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投稿日:2024年8月27日
更新日:2024年8月27日

「散らかってる部屋をどうにかしなければ」と思いながら、どこから手をつければいいのかわからなくなっている人や、片付けても片付けてもまた散らかってる部屋へ逆戻りしてしまう人は多いのではないでしょうか。

散らかってる部屋は「汚部屋」とも呼ばれ、実は多くの人が抱えている悩みでもあります。

どうしても片付けができない人は、心理や精神面においてなにか抱えているのかもしれません。

今回は、部屋を片付けられない心理から、散らかってる部屋を片付ける方法まで解説ていきます。

【この記事がおすすめな人】

  • いつも部屋が散らかっているので何とかしたい人
  • 片付けてもすぐ元通りの汚部屋になってしまう人
  • 整理整頓・モノを減らすのが苦手な人

目次

散らかってる部屋に住んでいる人の特徴とは

掃除や片付けをしても、すぐに散らかってる部屋へ逆戻りしてしまう人には、どのような特徴があるのでしょうか?

1.モノを集めてしまう

散らかってる部屋には「モノが多い」ということが共通しています。

つい買い物をしすぎてしまう人や、もらったモノ、いらないモノを捨てられない人などは、部屋がモノであふれている状態になってしまうのです。

モノが多いと収納スペースがたくさん必要になり、自分が管理できなくなっていきます。

モノが多くなってしまう理由は「もったいない」「また使う日が来るかもしれないと思っている」など執着があるパターンや、「仕分けや捨てるのがめんどくさい」という処分の行為自体を面倒に感じているパターンなど、さまざまです。

2.「出しっぱなし」などがクセになっている

たとえモノがある程度少なかったとしても、モノを出しっぱなしていたり、引き出しなどが開きっぱなしになっていたりすると散らかってる部屋という印象が強くなります。

「本を本棚ではなくテーブルに置いている」など、せっかく収納場所があっても、うまく使っていないことで散らかってしまうのです。

脱ぎっぱなしや置きっぱなしも含めて「~っぱなし」がクセになっているとなかなか部屋が片付けられません。

3.片付けの優先順位が低い

部屋が片付いている人の場合、そもそも「散らかってる部屋は落ち着かない」といいうように、散らかってる部屋そのものをマイナスだと感じることが少なくありません。

しかし片付けの優先順位が低い人は、散らかってる部屋に対して特別にマイナスな感覚を覚えません。

元々は掃除や片付けが得意な人であっても、仕事や他の家事で忙しく、掃除をする時間を持てなくなることもあります。

さまざまな理由で片付けの優先順位が低くなってくると、部屋が散らかってしまうでしょう。

4.面倒くさがりな性格

散らかってる部屋に住んでいる人は「一度出したモノを元の場所へ戻す」などちょっとしたことを「面倒だ」と感じてしまいます。

掃除や片付けに対して「大変」などネガティブなイメージを持っていると、どうしても後回しにしてしまいがちです。

面倒くさがりな人は「出したモノをテーブルや床、ソファなどに出しっぱなしにしている」、「使ったモノを元の位置ではなく、別の場所へ収納している」ということが当たり前になってしまいます。

散らかってる部屋を片付けられない人は精神的な原因があるかも

「片付けても片付けても、気づいたらどうしても散らかってる部屋になってしまう」という人はいませんか?

そこにはもしかすると「散らかってる部屋の方が落ち着く」という心理が働いているかもしれません。

「散らかっている方が安心する」
「散らかっていることに気付けない」
「片付ける意欲がわかない」

などの症状が当てはまる人は、次のような項目をチェックして当てはまっていないか確認してみてください。

原因1.片付けそのものがストレスになっている

片付けが苦手な人にとって「片付けをする」ということ自体が、とても大きなストレスになってしまうことがあります。

その場合、散らかってる部屋のままでいることは、ストレスを避けた状態と言えるでしょう。

疲れているときや不安を感じているとき、さらなるストレスを避けるために「片付けをしない」という状態を自ら選んでいると言えるかもしれません。

原因2.分離不安がある

散らかってる部屋に住んでいる人の中には、モノがなくなり、整然とした状態に対して不安を覚える人もいます。

これは、モノに対する愛着が引き起こす感情です。

大切なモノがなくなることにより、大切な人を失ったときのようにそわそわして、不安になってしまうのです。

そうした不安を感じないために、掃除や片付けを避けているのかもしれません。

原因3.モノが尽きることに不安がある

不安が起きるきっかけはさまざまですが「消耗品に対する不安」が強い人もいます。

洗剤やトイレットペーパーなどをつい買いだめして、モノが多くなっていませんか?

このような理由で部屋が散らかってしまう人も「不安」を抱えていると言えるでしょう。

ストックによって安心感を得ている状態は、不安を避けるための行動と言えるでしょう。

原因4.いつもストレスが溜まっている

掃除自体はそこまで不得意でない人であっても、間関係や仕事上でのストレスをすでに抱えている状態だと掃除や片付けが手につかなくなります。

気持ちが落ち込んでいると睡眠や食欲に影響することはよくありますが、同じように生活に必要な身の回りの管理にも支障をきたしてしまうのです。

また、ストレスを溜めこむと「モノを買ってストレス発散をする」という人もおり、ますます部屋が散らかりやすくなります。

散らかってる部屋をなかなか片付けられない状態は、ストレスや不安、心の病気からのSOSかもしれません。

原因5.精神疾患を抱えている

極度に散らかってる部屋をそのままにしてしまう人に多いのが、精神疾患が原因になっているパターンです。

精神疾患は自分では気付けないことも多いため、散らかってる部屋に気付いた家族や周りの人が気にかけてあげることも重要と言えるでしょう。

また、精神疾患の疑いがあるにも関わらず「散らかってる部屋ではあるけれど、生活が出来ているから大丈夫」と軽く見て放置しておくと悪化してしまうかもしれませんので、早い段階で専門医に相談してみましょう。

特に、以下の精神疾患は掃除や片付けができなくなることがあるので注意してください。

 

1.うつ病

うつ病は現代病とも言われ、ここ数年で患者数が増えている疾患です。

さまざまな症状がありますが、主な症状に無気力・疲労感・倦怠感などが挙げられます。

部屋を片付ける、不用品を捨てるなど、身の回りを整える気力が湧かなくなってしまいます。

また、散らかってる部屋を見ると「私はダメな人間だ」と罪悪感やマイナス思考に囚われ、ますますうつ病が悪化することも考えられます。

 

2.注意欠陥多動性障害(ADHD)・注意欠陥障害(ADD)

「片付けが続かない」「片付けの途中で飽きてしまう」「優先順位がわからない」などの症状があるのが注意欠陥多動性障害(ADHD)・注意欠陥障害(ADD)です。

不注意や多動などを特徴に持つ発達障害で、集中力が続かなかったりよく忘れ物をしたりと生活に困難を抱えることがあります。

ADHDの原因は、神経系の脳のはたらきがうまくいっていないと考えられていますが、はっきりとは分かっていません。

片付けができないことのストレスから二次的に、うつ病やパニック障害、対人恐怖症などを併発することもあります。

 

3.溜め込み障害(強迫性ホーディング)

溜め込み障害は強迫性ホーディングとも言われる、モノを溜め込んでしまう心の病気です。

「モノを捨てることに対して抵抗がある」「モノに対する執着や愛情が強い」などが特徴で、その名の通りモノを捨てることができずに溜め込んでしまいます。

対象となるのはモノだけでなく、犬や猫などの動物の場合もあります。

溜め込み障害の人はただモノを捨てられないというだけでなく、新聞紙1枚や紙袋1枚など、周りから見ればゴミのようなモノであっても捨てることができません。

症状が深刻になるほど、部屋の状況も悪化し散らかってる部屋になっていくことも考えられます。

 

4.統合失調症

統合失調症は、「思考や行動、感情を1つの目的に沿ってまとめていく能力」つまり統合する能力が低下した結果、幻覚や妄想をはじめとするさまざまな症状が引き起こされる精神疾患です。

幻覚や妄想が出ることで「モノを溜め込めることが正しい」と思ってしまうことや、、注意・判断力が低下することで掃除へのヤル気がなくなり、部屋が散らかりやすくなります。

 

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散らかってる部屋がもたらす悪影響

「散らかってる部屋でも、自分が困っていないからいい」と感じている人もいるかもしれません。

しかし実際は、散らかってる部屋に住み続けることで、次のようなさまざまな悪影響があります。

1.探し物に時間がかかる

散らかってる部屋では、どこになにがあるかわかりにくく、探し物に時間がかかります。

そのため、日常生活の中でイライラする、不快に思うきっかけが多くなってしまうでしょう。

また、散らかってる部屋ではどこに何があるか把握しにくく、「なくした」と思い込み、同じモノをまた買ってしまうことも多くなるかもしれません。

モノの多い部屋は片付けにくいため、ますます悪循環にはまりやすくなります。

2.気持ちが滅入る

散らかった部屋は、知らず知らずのうちにストレスや不安を感じてしまい、ストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌されやすくなります。

前述のように「散らかってる部屋が落ち着く」という人もいますが、そうした人であっても無意識のうちにストレスを覚えているケースは少なくありません。

気分が落ち込むと、掃除や片付けの気も乗りにくくなり、悪循環から抜け出すタイミングがなくなります。

3.作業効率が落ちる

「気持ちが滅入る」ということともつながりますが、気持ちが落ち込むことでやる気がなくなり、しなければいけない作業にも取り組みにくくなります。

アメリカのプリンストン大学が2011年に行った研究によれば、元々、脳は「秩序」を好むため、散らかった部屋では脳に負荷がかかるそうです。

散らかった部屋では視覚的な刺激が多く、脳の負担になりやすいため、例えば勉強をする上でも散らかってる部屋の方が集中できなくなってしまいます。

4.健康被害が起こる

散らかってる部屋をそのままにしていることで、自分の健康にも悪影響がもたらされます。

片付けをしないままでいると、ホコリが溜まりやすくなり、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、喉や目のかゆみ、気管支喘息などが引き起こされやすくなるのです。

これらは、ハウスダストアレルギーに該当します。

また、ダニが繁殖したり、そのほかにも害虫が湧いたりと、不衛生な環境になりやすくなるでしょう。

散らかってる部屋を片付けるメリット

このような悪影響があったとしても、やはり掃除や片付けの手間や面倒を考えると「このままでいい」と思ってしまうかもしれません。

そこで、散らかってる部屋を片付けることによるメリットについてもチェックしてみましょう。

健康被害を受けにくくなる

ハウスダストやダニなどを定期的に掃除できるようになると、健康被害を抑えやすくなります。

「理由はわからないけれど、くしゃみや咳が止まらなかった」という人でも、掃除や片付けを習慣化することで症状が軽くなるかもしれません。

知らず知らずに不健康な状態に陥っていた人は、症状が落ち着くことで精神面でもすっきりと楽になるでしょう。

作業効率があがりやすくなる

散らかってる部屋では集中力をキープしにくいと説明しましたが、つまり部屋が片付けば集中力を高めやすくなるということです。

勉強や仕事を行うときにも、これまでよりも集中しやすくなるでしょう。

「やらなきゃいけないとわかっていることに、なかなか手をつけられない」という性質の人は、掃除や片付けがきっかけで気持ちが前向きになることもあるかもしれません。

細かなことへ目が向きやすくなる

掃除や片付けをしはじめると「こんなにホコリが溜まっていたんだ」「この部分って、こんなに汚れるんだ」など、新たに気づくことが増えるでしょう。

細かなことへ目が向くようになると、毎日の生活習慣が変わりやすくなります。

例えば洗面所でも「この髪の毛を放置しているとパイプづまりにつながってしまうだろうから、今のうちに処分しておこう」など、先回りした行動ができるようになるかもしれません。

外でも思いやりの気持ちを持ちやすくなる

散らかってる部屋を片付けると、掃除が大変であることや、面倒であることを身に染みて感じるかもしれません。

手間と労力を知ることによって、たとえば公共の場でもきれいな状態を保ってくれる人への感謝の気持ちが芽生えやすくなります。

散らかってる部屋を片付ける手順

「散らかってる部屋を片付けたい」と考えたとしても、正直なところどこから手をつければいいかわからないという人も多いのではないでしょうか?

そこで、散らかってる部屋の片付け手順を解説していきましょう。

1. まず片付ける場所を絞る

「散らかってる部屋がいくつもある」という人の場合、一日のうちにリビング、寝室、キッチン……というように複数の部屋を掃除するのは簡単ではありません。

途中で挫折してしまい、掃除や片付けに対する苦手意識が強くなってしまいます。

「今日はリビングだけを掃除しよう」というように、まず片付ける場所を選びましょう。

2.大きなモノから片付ける

散らかってる部屋では、粗大ゴミを捨てたり、大きな家具や家電を片付けたりしないと細かな部分の掃除や片付けができないというケースもあるかもしれません。

掃除する場所が決まったら、次は大きなモノから手をつけていきましょう。

大きなモノを捨てる、動かすには根気がいるので、後半に回すと「もうやりたくない」という気持ちになりやすいため、早めに片付けてしまいましょう。

片付けるべきモノが多いなら「今日は、すべての部屋の粗大ゴミを捨てる!」というように決めるのもひとつの手です。

1日目に家中の大きなモノを片付ける→2日目に片付ける場所を絞る……という順番で進めてみましょう。

3.「衣類」など次に片付けるモノを決める

続いて、大きなモノの次に、なにに手をつけるかを決めます。

もし家事が滞っているのであれば、まずは散らかっている衣類を片付けるのもいいかもしれません。

洗濯からはじめることで、散らかった部屋の印象が変わるでしょう。 

せっかくなら、寝具なども含めてきれいにすることで清潔な雰囲気になりますよ。

4.不用なモノを捨てる

散らかってる部屋の特徴にモノが多いという特徴が挙げられるのは前述の通りですが、家にあるモノの多くが「使っていない」ということはありませんか?

きれいな部屋に近づけるには、不用なモノをどんどん捨てましょう。

特に、次の項目に該当するモノは「捨てるべき」と言えます。

  • 今、使っていないモノ
  • 必要になったとき、すぐに買い直せるモノ
  • 捨てたとしても、すぐに買い直す必要に迫られないモノ
  • 今、店舗で見かけてもすぐに「買おう!」とは思わないモノ

「いつか使うかもしれないから」「もったいないから」は厳禁です。

不用と判断したら、どんどん捨てていきましょう。

5.収納スペースを用意する

モノが多いとどうしても散らかりやすくなってしまうため、収納スペースを十分に用意することは非常に重要です。

例えばテーブルの上に雑においてあるモノも「テーブルの上にミニラックや収納ボックスを配置する」という工夫で、片付けやすくなります。

100円ショップでも、リーズナブルな小物入れや書類ケースなどがたくさん展開されていますので、まずは収納するためのアイテムを揃えてみましょう。

すでに収納棚や押し入れがある場合でも、そこに「どんなものを、どのように収納するべきか」を見直してみるといいかもしれません。

例えば「押し入れに段ボールにつめた荷物をそのまま入れている」というケースでは、荷物の出し入れが面倒になり、結果的に散らかりやすくなります。

このような場合には押し入れ内収納を活用することで、同じ空間であっても収納できるモノが大きく増えるかもしれません。

6.収納場所を決めて収納する

当初は「本は本棚」「服はクローゼット」「食器は食器棚」というように決めていたはずが、散らかってる部屋ではきちんとした場所に収まらず、出しっぱなしになっていることが少なくありません。

不要なモノを片付けたら、次は必要なモノを所定の場所へ戻していきましょう。

また「なんとなく収納場所が定まらず、出しっぱなしになっている」という状態になっていませんか?

散らかってる部屋では「テーブルなどの上に、雑多な生活用品が散らばっている」という特徴が挙げられます。

チラシ、飲みかけのペットボトル、本、リモコン、爪切りなど……ちょっとした生活用品が置きっぱなしになっているのなら、捨てるモノと必要なモノを分け、必要なモノは収納スペースへ戻しましょう。

6.掃除機かけや拭き掃除をする

ある程度の片付けが済んだら、しっかり掃除をします。

掃除機をかけたり、粘着テープ(コロコロ)をかけたり、テーブルを拭いたりしましょう。

ホコリや髪の毛なども取り除き、きれいな状態へ導いて完了となります。

散らかってる部屋の印象を変えるポイント

現状は散らかってる部屋であっても、片付けた上でこれからご紹介するようなポイントを踏まえて整頓すると印象を変えることができます。

きれいな印象に導くため、参考にしてくださいね。

段ボールは処分する

散らかってる部屋には、段ボールが置かれていることが少なくありません。

「捨てなければ」と思いながら放置されている段ボールは、ゴミを放置するきっかけにもなってしまいます。

これらをきちんと片付けるだけでも、雑然とした印象が変化します。

また、中には段ボールを収納として使っている人もいるかもしれません。

段ボールで届いた製品などは特にそのまま放置しやすいですが、きちんと段ボールから出すだけでも印象が変わりますよ。

使いやすいレイアウトを考えてみる

部屋が片付けられない原因に「ゴミ箱が遠いから、捨てにいくのが面倒になってしまう」というような、日常における細かなストレスが関係している場合もあります。

収納しやすい動線を考え、改めて部屋のレイアウトや家具配置をチェックしてみましょう。

日常の中で「面倒だな」「嫌だな」と感じるポイントを減らすことで、散らかった状態を防ぎやすくなります。

部屋の色味を揃える

インテリアの配色も、部屋の印象を変える大切なポイントとなります。

インテリアや収納グッズ、雑貨の配色がバラバラになっていませんか?

これらのトーンをまとめることによって、部屋全体がすっきりした印象に変わります。

なるべくなら、色味を3色以内に揃えましょう。

「ベージュ、白、茶」「ネイビー、グレー、黒」「ピンク、グレー、白」など、まとまりのあるカラーリングにすると、多少モノの多い雑多な部屋でも好印象につながりやすくなります。

過剰なストックをやめる

洗剤やトイレットペーパーのストックをしすぎてしまう人は、過剰分は買わないように決めることで、部屋の印象を変えることにつながっていくでしょう。

ストック品は収納場所を決め「収納しきれい分は買わない」といったルール化をすることも大切です。

「新しい商品を購入するのはストックをひとつ使ったときだけ」というようなルールも有効ですよ。

散らかってる部屋をきれいに保つにはどうすればいいの?

せっかく部屋をきれいにしても、またすぐに散らかってる部屋へ逆戻りしないために、きれいな状態を保つコツをご紹介します。

1.モノを減らす

どうしても散らかってる部屋になってしまう人は、「自分が管理できる量」「本当に必要なモノかどうか」を見極め、不用なモノはしっかり処分ましょう。

例えば収納スペースに入りきらないほどのモノを持っている場合、収納スペースに少し余裕があるくらいの量に減らすのがおすすめです。

収納スペースにモノを入れすぎてしまうと、取り出したときに同じ場所にしまうのが大変になり、元の位置に戻せなくなってしまいます。

また、一つ買ったら一つ減らすなど、モノを増やし過ぎないように習慣づけることも大切です。

2.片付ける日を決める

お店の紙袋や試供品、段ボールなど、つい溜めてしまいがちな人は「気づいたら散らかってる部屋に逆戻りしている!」という状態に陥りやすいでしょう。

それを避けるためには、片付ける日を決めてしまうのがおすすめです。

月末や連休に捨てるなどスケジュールをあらかじめ決め、定期的に処分するタイミングを作りましょう。

3.モノの定位置を決める

「使ったモノを元の位置に戻す」という習慣を徹底するだけで、散らかってる部屋はきれいになります。

「なんとなくこのあたりに置いておくことが多いモノ」なども、一度「ここを定位置にする」と決めましょう。

収納上手な人はカテゴリー別に分けたり、色別に並べたりと「きれいに見せる収納」などを実践していることもあります。

4.収納しやすさを見直す

いくら収納がきれいでも「収納にしまうことが面倒」とった理由で継続できなければ、意味がありません。

元に戻す行為がめんどくさいという人は「収納」に対するアクションを少なくしてみてください。

できれば「かごに入れるだけ」や「ハンガーにかけるだけ」などの簡単な収納がおすすめです。

例えば『洗濯物を取り込む→畳む→種類ごとに仕分けする→タンスにしまう』だと4つのアクションがありますが、干した洗濯物をハンガーにかけたまま収納すれば『洗濯物を取り込む→そのままクローゼットにかける』のようにアクションが2つに減ります。

また「よく使用するモノを、高いところに収納する」など、面倒なルールになっていないでしょうか?

使用頻度の高いモノは手が届きやすい場所に…など収納しやすさに注目し、適宜見直すことによりきれいな状態を保ちやすくなりますよ。

5.毎日のこまめな片付けを習慣化する

部屋が散らかっていても片付けを後回しにして放置し続けると、どんどん部屋の散らかり具合が悪化します。

そうすると「まとまった時間が取れるときにやろう」とか「今日は疲れているし片付けるのはやめよう」などとさらに放置してしまうことになりかねません。

ヤル気が出ない、めんどくさいという人も「1つだけ」「1カ所だけ」のこまめな片付けを習慣化してみてください。

散らかる前に片付けができれば、掃除や片付けも簡単な内容で済み、ハードルも下がるでしょう。

6.完璧主義を見直す

散らかってる部屋に住んでいるからといって「だらしない人」というわけではありません。

中には「きれいでホコリひとつない状態が理想!」という人もいるでしょう。

だからこそ、部屋が少しでも散らかってしまうと理想と現実の差異を感じて「もういいや」と投げやりな気持ちになってしまうのです。

もし「こうでなければいけない」というような「完璧を求める姿勢」があるのなら、そうした考え方を見つめ直すのも重要ですよ。

「少し散らかっているけれど、ゴミはちゃんと捨てていて偉い」など、自分で自分を褒めてあげる時間も大切にしてください。

自力で片付けられないときはプロに頼むのもアリ

どうしても部屋の片付けが上手くできない場合や、きれいな状態がキープできない場合はプロの手を借りるというのも1つの方法です。

大量のモノやゴミを片付けて、散らかってる部屋を掃除してくれる清掃専門業者には、メリットがたくさんあります。

メリット1.自己負担を抑えプロの手で部屋がきれいになる

掃除や片付けが苦手な人の中には「掃除をしなければとわかっていても、どうしてもストレスを感じてしまい自力でできない」という人も多いでしょう。

しかし、清掃専門業者へ依頼すれば「自分でやらなきゃいけない」という状態から逃れられます。

負担を抑え、ストレスのない状態で部屋をきれいに導けることは、清掃専門業者を活用する大きなメリットです。

金銭面での余裕との兼ね合いにはなりますが、もし定期的に依頼できるのであれば「自分で掃除や片付けをする」という機会を大きく減らせるでしょう。

メリット2.モノの仕分けから依頼できる

散らかってる部屋の不用品やゴミを捨てるときには、まず自分で仕分けをしたり、分別したりする必要があります。

しかし清掃の専門業者なら、必要・不要に分けたり、ゴミの処分方法ごとに分別したりといった手間のかかる作業から依頼が可能です。

分別したゴミを収集所まで運ぶ、収集日を待って捨てるなどの作業も必要なく、いらないモノはスピーディに処分できます。

メリット3.楽に買い取りサービスを利用できる

不用品を捨てるべきだとわかっていても、「まだ使える」「もったいない」などの気持ちから、なかなか処分できない人も多いでしょう。

モノに執着があると量を減らすのが難しく、モノが多いことで部屋が散らかりやすくなります。

しかし、処分するのではなく「売る」となれば前向きに手放したいと思える人もいるのではないでしょうか?

買い取りサービスを利用すれば、自分にかえってくる利益がある上、捨てることと違い罪悪感や「もったいない」という気持ちが軽減できます。

清掃業者や不用品回収業者では不用品の買い取りサービスを行っている業者もすくなくありません。

また、買い取りできるアイテムがあったときには「売上」にあたる費用を処分費用から差し引いてもらえます。

全額支払うケースに比べ、お得な費用で清掃専門業者を利用できるのもうれしいポイントですね。

メリット4.リバウンド防止プログラムやアドバイスが受けられる

散らかってる部屋に住む人の中には、掃除や片付け、整理整頓を継続できない人も多いです。

せっかく清掃業者へ依頼してきれいに片付いても、またすぐに散らかった状態に戻ってしまってはもったいないですよね。

ゴミ屋敷などの清掃業者の場合、リバウンド防止のためのプログラムやサービスも用意されています。

なかには整理整頓アドバイザーやゴミ屋敷清掃カウンセラーなどが在籍し、お部屋のコーディネートや収納のアドバイスを受けられることもあります。

例えば当社『ラクタス』ではスタッフによる定期訪問や家政婦サービスなど、業界初のリバウンド防止プログラムを導入して再発防止に取り組んでいますので、お気軽にご相談ください。

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まとめ

今回の記事では、散らかってる部屋や片付けができない人の特徴、メリットやデメリットなどを解説してきましたが、自分や周りの人に当てはまる項目はあったでしょうか。

「散らかってる部屋を片付け、部屋をきれいに保つ」ということは一見すると簡単そうでありながら、いざやってみようとすると、非常に難易度の高い行いのように感じられるかもしれません。

モノを溜め込まないことや、モノの置き場所を決めること、毎日少しずつ片付けることなどを継続していくことが大切です。

すっきりときれいな部屋は気持ちがいいため、今回ご紹介したようなコツを習慣化し、きれいな部屋をキープして毎日を気持ちよく過ごしましょう。

 

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