一人では思い通りに作業が進まず、想像以上に大変ですよね。業者に片付けを頼みたくても、無数にある業者からどのように選べば後悔しないのかと悩まれている方も多いのではないでしょうか?
残念なことに、中にはいわゆる「悪徳業者」も存在しています。

「ごみ屋敷の片付け業者ならどこも同じだろう」と考えていると、悪徳業者に引っかかってしまいさまざまなトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

この記事では、ごみ屋敷の片付け業者を見極めるために知っておきたい選び方や、悪徳業者の事例について紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
適切なサービスを提供している片付け業者を選び、ごみ屋敷をきれいにしましょう!

目次

ごみ屋敷に困ったら、片付け業者に依頼すべき理由

ごみ屋敷を片付けるときには、専門業者に依頼することがおすすめです。
しかし、自分の家の片付けを業者に頼むことに抵抗を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでまずは、片付け業者にごみ屋敷の清掃を依頼すべき理由をご紹介します。

短い時間でごみ屋敷状態の片付けが終わる

業者へ依頼することの最大のメリットは、短い時間で片付けが終わることでしょう。
ごみ屋敷状態のお部屋を片付ける上では、さまざまな工程が必要になります。

簡単に「片付け」と言っても、その内容は多岐に渡るからです。

  • 室内にあるものを必要があるもの、ないものに見極める
  • 必要ないものをごみとして処分するのか、売却するのか、譲るのかなど決める
  • ごみを燃えるごみ、燃えないごみ、粗大ごみなど分別する
  • ごみや荷物を運搬する
  • 運べないごみや荷物は回収業者に依頼する
  • 片付いた部屋の掃除をする
  • 必要があれば消臭除菌や害虫駆除などを行う

ざっと確認するだけでも、このように非常に多くの工程を踏まえなければいけません。

中には、ひとりではとてもできない作業、数人でも時間のかかる作業、専門知識を求められる作業などがあります。
こうした作業を丸投げできることは、専門業者に依頼する大きなメリットと言えるでしょう。

名古屋市ではごみ屋敷対策として条例がある

名古屋市をはじめとする多くの自治体では、ごみ屋敷に関する対策の条例を定めています。

  • 害虫や悪臭が発生している
  • ごみが近隣住民にとって邪魔になっている
  • 火災の危険性があるほどごみが溜まっている

などに当てはまる場合は、すぐに片付けを始める必要があるでしょう。

自力でごみ屋敷の片付けをして途中で断念してしまうと、立ち入り調査の対象となり、拒否すれば罰金になることもあります。
確実に片付けてくれる業者の力を借りることで、地域に迷惑をかけることもありません。

参照:名古屋市住居の堆積物による不良な状態の解消に関する条例について

ごみの分別を気にせず処分できる

ごみ屋敷になる経緯には、自治体のごみ分別が面倒に感じたり、仕事などの都合で回収時間に間に合わなかったりすることが原因として挙げられます。

しかし、片付け業者に依頼すれば、粗大ごみなど種類を問わず回収・処分まで一気に行ってくれるため手間がかかりません。
また、水回りや床などの汚れも、きれいに清掃し元通りにしてくれます。
カビや臭い除去など自力では難しい掃除を任せられるのでストレスなくごみ屋敷から解放されるでしょう。

近所にごみ屋敷だとバレずに片付けられる

「ごみ屋敷だとバレたくない」「見られるのが恥ずかしい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、作業員にとっては見慣れた光景であり、淡々と手際よく作業するので心配することはありません。

ごみ屋敷を業者に依頼すれば、清掃にかかる時間を短縮できるため、近所にごみ屋敷であることがバレずに片付けられます。
また、無地のダンボールやトラックを使ってごみの搬出をしてくれるなどプライバシー保護にも配慮してくれる業者を選ぶと安心です。

ごみ屋敷の片付けをする悪徳業者が起こした実際のトラブル事例

ごみ屋敷の片付けを依頼した人の中には、悪質な業者の被害に遭われた方が後を絶ちません。
これから業者を選ぶ方は、悪徳業者の典型的な手口を知っておくことで、巻き込まれないように注意できます。
具体的にどのようなトラブルがあるのか、実際の事例を紹介していきます。

回収したごみを不法投棄

岡山県の貝殻山に冷蔵庫51台が不法投棄されていた。業者は、無許可で不用品回収をしており、「廃棄物処理法違反」「無許可収集運搬業」の疑いで逮捕。
出典:山陽新聞(2010/09/14)

冷蔵庫のような粗大ごみを処分するときにはリサイクル料金がかかりますが、その費用を節約するために不法投棄する悪徳業者が存在します。

不法投棄されたごみは、製造番号などを参照することで個人情報を簡単に読み取れるので、業者へ依頼したあと警察から連絡が来て、事態に気付くこともあります。
きちんとした回収業者に処分を依頼せず悪徳業者を選んでしまうと、依頼主自身も責任を問われることになりかねません。

当日に高額請求される

愛知県で起こった不用品回収業者による恐喝事件。
ホームページの「追加料金なし・トラック載せ放題」という広告を見て依頼したが、回収が終わった後に40万を請求。
現金がないと断るも怒鳴られて、残りの33万円をクレジットカード決済で支払わされた。
出典:中日Bizナビ(2022/01/14)

悪徳業者は、ごみ屋敷の清掃や不用品回収が完了した後に、実際にかかる費用の何倍もの金額を請求してくることがあります。

また、最終的な金額を伝える前に契約書にサインをさせたり、足がつかないように領収書を渡してくれなかったりといった手口にはまってしまうこともあるかもしれません。
片付けの途中で追加請求をしてくる場合もあり、「支払いができないのなら、ここまでしか作業できない」と脅されて、仕方なく追加料金を支払ってしまうケースもあるのです。

貴重品を盗まれる

遺品整理業者に家具などの不用品処分を依頼してタンス預金の740万円を盗まれた。
出典:読売新聞(2021/10/06)

悪徳業者は、遺品整理の作業中に見つかった資産価値のあるものを、転売目的で勝手に盗んでしまうことがあります。

依頼主の住んでいる場所と、作業場所が離れているなどの理由によって依頼主自身が家の様子を分かっていない場合や、当日立ち会うことができないときは特に、慎重に業者を選ばなけれなりません。
遺品整理を依頼するのであれば、業者が「遺品整理士」の資格を持っているかどうかチェックしましょう。

頼んでいないものまで回収され高額請求

「無料見積もり」のチラシを見て廃品回収業者に連絡をした。
テーブルと自転車の処分を依頼したのに、他の物も次々とトラックに積み込まれ、最終的に15万支払わされた。
出典:埼玉県消費生活支援センター相談事例

不用品回収料金を高額請求するために、勝手に家のものを回収する悪質業者が存在します。
価値のある家財を回収して、高値で売って稼ぐ目的もあるようです。

特に高齢者が狙われやすく、「これも不要ですよね。こちらで処分しておきますね」などと無理やり説得して持ち帰ってしまう悪質なケースは各地で相次いで起こっています。
悪徳業者を見極めることも大切ですが、事前に不用品だけまとめておき、不用意に家の中に入らせないなどの対策が必要でしょう。

悪質業者に巻き込まれたら消費者ホットラインに連絡

ごみ屋敷の片付けで、不用品回収や遺品整理のサービスを利用した際に、上記のようなトラブルに巻き込まれたら、消費者ホットラインに速やかに連絡することをおすすめします。

消費者ホットライン:188番(いやや!)

名古屋市消費生活センターでは、メールや電話でも相談できます。

  • トラブルのきっかけ
  • 契約日
  • 契約場所
  • 業者名
  • 金額
  • どうしたいか(物やお金を返してほしい、など)

上記のような詳細をメモにまとめておくとスムーズでしょう。

参照:名古屋市消費生活センター

ごみ屋敷片付けみおける悪徳業者の特徴

ごみ屋敷の片付けで不用品回収や清掃業者を依頼する際には、具体的にどんなことに気をつけて業者を選べばよいのでしょうか?
ここでは悪徳業者によくみられる特徴について解説していきます。

誇大広告を出し、無料回収を謳っている

「無料回収!」「〇万円で何個でも回収」など魅力的な広告で集客し、高額請求や不法投棄を行っている悪徳業種があります。
このような悪徳業種に引っかからないためには、無料回収サービスを選ぶにしても安心できる場所を意識することが大切です。

無料回収は、以下のような場所なら安心して利用可能です。

  • 自治体のリサイクルステーション
  • 自治体の小型家電回収ボックス
  • Zaraやユニクロなど衣料品ブランドの専用回収ボックス

優良な片付け業者の場合は、不用品買取に対応しており、買取価格の分だけ安くしてくれることもあります。

明確な料金の記載や説明がない

ごみ屋敷の片付けにかかる費用は、業者ごとに違いがあります。
どのようにごみを処理するか、運搬するかといった詳細は業者によってまったく違うため、それによってかかる費用も変わるのです。

悪徳業者に騙されないためには、きちんと料金表が用意されており、「どんな依頼をしたら、いくらかかるのか」といった詳細が明確な業者を選びましょう。
悪徳業者の場合には、そもそもホームページ上に、料金表が掲載されていないこともあります。

問い合わせたことで、契約前にきちんと正しい説明があればよいのですが、うやむやなままで契約まで進んでいく業者には注意しましょう。
作業が終わってから、さまざまな理由をつけられて高額な追加費用を請求されてしまうケースもあります。

作業前に下見をしたり見積もりを出したりしない

悪質業者は、下見をせずに、適当に安く見積もりをしていることが多いです。
優良な業者であれば、必ず作業現場となるごみ屋敷の状況を確認します。

次のような要素によって、行う作業も変われば必要になる器具も変わり、作業要員や費用も変わっていくものです。

  • 部屋の広さはどのくらいか?
  • 悪臭はあるか?
  • ごみの量はどのくらいか?
  • ごみの質や種類はどんなものか?
  • 特殊な業務は必要になるか?

本来ならこのような点を確認してからでなければ、見積もりを出すことも、作業に取りかかることもできません。

ところが悪徳業者の場合には、このような下見をしたり、見積もりをとったりといった段取りをしないまま当日作業を行うことがあります。はじめて現場に入った日に、そのまま作業に移るのです。

特に、早さを重視しているわけではなく作業日まで余裕があったのに、下見に来なかったという場合には注意しましょう。
必要な工程を省く悪徳業者は、作業そのものも雑に済ませている可能性があります。

見積もりの内容が不明瞭

料金の説明があったとしても、見積もりを出してもらったときに曖昧な点が多ければ、注意した方がよいでしょう。

  • 作業内容がわからない料金設定(定額料金、格安プラン、詰め放題など)
  • 追加料金、キャンセル料金に関する記載がない

これらに当てはまる場合は、契約した後に、人件費や解体費などの名目で追加請求される可能性が高いです。

運営会社の所在が不明

悪徳業者の特徴の一つに、拠点となる事務所が明記されていないことが挙げられます。
特に、拡声器を使いながら巡回しているトラックの業者は、無許可営業の可能性が高いです。
悪質業者は足がつくことを恐れているため、法人化しておらず身元がはっきりわかりません。

また、すぐ逃げられるように偽造ナンバーを使用していることもあります。
依頼する前に、運営会社の住所や電話番号、登記などホームページから調べて、実在する会社なのか確認しておくと安心でしょう。

事業を証明する免許や証明書がない

ごみ屋敷を片付け、ごみを処理する業者は、国や自治体から許可を得たり、免許を取得したりする必要があります。
行う作業によっては、一般廃棄物処理業や、古物商といった許可も必要になるでしょう。

しかし悪徳業者の場合、これらの許可をとらないまま事業活動をしている場合があります。
しっかりと許可をとっている業者であれば、ホームページ上に許認可に関する資料が掲載されているケースもあるでしょう。
たとえホームページ上になくとも、直接連絡をとればきちんと証明書を確認させてもらえる業者もあります。

しかし悪徳業者の場合は、こういった許認可を得ていない場合も多いです。
そのため、ホームページを確認するのはもちろんのこと、事業所内に許可証が掲示されていないかなど、しっかり確認して許認可をとっているかチェックしましょう。

見当たらなければ「許可証を見せてください」と直接かけあって、確認するようにしてください。
お願いしたのにも関わらず、許可証を出してもらえないのであれば悪徳業者の可能性を考慮した方がいいかもしれません。

片付け当日のスケジュールが曖昧

悪徳業者は、作業当日のスケジュールを曖昧にごまかして、詳しい作業時間や内容を教えてくれないケースが多いです。
「実際に作業してみないとどのような作業が必要になるかわからない」などと伝え、ごみ屋敷の片付けをした後に「予定よりも作業が増えた」と違法な請求をします。

優良な業者なら、見積もり時に作業時間や内容・スタッフの人数など不明点を教えてくれるでしょう。
急な引っ越しに伴う片付けなど、依頼者が断りにくい状況の場合は、弱みにつけこみトラブルに遭いやすいため注意しなければなりません。

作業中の立ち合いを断られる

ごみ処理や片付けの作業においては基本的に、依頼主に立ち会ってもらった上で進めていきます。
例えば、ごみを処分する上で「必要なもの」「必要ではないもの」を分別するときにも、立ち会いがなければ判断できません。
必要なものを間違って捨ててしまえば大きな問題となりますから、リスク回避のためにも立ち合いは重要なのです。

しかし悪徳業者の場合は、立ち会いをお願いしないどころか、立ち会おうとした場合に断ってくることもあります。
立ち会おうとした依頼主に対し「すみませんが、作業効率向上のために一度ご退室できませんか」と言って、わざわざ退室を依頼する悪徳業者もいるのです。

このような悪徳業者は、依頼主が退室した際に目を盗んで、持ち物に手をつけることもあります。
ごみを片付ける中で、売却すると高値がつく貴重品が見つかったとき、依頼主にばれないようにこっそりと持っていってしまうこともあるかもしれません。

領収証を発行してくれない

悪徳業者の中には、作業の証拠や証明につながる書類を作成しない業者もあります。
のちのち、実際の作業内容とは異なる内容をでっちあげることで、利益をかさましする目的があるためです。

その際に、領収証のような書類はトラブルのもとになりやすいため、悪徳業者にとっては厄介な存在となります。
怪しいかもしれないと感じたときには「領収証を発行したい」と伝えて、相手がどのような反応を示すか確認してみてください。

アポなし訪問営業をしている

悪徳業者には、事前に電話するなどアポイントなく訪問営業をしてくるパターンもあります。
ごみ屋敷を片付けたいと考えている方は、飛び込み営業で「不用品はありませんか?」などと声をかけられたら、頼みたくなるかもしれません。

しかし、突然の訪問による不用品買取は違法行為です。
このような違法行為にためらいのない悪徳業者は、ごみ屋敷を片付けることよりも、半ば強引に資産価値の高い貴金属などを安く買い取ることを目的としており、言葉巧みに近づいてきます。

名古屋市でも、突然自宅へ訪問してきた業者に、壊れた掃除機だけでなく貴金属を出すように言われて、1,000円の安値で買い取られてしまった事例がありました。
どれほど優れた、魅力的な条件を提示されたとしても訪問営業の業者は家に入れず、話を聞かないようにしましょう。

万が一、契約後に「やっぱりおかしい」と感じたり、トラブルが発生したりした場合であっても、契約8日以内であればクーリングオフの適応となります。

近隣住民への配慮がない

作業の金額が告知通りであっても、その作業の質まではわからないものです。
ホームページに「作業事例」として掲載されている内容を確認して「信頼できそうな業者だ」と思ったとしても、実際にその業者が作業した内容とは限りません。

作業事例にフリー素材を使用している例もあり、過信すると実際の作業を見て「あれ?」と思ってしまうこともあるでしょう。

実績のない業者へ依頼すると、作業にあたって近隣住民に迷惑をかけてしまうこともあります。

  • ごみや家具家電のような不用品を「一時的に」と言いながら路上に放置する
  • 住宅の敷地からはみ出して作業用具を置いている
  • ごみや作業用具が道をふさいでいて近隣住民が行き来できなくなっている

このようなトラブルが起きてしまうと、近隣住民にも迷惑をかけ、クレームとなってしまうかもしれません。
悪徳業者を選んでしまうと、その後のご近所付き合いにも影響を与えてしまいます。

ごみ屋敷片付け業者の費用相場はどのくらい?

ごみ屋敷の片付けを依頼する際、適正な見積もりなのか判断するためには、料金相場を把握しておくことが大切です。
悪徳業者に騙されないためにも、相場や確認する際のポイントを押さえましょう。

ごみ屋敷の間取り別の費用相場

ごみ屋敷の間取り別の片付け費用相場は以下の通りです。

間取り 費用相場 作業するスタッフの人数
ワンルーム 5万~20万    1~2名
1DK 8万~30万  2~3名
2LDL~3LDK 15万~60万 3~8名

上記はあくまでごみの撤去作業にかかる料金の目安です。

間取りが同じでも、蓄積されたごみの量や種類によって大きく費用の変動があります。

  • ごみの運搬トラックの大きさ(車両費)
  • 作業するスタッフの人数
  • ごみの種類(粗大ごみ、ペットの糞など悪臭のするごみ)

上記のような理由で発生する費用は、基本料金に加算されることがあるため、見積もりをもらったら詳細を確認しましょう。

特殊清掃がある場合は要相談

ごみ屋敷は、通常の不用品回収やごみの撤去だけでは、元通りにきれいにすることが難しい場合も多いです。
悪臭・害虫が発生し、床や壁が破損しているようなごみ屋敷の場合は、「特殊清掃」のオプション料金がかかる可能性があります。

  • 壁や床の解体作業
  • ハウスクリーニング
  • 害虫駆除
  • 消臭作業
  • 除菌・消毒作業

特殊清掃の範囲によって料金は異なるため、見積もりの際に相談することをおすすめします。

悪徳業者ではない、安心できるごみ屋敷片付け業者の特徴

ここでは、ごみ屋敷の片付けを依頼したい人に向けて、優良な業者を選ぶためにチェックすべきポイントを紹介します。
どの特徴もホームページなどを閲覧した段階で判断できますで、ぜひ参考にしてください。

ごみ屋敷の片付けや清掃実績が豊富

業者を選ぶときには、ごみ屋敷の片付けに実績があることが重要です。
ホームページに作業風景の写真や料金の一例が掲載されている業者であれば、どのような作業をしているのか事前に確認でき安心できるでしょう。

ただし前述のように、悪徳業者の場合にはフリー画像などどこかから拾ってきた画像を、さも自分たちで作業したかのように掲載しているケースもあります。

不安であれば、画像検索をして同様の事例をどこかから引っ張ってきていないか、確認するとよいでしょう。
また、ホームページ上の「お知らせ」などの項目が頻繁に更新されている業者も、能動的に作業に注力していると判断する目安となります。

一般廃棄物処理業の許可を受けている

信頼できる業者は、市町村から委託を受け、「一般」廃棄物収集運搬業・処理業の許可を取得しています。
「産業」廃棄物処理業だと、事業のごみは処理できますが、家庭ごみは処理できないので注意しましょう。

不用品買取も同時に依頼したい場合は、古物商許可証を持っている業者かどうかもチェックしてください。

見積もりの内訳・作業内容が明瞭

優良な業者は、見積もりの内訳や作業内容をしっかり説明してくれます。
ごみ屋敷の片付けの場合、正確な費用を知りたい方は「訪問見積もり」に対応してくれるところを選びましょう。

さらに、ホームページにオプション料金の説明やパック料金の内容について説明されていると比較検討しやすいです。

見積もりが無料

優良業者の多くは、自社が「相見積もりをとった上で比較され、選ばれる業者である」という意識があります。
そのため、依頼主の視点に立って無料見積もりを実施していることも少なくありません。

悪徳業者の場合には、ほかの業者と比べて自分たちの費用が高額である、不適切であるとばれては困るので、どこかに「そもそも相見積もりをとってほしくない」という姿勢が見られます。

そのため見積もりをとるのにも費用がかかったり、「見積もりをとったんだから契約してください」という傲慢な態度を見せたりすることもあるでしょう。
見積もりや問い合わせの段階は無料で相談でき、親身になってくれる業者は優良業者と言えるでしょう。

スタッフの顔が分かる

適正な料金で責任を持って作業をしてくれる優良な片付け業者であれば、ホームページ上にスタッフの顔写真や保有資格などを掲載していることも少なくありません。

企業理念や責任者のメッセージなどがあれば、会社の雰囲気も分かります。
理念に共感できる業者であれば、信用して任せられるでしょう。

家電リサイクル券を発行してくれる

優良な片付け業者であれば、下記の4種類の家電の処分を依頼した時に「家電リサイクル券」を発行してくれます。

  • テレビ
  • エアコン
  • 冷蔵庫、冷凍庫
  • 洗濯機、衣類乾燥機

これらの家電を業者に依頼して処分する際は、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」がかかります。
発行された券の管理票番号を調べれば、製造元へ無事に引き渡されたかどうかチェックすることも可能です。

ところが悪徳業者であれば、リサイクル券の発行をしてくれなかったり、該当しない家電の回収でもリサイクル料金と称して高額請求したりする事例もあります。

問い合わせ対応が誠実

どれほど作業内容が適切な業者であっても、例えばちょっとしたコミュニケーションのずれからトラブルになってしまうケースもあります。

悪徳業者と言わずとも、このようなミスや間違いが起きてしまう可能性もないとは言い切れません。

  • 受付担当者と作業員のあいだで伝達ミスがあり、不要な作業をされていた
  • オプションを断ったはずなのに、知らないあいだに追加されていた
  • 必要な書類や証明書の提出が遅れている

このようなとき、相手がきちんと「申し訳ありません」と対応してくれればよいのですが、場合によっては「でも、作業はもう済んでいるので追加料金を支払ってください」というような対応をされると、そこから新たなトラブルに発展する可能性もあります。

トラブルを防ぐためには、問い合わせ段階で相手の対応をしっかり見極めましょう。
誠実な対応が見られるか、相手に曖昧で不透明な部分はないか、確認してみてください。

悪徳業者に騙されないために!ごみ屋敷の片付け業者の選び方ポイント

悪徳業者と優良業者の違いを確認したら、さっそく業者への依頼に進んでいきます。
そのときには次のようなポイントを押さえておくことによって、トラブルなく依頼できるようになりますので、確認していきましょう。

見積もりの際には必ず相見積もりをとる

ごみ屋敷の片付け業者へ依頼するとき、ひとつの業者に見積もりをとって「この業者でいいや」と即決したくなるかもしれませんね。
しかし、いくら作業費用の相場があると言っても、相場はあくまで相場であり、すべてのケースに当てはまる金額ではありません。

「ネットで調べた相場より安かったし、他の業者に見積もりをとるのも面倒だからここにしよう」と軽い気持ちで契約することで、大きく損をしてしまう可能性もあります。
ごみ屋敷となっているスペースの間取りや、ごみの量が同じであることから、ついどうしても「どこに依頼しても同じような金額になるだろう」と考えてしまうでしょう。

しかし実際は、業者によって定めている金額が大きく違います。
「他の業者は◯円くらいですが、うちは◇円で作業しますよ」と説明し、実際の相場よりも高い金額を提示して契約させようとする悪徳業者も存在します。

こうした手法にひっかからないためには、必ず3社以上の業者で相見積もりを取るようにしましょう。

見積もりを見ながら費用の内訳を確認する

相見積もりをとり、費用に納得できたら、今度はその内訳もしっかり確認をとりましょう。

大まかに見て、なんとなく「このくらいの費用ならいいだろう」と思ったとしても、よくよく確認していくとさらに費用をカットできる場合も少なくありません。

これは「相手が悪徳業者だから必要以上の金額を請求された」という話に限らず、「依頼内容について細かな点の共有ができていなかった」というような、ちょっとした行き違いから起きてしまう可能性もあります。
例えば、運んでほしい荷物について依頼主と業者とできちんと相互理解ができていなかった場合に、必要以上に作業員を用意してしまった……というようなこともあるでしょう。
この場合、余計な人件費が発生してしまいますから、負担する費用についても少し多めに設定されてしまう可能性があります。

さらに「当日の作業内容によっては、見積もりの金額にさらに追加料金が発生する」というケースもあるでしょう。
依頼主は「きちんと伝えた」と認識していても、伝わり方が違っていた場合には、見積もりの金額に必要な料金が含まれていない場合があります。

見積もりが出たら、金額だけを見て判断するのではなく、その内訳もきちんと確認しましょう。

個人情報の取り扱い方をチェックする

ごみそのものの取り扱い方も重要ですが、さらに重要になるのが「個人情報の取り扱い方」です。
ごみを分別していくと、中には個人情報が含まれているケースも少なくありません。

適切な処理をしてくれる業者でないと、ごみとして処分される中で大事な個人情報が不適切な扱いをされる場合があります。
個人情報の流出をきっかけに、新たなトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるでしょう。
「個人情報については、どのように取り扱っていますか?」と事前にたずねてみて、安心できる回答が返ってくるかチェックしてみましょう。

まとめ:悪徳業者を見極めて、ごみ屋敷をすっきり片付けましょう!

悪徳業者は、同じごみ屋敷清掃でも格安な料金を謳ったり、過剰なサービスを提供したりしようとして巧みに騙そうとしてきます。

そのため、提示された情報や広告を安易に鵜呑みにして契約してしまうと、のちのち高額な金額を請求されたり不法投棄されたりとトラブルに遭ってしまうことになりかねません。
優良な業者は、不用品回収・遺品整理などに必要な資格を持っているだけでなく、これまでの実績や費用についてホームページに分かりやすく掲載されています。

愛知・名古屋に拠点を持つ片付け専門業者「ラクタス」では、ごみ屋敷の片付けに13年以上の実績を持ち、迅速な訪問見積もり・作業が可能です!
不用品回収・買取も同時に対応するので、買取価格の分だけごみ屋敷の片付け費用をお安くできます。

「見積もりでも、家に来られるのは気が引ける」
「とりあえず概算だけでも知りたい」

このような方は、LINEの無料見積もりをご利用ください。家の中の写真を撮影いただければ、大まかな費用をお伝えできます。ごみ屋敷の片付けにお困りの方は、ぜひ経験豊富なラクタスへお気軽にご相談ください!

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