更新日:2023年8月23日
「片付け本や収納のアドバイスを受けても、全然部屋が片付けられない…」
そんなお悩みはありませんか?
「ミニマリスト」や「断捨離」という言葉がブームになったこともあり、片付けに関しての本やサイトもたくさんありますよね。
読んでいるときは「なるほど」と思っても、実際には「なかなかうまくいかない」「思ったより部屋が片付かない」なんてこともあるはず。
その原因は、自分に合った片付け法を選んでいないことにあるかもしれません。
実は片付けにも性格別に向き不向きがあり、人によって最適な方法が違うとされています。
片付けを上手く継続するには、自分に合った片付け法を選ぶと良いかもしれません。
そこで今回は、タイプ別におすすめの片付け法をお伝えしていきます。
自分はどのタイプなのか、どんな片付け法が合っているのかを理解すれば部屋をスッキリ片付けることができ、暮らしも楽になりますよ。
是非参考にしてみてください。
目次
片付けられない人のタイプは?
まずは自分のタイプを知ることが大切。
片付けられない人のタイプは大きく分けて4つに分かれます。
- 無駄買いタイプ
- 捨てられないタイプ
- 捨てられるけど戻せないタイプ
- 捨てられないし戻せないタイプ
それぞれを詳しく見ていきましょう。
1.無駄買いタイプ
家に物が多い人によくあるのがこのタイプ。
「セールで安くなっているとつい買ってしまう」「欲しい!と思ったら我慢できない」など、あまりよく考えずに買ってしまう人は無駄買いタイプと言えるでしょう。
買ったもののサイズが合わないことや、家にも同じようなものがあった…などで結局使っていないこともあるのでは?
買うものばかりが増えていくと収納を圧迫し、部屋が散らかってしまうことに。
「セール品だからお買い得だった」と思っても、本当に必要なものでなければ無駄な出費と言えます。
また、買い置きが多いのもこのタイプに当てはまります。
安い時にまとめ買いするなど家の在庫をあまり管理せずに買ってしまうと、収納できる場所がなくなり「モノを戻せない」という状況になります。
【判断ポイント】
- 新しいモノや流行りモノが好きでつい買ってしまう
- セールに行くと何か買わないと気が済まない
- 家にストック品がないと不安
- 新しく買い替えても古い物も取っておく
2.捨てられないタイプ
物への執着や愛情が強い人に多いのがこのタイプ。
もう使っていないのに「思い出があるから」「いつか使うかもしれない」と思い、いつまでも捨てられないことが多いようです。
また、引き出物やお土産など、人にもらったものもなかなか捨てられないもの。
このように捨てられないモノが多いと収納スペースがなくなり、か「片付ける場所」もなくなってしまいます。
一方で趣味のグッズや自分のテリトリーだけはキレイに収納しているということも。
【判断ポイント】
- 無料のモノはとりあえずいただく
- サイズが合わない服でも捨てられない
- 取っておくか迷ったときはとりあえず残しておく
- 収納スペースに余裕がない
- 賞味期限切れの食品が冷蔵庫に入っている
3.捨てられるけど戻せないタイプ
こまめに片付けはしないけれど、スイッチが入ると一気に片付けるというタイプ。
たまに思い切ってモノを片付けるため、その時に色々な物を捨てがちです。
あれもこれもと捨てているうちに本当に必要なものも捨ててしまうこともあり、「捨てる→買う」を繰り返していることも。
普段はあまり片付けないため、部屋が散らかっていることが多く、「どこに何があるかわからない」という状況になって同じものを買ってしまうこともあるでしょう。
【判断ポイント】
- 物を失くすことや探し物をすることが多い
- 洗濯物をすぐにたたまない
- 物を捨てるときに深く考えずに捨てることがある
- 置く場所が決まっていないモノが多い
- 勢いで買い物をする
4.捨てられないし戻せないタイプ
物持ちが良く、とにかく家に物が多い・物が多いために収納が足りず、いつも出しっぱなしというタイプ。
タイプ別の中で最も部屋が散らかりやすく、ごみ屋敷や汚部屋に住む人もこのタイプが多くなります。
2番の捨てられないタイプと同様に物への愛着が大きく、「まだ使うかも」「捨てるのはもったいない」などと言ってなかなか物を減らすことができません。
このような人の中には「他人が見たらゴミのようなもの」も取ってあることもあり、「スーパーやコンビニでもらった割りばし」や「お店の紙袋」「古いビニール傘」を大事に持っている人もいます。
当然収納スペースがなくなりモノを元に戻せないという状況になりますが、そもそも元に戻す、収納するということも苦手な人が多く、片付けをしているつもりでも全然片付けられない…ということもあります。
【判断ポイント】
- 物を床に置いている
- テーブルの上にモノが出ていることが多い
- 椅子やソファーにカバンや服が出しっぱなし
- 何が入っているかわからないケースがある
- 家に不要なものはないと思っている
【タイプ別】おすすめの片付け方法・対処方法
先にあげた「タイプ別」ごとにおすすめの片付け法・対処法をお伝えしていきます。
タイプ1.無駄買いタイプの人は買う前に「必要か」を考える
ついつい物を買ってしまう、増やしてしまうという人は、家に持ち込む前に「本当に必要なものか」「今買わなくてはならないものなのか」を考えるようにしましょう。
安いとつい買いたくなってしまいますが、「本当に欲しいもの・必要なもの」でなければ買っても使わないことがあるかもしれません。
また、買い置きが多い人はできるだけ「必要になったら買う」を実践してみてください。
無駄にストックが増えるとそれだけ管理する時間や収納スペースが必要になってしまい、管理ができなければ「同じものを買ってしまう」こともあり得ます。
そうなれば余計に出費になってしまい、お金や時間の無駄に。
「必要になったときに買う時間がない」という人も、今ではAmazonなどのネット配送を利用すれば翌日配達なども利用できるため、買い溜めておかないと不安ということはありません。
中には「ストックがないと不安」という強迫観念がある人もいるかもしれませんね。
しかし、実際はなくなるギリギリに購入しても、最悪ストックが無くなってもそれほど困ることはないと言えます。
たとえシャンプーが無くなっても、歯磨き粉が無くなっても緊急事態に陥ることはないからです。
モノが減れば家の中の空間に余裕ができ、部屋を片付ける余裕もできるのではないでしょうか。
タイプ2.捨てられないタイプの人は思い切って「捨てる」勇気を持つ
物が捨てられないと片付ける場所が無くなり、いつも散らかっている…という悪循環になってしまいます。
ほとんどの家では収納スペースは限られていますので、多すぎるモノは思い切って捨てることが大切です。
モノを捨てるときのポイントは以下の通り。
- 壊れているもの・使わないものは捨てる
- 家の中のクローゼット、キッチンなど、場所ごとに少しずつ行う
- 心の支えになるようなものは無理をして捨てない
物が捨てられない人に多いのが「いつか使うかも」「とりあえず取っておこう」「もったいないから捨てられない」という気持ちです。
しかしこれらの気持ちを持ち続けているといつまでたっても捨てられないということに。
判断に困る場合は「1年使っていないものは手放す」というのを判断基準にしましょう。
また、家の中のあらゆる場所に手を付けるとなかなか作業が進まず、モノを捨てることに疲れてしまいます。
1カ所ずつ確実に作業を進めていきましょう。
タイプ3.捨てられるけど戻せないタイプは「収納」までのアクションを少なめに
スイッチが入ると一気に片付けを行うことができるこのタイプはこまめな片付けは苦手。
収納するまでのアクションを少なくすることで普段の片付けをスムーズに行うことができます。
収納はざっくり分けてしまうことや、手が届きやすい場所・見えやすい場所を選ぶことで片付けしやすい環境を作るようにしましょう。
また、収納スペースをパンパンにするのではなく、余白を残しておけば床に置きっぱなしの物でも「とりあえず」置くスペースが生まれます。
こうすることで出しっぱなしを防ぐことができますよ。
タイプ4.捨てられないし戻せないタイプは「モノの定位置」を決めるようにしよう
「モノを減らす」「モノの定位置を決める」ことを心掛けましょう。
タイプ2のところでもお伝えした「モノを捨てるときのポイント」をチェックし、少しずつモノを減らしていきます。
物が減れば「モノの定位置」を決めやすくなります。
タイプ3と同じように収納までのアクションが少なければ毎日の片付けも苦になりにくいもの。
手放せないものは棚の上、よく使うものは棚の下など、取っておきたいものにも定位置を決めるようにします。
このタイプは片付けをしてみたら、大量のごみ袋が出るほど「捨てるモノ」があったということも少なくありません。
特に長年放置している場合はごみ屋敷やごみ屋敷一歩手前ということもあり得ます。
そんなときは無理をせずにプロの手を借りるなどをしながら片付けを進めていきましょう。
簡単な片付け方法のコツとは
片付け上手な人はさまざまな便利グッズや収納グッズを駆使して、家の中がスッキリ片付いています。
しかし、同じように収納グッズを使っても毎日そこへ戻すという「継続」ができなければ意味がありません。
片付けができるようにするためには、そこに住む住人が「簡単にモノを定位置に戻す」ことが大切。
ここでは先ほどお伝えした4タイプの人でも簡単に片付けができるコツをお伝えしていきます。
1.収納は7~8割が目安
収納スペースがあればそこへパンパンにモノを詰め込む人もいますが、それでは出し入れがしにくく、新しい物を受け入れることもできません。
クローゼットや棚の収納は7~8割程度の物を置くようにしましょう。
2.モノの定位置を決める
「使ったモノは元の場所に戻す」ことを続けていれば部屋が散らかることはありません。
しかし片付けが苦手な人はめんどくさがり屋の人も多く、この「定位置に戻す」という行為が難しいという人も。
特にタイプ3と4の人に多いため、このタイプの人は収納のアクションを少なくするのがポイントです。
「棚は扉のないものを使用する」「カゴに入れるだけ」「服は畳まずハンガーに吊るしてしまう」など、できるだけラクな方法で収納できるようにしましょう。
3.とりあえずBOXを作る
片付けに慣れていない人や苦手な人は毎回定位置にモノを戻すことが難しいかもしれません。
そんなときは「とりあえずBOX」を作る方法もアリです。
「郵便物をとりあえず入れておく」「子どものおもちゃはとりあえずBOXに入れてからゆっくり片付ける」など、使い方は自由です。
ただし大きさはあまり大きすぎないものにし、必ず中身を片付けるように気を付けましょう。
4.片付けは1日5分でもOK
片付けを後回しにし、後で一気に片付けようと思うと挫折することが多くなります。
1日5分でもいいので少しずつ継続して行うことが大切です。
普段こまめな片付けを行うことが苦手な人は、毎日少しでも片付ける時間を作るよう意識するようにしましょう。
まとめ
今回は片付けについて、タイプ別の特徴や対処法などをお伝えしてきました。
自分に当てはまるタイプはあったでしょうか。
自分のタイプを理解することで気を付ける部分や対処法もわかりやすくなります。
片付けのポイントは
「モノを減らすこと」
「モノを定位置に戻すこと」
が基本です。
良い収納グッズや広い収納スペースがあっても、モノが多ければ家が散らかることに繋がります。
まずは今持っている持ち物を見直し、無駄なモノを増やさないことを心掛けましょう。
さらに自分が簡単だと思える収納方法を見つけることも大切です。
収納に合わせるのではなく「人に合わせた収納」を目指しましょう。
どうしても片付けが困難なときはプロの手を借りるのも一つの方法です。
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