「部屋中の大量のごみをどうにかしたい‥!」
「業者に頼みたいけど、実際どうなんだろう?」
ごみ屋敷になってしまった家の片付けは、一人では思い通りに作業が進まず、想像以上に大変ですよね。
業者に片付けを頼みたくても、無数にある業者からどのように選べば後悔しないのかと悩まれている方も多いのではないでしょうか?
残念なことに、悪質な業者が存在することは事実です。
きちんと見極めないと、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。
この記事では、ごみ屋敷の片付け業者を選ぶ際のポイントを解説します。また、悪質な片付け業者の事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
適切なサービスを提供している片付け業者を選び、ごみ屋敷をきれいにしましょう!
目次
ごみ屋敷に困ったら、片付け業者に依頼すべき理由
ごみ屋敷の片付けは、専門業者に依頼することがおすすめです。
しかし、自分の家の片付けを業者に頼むことに抵抗を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここではまず、片付け業者にごみ屋敷の清掃を依頼すべき理由を3点紹介していきます。
名古屋市ではごみ屋敷対策として条例がある
名古屋市をはじめとする多くの自治体では、ごみ屋敷に関する対策の条例を定めています。
- 害虫や悪臭が発生している
- ごみが通路の邪魔になっている
- 火災の危険性があるほどごみが溜まっている
などに当てはまる場合は、すぐに片付けを始める必要があるでしょう。
自力でごみ屋敷の片付けをして途中で断念してしまうと、立ち入り調査の対象となり、拒否すれば罰金になることもあります。
確実に片付けてくれる業者の力を借りることで、地域に迷惑をかけることもありません。
参照:名古屋市住居の堆積物による不良な状態の解消に関する条例について
ごみの分別を気にせず処分できる
ごみ屋敷になる経緯には、自治体のごみ分別が面倒に感じたり、仕事などの都合で回収時間に間に合わなかったりすることが原因として挙げられます。
しかし、片付け業者に依頼すれば、粗大ごみなど種類を問わず回収・処分まで一気に行ってくれるため手間がかかりません。
また、水回りや床などの汚れも、きれいに清掃し元通りにしてくれます。
カビや臭い除去など自力では難しい掃除を任せられるのでストレスなくごみ屋敷から解放されるでしょう。
近所にごみ屋敷だとバレずに片付けられる
「ごみ屋敷だとバレたくない」「見られるのが恥ずかしい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、作業員にとっては見慣れた光景であり、淡々と手際よく作業するので心配することはありません。
ごみ屋敷を業者に依頼すれば、清掃にかかる時間を短縮できるため、近所にごみ屋敷であることがバレずに片付けられます。
また、無地のダンボールやトラックを使ってごみの搬出をしてくれるなどプライバシー保護にも配慮してくれる業者を選ぶと安心です。
片付け業者の依頼で起きた実際のトラブル事例
ごみ屋敷の片付けを依頼した人の中には、悪質な業者の被害に遭われた方が後を絶ちません。
これから業者を選ぶ方は、悪質業者の典型的な手口を知っておくことで、巻き込まれないように注意できます。
どのようなトラブルがあるのか、実際の事例を紹介していきます。
回収したごみを不法投棄
岡山県の貝殻山に冷蔵庫51台が不法投棄されていた。業者は、無許可で不用品回収をしており、「廃棄物処理法違反」「無許可収集運搬業」の疑いで逮捕。 |
冷蔵庫の処分にはリサイクル料金がかかりますが、そのお金を稼ぐために不法投棄する悪質な業者が存在します。
不法投棄されたごみは、製造番号などから個人情報を簡単に読み取れるので、警察から連絡が来て事態に気付くことも。
きちんとした回収業者に処分を依頼しなかったことで、自分自身も責任を問われることになりかねません。
当日に高額請求される
愛知県で起こった不用品回収業者による恐喝事件。 |
悪質な業者は、不用品回収が完了した後に、何倍もの金額を請求してくることが多いです。最終的な金額を伝える前に契約書にサインをさせたり、足がつかないように領収書を渡してくれなかったりすることもあります。
片付けの途中で追加請求をしてくる場合もあり、「無理なら、ここまでしか作業できない」と脅されて、仕方なく追加料金を支払ってしまうケースもあるのです。
貴重品を盗まれる
遺品整理業者に家具などの不用品処分を依頼してタンス預金の740万円を盗まれた。 |
悪質な業者は、遺品整理の作業中に見つかった資産価値のあるものを、転売目的で盗むことがあります。
家族が遠方に住んでいるため依頼者自身が家の様子が分からない場合や、当日立ち会うことができないときは、慎重に業者を選ばなけれなりません。
遺品整理を依頼する際は、「遺品整理士」の資格を持っているかどうかチェックしましょう。
頼んでいないものまで回収され高額請求
「無料見積もり」のチラシを見て廃品回収業者に連絡をした。 |
不用品回収料金を高額請求するために、勝手に家のものを回収する悪質業者が存在します。価値のある家財を回収して、高値で売って稼ぐ目的もあるようです。
特に高齢者が狙われやすく、「これも、いらないだろう」などと無理やり説得して持ち帰ってしまう悪質なケースは各地で相次いで起こっています。
悪質業者を見極めることも大切ですが、事前に不用品だけまとめておき、不用意に家の中に入らせないなどの対策が必要でしょう。
悪質業者に巻き込まれたら消費者ホットラインに連絡
ごみ屋敷の片付けで、不用品回収や遺品整理のサービスを利用した際に、上記のようなトラブルに巻き込まれたら、消費者ホットラインに速やかに連絡することをおすすめします。
消費者ホットライン:188番(いやや!) |
名古屋市消費生活センターでは、メールや電話でも相談できます。
- トラブルのきっかけ
- 契約日
- 契約場所
- 業者名
- 金額
- どうしたいか(物やお金を返してほしい、など)
上記のような詳細をメモにまとめておくとスムーズでしょう。
参照:名古屋市消費生活センター
悪質なごみ屋敷片付け業者の5つの特徴
ごみ屋敷の片付けで不用品回収や清掃業者を依頼する際に、何に気をつけて業者を選べば良いのでしょうか?
ここでは悪質な業者によくみられる特徴を解説します。
誇大広告を出し、無料回収を謳っている
悪質な業者は、「無料回収!」「〇万円で何個でも回収」など魅力的な広告で集客し、高額請求や不法投棄を行っています。
無料回収は、以下のような場所なら安心して利用可能です。
- 自治体のリサイクルステーション
- 自治体の小型家電回収ボックス
- Zaraやユニクロなど衣料品ブランドの専用回収ボックス
優良な片付け業者の場合は、不用品買取に対応しており、買取価格の分だけ安くしてくれることがあります。
訪問見積もりに対応していない
悪質業者は、下見をせずに、適当に安く見積もりをしていることが多いです。
- 作業内容がわからない料金設定(定額料金、格安プラン、詰め放題など)
- 追加料金、キャンセル料金に関する記載がない
これらに当てはまる場合は、契約した後に、人件費や解体費などの名目で追加請求される可能性が高いです。
また、作業中の立ち会いを希望しているのに、理由をつけて断られた場合は、盗難の恐れもあります。
運営会社の所在が不明
悪質な業者の特徴の一つに、拠点となる事務所が明記されていないことが挙げられます。
特に、拡声器を使いながら巡回しているトラックの業者は、無許可営業の可能性が高いです。
悪質業者は足がつくことを恐れているため、法人化しておらず身元がはっきりわかりません。また、すぐ逃げられるように偽造ナンバーを使用していることもあります。
依頼する前に、運営会社の住所や電話番号、登記などホームページから調べて、実在する会社なのか確認すると安心でしょう。
片付け当日のスケジュールが曖昧
悪質な業者は、作業当日のスケジュールを曖昧にごまかして、詳しい作業時間や内容を教えてくれないケースが多いです。
「実際にやらないと何ともいえない」などと伝え、ごみ屋敷の片付けをした後に「予定よりも作業が増えた」と違法な請求をします。
優良な業者なら、見積もり時に作業時間や内容・スタッフの人数など不明点を教えてくれるでしょう。
急な引っ越しに伴う片付けなど、依頼者が断りにくい状況の場合は、弱みにつけこみトラブルに遭いやすいため注意しなければなりません。
アポなし訪問営業をしている
悪質な業者は、事前に電話するなどアポイントなく訪問営業をしているケースが多いです。
ごみ屋敷を片付けたいと考えている方は、飛び込み営業で「不用品はありませんか?」などと声をかけられたら、頼みたくなるかもしれません。
しかし、突然の訪問による不用品買取は違法行為です。
このような悪質な業者は、半ば強引に資産価値の高い貴金属などを安く買い取ることを目的としており、言葉巧みに近づいてきます。
名古屋市でも、突然訪問した業者に、壊れた掃除機だけでなく貴金属を出すように言われて、1,000円の安値で買い取られた事例がありました。
どのような良い条件を言われたとしても訪問営業をする業者は、家に入れないようにしましょう。万が一、トラブルにあった場合は契約8日以内であればクーリングオフの適応となります。
ごみ屋敷の片付け業者の費用相場はどのくらい?
ごみ屋敷の片付けを依頼する際、適正な見積もりなのか判断するためには、料金相場を把握しておくことが大切です。
悪質な業者に騙されないためにも、相場や確認する際のポイントを押さえましょう。
ごみ屋敷の間取り別の費用相場
ごみ屋敷の間取り別の片付け費用相場は以下の通りです。
間取り | 費用相場 | 作業するスタッフの人数 |
ワンルーム | 5万~20万 | 1~2名 |
1DK | 8万~30万 | 2~3名 |
2LDL~3LDK | 15万~60万 | 3~8名 |
上記はあくまでごみの撤去作業にかかる料金の目安です。
間取りが同じでも、蓄積されたごみの量や種類によって大きく費用の変動があります。
- ごみの運搬トラックの大きさ(車両費)
- 作業するスタッフの人数
- ごみの種類(粗大ごみ、ペットの糞など悪臭のするごみ)
などで費用は加算されることがあるため、見積もりをもらったら詳細を確認しましょう。
特殊清掃がある場合は要相談
ごみ屋敷は、通常の不用品回収やごみの撤去だけでは、元通りにきれいにすることが難しい場合も多いです。
悪臭・害虫が発生し、床や壁が破損しているようなごみ屋敷の場合は、「特殊清掃」のオプション料金がかかる可能性があります。
- 壁や床の解体作業
- ハウスクリーニング
- 害虫駆除
- 消臭作業
- 除菌・消毒作業
特殊清掃の範囲によって料金は異なるため、見積もりの際に相談することをおすすめします。
優良なごみ屋敷片付け業者の5つの特徴
ここでは、ごみ屋敷の片付けを依頼したい人に向けて、優良な業者を選ぶためにチェックすべきポイントを紹介します。
どの特徴もホームページから確認できる場合が多いので、ぜひ参考にしてください。
ごみ屋敷の片付けの実績が豊富
業者を選ぶときには、ごみ屋敷の片付けに実績があることが重要です。
公式ホームページに作業風景の写真や料金の一例が掲載されていると安心できるでしょう。
また、「お知らせ」などが頻繁に更新されていることも目安となります。
一般廃棄物処理業の許可を受けている
信頼できる業者は、市町村から委託を受け、「一般」廃棄物収集運搬業・処理業の許可を取得しています。
「産業」廃棄物処理業だと、事業のごみは処理できますが、家庭ごみは処理できないので注意しましょう。
また、不用品買取も同時に依頼したい場合は、古物商許可証を持っているかもチェックしてください。
見積もりの内訳・作業内容が明瞭
優良な業者は、見積もりの内訳や作業内容をしっかり説明してくれます。
ごみ屋敷の片付けの場合、正確な費用を知りたい方は「訪問見積もり」に対応してくれるところを選びましょう。
また、ホームページにオプション料金の説明やパック料金の内容について説明されていると比較検討しやすいです。
スタッフの顔が分かる
適正な料金で責任を持って作業をしてくれる片付け業者であれば、ホームページ上にスタッフの顔写真や保有資格などを掲載していることが多いです。
企業理念や責任者のメッセージなどがあれば、会社の雰囲気も分かるので、信用して任せられるでしょう。
家電リサイクル券を発行してくれる
優良な片付け業者であれば、下記の4種類の家電の処分を依頼した時に「家電リサイクル券」を発行してくれます。
- テレビ
- エアコン
- 冷蔵庫、冷凍庫
- 洗濯機、衣類乾燥機
これらの家電を業者に依頼して処分する際は、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」がかかります。発行された券の管理票番号を調べれば、製造元へ無事に引き渡されたかどうかチェックすることも可能です。
逆に、悪質な業者は、リサイクル券の発行をしてくれなかったり、該当しない家電の回収でもリサイクル料金と称して高額請求したりする事例もあります。
まとめ:優良な業者を見極めて、ごみ屋敷をすっきり片付けましょう!
悪質な業者は、格安な料金を謳って巧みに騙そうとしてきます。
広告を安易に鵜呑みにしてしまうと、高額な金額を請求されたり不法投棄されたりとトラブルに遭ってしまうことになりかねません。
優良な業者は、不用品回収・遺品整理などに必要な資格を持っているだけでなく、これまでの実績や費用についてホームページに分かりやすく掲載されています。
愛知・名古屋に拠点を持つ片付け専門業者「ラクタス」では、ごみ屋敷の片付けに13年以上の実績を持ち、迅速な訪問見積もり・作業が可能です!
不用品回収・買取も同時に対応するので、買取価格の分だけごみ屋敷の片付け費用をお安くできます。
「見積もりでも、家に来られるのは気が引ける」
「とりあえず概算だけでも知りたい」
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