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投稿日:2023年9月11日
更新日:2023年9月11日

高齢化社会に伴い、近年注目されている『遺品整理士』。
聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。

しかし、遺品整理士という仕事がどのような業務内容なのか、資格を取る方法や持っていることのメリットなど、知られていないことも多いようです。
まだ新しい業界なだけに、遺品整理業者へ依頼するときも資格のことや業務内容をあまり知らずに依頼してしまう人も少なくないでしょう。

そこで今回は、「遺品整理士」について詳しく解説していきます。
遺品整理士を目指す人や、遺品整理業者へ依頼したい人など、遺品整理について興味のある方は参考にしてみてください。

遺品整理士とは

まずは遺品整理士についての基本をご紹介します。

遺品整理士とは

遺品整理士」は、亡くなった方の遺品を整理する仕事のことで、遺族に代わって部屋の掃除をしたり、荷物を整理したりして、不用品があれば処分もおこないます。

資格については「一般財団法人 遺品整理士認定協会」に認定されることで得られる「民間資格」があり、持っていることで信頼度が上がるでしょう。

資格が無くても業務をすることができますが、遺品整理は遺族の気持ちを尊重し、丁寧におこなうことが求められます。
この資格が生まれた背景には、回収業者などによる遺品の不法投棄やトラブルが増えたということがあり、きちんとした遺品整理をおこなえる業者や人材の育成を求める声が多いことから、今後も受験者は増えるでしょう。

遺品整理士の仕事内容

遺品整理士の仕事内容は以下のようなものです。

  • 部屋の清掃
  • 遺品の仕分け
  • 不用品の回収、解体、処分
  • 遺品の供養
  • 遺品の査定・買取
  • パソコンや携帯などのデジタル遺品整理
  • 特殊清掃
  • 生前整理・相談

遺品整理というのは体力だけでなく、遺族にとっては精神面でも負担が大きいものです。
これらを軽減するために、専門的な知識を持った遺品整理士へ依頼するということが選ばれます。

主に遺品の整理・仕分けや処分ですが、なかには家がごみ屋敷のような状態や事故現場であることも。
その場合は大量のごみの片付けや、特殊清掃なども請け負うことになるでしょう。

また、近年の遺品整理はモノだけではなく、デジタル遺品と呼ばれる、パソコンやスマートフォンといったデジタル機器の遺品と、ブログやSNS、ネット銀行口座などのインターネット上にある故人のページなども含まれ、これらの整理についてもおこなうことがあります。

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デジタル遺品の生前整理とは?厄介なトラブルを回避するために行うべき準備・処分方法を解説

遺品整理士の仕事の具体的な流れ

遺品整理士へ遺品整理を依頼した場合、仕事の流れは以下のようになります。
具体的な仕事内容がどのようなものなのかをご紹介しますので、参考にしてみてください。

  1. 依頼・日程調整
  2. 作業
  3. 残ったものの引き渡し・支払い

1.依頼・日程調整

依頼の前に見積もりを取るケースが多く、何社かを比較したあとに条件に合った業者と契約を結ぶのがおすすめです。
契約後は遺品整理を依頼した遺族の方と一緒に、何を整理するかや日程についてなどの打ち合わせをおこないます。

2.作業

遺品整理はほとんどの場合1日で作業が完了します。
遺族と打ち合わせをしながら遺品の仕分け、処分品の分別作業、排出などをおこないます。
依頼によってはエアコンの取り外しやハウスクリーニング、遺品の買取や部屋の清掃など、必要に応じて作業をしてもらうことができるでしょう。
また、車やバイクの廃車手続きをしてもらえる業者もあります。

作業時間は間取りや遺品の量によって異なりますが、作業時間の目安は以下の通りです。

間取り 作業人数 作業時間
1R 1人 2~3時間
2DK 3人 4~5時間
3DK 5人 6~8時間

ただし、一軒家や階段のないアパートなどの場合、時間が大幅に増えることも考えられます。
また、故人が自宅で亡くなった場合などは、部屋の状態によっては特殊清掃が必要になり、遺品整理とは別に時間がかかることもあります。

3.残ったものの引き渡し・支払い

遺品整理や清掃が終わったら、遺族の方へ残すものの引き渡しや確認をおこないます。
部屋の中に作業の漏れがないかなどをチェックし、問題がなければ完了です。

遺品整理士の資格を取得する方法

遺品整理士は「一般財団法人遺品整理士認定協会」の認定資格で、「士」とついていることから国家資格なの?と思われる方も多いようですが、民間資格となります。

現在は4万人以上の資格取得者がいると言われ、毎年3千人ほどが合格しており、合格率は65%ほど。
難易度はそれほど高くなく、実務経験が必要ないことから、取得しやすい資格だと言えます。

勉強期間は2カ月程度で、遺品整理士養成講座を受講し、付属の問題集やレポートを提出後、合格すれば認定証書を発行してもらえるという流れです。

似たような資格で「一般社団法人日本遺品整理協会」の民間資格である「遺品整理アドバイザー」というものもありますが、一般的に遺品整理の資格と言うと『遺品整理士』を取得する方がほとんど。

ここでは資格の詳しい勉強内容や金額などもご紹介します。

資格取得の流れ

受講資格 誰でも受講可能
申し込み先 遺品整理士認定協会のホームページまたは電話
受講期間(レポート提出期間) 2カ月~4カ月
受講費用 25,000円
会費(2年間有効) 10,000円

教材の内容

資格の申し込みをおこなうと、協会から教材・DVD・資料集・問題集などが届きます。
内容は法知識や関連知識、遺品の取り扱い、廃棄物やリサイクル品の取り扱いについてなどで、教本を読めば一通りの知識が身に付くと言えるでしょう。

試験は課題(小論文)の提出で比較的簡単なものですが、3人に1人は不合格となっており、甘く見てはいけません。
遺品整理という遺族の気持ちに沿った仕事をするためにも、真剣に向き合うことが大切です。

遺品整理士に向いている人

遺品整理は遺族からの依頼がほとんどです。
遺族の気持ちに寄り添い、故人のものを供養するという気持ちを持って対応しなければなりません。
知識ももちろん必要ですが、遺族と信頼関係を築けるような親しみやすさや誠実さがある人が向いているでしょう。

また、遺族の気持ちや感情を受け止めなければならないことも多く、ときには孤独死やごみ屋敷化しているなどの厳しい現場もあります。
そのため影響を受けやすい人よりは、冷静に感情をコントロールできる人の方が適正があるでしょう。

遺品整理士の資格を取るメリット

遺品整理士はお伝えしているように民間資格であることから、資格がなくても仕事をすることができます。
しかし、資格を持っていることで得られるメリットも多く、資格を認定している「一般財団法人遺品整理士認定協会」では開業のための支援もおこなっています。

以下に資格を取るメリットをご紹介します。

  1. 遺品整理サービスの正しい知識が身に付く
  2. 依頼者からの信頼を得られる
  3. 「一般財団法人遺品整理士認定協会」からのサポートがある

1.遺品整理サービスの正しい知識が身に付く

遺品整理は不用品の回収と思われがちですが、遺品は故人や遺族の思いがこもったものであり、大切に扱わなければなりません。
また、遺品は仕分け・処分するだけでなく、形見分けや相続など、法律上の知識も必要不可欠です。

このような知識は断片的に知っている、というだけではなく、正しく身に着ける必要があるため、資格取得は有益な体験になるでしょう。

2.依頼者からの信頼を得られる

資格を保有しているということは一定の知識を持っていることが認められたということです。
遺品整理業者は数も多く、なかには資格を持たない業者も存在します。

資格がない業者は遺品の知識が浅く、乱暴に扱ったり適切に処理できなかったりと問題になっていることも。
ただでさえ遺族の多くは悲しみの中の作業となるため、このような嫌な思いはしたくないものです。

依頼する側から見れば資格を持った業者のほうが安心できますし、業者が人材を雇う場合にも資格のあるほうが信頼度が高いでしょう。

3.「一般財団法人遺品整理士認定協会」からのサポートがある

遺品整理士は今後、需要が伸びていく業界だと言われています。
資格を取得したあとも、遺品整理士認定協会からサポートを受けることによって仕事の紹介や、開業のためのセミナーなどを受けることができ、より幅広い活動をすることができます。

協会からのサポートは2年で5,000円の会費を支払うことによって、以下のことを受けることができます。

  1. 行政機関、病院、介護施設への仕事の紹介
  2. 遺品整理士の人材紹介
  3. 経営・開業のサポート(研究者や大手遺品整理業の経営層によるセミナーへの参加)

遺品整理と宗教物

遺品整理のときに「処分しづらいもの」と言えば宗教物です。
仏壇や位牌、神棚や数珠など、遺品整理のタイミングで処分しようと考える方も多いですが、処分方法がわからないという方もいます。

遺品整理士は宗教物の処分についても故人の信仰や宗派などに合わせて、適切に処分しなくてはなりません。
家族であっても同じ宗教を信仰しているとは限らないため、遺族が遺品の取り扱いに悩んだときにもアドバイスできるよう知識が必要となるでしょう。

遺品整理業者で供養も可能

基本的に宗教物の処分を個人でおこなう場合、お焚き上げと言ってお寺や神社で供養し、焼却してもらいます。
しかし近年では環境や近隣住民への配慮からお焚き上げをしない神社なども増えており、焼却せず処分するケースも。

遺品整理業者へ依頼をすれば、提携しているお寺などで合同供養してもらえたり、現地へお坊さんを招いたりして供養してもらえます。

また、仏壇などの大きなものでも引き取ってもらえるため、手間をかけずにまとめて処分することができます。
ほかにも写真や人形、ぬいぐるみといった、そのまま捨てるのは気が引ける…というようなものも必要であれば供養をおこない処分してもらうことができるため、業者へ依頼するとよいでしょう。

遺品整理業務に必要な資格

遺品整理を業者がおこなう場合、遺品の引き取り・処分、買取などをしなくてはなりません。
そのために必要な資格をご紹介します。

一般廃棄物収集運搬許可証

一般廃棄物許可証とは、家庭から出る「家庭系一般廃棄物」つまり「ごみ」の回収・処分をするための資格のこと。
「遺品整理業者」以外にも「不用品回収業者」「ごみ屋敷清掃業者」「片付け代行業者」など、家庭から出たごみを回収・処分したいという業者(企業)ではこの資格が必要になります。

しかし、一般廃棄物許可証は市町村から得るもので、現在は新規で許可を得るのが困難だと言われています。(2023年現在)
背景として、一般廃棄物は自治体でも回収しているうえ、取得している業者も多いことから「これ以上は必要ない」と判断している行政が多いようです。

そのため新規で取得できない場合、『一般廃棄物の許可を持った業者に廃棄物処理を委託する』という方法もあります。

古物商許可証

遺品整理では、遺品の処分だけではなく買取もおこなう場合があります。
中古品の売買をする場合必要な資格が「古物商許可証」です。
古物商許可証は、各都道府県の公安委員会に申請することで取得できます。

遺品の中にある、骨董品や絵画、貴金属などの価値のあるものを査定・買取をし、それらをリサイクル販売している業者もいますが、必ずこの資格が必要となります。
遺族としても買取があれば遺品整理の費用を安く抑えることができるため、需要があるサービスと言えるでしょう。

遺品整理士の疑問・よくある質問

ここからは遺品整理士に対しての疑問や、よくある質問をまとめてみました。

遺品整理士の給料

遺品整理士の給料は正社員だと初任給で月給17~40万円ほどで、年収にすると200万円~500万円です。
これに賞与や勤続年数による昇給などがあり、正規雇用者の平均年収は504万円となっています。

勤務時間について

勤務時間については基本的には日勤の8時間労働で、夜勤などはあまりありません。
しかし、依頼者の要望に合わせて日程を組むことも多いため、夜間や土日・祝日などの作業になることはあるでしょう。

体力勝負?

遺品整理と一口に言っても、さまざまな現場があります。
基本的には遺品の仕分けや分別、処分などの作業ですが、大きな家具を運んだり、清掃をおこなったりと体力が必要なこともあります。

遺品整理を業者へ依頼する場合、自分たちでは手に負えないから、という理由も多いため、ごみ屋敷や特殊清掃を兼ねた現場も増えます。
そのような現場では悪臭がしたり、不衛生な環境での清掃をしたりと体力的にも精神的にもキツイと感じることもあるでしょう。

遺品整理士の将来は?

はじめにもお伝えしたように、高齢化社会に伴って「遺品整理」という仕事は今後も需要が伸びると言われています。
核家族化や少子化が進む日本では、65歳以上の一人暮らしの人が男女とも増加傾向にあり、それと比例するように孤独死も増えています。

昔は遺品整理は残された家族がするもの、というイメージでしたが、今はそのような時代は終わりつつあります。
遺品整理は家族だけでおこなうには負担もかかるため、業者へ依頼したいというニーズがますます増えていくでしょう。

遺品整理士のやりがい

遺品整理という仕事は、単に物を片付けるだけではなく、人の命と向き合う仕事です。
依頼者の中には悲しみや困惑などの気持ちが抑えられず、心に余裕のない人たちもたくさんいます。

そのような「事情を抱えている」依頼者も多いからこそ、遺族に配慮しながら遺品に対して供養の気持ちを持つ、細やかな気配りも求められる難しい仕事でもあります。
だからこそ、作業が終わったときには依頼者から感謝されることも多く、これがやりがいだと言えるでしょう。

遺品整理士のいる業者へ依頼したほうがよい理由

ここまで遺品整理士について解説してきたのでお分かりいただけたかと思いますが、遺品整理を業者へ依頼する際は信頼できる業者へお願いしたいものです。

大切な家族を失ったあとの遺品整理というのは、自分の心を整理するためのものでもあります。
遺品を大切に扱い、供養する気持ちを持った業者へ依頼したい、と願うなら、遺品整理士の在籍する業者へ相談するのがよいでしょう。

遺品整理士のいる業者へ依頼をする大きなメリットは以下の通りです。

1.安心して利用できる

遺品整理士は遺品の取り扱いや法規制についての正しい知識を持っています。
近年では遺品整理の需要が高まったことから遺品整理をおこなう業者も増えていますが、知識が浅く、雑に遺品を扱ったり、回収した不用品を適切に処理しなかったりと、モラルやサービスの低下が問題になっています。

そういったことを防ぐためにも作られた資格が遺品整理士であるため、有資格者が在籍している業者へ依頼をするのが安心です。

2.さまざまな分野のアドバイスが受けれる

人が亡くなったあとというのは思っていたより忙しい、と感じる方が多いようです。
悲しみの中、葬儀や相続のことなど、さまざまなことを考えなくてはなりません。

「何から手をつけてよいかわからない」
「遺品の中から探し物をしなくてはならない」
といったときにも、遺品整理士に相談することで適切なアドバイスがもらえるでしょう。

ほかにも相続についてのアドバイスや、形見分けの仕方、デジタル遺品の取り扱い、空き家問題などの疑問点について、アドバイスをもらえることも大きなメリットと言えます。

3.心の負担を軽減できる

遺品整理を自分でおこなう場合、故人の暮らしていた家の中を片付けなければならず、生活感や持ち物を見ては、つらくなってしまう人も多いものです。
遺品整理の際の体力的な負担はもちろん、心の負担についても遺品整理士へ依頼することで軽減することができます。

遺品整理士は多くの現場を扱ってきたプロであるため、遺族の気持ちや故人の遺品に対してどのように対処したらよいかを知り尽くしています。
遺族が遺品を処分してよいかわからない場合も、適切にアドバイスをもらうことができ、作業がスムーズに進むでしょう。

また、一緒に作業することで悲しみが和らぐことや、遺品整理に対してのストレスも軽減することが期待できます。

遺品整理士が在籍する業種は?

遺品整理士の資格保有者が多い業種は、遺品整理業者、不用品回収業者、清掃業者、リサイクル業者など。
ホームページなどで資格の有無についてや実績、遺品整理の作業内容についてを確認しておくのがおすすめです。

選ぶ際のポイントとして、買取や特殊清掃など、自分の希望するオプションサービスがあるかどうかや、料金体系がわかりやすいかを基準にするとよいでしょう。
また、気になった業者は何社かに見積もり依頼をして、対応やサービス内容、料金を比較したうえで依頼をするようにしてください。

まとめ

今回は遺品整理士について資格の取得方法や仕事の内容、依頼したい場合などについて解説してきました。
遺品整理は残された遺族が依頼することが多いですが、今後は身寄りのいない人、家族が遠方で疎遠な人が増えるとされ、身内ではない人からの依頼も多くなるでしょう。

また、家族が亡くなっても仕事が忙しく、葬儀以外の時間が取れない場合や、遺品整理をおこないたくない人など、さまざまな事情を抱えているケースもあります。
このような背景もあり、遺品整理を「業者へ委託する」ということが増えたため、遺品整理の知識の浅い業者へ依頼する方もいます。

しかし業者によっては遺品の仕分けをおこなわず、ほとんどが「不用品」として処分されてしまうことも。
本来、遺品整理は故人のことを思いつつ、残された物や自分の気持ちを整理する…という時間ですが、そのようなことができないまま遺品が処分されることもあるのです。

遺品整理は故人との最後の関りであり、供養の気持ちを持っておこないたいもの。
人の「死」に近い仕事であるからこそ、真摯に向き合っていきたいものです。

 

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