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投稿日:2023年4月17日
更新日:2023年4月17日

日本では「雛人形」や「五月人形」など、古くから日本人形に親しんできた歴史があり、特に『市松人形』は、日本人形の代表とも言える伝統のあるものです。
雛人形と一緒に飾ったり、雛人形の代わりに購入したりと女の子のいる家庭では持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし近年は生活様式や価値観などの変化によって人形を持たない人、手放す人が増えています。

そんなときに気になるのが「人形はどうやって処分するのか」ということです。
「顔がついていることから捨てにくい」「ごみとして捨てると呪われそう、怖い」と感じる方も多いでしょう。
また、人形がそのままごみ袋で捨てられているのを見たらビックリしてしまいますよね。

そこで今回は、市松人形を含む日本人形の処分方法をお伝えしていきます。

市松人形の歴史

市松人形は雛人形と一緒に飾られることが多く、「雛人形があるのにどうして市松人形も必要なの?」と思った方もいるのではないでしょうか。
その理由について知るためにも、まずは市松人形について詳しくご紹介します。

市松人形の起源

市松人形は着せ替え人形の一種として室町時代に作られたのが始まりです。
当時は裸のまま販売され、自分で着物を作る練習台として使ったり、着せ替えをして遊んだりしたようです。
現在で言うリカちゃん人形のようなイメージでしょうか。

しかし子どもが遊ぶには壊れやすいという欠点があり、次第に人形は観賞用となって現代に至ります。

市松人形の見た目

市松人形は一般的におかっぱ頭の女の子で、着物を着ている5~6歳くらいの子どもがモデルであると言われています。
なかには男の子の人形もあり、その場合は着物と袴を身に着けています。

昔はキリっとした目元が特徴的で、少し怖いというイメージを持つ方も多かったようです。
しかし最近ではおかっぱ頭だけでなく、髪の長い市松人形や、リボンなどで髪を結んだもの、髪が茶色のものあり、現代風のかわいらしい顔立ちのものが多くなっています。

市松人形の名前の由来について

市松の名がついたことについては諸説あります。
市松という名前の子供が多かった事や、抱き人形が市松模様の着物を着ていた事などがあげられますが、最も有力なのが江戸中期に活躍した人気歌舞伎役者、佐野川市松に似せた人形ができたこと、と言われています。

佐野川市松はその美貌から人気が出た歌舞伎役者であったため、女の子へ市松人形を贈る際には「佐野川市松のようにきれいな子に育ってほしい」という願いも込められたそうです。

市松人形はいつ飾る?

市松人形は1月中旬から3月3日までに飾られることが一般的で、すでに江戸時代頃には雛人形と一緒に飾るという文化があったそうです。

しかし、元々市松人形は雛祭りに特化した人形ではありません。
そのため、子どもを年中守ってくれる「おまもり」として一年中飾ることや、インテリアとして楽しむこともできます。

市松人形は誰が購入するのか

市松人形は誰が贈るのか明確には決められていません。
地域によって、母方の実家が雛人形を購入したら父方の実家が市松人形を購入するという場合もあります。

また、女の子が続けて生まれた場合、長女に雛人形、次女、三女には雛人形の代わりとして市松人形を購入するという文化もあるようです。
最近では男の子の市松人形もありますが、女の子の市松人形とペアで飾って楽しむという人もいます。

市松人形以外の日本人形の種類

日本人形とは「和服を着、日本髪を結った、日本の伝統的な風俗を写した人形の総称」のことです。
一般的に日本人形と言うと、市松人形や衣装人形のことが多いと言われていますが、雛人形や五月人形も日本人形の一つです。

この他の主な日本人形の種類は以下の通りです。

  • 木目込人形(きめこみにんぎょう)
  • 京人形
  • おやま人形
  • 風俗人形(ふうぞくにんぎょう)
  • やまと人形
  • 御所人形(ごしょにんぎょう)
  • 博多人形(はかたにんぎょう)
  • 奈良人形(ならにんぎょう)
  • こけし人形
  • 御台人形(おだいにんぎょう)

市松人形は売却できる?

市松人形が不要になったとき、その処分方法に困っているという方は多くいらっしゃいます。
ごみとして捨てにくいことから「無料でもいいから引き取ってほしい」と考える方もいるのではないでしょうか。

実は市松人形を含め、日本人形はコレクターや海外の人にとってはとても価値の高いものです。
人形や身に着けている着物の価値が高いものであれば、高い値段で買い取ってもらえることも。

しかし買取を行っているお店がある一方で、生産数の多い市松人形は希少価値が低く、どんなものでも必ず買い取ってもらえるとは限りません。
買い取ってもらうにはいくつか条件がありますのでご紹介します。

  1. 有名作家のもの
  2. 戦前・戦後に作られたもの
  3. 着物の質がよいもの
  4. 着せ替えができるもの
  5. 箱や付属品があるもの

高価買取のポイント1.有名作家のもの

メーカーで作っている人形に比べ、有名な作家が作った市松人形は生産数が少ないため希少価値が上がります。
著名な作家としては平田郷陽、山本福松、滝沢光龍斎や味岡映水、松乾齋東光、岩村亮、寺沢京秀、野崎芳寿など。
有名作家のものであれば100万円ほどの高い値がつくこともあります。

一方で、作者・作家が不明なものは買取しないという業者も多いのでご注意ください。

高価買取のポイント2.戦前・戦後に作られたもの

戦前や戦後のものは焼けてしまっていることが多く、残された人形は価値が高くなります。
しかし、こちらも作者がわからない場合は買取額が低くなるか買い取ってもらえないことがあります。

高価買取のポイント3.着物の質がよいもの

市松人形は美しい着物を身に着けていることも特徴の一つです。
着物が正絹でできている場合や、美しい刺繍が施されている場合など、着物の質が良いことも買取額が上がるポイントになります。
着物の状態によっては人形の状態が多少悪くても、買い取ってもらえることがあります。

高価買取のポイント4.着せ替えができるもの

市松人形は元々着せ替え人形であったことから、着せ替えを楽しむために購入したいというコレクターが多いようです。
しかし、最近の市松人形は飾ることが目的で、着せ替えができない構造のものが多くなっています。
そのため、着せ替えができる市松人形のほうが価格がつきやすくなります。

高価買取のポイント5.箱や付属品があるもの

市松人形を含め、日本人形の多くは木箱などの付属品も買取対象になります。
購入時の付属品はなるべく一緒に査定に出すようにしましょう。
しかし、もし付属品がなくても人形そのものに価値がある場合は買い取ってもらえることがあります。

市松人形の買取相場は5,000円~

市松人形の一般的な買取相場は5,000円程度~10万円程度まで幅があります。
というのも、市松人形の価値の判断は難しく、コンディションが悪くても数万円程度の値がつくことや、キレイな状態であっても大量に出回っているものであれば数千円ということもありえるからです。

売れるかどうかは自分での判断が難しいため、処分する前に査定だけでも申し込んでみてはいかがでしょうか。
また、査定を受ける際は人形や骨とう品に強い業者を選ぶようにしましょう。

市松人形の処分方法について

不要になった人形が売却できなかった場合、ほかの処分方法で人形を手放すことになります。
市松人形を含む、日本人形の処分方法はどんなものがあるのでしょうか?

以下に詳しくご紹介します。

  1. 可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみなど自治体で収集してもらう
  2. 神社やお寺など人形供養を行っているところに引き取ってもらう
  3. フリマアプリなどで売却、または譲る
  4. 施設や団体へ寄付する、寄贈する
  5. 不用品回収業者・遺品整理業者などで回収してもらう

可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみなど自治体で収集してもらう

日本人形は、自治体で回収している一般ごみとして捨てることが可能です。
基本的には可燃ごみや不燃ごみで処分できますが、雛人形セットなどの大きなものは粗大ごみとなることがほとんどです。
詳しいルールについては自治体のホームページやハンドブックなどで確認しましょう。

ただし、人形をそのままごみ袋に入れて捨てるのは気が引けるという方が多いのではないでしょうか。
人形を捨てる際には以下のように行うとよいでしょう。

  • 人形を布で拭き、塩をかけて感謝の気持ちを込める
  • 紙や布で人形を包み、顔が見えないようにする
  • 人形専用のごみ袋に入れて捨てる

それでも気になるという方は人形供養をしてもらうのがおすすめです。

神社やお寺など人形供養を行っているところに引き取ってもらう

古くから「人形には魂が宿る」という考え方があり、亡くなった人と同じようにお寺や神社で人形供養を行うことができます。
特に市松人形は子どもが無事成長するようにと身代わりとして扱われてきたこともあり、そのまま捨ててしまうより供養したほうが安心して手放せると考える方も多いでしょう。

「市松人形 供養」などとインターネットで検索するとさまざまな供養先が見つかります。
お寺や神社以外にも人形の販売店などでも供養を行っており、郵送で行えるところもありますので都合のよいサービスを利用しましょう。

供養後はお焚き上げ(焼却処分)を行ってもらえることがほとんどで、費用は一体2,000円~5,000円程度になります。
ただし、人形が入っていたガラスケースなどは引き取ってもらえないことが多いため、事前に確認しておきましょう。

お寺や神社での供養の流れは以下の通りです。

  • 人形供養の申し込みをする
  • 人形を持ち込む(または発送)
  • ほかの人形と一緒に並べられ、読経がおこなわれる
  • お焚き上げ(焼却処分)される

フリマアプリなどで売却、または譲る

リサイクルショップなどで買い取ってもらえなかった市松人形でも、フリマアプリやネットオークションでなら欲しい人が見つかるかもしれません。
実際に、ネット上では市松人形が2,000円~数万円程度で取引されています。

日本では売れにくい中古の日本人形であっても、海外へのお土産などでは喜ばれることもあり、安く手に入れたいという方に購入してもらえる可能性もあるでしょう。
また、どうしても捨てたくない、と言う方は無料で引き取ってもらえる人を探す掲示板などを利用する方法もあります。

しかし、どちらもネット上での取り引きとなるため、後にトラブルが起きないよう注意しなくてはいけません。

人形の保存状態を正しく伝え、発送する際にはきちんと梱包するようにしておきましょう。
また、人形の価値は自己判断が難しいため、事前に買い取り業者へ査定を依頼して目安となる金額を知っておくと安心です。

施設や団体へ寄付する

市松人形などの日本人形は「自分の子どものため」や「孫のため」に購入する方が多く、その役割を考えると寄付を受け付けてもらえないこともあります。
しかし、「中古でもよいので譲り受けたい」という幼稚園などの施設もあり、募集のタイミングと合えば寄贈することも可能です。

また、年間を通して寄付を受け付けている団体もあるため、「市松人形 寄付」で検索してみるのもおすすめです。
ただし、寄付の際の送料や保管料などは一般的に寄付を行う側の負担になります。
供養を行う場合にはその費用も負担しなくてはならないため、事前にいくらかかるのか確認しておくとよいでしょう。

不用品回収業者・遺品整理業者などで回収してもらう

不用品回収業者や遺品整理業者でも日本人形を引き取ってもらうことができます。
なかには供養やお焚き上げのサービスを行っている業者もあるため、そのような業者であれば罪悪感もなく、安心して処分をお願いできるでしょう。

また、業者であればガラスケースなどの付属品もすべて回収してもらうことができます。
土日や夜間など、自分の都合に合わせて回収してもらえるため、手間や時間をかけずに処分できることもメリットと言えます。

ただし、業者ではトラックでの回収になるため、人形だけの依頼だと割高になってしまいます。
人形以外にも家にある不要品を回収・処分してもらうことができますので何かのついでに依頼するのがおすすめです。

まとめ

市松人形などの日本人形は、そのまま可燃ごみなどで捨ててしまってもルール上は問題ありません。

しかし、人形は「ひとがた」と読むことからもわかるように「御札が人の形に変化したもの」とも言われています。
つまり、元々人形はその人に降りかかる災厄を人形に移す役割を持っていたと考えられていたようです。
現代での人形の役割については観賞用や厄除けなどが一般的ですが、どのように処分するかは気持ちの問題と言えるでしょう。

大切なのはどの処分方法であっても感謝の気持ちを込め、粗末に扱わないことです。
特に長年、子どもの成長とともに飾ってきた人形や、子どもが遊んだ人形であれば、人形の役目を果たしたということにもなります。
「ありがとう」という気持ちを込めて供養すれば気持ちよく手放すことができますよ。

とは言っても、なかなか人形供養に時間が取れない、手軽に手放したい、という方もいらっしゃいますよね。
そのような時は供養と処分が同時にできる不用品回収業者などを利用すれば、スムーズに処分することができます。

当社『ラクタス』のグループ企業である『出張回収センター』でも日本人形の回収を行っています。
遺品整理業務も行っている関係からお寺と提携した供養サービスもありますので、安心してご利用いただけます。
気になる方は一度ご相談ください。

2023-03-31

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