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投稿日:2023年3月13日
更新日:2023年3月13日

3Rとは、ごみを減らす「リデュース・リユース・リサイクル」を標語にした3つのRのこと。
循環型社会の実現には欠かせない考え方であり、「ごみを出さない」ことを最優先として、できる限り再利用・リサイクルに回して、正しくごみを処分することが求められています。
環境保護や廃棄物処理問題などと密接に関わっているキーワードの「3R」は、すでに取り組んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ごみに対する意識は少しずつ良くなってきているものの、令和2年度の日本人の1日のごみ排出量は一人当たり約900グラムで、1年間のごみ総排出量は4,167万トン(東京ドーム約112杯分)に及びます。
特に、家庭ごみの排出量は10年間ほぼ横ばいであり、まだまだ課題が残っているといえるでしょう。
この記事では、循環型社会の概要や、個人ができる3Rの取り組みについて紹介します。
私たちの身近な課題として改めて考えることで、ごみを減らすことは可能です。
ごみとして捨てる前に、3Rに取り組んでみましょう!

循環型社会とは?

高度経済成長期の1950年代は、技術の発展により、たくさんの物を消費して使い捨てることが当たり前という時代でした。
便利で豊かな生活となり、経済はますます発展したものの、資源の枯渇などさまざまな課題に直面します。
そこで、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄の社会を見直すために不可欠なシステムが「循環型社会」です。
ここでは、循環型社会の考え方や背景について紹介します。

循環型社会の定義

循環型社会とは、天然資源の消費を抑え、再利用・リサイクルを推し進めることで、ごみを可能な限り出さないという環境に優しい社会システムのことです。
2000年に公布・施行された「循環型社会形成推進基本法」では、循環型社会を作るためには3Rの考えが重要だと示されています。

循環型社会のごみ処理の優先順位

循環型社会における処理の優先順位は以下の通りです。

  1. 発生抑制(リデュース)
  2. 再使用(リユース)
  3. 再生利用(リサイクル)
  4. 熱回収
  5. 適正処分

これらの行動は、基本原則と呼ばれており、事業者や住民一人ひとりが自主的に行わなければなりません。
プラスチックなど原料としてリサイクルできないものは、熱エネルギーとして回収し、最終的に残ってしまったごみは正しく処分することが強調されています。

循環型社会はなぜ必要なのか?

これまでの生産・消費・廃棄という一方通行型の社会システムは、限りある資源を減らし、ごみは増え続けるという状況を作り出してしまいます。
その結果、環境やごみに関する問題が数多く発生しました。

  • ごみ処分場のひっ迫
  • 環境資源の枯渇
  • 海洋プラスチックごみ
  • 地球温暖化
  • 不法投棄による土壌汚染
  • ごみ屋敷

こうした背景から、2004年には、G8サミットで3Rイニシアティブが提唱され、国際的に循環型社会を目指すことが推進されます。
国際協力の一貫で開催された「アジア3R推進フォーラム」では、2023年2月は38か国が参加し、3Rの推進や循環型社会の構築に向けた情報共有が行われました。

循環型社会・3Rに関する日本の施策

循環型社会を作るためには、3R・熱回収・適正処分の基本原則を守る必要があります。
ここでは、国が掲げている政策の中でも、私たちの生活にも関係している取り組みや法律を紹介します。

環境ラベル

環境ラベルとは、環境に配慮した商品やサービスの目印になるマークのことです。
商品を購入する際に、環境への負荷が少ないものを選べるという利点があり、エシカル消費には欠かせないものです。
環境ラベルと商品の例として以下のようなものが挙げられます。

  • エコマーク:食品容器や鉛筆
  • 再生紙使用マーク:トイレットペーパー、封筒
  • 国際フェアトレード認証ラベル:チョコレート、コーヒー豆
  • バイオマスマーク:レジ袋、衣類

これらはほんの一部にすぎず、地方自治体や企業でもさまざまな環境ラベルがあります。
商品を手に取った際に、ぜひチェックしてみてくださいね。

グリーン購入法

2001年に施行されたグリーン購入法は、環境や社会に配慮した商品を購入することを推進する法律です。

  • 必要な量だけ買う
  • 捨てるときのことも考えて選ぶ
  • 環境汚染の少ないものを選ぶ
  • 生産者の公正な配分が保証されているものを選ぶ

など、環境ラベルを参考にしながら、グリーンコンシューマー(グリーン購入をする消費者)として、できる限り参加することを呼びかけています。
消費者が積極的にグリーンな商品・サービスを選ぶことで、環境負荷の低い商品の需要が高まるため、循環型社会の促進につながるでしょう。

容器包装リサイクル法

容器包装リサイクル法は、容器包装廃棄物の処理について消費者・市町村・事業者の3者の役割が定められています。
私たちは各市町村の分別ルールに沿って、ごみを処分しなければなりません。
処分したごみは市町村によって分別・収集され、事業者はリサイクル・再商品化を行います。
容器包装リサイクル法の対象は、以下の通りです。

  • ペットボトル
  • アルミ缶、スチール缶
  • ビン
  • プラスチック製容器
  • 紙パック、ダンボール など

家電リサイクル法

家電リサイクル法では、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯乾燥機の4品目の廃家電の扱いについて、消費者・小売業者・メーカーの3者の役割が定められています。
私たちが、4品目に該当する家電を処分する際は、小売業者や市町村、回収業者に引き渡し、収集・運搬料金とリサイクル料金を支払わなければなりません。引き取った廃家電は、メーカーがリサイクル・熱回収を行います。
家電を処分する際は、回収業者から「家電リサイクル券の排出者控え」を受け取ります。
メーカーにきちんと引き渡されたか確認するために必要なので、失くさないようにしましょう。

小型家電リサイクル法

2013年には、家電リサイクル法の対象でない携帯電話や電子辞書・ゲーム機などの28品目のリサイクルを促進するために「小型家電リサイクル法」が定められました。
小型家電に含まれているレアメタルや金などを回収し再利用することで、環境の負荷を低減することが目的です。
処分方法は、回収ボックスを設置したり、収集日に専用のコンテナに入れたりと市町村によって異なります。
個人情報が含まれている小型家電は、処分する前にデータを消去することを忘れずに行ってください。

プラスチック資源循環促進法

2022年に施行された「プラスチック資源循環促進法」では、従来の3Rに、再生可能な資源に替えるという「Renewable」が加わった基本原則になりました。
事業者は、プラスチック製品の廃棄量削減に向けて、対策を講じることが義務づけられています。
主な対象商品は以下の通りです。

  • フォーク
  • スプーン
  • ストロー
  • 歯ブラシ
  • カミソリ など

この法律により、フォークやスプーンの有料化に向けた実証実験や、バイオマス素材・紙製素材の商品への置き換えなどの取り組みが始まっています。

循環型社会の実現に向けた取り組み事例

循環型社会を目指すためには、企業や自治体の取り組みも重要です。
ここでは企業や自治体の具体的な活動をみていきましょう。

企業

お掃除モップのレンタルサービスで有名なダスキンでは、回収したモップの再資源化を徹底しており、再生率97.6%を誇ります。
また、花王・ライオンとイトーヨーカドーは、洗剤やシャンプーなどの詰め替えパックの回収・リサイクルを行い、1年間で9,500枚の店頭回収を実現しました。

地方自治体

千葉県船橋市では、メルカリ・ソウゾウとの連携による、小規模事業者のEC導入支援を行っています。メルカリ使い方セミナーの開催でリユースの推進を図ることが目的です。

広島県廿日市市では食品ロス削減に向けたフードドライブを実施しました。
フードドライブとは、使いきれない食品を福祉施設などに寄贈する活動のことです。

愛知県名古屋市では以下の活動を行っています。

  • マイボトル対応の無料給水機の設置(市内32カ所)
  • 海洋プラスチックごみを使ったモザイクアートなどのアップサイクル活動

アップサイクルとは、不要な物に付加価値を加えて生まれ変わらせ無駄なく使う考え方です。

今日から実践!私たちにできる3Rとは?

循環型社会を実現するためには、3Rを意識して一人ひとり行動を変えていくことが大切です。
最近では「5R」という考えもあり、ますますごみの減量化が呼びかけられています。
できることを見つけて、少しずつ行動に移してみましょう!

Reduce(リデュース)

リデュース(減らす)とは、ごみになるものを選ばず、ごみを減らすために工夫することです。

  • ペットボトル飲料を買わないでマイボトルを持参する
  • 使いきれる量の食材を買う
  • 野菜の皮も食べられる調理法を選ぶ
  • 詰め替え用商品を選ぶ
  • レンタルやシェアサービスを利用して物を持たない

 

名古屋市:生ごみ堆肥づくりの推進

生ごみの減量に向けて、家庭菜園やガーデニングの堆肥として使うことを推進しています。
生ごみ堆肥づくり講座の開催や、段ボール箱を利用した生ごみ処理容器の作り方も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
名古屋市│段ボールコンポストによる堆肥の作り方・使い方

Reuse(リユース)

リユース(再利用)とは、ものを捨てずに大切に使うことや繰り返し使うことです。

  • フリマアプリで不用品を売る
  • いらないビンを花瓶として使う
  • 読まない本を寄贈する
  • 繰り返し使える牛乳瓶などリターナブル容器を選ぶ
  • 不用品買取業者に依頼する

 

名古屋市:リユース家具販売

粗大ごみとして処分された家具のうち使えるものは、きれいに掃除をしてリユース家具として販売しています。
利用するには、申し込みが必要なので下記を参照してください。
名古屋市│リユース家具の展示販売
また、イベントでの使い捨て皿の削減のためにリユース食器の無料貸し出しも行っています。

Recycle(リサイクル)

リサイクル(再生利用)は、リユースできないものやリユース後にごみになるものを集めて、資源として使うことです。

  • 家電リサイクル対象の廃家電はリサイクル回収に出す
  • プラスチックや缶、新聞などは自治体のルールに従い分別する
  • 小型家電回収ボックスを利用する
  • リサイクル製品を選ぶ

 

名古屋市:集団資源回収や小型家電回収ボックス

着ない衣類やタオルなどの布類は、リサイクルとして処分し、雑巾などに再生利用されます。町内会などの集団資源回収で処分するか、各リサイクルステーションに持ち込んでリサイクルに出しましょう。
また、デジカメやスマホなどの小型家電は、名古屋市内の回収ボックスで無料引き取りを行っています。

Refuse(リフューズ)

リフューズ(断る)とは、ものを買わない・もらわないことです。

  • レジ袋や使い捨てスプーンをもらわない
  • ブックカバーなど包装を断る
  • ノベルティやチラシを受け取らない

その他にも、グリーンコンシューマーとして、環境に配慮されていない商品は買わないこともリフューズに当てはまります。

 

名古屋市:レジ袋有料化還元基金

名古屋市では、2007年よりレジ袋を有料化しました。参加している店舗は701店舗で、レジ袋辞退率は約9割です。
レジ袋有料化で集まった収益金は、園庭の芝生化や動物園のえさ代支援を行っています。

Repair(リペア)

リペア(修理)とは、ものが古くなった時に修理・リメイクして長く使うことです。

  • バッグ修理専門店にクリーニングを依頼する
  • 革靴の底の張り替えを依頼する
  • 古い洋服をポーチにリメイクする
  • 長持ちするように普段からお手入れする

 

名古屋市:リメイク講座・お手入れ教室

着なくなった洋服で布ぞうり作りや、着物・Tシャツリメイク講座を開催中です。
また包丁研ぎ教室でお手入れ方法がわかります。
名古屋市│南リサイクルプラザ・定期講座

3Rの課題・注意点とは?

循環型社会を実現するための3Rの取り組みには、課題が残されています。
ごみを適正に処分しないことや、ものを増やすことの弊害についても改めて知っておきましょう!

汚れたプラスチックごみはリサイクルできない

プラスチック容器などは、食べ物などで汚れたまま捨てるとリサイクルできません。
プラスチックごみを捨てる際には、目に見える汚れは、洗い物などの残った水で流したり、汚れを拭き取ったりすることが推奨されています。
一方で、ケチャップやマヨネーズなどの容器は、汚れを落としにくいため「燃えるごみ」として最初から分別する自治体もあります。
また、プラスチック容器などを洗う際に、お湯や食器用洗剤を使ってしまうと、かえって環境に負荷がかかる場合があるので、注意してください。
汚れの程度とごみ分別の判断は、自治体によって見解が異なるので確認してみましょう。

エコバッグを作る工程にも環境負荷がかかっている

エコバッグを何枚も持って使いきれずに困っていませんか?
3Rを徹底するためには、ライフサイクルアセスメントを考慮して、環境負荷の低い行動をとらなくてはなりません。
ライフサイクルアセスメントとは、商品が作られるまでの「資源の採掘や製造、運搬・廃棄」の全過程の環境負荷を数値化する方法です。
デンマークの調査によると、オーガニック製のエコバッグなら2万回使わないとレジ袋よりも環境負荷がかかることが分かっています。
環境に配慮するためには、同じものを繰り返し使うことが重要といえるでしょう。

やることが増えて面倒に感じる

3Rを行おうとすると、これまでの生活を見直す必要があるため、面倒に感じる場合があります。
便利な使い捨てコップや割り箸などを、毎回洗って持ち歩くとなると、慣れるまで少し大変ですよね。
また、プラスチック容器のラベルを剥がす・粗大ごみは事前に申し込むなど手間がかかるので、自治体のルールをきちんと守れない人がいるのも現状です。
また、複雑な分別ルールは、体力のない人にとって億劫に感じたり、認知症の症状で理解ができなかったりすることも。
長期間ごみ出しを先延ばしにした結果、ごみ屋敷になるケースも少なくありません。

まとめ:3Rを意識した生活を取り入れて循環型社会の実現に貢献しましょう!

3Rや5Rは、ごみを発生させないことが最も重要であり、出てしまったごみは正しく分別・処分するという循環型社会に欠かせない取り組みのことです。
地域の循環型社会の取り組みをチェックしたり、グリーンな商品を見つけてみたりと、ライフスタイルに合わせて無理なく取り組んでみると良いでしょう。
「ごみ分別がめんどくさい」「リサイクルしたいけど時間がない」とお困りの方は、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
愛知・名古屋に拠点を持つ片付け専門業者「ラクタス」では、ごみ回収や家電のリサイクル、不用品買取に豊富な実績があります。
また、一人では片付けが難しいごみ屋敷のお部屋も、スピーディに片付け・清掃が可能です。
家のごみやリユースできる不用品をまとめてリセットしたい方は、ぜひラクタスにおまかせください!

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