更新日:2024年8月2日
新型コロナウイルスが5類に移行し、外出自粛などの規制がなくなった今、本格的に家の片付けをおこないたいという人も多いのではないでしょうか。
コロナ禍では家が仕事場や勉強場になったという人や、家で過ごす時間が長くなった人が多く、家に物が増えてしまったという話をよく聞きます。
そんな「物が増えてしまった家」で生活することにイライラし、疲れている人もいるかもしれませんね。
しかし、いざ片付けようとしてもどこから手を付けて良いかわからず、結局片付けられないままという人や、片付けができてもすぐにリバウンドしてしまう人など、失敗談も多いもの。
忙しい人が多い現代社会では、「実は汚部屋に住んでいる」という人も増えているのです。
そこで今回は「3日で部屋を片付ける」ための片付け術をご紹介します。
なかなか片付けができない人や、いつかはやろうと思って出来ていなかった人などは、是非参考にしてみてください。
目次
「片付け」だけをする3日間を作ろう
「断捨離」や「片付け」をしたつもりでも、すぐにリバウンドしてしまうという話はよくあります。
せっかく部屋をキレイにしてもそれをキープできなければ意味がありません。
リバウンドしてしまう理由の多くは「家全体を片付けていないから」ということ。
どこか「部屋の一部」や「リビングだけ」「クローゼット内だけ」を片付けて満足してしまい、しばらくすると別の部屋からやってきた「物」によって散らかってしまう…という具合です。
そんなリバウンドを避けるためには、家全体を徹底的に片付けるのがおすすめです。
しかし、家全部を片付けるとなると相当なエネルギーや時間がかかるはず、と思う方も多いでしょう。
実は、効率よくポイントを押さえて片付けをすれば「3日」で片付けることも夢ではありません。
その代わり、その3日間は片付けをするだけの特別な日にすることが重要です。
連続で3日間ではなく、合計3日間でも構いません。
もちろん、間取りや部屋の状態によっては3日では難しいこともあるかもしれませんが、まずは3日間チャレンジしてみてください。
【片付けだけの3日間を作るコツ】
- ゴールデンウイークや年末年始など、連休を利用して作業する
- 家族がいる場合は家族にも協力してもらう
- 3日間はほかの家事をサボる
3日で片付けをするときの進め方
ここからは実際に3日間のスケジュールをご紹介しながら、片付け法をお伝えしていきます。
まずはじめに、以下の道具を用意しておきましょう。
【片付けに必要な道具】
- ごみ袋(自治体指定のものがあれば〇)
- 紙袋
- 段ボール箱
- ガムテープ
- 紐
- 雑巾や掃除機(収納場所を掃除するため)
ごみ袋には「捨てるもの」を入れていきます。
自治体で捨てる場合、決められた分別通りに袋に入れていきましょう。
紙袋や段ボール箱は仕分け用に使います。
「残すもの」「売るもの」「人にあげるもの」などで一旦分けておくとよいでしょう。
また、書籍や紙類などは紐でまとめておくと後で捨てやすくなります。
✔1日目のスケジュール(クローゼット・押し入れ・納戸・子ども部屋)
1日目は主にクローゼット・押し入れ・納戸といった収納場所から始めていきます。
収納場所から始める理由は、収納スペースをスッキリと片付けることで、今部屋に出ている物を収納するスペースを新たに作る事。
また、クローゼットや押し入れに長くしまってあるものは今後も使わない可能性が高いため、それらを把握して処分することも目的です。
収納スペースが片付いたらその後、ほかの場所を片付けても収納できる場所が増え、部屋全体をスッキリさせることができます。
そのため、収納スペースは物を7割程度に抑えることも意識しましょう。
ステップ1.収納場所のモノを全部出し、仕分けする
まず押し入れやクローゼットなどの中のものをすべて出し、「いるもの」「不要なもの」に分ける作業をおこないます。
その際、人からもらったものや新品のものなど、捨てるのは惜しいと思っても、1年使っていなければ手放すようにしましょう。
また、どうしても捨てられないものは「寄付」や「売る」といった方法もできますが、これらは手間がかかるため、その時間が取れないと思った場合は思い切って処分するようにします。
【捨てるものリスト】
- 1年使用していないもの(喪服は除く)
- ヨレヨレ・汚れなどがある衣類
- 同じような用途・デザインのもの
- サイズが合わない衣類
- 古い寝具
収納場所の中のものをすべて出すことで、自分が何を持っているのか把握することができます。
ずっと収納場所に保管して忘れていたものは、無くても困らない可能性が高いため手放しましょう。
ただし、どうしても今決められないものについては「キープ」の箱を作り、そこへ一旦保管して後日判断しても構いません。
その際、必ず再度見直しをして、「残す」か「捨てる」の判断をすることを覚えておいてください。
・「断捨離」でおすすめの記事はこちら
ステップ2.「残す」ものを収納する
仕分けが終わったら、収納から出した物のうち「残すもの」を戻していきます。
その際、「使いやすい収納」や「何がどこにあるか把握しやすい収納」になることを意識してください。
せっかく収納スペースが広くなっても、すぐに物がパンパンになっているという人は、とにかく奥に物を詰め込んでいる方法を取っている人が多いです。
わかりやすく使いやすい収納にすることで、継続的に収納スペースを有効に使うことができます。
例えば、「洋服はハンガーにかけて収納する」「収納ボックスは透明のケースやラベルを使用して、何が入っているか見えるようにする」といった工夫をしてみましょう。
また、「箱に蓋はつけない」「床置きしてもOKな場所を作る」など、収納のハードルを下げることも大切です。
すると使ったあとでも同じ場所に戻しやすくなるため、部屋の中に物が出しっぱなしになることが防げます。
ステップ3.子ども部屋のおもちゃは上限を決める
子ども部屋がある場合、子どものおもちゃや学校で使用する教科書、道具、制作物など、たくさんの物があります。
これらはずっと子ども部屋に必ずあるわけではなく、リビングにたびたび持ち込むため、家全体が散らかる原因になることも。
子どもの物は成長に伴い必ず増えていくものなので、上限を決めておき、本当に必要なものだけ保管しておくようにしましょう。
ポイントは以下のとおりです。
- おもちゃは持つ量を決めておき、一つ増えたら一つ減らすようにする
- 制作物は本当に大切なものだけを残し、あとは写真を撮るなどをして省スペースで残す
- 「いつか使うかも」と思い取っている「おさがり品」や「サイズアウトした服」などは、使う予定がなければ処分
✔2日目のスケジュール(キッチン・洗面所)
次に取り掛かるのはキッチンや洗面所といった物が溜まりやすい場所。
キッチンには調理器具や食器のほかに、調味料や食材、災害時の備蓄用として食品が保管されていることもあります。
また、洗面所は家族全員が使用する場所なので、必要なものも多く物が集まりやすいです。
特に物が多いキッチンは、食器棚、食品庫など、場所ごとに分けて作業すると、しまうときにラクになります。
ステップ1.キッチン用品をすべて出し、仕分けする
キッチンには物が多いため、以下の場所別に分けて作業しましょう。
【場所別】
- キッチン内引き出し・シンク下収納
- 吊戸棚
- 食器棚
- 食品庫
- 収納棚
ここでもそれぞれの収納内にあるものを一旦取り出し、何があるかを把握します。
キッチンには物が多く、何から捨てて良いかわからないという人もいるでしょう。
そこで、まずは明らかにごみと言えるものや、不要なものから処分していきます。
以下のようなものをチェックしていきましょう。
- 空の食品の容器
- 賞味期限が切れた食材
- 1年使っていない食器・調理器具
- 汚れや劣化があるカトラリー
収納場所から物を出して見直してみると、意外と不要な物が多いことに気付きます。
また、食器は家族がいると増えがちですが、普段よく使うものは決まってくるもの。
古い食器や普段使わない食器は見た目がキレイであっても思い切って手放すことで、食器棚がスッキリと片付きます。
ほかにも、調味料や乾物などの食材は、たまにしか使わないものであれば賞味期限が切れているかもしれません。
こうした食材のストックを溜め込む癖がある人は、定期的に賞味期限をチェックしましょう。
ステップ2.出したものの中から「必要なもの」だけを収納する
キッチンには物が多いため、収納にもちょっとした工夫が必要です。
【キッチン内引き出し・シンク下収納】
シンクやコンロに近いこの場所には、フライパンや鍋、まな板や包丁などの調理器具を置くようにします。
シンク下収納が広い場合にはざるやボウルといった予備の調理道具を一式置いておくと便利です。
ただし湿度が高いため、食材を置いておくには適していません。
【吊戸棚】
吊戸棚は、手が届きにくい場所ということもあり、普段は使わないものをしまうのがおすすめです。
例えば寿司桶やカキ氷機など使用頻度の低い調理器具や、紙コップや紙皿、予備の保存ケースなどです。
ただし吊戸棚は使いにくいと感じる人も多いため、ほかに収納するスペースがあればあえてキッチン用品を入れず、普段取り出さないものをしまっておくという選択肢もあります。
【食器棚】
食器棚には使用頻度の高いものから手前に入れていきますが、このときのポイントは「必要なものを残す」ということ。
食器は不要な物を選んで処分しようとするとなかなか選べないため、「不要か」ではなく「必要である」ことをポイントに選択しましょう。
【食品庫】
ストック品も多い食品や調味料ですが、似たようなものや同じ物がいくつかあっても、一カ所に収納できるスペースがあればとりあえず収納していきます。
もし入りきらない場合、あちこちに分散して収納してしまうと忘れてしまい、使い切れない原因になってしまう可能性があるため、できるだけ収納できる量に減らしましょう。
【収納棚】
キッチンにはこの他にもさまざまなものがあります。
以下のものは、使用頻度の高いものを取りやすい場所に置くことを意識して収納していきます。
- お弁当箱
- 水筒
- 弁当グッズ・便利調理グッズ
- レシピ本
- タオル
- 保存容器
- ラップ、アルミホイルなどの消耗品
ステップ3.洗面所のものを全部出す
洗面所にも、気付いたら不要なものがたくさん溜め込んであることがよくあります。
収納場所から物をすべて出し、以下のものがあれば処分しましょう。
- 使っていない試供品
- 旅行先でもらった歯ブラシや髭剃りなど
- 古いタオル
- 今使っていない・今後使用しない塗り薬や飲み薬
- 洗剤の空き容器
洗面所は浴室と近いことや洗濯スペースと同室になっていることも多く、使っていない歯ブラシや化粧品、洗剤の空き容器が置いてあるという家も多いのではないでしょうか。
特に洗剤容器やシャンプーボトルなどは、使い残しがある場合や、いつか詰め替え用にいるかもと保管していることがあります。
しかし、こうした容器類は場所を取るため、なるべく処分するようにしましょう。
また、タオルもつい増えてしまいがちですが、タオルは一般的に30回洗濯すると劣化が進み、吸水力や手触り、臭いなどで変化が現れます。
毎日洗濯をすると約1カ月で寿命が近づく計算になってしまいますが、タオルの質や素材によっても異なるため一概には言えません。
しかし、大体半年~1年以上使用したら買い換えの目安だと思っておきましょう。
✔3日目のスケジュール(リビング・玄関)
リビングや玄関には家族のものが集まりがちです。
1日目で収納スペースを広く取れているので、普段使わないものはそれぞれ適した場所へ収納するようにします。
また、子どもの学校用品やおもちゃなども子ども部屋へ移動しましょう。
ステップ1.リビングに置くのは家族共有のものだけ
リビングは家族が長い時間を過ごすことも多く、なるべく物を減らして気持ちよく過ごしたいものです。
スッキリと片付けができるリビングにするためには「物を減らすこと」が大切。
できるだけ置くものは「家族みんなで使用するもの」にして、余計なものは置かないようにしましょう。
しかし、小さなお子さんがいる家では、どうしてもおもちゃや子ども用品を置かなくてはならないことも。
そんなときは部屋の一角に専用のスペースを作ることで、部屋全体が散らかることを防ぎます。
同じように、「子どもがリビング学習をしたい」「リビング内にワークスペースが欲しい」という人も専用場所を作り、それ以外には物を置かないようにしましょう。
ステップ2.使ったら元に戻せる収納を
リビングにある家族共有のものとはどんなものがあるでしょうか。
例えば以下のようなものです。
- ペン、メモ帳などの文房具
- 本
- 爪切り、耳かきなど日用品
- 郵便物など書類
あげてみると、リビングに本当に必要なものは意外にも少ないことがわかります。
そしてこれらの収納場所ですが、誰もが「使ったら元に戻しやすい収納」にすることが大切です。
元の場所に戻せないと出しっぱなしや物の紛失に繋がります。
元の場所に戻しやすい収納のポイントは以下のとおりです。
- ざっくりした収納にする
- 手が届きやすい場所にする
- 一目でわかりやすい収納にする
きちんとした指定場所を作るのは大事ですが、収納場所が細かいと元の場所に戻しにくくなります。
家族みんなが使いやすいように、「棚の引き出しのこの辺り」というように、ざっくりとした収納にするのがおすすめです。
また、子どもでも収納しやすいよう手の届きやすいすることも大切です。
ハサミやカッターなど危険なものや勝手に触ってほしくないものでなければ、誰もが出し入れできる場所に収納しましょう。
さらにクローゼットや押し入れの収納でもお伝えしたように、透明の箱やラベリングなどで目で見てわかりやすい収納にします。
このときも細かく分けるのではなく「文房具」「書類」「電池」など、ゆるく分別するとしまいやすくなります。
ステップ3.人に見られてもよい玄関を作る
玄関が片付かない理由も「物が多いこと」が原因です。
玄関には靴、傘などのほかに、子どもの遊び道具や段ボールなどが置いてあることも多くあります。
こちらも片付けるためにはすべての物を出し、不要なものを処分していきましょう。
最も多いと思われる靴ですが、基本的には多くても一人4~5足程度に収めておきます。
靴の場合も1年以上履いていないものは処分するようにしてください。
また、子どもの靴はお下がり用に取っておく人もいますが、靴は人によって歩き方の癖があるため、きょうだいであっても使い回さないほうがよいでしょう。
玄関は家の顔であるため、人に見られても恥ずかしくない玄関にすることを意識してください。
キレイでスッキリした玄関は、風水的にも良い運気を呼び込むと言われ、開運にも繋がります。
片付けたあとにリバウンドしないコツ
先にお伝えしたように、片付け後のリバウンドの原因は「家全体を片付けていないこと」がほとんどです。
そのため、ここまでの手順通り、家全体の片付けができればすぐに散らかってしまうことも少ないでしょう。
しかし、普段の生活にもちょっとしたコツや工夫が必要です。
リバウンドしないためには、以下のことを意識してみてください。
コツ1.使ったら元に戻す、毎日の片付けを習慣化する
一度キレイに片付けをした部屋は、一気に散らかってしまうものではありません。
使ったあとに元の場所に戻せていないことや、少しずつモノを増やしてしまうなど、日々の積み重ねでリバウンドは起こります。
そのため、散らからないためのルールを作ったり、片付けを習慣化したりすることが大切です。
そのルールや習慣は具体的には以下のようなものです。
- 帰宅したら上着やカバンを定位置に置く(ソファー・床に置かない)
- 文房具や爪切りなどの小物類は使い終わったら必ずしまう
- 飲んだあとのコップは洗ってしまう癖をつける
- 寝る前に5分片付けをすることを習慣化する
- ごみは必ずごみ箱へ入れる
- ごみ出しを必ずおこなう(溜め置きしない)
これら以外にも、出したらしまう、こまめに片付けをおこなうなどのルールを自分で作り、毎日繰り返し行動することを心掛けましょう。
すぐに忘れてしまう人は、紙に書いて貼っておいたり、スマホのカレンダーに登録したりするなどの工夫をするのがおすすめです。
コツ2.月に一回の不用品チェックで物を増やさない
生活をしていれば、少しずつ物は増えてしまうものです。
定期的に持ち物を見直す機会を作り、いらないと思ったモノを手放すようにしてください。
おすすめは月に一度、時間があるときやごみの回収日の前日などにおこなうことです。
特に増えてしまいがちなのが「紙類」。
行きつけのお店から届くDMやチラシ、学校から配布されるものや子ども関連のプリント、ほかにもカード会社や保険関連の書類など、紙は毎日のように家に持ち込まれます。
これを毎日仕分けし、不要なものは捨てるようにすれば一番よいのですが、毎日作業するのが大変だという場合には、月に一度見直しをして捨てるようにしましょう。
月に一度の不用品チェックを続けていれば、何を溜めやすいのか、何が家に多いのかといった自分の癖や傾向に気付くこともできます。
例えば冷蔵庫やキッチンに食品が多く、賞味期限が切れてしまうことがあるという人は、食材のストックを買うのを減らしてみるなどの対策をするのもいいかもしれません。
コツ3.個人のものを共有スペースに置かないようにする
リビングの片付けの箇所で、「リビングに置くのは家族で使うものだけにする」とお伝えしました。
リビング以外にも、洗面所やトイレなど、家族全員が使う場所には個人の物は置かないようにするのがおすすめです。
共有スペースに誰かの個人的なものがあると、どこに片付けてよいかわからなかったり、物が増えることでごちゃついて見えたりして、片付けをするのが面倒になりがちです。
また、共有スペースが常にキレイであることで家族全員の快適度が上がり、片付けをしようという気持ちのモチベーションアップにも繋がるでしょう。
そのためには、家族には「共有スペースには私物を置かないでほしい」ということを伝えておかなければなりません。
どうしても「リビングに勉強用具を置きたい」という場合など、私物を置く場合には、専用BOXを作ったり専用場所を設けたりして、ほかの家族が管理しやすいようにします。
家全体のキレイをキープするためには、誰か一人だけではなく家族全員で協力するということも大切です。
自分での片付けが困難な場合は片付け業者へ頼るのがおすすめ
ここまで「3日で片付け」をおこなう手順や片付けのコツなどをお伝えしてきましたが、どうしても自分で片付けるのが難しいという場合もあるでしょう。
特に以下のような状況の場合、自分での片付けが非常に困難なことや、大きな負担になることも考えられます。
- 家に物が多すぎる
- 忙しくて時間が取れない・余裕がない
- 病気を抱えている
- 手伝ってもらえる人がいない
- 自力で捨てられないものがある
このようなときには、片付けを業者へ依頼することを選択してはいかがでしょうか。
片付け業者というと「ハウスクリーニング」を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、ハウスクリーニングは「清掃」がメインになります。
「水回りの掃除を頼みたい」や「キッチンの油汚れをキレイにしたい」など、ピンポイントでの清掃のときにおすすめです。
一方片付け業者とは、主に「不用品回収業者」や「清掃業者」「便利屋」などのことを言います。
これらの業者は「不用品の搬出」「不用品の処分」「家全体の片付け」を主におこなっており、オプションでハウスクリーニングが依頼できることも多いです。
そのため、家にある不用品を分別することなく一度に捨てることができますし、重たい家具や家電の搬出や解体といった作業も不要です。
また、ハウスクリーニングを追加すれば、浴室やキッチンなど希望した場所を掃除してもらうこともできるでしょう。
片付け業者では、プロがスピーディに作業をしてもらえるため、数時間で片付けを終わらせることもできます。
どこに依頼するのがおすすめ?業者別の特徴
片付け業者に依頼したいけど、どこへ頼んでよいかわからない…という人は多いものです。
そこで、業者別の特徴やおすすめしたい人をまとめてみました。
業者名 | 特徴・業務内容 | おすすめしたい人 | 費用相場 |
不用品回収業者 | ・不用品の処分 ・不用品の買取 ・ハウスクリーニング |
・不用品をすぐに処分したい人 ・手間をかけたくない人 |
・1LDK 50,000円~ |
ごみ屋敷専門清掃業者 | ・不用品の処分 ・必要・不要の仕分け ・貴重品捜索 ・不用品買取 ・清掃・特殊清掃 ・害虫駆除 |
・家全体の片付けをしたい人 ・不用品・ごみが大量にある人 ・家の消臭や消毒をしたい人 ・害虫の発生やひどい汚れがある |
・1LDK 70,000円~ |
便利屋 | ・不用品の処分 ・庭掃除 ・墓掃除 ・水回り修理・メンテナンス ・その他家の頼み事 |
・生活に関係するさまざまな依頼事をしたい人 | ・1時間作業員一人3,000円~5,000円(ただし作業内容による) |
ここにあげたのは一般的な特徴で、業者によってはこれ以外にも「引っ越し」や「リフォーム」、「エアコン取り外し」「家具移動」など、さまざまなサービスを追加で依頼できることがあります。
また、費用についてはそれぞれ作業内容や状況によってスタッフの人数や用意する車両、道具が異なるため、必ずしもこの料金は当てはまるとは限りません。
しかし、1LDKの片付け費用は大体数万円かかると見ておきましょう。
そのため、必ず数社で見積もりを取り、自分の家の作業にかかる費用の相場を知ってから依頼することが大切です。
片付け費用を抑えるためのコツ
片付けを業者に依頼したいけど、費用が気になる…という人も多いでしょう。
特に、業者への依頼が初めてだという人には、利用することへのハードルが高いと感じる人もいるのではないでしょうか。
業者へ依頼する前にいくつかポイントを知っておくことで、片付け費用が抑えられるかもしれません。
以下のことをチェックしてみてください。
- 買取品がないか確認する
- 自分でできる作業はやっておく
- キャンペーンやお得なプランを利用する
多くの片付け業者では、不用品の買取をおこなっています。
主なものは「家電」や「家具」、「ブランド品」などですが、買取に力を入れている業者であればその他にも「楽器」「ゴルフ用品」「スポーツ用品」といった趣味の道具や、「骨董品」や「美術品」を買い取ってもらえることもあります。
買取できるものは状態がよいものや年数の経っていないものなど、物によって基準が異なるため、事前に問い合わせてみるのがおすすめです。
また、自分でできる作業は事前におこなっておくのも、費用を安く抑えるポイントです。
何もしていない状態から作業を依頼すると、「必要・不要なものの仕分け」「梱包作業」なども作業費用に入ってしまいます。
しかし、あらかじめこの作業を自分でしておけば、作業スタッフは不用品の搬出や処分だけで済むため、費用がその分安くなります。
ここまでおこなうのが難しい場合は、「ごみだけ分けておく」や 「必要なものだけ取っておく」といったことでも大丈夫です。
最後に、キャンペーンやお得なプランを利用するのも、費用を安く抑えるポイントです。
業者によってはホームページからの依頼で「ネット割引」が使えたり、期間限定のキャンペーンを実施していたりと、お得なプランを用意していることも。
また、年末や3・4月は引っ越しや大掃除で繁忙期となるため、それ以外の閑散期に依頼すると安くなる場合もあります。
まとめ
この記事では、「3日で片付ける」ための手順やスケジュール、「リバウンドしないコツ」をお伝えしてきました。
今までなかなか片付けが出来なかったという人も、「3日限定」で頑張れば、うまくいく可能性が高くなります。
片付けをすると同時に「収納の仕方」や「7割収納」を意識し、「片付けを習慣化する」など、生活を見直すことで散らかりにくい部屋作りを目指してください。
部屋がいつもキレイだと頭や心もスッキリと気持ちよく、毎日の生活が充実したものになるでしょう。
また、どうしても自力では難しい場合は業者へ頼るのも一つの手段です。
当社「ラクタス」でも、不用品の処分、不用品の買取、ハウスクリーニングなどさまざまな家の片付けに関するサービスを提供しています。
出張無料で見積もりもできますので、まずはお気軽にご相談ください。
2024-04-26
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