更新日:2024年8月1日
たびたび世間で騒がれた「ごみ屋敷」は一軒家をイメージする人が多いかもしれませんが、マンションやアパートの一室であることもとても多いものです。
中でも多いのが「ワンルームタイプ」の部屋。
家がごみ屋敷になってしまう人に多いのが「単身者」であることから、一人暮らし向けのワンルームでの汚部屋・ごみ屋敷はとても増えています。
しかし、ワンルームと一口に言っても、足の踏み場もないほどのごみ屋敷や物が多いだけの汚部屋など、状況はさまざまです。
また、住んでいる人も若い人から高齢の人まで幅広く、中には子どもやペットと一緒に住んでいるというケースもあります。
それゆえに、片付け費用に関しては「ワンルームだからいくら」と簡単に判断するのは難しく、「自分の家を片付けるための費用はいくらなのか」がわからないという人も多いでしょう。
今回は、ワンルームのごみ屋敷の原因や片付け費用、対策法などについてまとめていますので、参考にしてみてください。
目次
ごみ屋敷に住む人は一人暮らしが多い
一時期、ニュースや情報番組などで取り上げられることの多かったごみ屋敷の住人は、一人暮らしの高齢者がほとんどでした。
実際にごみ屋敷の住人に高齢者は多く、清掃会社や環境省などの調査でも高齢者の割合が多いという結果が出ています。
しかし、近年では若い世代の住人も増えており、やはりその多くは一人暮らしです。
一人暮らしが多いということは、自然と家の間取りはワンルームタイプであることが多くなります。
一人暮らしの人がごみ屋敷を作ってしまう原因とは
ごみ屋敷を作り出してしまう原因は、心理的や身体的なものがあります。
具体的には以下のようなものです。
- 日常的に忙しい人
- 夜勤があり、生活が不規則な人
- 精神疾患を持っている人
- 身体機能が低下している人
- もったいない精神が強い人
- 片付けが苦手な人
- 買い物依存症の人
これらの理由は一般的にごみ屋敷の住人に多い条件です。
もちろん、この特徴を持っていたとしても、必ずごみ屋敷になってしまうというわけではありません。
しかしこの特徴を持ち、一人暮らしであった場合には家がごみ屋敷になってしまう確率が高くなるでしょう。
ごみ出しが面倒、片付けが苦手などの些細な理由も
ごみ屋敷の住人は特別な人ばかりではありません。
中には「今まで片付けができていた」という人や「外ではきちんとしている」という人もいて、そのような人は些細なことがきっかけで家がごみ屋敷化してしまうことがあります。
例えばアパートやマンションにはごみ出し場所が決められていますが、部屋から収集場所までが遠かったり、ごみ出しルールが厳しかったりすると捨てるのが面倒になってしまい、ごみを溜め込んでしまうというケースが多くあります。
出したごみの分別方法を大家さんに怒られて、出せなくなってしまう人も。
また、高齢者の場合、ごみを収集場所まで持ち運ぶのが身体的に困難になり、ごみを溜め込んでいるうちにごみ屋敷となってしまうこともあるでしょう。
ほかにも、実家にいるときは親が片付けをしていたので、一人暮らしになって片付けの仕方がわからないという場合や、片付けるのが面倒で掃除しないという人も増えています。
このように特別な理由でなくても気付けばごみ屋敷になっていた…ということがあるのです。
一人暮らしは異変に気付かれにくい
一人暮らしであることで、ごみ屋敷となりやすい理由があります。
それは以下のようなものです。
- すぐに助けてもらえない場合が多い
- 協力して家事ができない
- 周囲にごみ屋敷であることを気付かれにくい
誰か一緒に住む人がいれば、ごみ屋敷になってしまう前に何か対策ができるかもしれません。
例えば、家の片付けやごみ出しなどは同居している人と協力しておこなうことができるでしょう。
しかし一人で暮らしていると、すべてを自分でやらなくてはならず、日々の仕事や生活に追われて片付けが後回しになってしまうことも。
また、自分一人しか住んでいないため「誰にも見られないから」といって、片付けをしなくなるケースも多いようです。
ワンルームのごみ屋敷、その状況・様子は
ワンルームのごみ屋敷が増えているとお伝えしましたが、実際の部屋の様子はどのような特徴があるのでしょうか。
ワンルームとはその名のとおり、居室が1つの部屋で構成されたもの。
6帖程度の居室に、ユニットバス・トイレ、ミニキッチンの付いたタイプが一般的で、1Kもワンルームに該当します。
ほかの間取りとは違い、「睡眠」「食事」「テレビを観る」などがすべて同じ部屋でおこなうことになり、場合によっては「仕事」「勉強」も加わります。
そのため、必要なものが全部一部屋に集まることになり、物が増えてしまったり収納しきれなかったりして部屋が散らかりがちです。
ごみに多いのは「空き容器」や「空のペットボトル」
ワンルームのごみ屋敷では一人暮らしの住人がほとんどということもあって、「弁当やカップ麺の空き容器」や「空のペットボトル(中身が入ったものも)」などがとても多くあります。
ごみ屋敷になってしまうまで物やごみを溜め込んでしまう人の多くは、毎日仕事が忙しくてごみ出しや片付けをする暇がないというケースが多く、自炊ができずに外で買ってきたものを家で食べるという生活になりがちです。
そしてそれを片付けることもなく、放置し続けることで悪臭や害虫が発生するケースも多くあります。
特に「ペットボトル」はごみ屋敷の中で最も多いのではと言われるくらい、ほとんどの家で溜め込んでいるものであり、その状態も最悪です。
中身が残ったまま放置した場合、中の飲料が腐っていたりカビが生えたりしていることも。
一度口をつけたペットボトルは、雑菌が中に入って発酵し、膨張して爆発する可能性もあるため大変危険です。
衣類が多い
ワンルームのごみ屋敷の中には生活用品もたくさん溢れています。
中でも多いと言われているのが「衣類」。
普段着ているものから何年も着ていないものまで、床やソファなどに衣類が散乱していることもよくあります。
衣類で部屋が散らかる原因は、単純に持っている枚数が多いということもありますが、洗濯してから畳む、収納するという行為が上手くできていないことも理由の一つです。
忙しいからというだけではなく、畳むのが面倒、どうせまた着るから出したままという人も。
しかし、出しっぱなしの衣類の中に洗濯していないものや湿ったものがあると、カビや雑菌が繁殖する原因になり、家中に悪臭が漂うこともあります。
また、長期間衣類を放置していると、「衣類」や「絹織物」などの繊維製品を食べる「ヒメカツオブシムシ」や、「ウール」や「乾燥食品」を食べる「ヒメマルカツオブシムシ」などの害虫が大量発生する可能性もあるため、注意しなければなりません。
床が見えない・足の踏み場がない
一つの部屋で生活をすることになってしまうワンルームでは、生活用品から趣味のものまでありとあらゆるものが溜まりがちです。
そのため、床にも物が多く、足の踏み場がないことも少なくありません。
床に物が多いことで掃除機をかけたり雑巾がけをしたりする機会もなく、埃や髪の毛が溜まることも日常的にあるでしょう。
そのため、素足で歩くと足の裏が真っ黒になることもあります。
具体的なものとして、以下のようなものが散乱しています。
- 雑誌、チラシ、ハガキなどの紙類
- 使用済みの食品箱、ケース、パッケージ
- 食器・調理器具
- 食べかけの食べ物、お菓子
- 買い物後の包装材、袋
- ネットショッピングの梱包材、段ボール
- 衣類、カバン、アクセサリー類
- 化粧品
- 家電
これらはワンルームのごみ屋敷でよく見かけるものですが、もちろん、ベッドや布団、テレビといった生活用品も同じ部屋に置いてあることが多くなります。
物が多くなればベッドの上にも物が置かれ、その上で睡眠を取っているというケースが少なくありません。
中にはベッドの上しか居住スペースがなく、睡眠、食事、くつろぎなど、ほとんどの時間をベッドで過ごしているという人もいます。
ワンルームの片付け費用の相場は?
住んでいるワンルームがごみ屋敷や汚部屋になってしまった場合、片付けにかかる費用の相場はいくらくらいなのでしょうか。
自力で片付けた場合と片付け業者へ頼んだ場合の、費用の相場をまとめてみました。
自力で片付けた場合の費用相場
ごみ屋敷を自分で片付けた場合、かかる費用は主に以下のものです。
用意するもの | かかる費用 |
掃除道具(軍手、雑巾、ブラシなど) | 1,000円程度 |
掃除用洗剤 | 1,000円~2,000円 |
ごみ袋(自治体指定) | 1,000円程度 |
ごみの処分費用(粗大ごみ) | 1,000円~数万円 |
ごみの運搬車両費用(レンタカーで借りた場合) | 軽トラック・12時間で8,000円前後 |
自力での片付けには掃除道具や洗剤、ごみ袋が必要になります。
さまざまな種類のごみが大量に溜まっている場合、それらを自治体のルールごとに分別して捨てなければなりません。
ここではごみ袋の費用として1,000円程度、掃除用の洗剤は1,000~2,000円としていますが、ごみの量が多かったり汚れが酷かったりした場合、費用も上がることになります。
たとえワンルームであっても、ごみ屋敷となってしまった家のごみの量は50袋や100袋となる場合もあり、汚れ具合も状況によってさまざまです。
害虫が大量に発生している場合は、殺虫剤やアルコール消毒液など、必要な薬剤が増えることになるでしょう。
また家電やタンス、ベッドなどの粗大ごみを捨てようとした場合、自治体での処分は1点300円~2,000円程の手数料がかかることがほとんどです。
何が粗大ごみとなるかは自治体によって違うため、お住まいの地域のルールを調べてから処分することになります。
ただし「洗濯機」や「冷蔵庫」のようなリサイクル家電を捨てたい場合、自治体での処分ができないため注意しましょう。
自治体以外の処分方法を選択することになりますが、家電リサイクル法によってリサイクル料金がかかるため、1点につき2,000円~5,000円程かかります。
こうしてみると大量のごみが出ることが予想されますが、これらを自治体で一度に捨てるとなると「戸別収集」では難しいことがほとんどです。
その場合、自治体にあるごみ処理場へ持ち込む方法もありますが、自分で車にごみを積み込み、直接処理場へ搬入しなければなりません。
車を持っていない、もしくは持っている車にごみが乗り切らないという場合はレンタカーを借りることになり、車両費用もかかります。
片付け業者に頼んだ場合の費用相場
ごみ屋敷清掃を片付け業者に頼んだ場合、かかる費用は主に以下のものです。
内訳 | かかる費用 |
不用品処分費用 | 10,000円~(1時間あたり) |
車両費用 | 2tトラックの場合(10,000円~15,000円) |
人件費 | 一人10,000円~(1時間あたり) |
オプション費用 | 清掃、除菌、消臭など |
ワンルームのごみ屋敷を片付け業者に依頼した場合、一般的には費用相場は5~8万円だと言われています。
しかし、これはあくまでも相場で、必ずしもワンルームの片付け費用がこの金額で収まるというわけではありません。
もしごみを溜め込んでいた期間が長期に渡っていたのであれば、その分ごみの量が多いため、例えワンルームであっても2LDKのごみ屋敷より費用が高くなってしまうこともあり得ます。
実際にワンルームでの片付け費用は10万円~30万円前後が多く、なかには30万円以上になってしまうこともあるのです。
この片付け費用が決まる基準として、もっとも多いのは「ごみの量」「部屋の汚れ具合」です。
ごみ屋敷では単に物が多いだけというわけではなく、害虫が発生していたりカビが生えていたりとひどく汚染されているケースも多く、なかにはペットの糞尿や腐った食べ物の汁などが床に染み込んでいることもあります。
優良な片付け業者では、このようなひどく汚れた状態も清掃をおこない、業者によっては壁材や床材の取り換えをしてもらえることも。
そういった作業はオプション扱いになることが多く、オプション作業が増えるほど費用は高くなるでしょう。
また、業者によって料金プランや作業の内容が異なるため、必ず見積もりを出してもらうのが重要です。
・こちらの記事もおすすめです
【事例】ラクタスでの実際の片付け費用例
ここでは当社「ラクタス」で実際に片付けをおこなったときの費用をご紹介します。
すべてワンルームでの事例ですので、片付け費用の参考にしてみてください。
事例1.部屋の片付け・水回りクリーニング 66,000円
間取り:1K(アパート2階)
作業員数:2人
作業時間:2時間(13時〜15時)
トラック台数・種類:軽トラック 1台
部屋に溜まったごみの片付けとトイレや浴室など水回りのハウスクリーニングを実施。
水回りの汚れは長期間放置されていたため、カビや石鹸カスなどがこびりついた状態でした。
ハウスクリーニングには時間がかかったものの、ごみの量は軽トラック1台分と少なめだったので、6万円台と比較的安くなっています。
事例2.部屋の片付け・必要、不要なものの仕分け 165,000円
間取り:1K
作業員数:3人
作業時間:4時間(11時〜15時)
トラック台数・種類:2トントラック 1台
部屋の片付けをしつつ、大切なものは保管したいとのことで、必要・不要なものの仕分けをおこないながらの作業を実施。
部屋には紙類や本に加え、服や食品などの生活品が大量に散乱しており、集めているアイドル関連のグッズも多数あるなど、かなりの物量でした。
そのため作業スタッフが3人、2トントラックとなり費用が少し高めになっています。
事例3.害虫が発生している部屋での片付け作業 350,000円
間取り:1K
作業員数:3人
作業時間:11時間
トラック台数・種類:3t車 1台
部屋には大量のお弁当のごみと空き缶が溜まり、ハエやゴキブリがあちこちにいる状況でした。
害虫の発生があると害虫駆除や除菌、消臭作業の必要も高く、ほかの業者であれば数日かかることもあります。
当社では経験豊富な作業員が作業をおこない、短時間で終わらせることができました。
とはいえ、11時間かかったことやごみの量が多かったこともあり、35万円となっています。
事例4.引っ越し前の片付け・不用品処分 49,500円
間取り:1DK
作業員数:2人
作業時間:2時間
トラック台数・種類:軽トラック 1台
こちらは1DKの部屋ですが、引っ越し前ということで依頼者自身が片付けをおこなっており、物量はそこまで多くない状態でした。
しかし、キッチンには食品が多く残され、ガラスのテーブル、テレビボードといった処分しにくいものがあったため、ご依頼いただいたとのこと。
このように食品から大きなものまで一度に回収・処分しできることは、業者へ依頼する大きなメリットです。
ワンルームの片付けは業者がおすすめ
ワンルームの家がごみ屋敷になってしまった場合、自力で片付けるか業者へ依頼するかを迷う人も多いでしょう。
ワンルームというそこまで広くはない空間であるからこそ、どちらを選択したらよいのか判断がつきにくいのだと思われます。
自力での片付けのほうが費用は安く済みますが、労力や時間をかけて片付けなければなりません。
今まで片付けができなかった人がごみ屋敷の片付けをおこなうには、相当な時間が必要となり、身体的にも精神的にも負担がかかります。
もし労力や時間を節約したいのであれば、業者へ頼むのがおすすめです。
業者へ依頼することのメリット
片付けを業者へ依頼することのメリットは、時間や労力の節約だけではありません。
ほかにも、以下のようなメリットがあります。
- 清掃、除菌、消臭も対応してくれる
- 粗大ごみ、家電リサイクル法対象家電など、捨てにくいものも簡単に処分できる
- 近所に配慮して片付けができる
片付け業者へ頼む大きなメリットとして、どんな状態の部屋でも必ずキレイにしてもらえることがあげられます。
事例でもあげたように、食品の食べ残しや生ごみが溜まった部屋にはハエやゴキブリといった害虫の発生は避けられず、虫の死骸、腐った生ごみの汁、カビなどもあることが多いです。
こうした汚れは自分で完全に取り除くのが難しく、市販の殺虫剤や洗剤では落としきれないこともあるでしょう。
しかし業者は特殊な洗剤や道具を使ってこれらを取り除き、臭いや菌の除去も可能です。
また、大きな粗大ごみ、家電の処分も同時にできるため、短時間で部屋のごみ・不用品を手放すことができます。
自治体で処分するとなると決められた収集日やルールに従って出さなければならず、ごみの種類・量によっては何日もかかる場合も。
このように時間がかかると近所にバレる可能性も高くなりますし、賃貸の場合はクレームやトラブルの原因となる可能性もあります。
業者へ依頼すれば周囲に配慮しながら短時間で作業が終わるため、ごみ屋敷であることがバレる心配もいりません。
少しでも費用を安くするためには
業者へ依頼したいけど費用が心配だという人は少なくありません。
ごみ屋敷の片付け費用は工夫次第で安く抑えることができますので、参考にしてみてください。
- 自分でできるごみは片付けておく
- 買取サービスを利用する
- 複数社で見積もりを取る
- キャンペーンやお得なプランを利用する
片付け費用はごみの量が多ければ多いほど金額が上がる傾向にあります。
また、汚れがひどい場合や不用品の仕分けが必要な場合など、作業量が増えることも金額が加算される原因です。
事前に簡単なごみの処分や、物の要・不要の仕分けをおこなうことで、当日の作業量が減り費用が安くなるでしょう。
また、業者によっては不用品の買取をおこなっています。
買取品があれば処分費用から差し引くことができ、結果的に金額を下げることができます。
買取サービスの有無や買取品については、見積もりのときに問い合わせてみるのもよいでしょう。
その際、見積もりは必ず複数社で依頼してください。
2~3社程度で見積もりを取ることでサービス内容や料金体系を比較することができ、自分に合った業者を見つけやすくなります。
ホームページを見ると割引や特典のあるプランを用意していることもあるため、チェックしてみましょう。
よい業者選びのコツ
近年、ごみ屋敷や汚部屋で悩んでいる人は多く、それに伴って片付け業者も増加しています。
業者へ依頼すると短時間での片付けが可能になりますが、なかには悪質な業者もいるため注意しなければなりません。
優良な業者を選ぶためには以下の点に注意するようにしましょう。
- 料金体系が明確
- 問い合わせや見積もり時の対応が丁寧
- 実績が豊富
- 無料見積もり、見積もり後のキャンセルが可能
優良な業者では必ず、事前の無料見積もりをしてもらえます。
このとき、出張料やガソリン代などの費用がかからず、無料で見積もってくれる業者へ依頼しましょう。
また、見積もり後のキャンセルが可能かどうかや、費用がかからないかを聞いておくと安心です。
最近は多くの業者でホームページがあるため、あらかじめ実績や料金プランについても知ることができます。
安いからといって飛びつくと後で追加請求されたり、仕上がりが満足しなかったりすることもあるため、どのサービスにいくらかかるのかを知っておくのがおすすめです。
ワンルームの部屋をごみ屋敷化しないためには
業者に依頼したり自力で片付けたりしても、今までと同じ生活ではまたすぐにごみ屋敷へと戻ってしまうかもしれません。
また、今はまだごみ屋敷ではないという人も、すでに物が多い、ごみが溜まっているという人は要注意です。
そこで、部屋をキレイに保つコツをご紹介します。
コツ1.できるだけ物を減らす
ワンルームの間取りの部屋は仕切りがないのが一般的で、生活スペースにキッチンがあり、収納場所も多くはありません。
そのため物が増えやすく、同じ空間にさまざまな物が混在しています。
スッキリさせようと収納グッズを増やす人もいますが、きちんと収納できなかったり場所にあっていなかったりすれば、単に物が増えただけとなってしまいます。
大切なのは「モノを増やさない」「不要になったモノは手放す」ということ。
今家の中にある収納場所に収まるよう、持ち物を調整することが重要です。
コツ2.片付けルールを決めておく
狭い空間をキレイに保ち暮らしていくためには、ある程度片付けのルールを決めておくのがおすすめです。
ただし毎日きちんと片付けをしようとすると疲れてしまい、途中で断念してしまう可能性もあるため、できるだけ自分が続けられるルールを設定しましょう。
例えば以下のようなものです。
- ごみは1週間以上溜めない
- 月に1回不用品がないか見直す
- 毎日5分だけ片付けをする時間を作る
一人暮らしの人の部屋が散らかる原因として、ごみ出しが定期的にできていないということがあげられます。
「ごみ袋がいっぱいになったら捨てよう」「面倒だから次の収集日にまとめて捨てよう」と考え、気付けば大量のごみが溜まっていたということもよくあるケースです。
ごみの量が少なくても生ごみであれば悪臭や虫の発生の原因となることもあるため、定期的にごみを捨てることを習慣化するようにしましょう。
また、不用品の見直しや短時間の片付け時間を設けるのもおすすめです。
ルールをすぐ忘れてしまうという人は、スマホのスケジュール帳に入れておいたり、部屋のどこかにメモを貼ったりするなど、工夫するといいですよ。
コツ3.床に物を置かないようにする
帰宅してすぐに床やテーブル、ソファなどに物を置いてしまう人は、部屋がすぐに散らかる傾向にあります。
「とりあえず置き」をすることが日常的になると、ワンルームであればすぐに部屋全体が物だらけになることも。
カバンや上着など、明日使う物であっても定位置に置くようにし、使ったものはその都度しまう癖をつけておきましょう。
出したものをしまうことができれば部屋が散らかることもなく、どこに何があるか把握しやすいため、物を失くしたり探したりすることも無くなります。
コツ4.定期的に人を招く
ワンルームに住む人は一人暮らしであることが多く、人の目を気にせずに暮らしているからこそ散らかってしまうという人も多いようです。
大抵の人は、人を家に招くときには片付けや掃除をするものではないでしょうか。
定期的に誰かを招くことで、「人に見られたら困るような部屋にはしないようにしよう」と抑止力になることが期待できます。
まとめ
ワンルームに限らず、家がごみ屋敷化してしまう人の多くは、生活習慣や買い物の仕方などを見直すだけでも部屋をキレイに保つことができるでしょう。
ごみ屋敷や汚部屋は不衛生であること以外にも、火災発生の恐れや災害時に逃げ遅れるといった、さまざまなリスクが潜んでいます。
今住んでいる部屋がごみ屋敷や汚部屋になっている、という人はすぐに対策するのがおすすめです。
当社「ラクタス」では本記事でご紹介した事例以外にも、数多くのワンルーム、それ以外のごみ屋敷清掃や片付けの実績があります。
部屋の片付けだけではなく、不用品買取、引っ越し、ハウスクリーニングなどさまざまなサービスを用意していますので、複数の業者へ依頼する必要がありません。
また、作業スタッフは全員プロの有資格者のため、安心してご利用いただけます。
まずはLINEやメールにて気軽にご相談ください。
2024-05-08