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投稿日:2023年1月31日
更新日:2023年2月11日

近年『終活』つまり『人生の終わりに向けての前向きな活動』という言葉が浸透し、高齢化社会が進む中で注目されています。
終活には「お金のことを考える」「お墓を決める」などさまざまな「やる事」がありますが、中でも積極的に行いたいのが『生前整理』です。

生前整理は簡単に言うと『自分が亡くなったあとに家族の負担が増えないよう身の回りを整理する』こと
こう聞くと「家族のためだけ」のようにも思えますが、実は自分のためでもあります。

しかし、高齢になればなるほど『死』について考えたくないという人もおり、生前整理にネガティブなイメージを抱く方もいます。
また、忙しかったりやり方がわからなかったりして生前整理ができていない方もいるでしょう。

今回は、生前整理のメリットやデメリット、進め方やポイントなどをご紹介いたします。
筆者の体験談もお伝えしますので参考にしてみてください!

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生前整理とは?

生前整理とは、『自分が亡くなったあとに家族の負担が増えないよう身の回りを整理する』こととお伝えしましたが、一般的に身の回りの整理とは家財や財産の整理のことを言います。

通常、遺書などの意思表示をせずに人が亡くなった場合、残された遺品や財産は法律に従って相続、処分がされます。
しかし、この方法では故人の遺志とは関係なく遺品整理がされてしまいますし、残された家族や親族が相続で揉める可能性も。

そのような事態を防ぐために『生前整理』をする人が増えています。

生前整理は「いつ」始めてもよい

生前整理は「絶対にこのとき」という時期はありませんが、体力や時間に余裕があるときに行うのがおすすめです。
年々日本人の平均寿命は長くなり、平成30年の時点で男性が81.25歳・女性が87.32歳と厚生労働省が発表しています。

しかし、これはあくまでも平均寿命であり、実際の健康寿命は70~74歳程度が一般的な年齢。
このことを踏まえると体力がある65歳くらいが生前整理を行う最適な時期と言えます。

ですが若くても持病を抱えていたり、災害などがきっかけで死を身近に感じたりした人は早めに生前整理を行う場合もあります。
30代や40代で生前整理を行っても早すぎることはなく、その人のライフスタイルや状況に合わせて行うのがよいでしょう。

生前整理と老前整理の違い

生前整理と似ている『老前整理』。
作業内容に大きな違いはありませんが、意味や目的が違うためおさらいしておきましょう。

生前整理 老前整理
意味 自分が亡くなったあとに家族の負担が増えないよう身の回りを整理すること 歳をとる前に物や人間関係などを整理すること
誰のため? 残された家族 自分
いつ行う? 65歳前後 40代~50代
目的 自分が亡くなったあとでも自分の意思を尊重しながら、残された家族が困らないようにするため 増えすぎた物を整理し、老後の自分が暮らしやすくするため

ざっくり説明するとこのようになります。

老前整理は残された人生を生きやすく豊かにするため、生前整理は自分や残された家族のために行うというイメージですね。

生前整理のメリットとは

生前整理のメリットはどのようなことか、以下にまとめてみました。

 

メリット1.残された遺族の負担が減る

生前整理を行う1番のメリットは「残された遺族が遺品や遺産をスムーズに処理できる」ということです。
財産や不動産を明確化しておくことで自分の資産状況を残された遺族へ伝えることができ、その後の相続や分配なども行いやすくなります。

もし何も準備をしていなければ、残された遺族はどこにどれくらいの財産があるか、借金があるのか、などを自分たちで調べなければなりません。
土地の権利書や株式、現金などの所在が不明確だと相続人は決められませんし、誰が何を継ぐのかが決められないことで親族間で揉める可能性もあります。

また、残された遺品が多いとそれを整理・処分する負担が増えます。
どれを捨てるか、残すかなどを分別し、不要なものを捨てるのは大変な作業ですが、事前に整理されていれば作業がスムーズになります。

もし故人が住んでいた家が賃貸であれば、遺品の整理に時間がかかるほど余計なお金がかかる可能性もあるため、生きているうちに物を整理し、減らすだけでもメリットとなるでしょう。

 

メリット2.部屋が片付き、暮らしやすくなる

不要な物を処分し、家の中を片付けることも生前整理の一つです。
余計な物を減らして本当に必要な物だけにすれば、残された遺族の負担が減るだけではなく、自分も快適に暮らせるようになるでしょう。

物が多いことは視覚からの情報が多く、脳が疲れてしまうと言われています。
さらに年齢を重ねればどこに何を置いたか、どこへしまったかなども忘れやすくなり、物が多いだけでストレスになってしまうことも。

身の回りを整理し、必要な物だけにすることは残りの人生を豊かなものにするためにも大切なことです。

生前整理のデメリットは体力・気力・時間・お金がかかること

生前整理を行うことによるデメリットはないと言ってよいでしょう。

あえて言うならば、「体力や気力、時間やお金がかかる」ということです。
生前整理は高齢になってから、一人、または夫婦で行うという場合がほとんどです。

家の中の財産や物を一から見直し、整理・処分するのは60代、70代では大変な作業になります。

例えば物を減らす、と言っても、それが大きな家具や家電であれば自分たちでは簡単に処分できないでしょう。
業者へ依頼をして捨てるとなるとそのための時間やお金もかかります。

一度に片付けようとすると負担が大きくなりますので、無理をせずに少しずつ行うのがおすすめです。

生前整理をせずに亡くなってしまったら

生前整理は必ず行わなくてはならないことではありません。
しかし、何も行わずに突然家族が亡くなってしまった場合、残された遺族が苦労することになるかもしれません。

というのも、人が亡くなったあとの手続きはお葬式やお墓のことだけではないからです。
お金周りの手続きから暮らしに関係する手続き、デジタル関係などさまざまな手続きが発生します。
資産や相続に関する手続きが大変なのは言うまでもありませんが、地味に大変なのがデジタル関係、暮らしに関することなどです。

近年ではあらゆるものがインターネット上で管理され、何をするにもIDやパスワードが必要です。
しかし、故人のIDやパスワードが不明だと手続きに時間を要することになります。

LINEやFacebook、TwitterをはじめとするSNSで本人の死亡告知をしたり、アカウントを削除するなどの手続きもIDやパスワードが事前にわかっているほうがスムーズに行えます。
また、電気・ガス・水道・電話やネット回線などの公共サービスの解約も何をどこへ契約しているかがわかっているのと不明なのとでは、かかる時間も労力も全く違うのです。

また、遺産相続のことや誰が残された遺品の処分をするのかで揉める可能性もあります。

【体験談】生前申し込んでいるものにご注意!

実際に私は、生前整理を終えずに亡くなってしまった叔父の遺品整理でかなり苦労をした経験があります。
亡くなったのが突然だったこともあり、叔父が何を契約していたかがわからないため、銀行口座からの引き落としを見てそれが何の契約なのかを探すという作業に何日も費やしました。

故人が亡くなったあともこちらから連絡をしなければ銀行口座からの引き落としは続いたままです。
しかし、通帳記入をしても何の引き落としなのか不明なものもあり、パソコンや携帯電話のメールを全て調べ、何を契約したのか、何を申し込みをしたのかを一つずつ探し、退会していくこととなってしまったのです。

メールは個人的なものであり、これは叔父にとっては見られたくないものだろうな…と思うものもたくさん。

ほかにも、どこにどのような財産があるかがわからず、何カ月か経ったあとに銀行の通帳を見つけた、ということもあります。
また、車の処分一つとっても、保険の解約、運転免許証の返納、車体の売却などさまざま。

これらがもし、エンディングノートにまとめられていたならば…「あれほどの苦労はなかったのに」と思ってしまいます。

【体験談】膨大な遺品整理はお金がかかる!

叔父が亡くなったあと大変だったことと言えば「生前申し込んでいるものの解約手続き」以外に「遺品整理」があげられます。

叔父は一人暮らしだったため、どこに何があるのかを把握しているのは叔父本人だけでした。
自宅から5分くらいの近い場所でしたが、日々の生活の合間に片付けるのはかなり大変な労力。
また、何を残したらよいのか、何が叔父にとって大切なものだったかもわからずじまいです。

私と同じように、身内が亡くなってから残された遺品の多さに苦労する人は多いようです。
家具や家電、キッチン周りといった生活用品だけでなく、趣味のものや衣類、布団や紙類など物が多ければ多いほどその処分に負担がかかります。

中には業者に処分を依頼して30万円以上かかったケースもあり、生前に不要な物を捨てていれば残された遺族の経済的な負担も減らすことができます。

生前整理は何を行う?

具体的に生前整理は何を行えばよいのでしょうか。
ここではポイントや注意点も含めて手順をお伝えしたいきます。

  • 不要な物を処分する
  • 貴重品をまとめておく
  • 財産目録の作成
  • エンディングノートを書く
  • 遺言書の作成

不要なものを処分する

断捨離とも言えますが、家の中のものを整理し、必要なもの・不要なものを分けます。
このとき、一年以上使用していないものは捨てるようにしましょう。

生前整理という目的で家を片付ける場合、相続や遺品整理のことも考えて行うのがおすすめです。

例えば自分にしかわからない価値のあるコレクションや、大切に残してほしいものがある場合はそれらをまとめてエンディングノートに記載しておくか、生前に売却しておくなどの方法もあります。
何も意思を残さずに亡くなってしまった場合、残された遺族は価値がわからずにただ処分してしまうことも考えられるからです。

また、不要な物を処分するのは物質的なものだけではなく、パソコンやスマホのメールやデータ、写真・画像もおすすめです。

貴重品をまとめておく

貴重品や大事な書類は一カ所にまとめておきましょう。
例えば以下のようなものです。

  • 印鑑
  • 通帳
  • 保険証書
  • 契約書
  • 不動産関係の書類
  • 年金手帳
  • パスポート
  • クレジットカード
  • 公共料金の領収書

このとき、もし使用していないクレジットカードがあれば解約しておきましょう。
クレジットカードは買い物用、ETCカード用など複数枚持っている方も多いですが、意外に使用していないカードがあるかもしれません。

また、同じ場所に貴重品を集めておくのは不安…という場合は鍵のかかる保管庫へ入れるか、家族に保管場所を伝えて二カ所程度に分けるようにしましょう。

財産目録の作成

まとめた貴重品や自身の資産の詳細をリスト化した財産目録があると、残された遺族はより財産がわかりやすくなります。

例えば以下のようなものをリストにしてノートなどに記しておくということです。

  • 預貯金
  • 生命保険
  • 不動産
  • 株式
  • 有価証券
  • 借金
  • ローン

金額や必要書類の所在など、できるだけ明確に残しておくことがおすすめです。
リスト化することで自分の財産を把握しやすくなり、相続税の計算なども可能になります。

エンディングノートを書く

エンディングノート』とは、「自分の終末期や死後について,その方針などを書き留めておくノート」のことを言います。
何を書くかという決まりはなく、身の回りのことや介護の希望、お墓や葬儀の希望など、必要に応じて書くことを決めていきます。

例えば家族や友人へのメッセージや人生の思い出、飼っているペットはどうしてほしいか、葬儀に呼んでほしい人など…ノートに書いておくことで家族へ自分の思いを託すことができます。
なかには妻が一年間の収入や出費を書き記しておいて、残された夫の生活費がどれくらい必要かをわかるようにしている方も。

もちろん、ここへ財産目録や遺言を書いてもよいですが、気を付けたいのはエンディングノートには法的な効力はないということ。
法的に有効な形で遺言を残したい場合は弁護士に依頼するなどをして「遺言書」を作成するのがよいでしょう。

遺言書の作成

遺言書は必ず作成しなければならないものではありません。
しかし、相続に関して自分の意思を伝えたい場合や、親族間の揉め事を避けるためにも遺言書の作成はとても大切です。

遺言書に記載すれば、財産のうち誰に何を渡すのかを指定する、保険金の受取人を変更することも可能です。
ただし遺言書の書き方を間違えてしまうと法的な効力がなくなってしまうため、必要事項をきちんと満たすように注意しましょう。
心配な方は税理士や弁護士、司法書士といった専門家に相談して行うのがおすすめです。

忘れてはいけないデジタル遺品の整理

近年ではスマホやパソコン内にあるデジタル遺品の生前整理の重要性が増しています。

デジタル遺品とは「持ち主が亡くなり遺品となったパソコンやスマートフォンなどのデジタル機器に残されたデータや、インターネット上の登録情報」のこと。
〇〇ペイなどのスマホ決済サービスもデジタル遺品になります。

60代、70代以上の方でもスマホの利用者は多く、亡くなったあとにデジタル端末や必要なサービスへのログインができずに悩む遺族は多いもの。
指紋認証などでデジタル端末のセキュリティーが向上している近年では、残された遺族がネット銀行やネット証券のログイン情報がわからず、資産を把握できないというケースも増えています。

これらのアクセス方法もIDやパスワードと一緒にエンディングノートなどへ書き記しておけば、残された遺族が困ることはありません。
しかし、IDやパスワードは生前に誰かに知られると悪用される恐れもあります。
金庫に保管するなど、厳重に保管するようにしましょう。

デジタル遺品に該当するもの

  • パソコンやスマートフォンのデジタルデータ
  • ハードディスク、DVD、CD-R、SDカードなどの記録媒体
  • 各種インターネットサービスのアカウントとそのデータ
    ・ネット銀行・ネット証券・FXなどのオンライン口座
    ・〇〇ペイなどスマホ決済サービス
    ・ネットショッピングアカウント(楽天・Amazonなど)
    ・有料サービス・サブスクリプションサービス(音楽・動画・書籍などの読み放題サービスなど)
    ・SNSとそのデータ、動画投稿など(LINE・Facebook・Twitter・instagramなど)
    ・クラウドサービスとそのデータ(Google・Dropbox・Evernote・Pocket・Amazonなど)
  • プライバシーデータ(故人の知り合いの連絡先、写真やメールなど)

生前整理は専門業者の手を借りることも可能

生前整理は一人ですべて行うこともできますが、専門業者の手を借りることも可能です。
ここでは2つの業者をご紹介します。

生前整理業者

生前整理業者は生前整理に係るコンサルタント、アドバイスの他にも片付け補助などを行っている業者のことを言います。
一般的には財産の整理、エンディングノートの作成以外の作業を依頼することができます。

部屋の片付けや不用品の買取のほかに、財産目録の作成や、デジタル整理など特定の作業のみを依頼することができるため、自分で行うのが難しい作業のみ利用するのもよいでしょう。

ただし業者を選ぶ際には事前に見積もりを依頼するのがおすすめです。
生前整理のサービスを手掛ける会社のホームページやパンフレットには、「1LDK〇〇円~」といった作業対象となる部屋の間取りに従った料金の目安が記載されていることがありますが、実際にはその部屋の状況によって大きく金額が異なる場合も。

予想外の出費になり後悔するよりも、実際の現場を見てもらい見積もりをしてもらったほうが安心です。

不用品回収業者

不用品回収業者とは、国や自治体から許可証を取得している民間のゴミ回収代行業者で、不用品の回収・処分や買取を行ってもらえます。
処分と買取が同時に行えるため、家にある不用品をお得に処分できますし、自分では処分が難しい大きな家具や家電もスタッフが運び出してくれるため労力がかかりません。

業者によっては生前整理や遺品整理を行っていることもあり、このような業者へ依頼をすれば「いるもの・いらないもの」の仕分けからハウスクリーニングまでお願いすることもできます。

ただしこちらも出張費や作業費などがかかるため、事前に見積もり依頼をしておくと安心です。
優良な業者なら事前の無料見積もりに対応してくれるため、依頼前に問い合わせてみましょう。

ラクタス』のグループ事業である『出張回収センター』でも生前整理や遺品整理を行っています。
依頼者の気持ちに寄り添い、真心を込めて作業いたしますので名古屋・愛知エリアの方は是非ご相談ください。

まとめ

生前整理は残された家族の負担を減らすだけでなく、自分の残りの人生を快適で有意義に過ごせるようにする前向きなことです。
家の中を整理し、財産を見直しているうちに自分の人生を振り返ったり、思い出を振り返ったりするよいきっかけにもなるでしょう。

実際に自分が亡くなってからでは、家族に何かを伝えることも、手伝ってあげることもできません。
今からでも少しずつ備えておき、慌てずに穏やかな老後を過ごしませんか。

2023-01-31

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