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投稿日:2022年12月21日
更新日:2024年6月10日

「実家がごみ屋敷で、住んでいる親が心配なのでどうにかしたい」

「ごみ屋敷に住んでいる親と関係がうまくいかず、疎遠になっている」

「実家がごみ屋敷でツライ。なんとか解決できないか」

ここを訪れた方はこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

実家がごみ屋敷や汚部屋だという理由で悩んでいる方は意外にも多くいらっしゃいます。
家が物やごみでいっぱいになってしまった理由は、住人の心理状態や健康状態、環境など、さまざまな原因があり「片付ければいい」という安易な問題ではないかもしれません。

また、親と子で片付けに対して価値観の違いがあると、思うように実家を片付けられないことも。
「ごみを片付けようとしたらケンカになった」というケースや、「一緒に部屋をきれいにしたけど、しばらくしたらまたごみ屋敷に戻っていた」というケースも少なくないのです。

しかし、ごみ屋敷や汚部屋に住むということはさまざまなリスクがあり、そこに住む人の健康を害しすることや、孤独死になってしまう可能性も否定できません。
その上、「親が亡くなったらどうする?」「実家に帰れない」など、子どもである自分には当然影響が出てきます。

今回は、なぜ実家がごみ屋敷となってしまうのかや、解決方法、親への説得方法などをまとめました。
実家のごみ屋敷問題に悩んでいる方は参考にしてみてください。

目次

実家のごみ屋敷問題は2通りある

実家がごみ屋敷になってしまったという場合、以下の2通りのパターンが考えられます。

  1. もともと、自分が住んでいたときからごみ屋敷であった
  2. 自分が実家を出てから、実家がごみ屋敷になっていた

というものです。

どちらも今現在がごみ屋敷や汚部屋となっているなら解決しなくてはならないのは当然ですが、それぞれのパターンによって原因が違うこともあります。
何が問題点なのかを知るためにも、実家がどちらのパターンなのか知ることが大切です。

パターン1.もともと実家がごみ屋敷であった

ごみ屋敷と聞くと一人暮らしをイメージする方が多いですが、家族で住んでいるというケースも増えています。
その場合、大抵は親のどちらかが物を溜め込んでしまったり、片付けられなかったりすることが多く、子どもがいても常に家の中が散らかっているという危険な状態です。

原因はただ単にだらしがない人、片付けが苦手な人だったという場合や、身体的に病気を抱えている場合などさまざまです。
また「うつ病」や「強迫性障害」といった精神疾患を患っていることもありますが、周囲に気付かれず、「変わり者」や「性格だから」と思われているケースもあります。
なかには、ごみを集める・モノを捨てられないという行為をおこなう「溜め込み症」になっていることもありまずが、自覚がなければどんどん進行してしまうでしょう。

例として以下のケースをご紹介します。

  • シングルマザーで母親が病気になり、生活保護を受けているが家事をする人がいないのでごみ屋敷になってしまった
  • 親が離婚し、子どもを引き取った母親が片親となったことへのストレスや不安で溜め込み癖が酷くなる
  • 借金があり、両親とも常に働いているため忙しくて掃除する時間がない、働きすぎて片付ける意欲が湧かない
  • 母親が溜め込み症で、家族が勝手に掃除や物を捨てると怒る

ほかにも、代々ごみ屋敷で育った人は自分も家をごみ屋敷にしてしまう傾向があり、実家の親の親もごみ屋敷に住んでいたということがあります。
幼少期を常に散らかった環境で過ごすことによって、散らかっていることに気付かなかったり、どのように片付けてよいかわからなかったりして、ごみ屋敷化してしまうのです。

また、長年ごみ屋敷や汚部屋で生活していると、次第に片付けることや物を捨てることに抵抗が出てしまうこともあり、より一層解決が難しくなるでしょう。

パターン2.自分が家を出たあとに実家がごみ屋敷となってしまった

自分が実家に住んでいた時は家がキレイな状態だったのに、久しぶりに帰ったら汚部屋となっていた、というパターンもあります。
子どもが働き盛りである30代~50代の場合、遠方にある実家になかなか帰れず様子がわからないことから部屋の汚部屋化に気付かなかった、ということもあるようです。

このように突然実家がごみ屋敷となる背景には、寂しさやストレス、病気などが関係していることが多くあります。

例えば以下のようなケースです。

  • 体力の衰えにより掃除や片付けが自分でできなくなった
  • 病気を抱えて思うように動けないことで汚部屋となってしまった
  • 認知症によりごみの排出ができなくなった、同じものを買い込んでしまう
  • 寂しさを紛らわすために買い物ばかりしている

高齢の方に多いのが、体力的な衰えによってごみや物を捨てるのが難しくなったというケースです。
年を取ると誰でも「今までできていたこと」であっても、「できなくなること」が増えてきます。
すると、「できなくなった」という事実にショックを受け、さらにふさぎ込んでしまう、ストレスを抱えてごみ屋敷化を加速させてしまうということがあります。

ほかにも、仕事を定年退職して何もかもやる気がなくなってしまった、家族が亡くなって無気力になった、などで掃除や片付け以外にも生活に必要な行為をしなくなるというケースもあり、これらの行動にはうつ病やセルフネグレクトなどの精神疾患が隠れているかもしれません。

帰省したら実家がごみ屋敷化!その原因とは

実家が急にごみ屋敷化するというケースは少なくありません。
高齢になるとさまざまな問題を抱えやすくなるため、キレイ好きな人であっても部屋が散らかってしまうことがあります。

ここでは、なぜ実家がごみ屋敷になってしまうのかについてまとめてみました。

原因1.親の高齢化による体力低下

高齢になると病気を抱えていなくても、足腰が弱ったり、体力が落ちたりして思うように身体が動かせなくなります。
するとごみ出しが億劫になり片付けを怠ってしまうため、部屋にごみが溜まり、散らかっていってしまうでしょう。

また、高齢になると「食べられない」「寝られない」などの生理的活動低下によって、疲れやすくなります。
もちろん個人差があるものの、若い時と同じように動くことが難しくなっていくため、身の回りのことが出来なくなってしまう人は多いものです。

・関連記事はこちら

増加する高齢者のごみ屋敷…6つの原因と対策をわかりやすく解説

原因2.親の認知機能の低下

高齢になると、体力と共に認知機能も低下していくことが多いです。
脳の機能は60歳あたりから徐々に低下するのが一般的なため、記憶力や適応力などが衰えることは、自然な老化現象の一つと考えられます。

認知機能が低下すると、以下のようなことが起こります。

  • 家にあるモノの「必要」「不要」の判断ができなくなる
  • 家がごみ屋敷になっていても現状を把握することができない

こうした加齢による物忘れ以外に、高齢になると「認知症」になる確率も上がります。
認知症は病気によって生じる症状や状態で、同じ物忘れでも加齢によるものとは症状が異なり、次のようなことが起こるでしょう。

  • ごみ出しの日がいつなのかわからなくなる
  • ごみの分別ができなくなる
  • 良いこと・悪いことの判断ができない

認知症が進行すると「収集癖」の症状が起きることもあります。
例えばごみの収集場所に捨ててあるものを見て「まだ使える」と判断し、明らかにごみであっても持ち帰ってしまうというようなことです。
本人には「ごみであるかどうか」が判断できないため、家にあるものを家族が捨てようとすると怒ることも特徴の一つでしょう。

原因3.親が物を大切にしすぎて捨てられない

親世代が「物が少ない時代」で育った人は、なかなか物を捨てられない傾向にあります。
これは物を大切にするように言われて育ってきていることで、「捨てる=粗末にする」という気持ちになってしまい、罪悪感から物が捨てられないというわけです。

また、日本人は「もったいない精神」が強い人が多く、物を大切にすることが美徳だと感じている人も多いのではないでしょうか。
そのため子どもがモノを捨てようとしても「もったいないから」や「まだ使える」などの理由で手放せず、家に溜まっていってしまいます。

原因4.子どもが多忙で実家の様子を把握していない

家族の形態が時代とともに大きく変化するなか、今では親世代と子ども世代が離れて暮らすことが多くなっています。
昔のように、近くに子どもが住んでいないことで、実家の様子や親の変化に気付けず、ある日突然実家のごみ屋敷化に気付くというケースも少なくありません。

さらに今の時代は、経済的な理由もあって共働きの夫婦がほとんどです。
夫婦がそれぞれ仕事を抱え、子どもを育てる中で実家の様子を気にする余裕がないという人もいるでしょう。
そのような事情から、「実家の様子が気になるけど、つい後回しにしてしまった」ということあるのではないでしょうか。

原因4.孤独感やストレスなどで片付ける気力を失ってしまった

ごみ屋敷の原因が「孤独感」や「喪失感」などによるストレスが原因であることも少なくありません。
例えば「夫(妻)が亡くなった」や「ペットを失った」という出来事は大きなストレスとなることもあります。
寂しい気持ちが次第にストレスとなり、何も気力が湧かず、ごみ出しや片付けが出来なくなったというケースもあります。

また、高齢になると仕事を引退したり、友人が加齢や病気によって亡くなったりと環境が大きく変化することも多く、大きな喪失感を感じるという人もいます。
こうした感情が続くとストレスとなり、無力感だけでなく「うつ病」や「セルフネグレクト」へと繋がることもあるため注意しなければなりません。

「実家がごみ屋敷」は意外に多い

「家族がごみ屋敷に住んでいるのでどうにかしたい」
このような相談が増えています。

ごみ屋敷化してしまった家に家族が住んでいるとなれば心配なのは当然ですが、一緒に住んでいない自分にも深刻な影響があると言われています。

ここでは、実家や義理実家がごみ屋敷だった場合のエピソードをご紹介します。

実家がごみ屋敷の場合のエピソード

  • 遠方にある実家がごみ屋敷になっていて、家の中は物やごみでいっぱい…自分が寝泊まりする場所がないのでホテルに宿泊している。
  • 実家を人に見せたくないが、もし自分が結婚して家族ができれば実家に帰省できるようにしたい。
  • 親が高齢なので健康面が心配で早く解決したいが、親に片付ける意思がないため言い合いになってしまう。
  • 親が亡くなったあと、ごみ屋敷となっている家を相続するかと思うと気が重い。
  • 実家に物が多すぎて、ごみ屋敷になりそうだったので一緒に片付けたが、何カ月か経つとまた元通りの物でいっぱいの部屋に戻っていた。

自分の親が住む実家がごみ屋敷化してしまった場合、子どもが言えば解決すると思っている人も多いかもしれませんね。
しかし本当の親子であるからこそ強い口調で話してしまい、ケンカやトラブルになってしまったということも多いものです。

義理実家がごみ屋敷のエピソード

  • 夫の実家がごみ屋敷なので、なるべく子どもを実家に連れて行きたくない…しかし家に呼ばれるため困っている。
  • 結婚しようと思っている人の実家がごみ屋敷なので、結婚したらどのように関わればよいか悩んでいる。
  • 義理の母がだらしがない性格で、片付けや掃除ができず汚部屋になっている。
  • 義理実家がごみ屋敷化しているので片付けてほしい、と夫に相談しているが、夫にはあたりまえの環境なので理解してもらえない。
  • 一人暮らしをしている義理の父親の家がごみ屋敷となっていて、近所から苦情が出ている。子どもを預けて自分が掃除をしに行かないといけないので不満。

自分の親ではなく、パートナーの親が住む家がごみ屋敷化しているケースもあります。
なかには結婚してから実家がごみ屋敷であることに気付いたという人も。
しかし、「実家が汚いと言っていいのか迷う」や「実家に行きたくないと伝えづらい」という人もいるようで、実家のごみ屋敷が原因で自分たちの夫婦関係に影響を及ぼす場合もあるでしょう。

 

自分の実家、義理の実家のどちらであっても、家が汚いということだけで気分が滅入ってしまいます。
単に物が多いだけではなく、害虫がいたり埃だらけだったりと不衛生な状況であれば尚更です。
あまり関わりたくない…と思っても実家であれば見過ごすことはできず、悩む方は多いでしょう。

実家がごみ屋敷だとどんなリスクがあるのか

ごみ屋敷を放置しているとどんなことが起こるのでしょうか。
以下に考えられるリスクをあげてみました。

リスク1.健康被害

まず考えられるのは身体への影響です。

掃除や片付けをしない部屋は物が多いだけでなく、埃やカビなどが溜まり不衛生になります。
不衛生な環境は感染症やアレルギーを引き起こしやすく、「いつも咳が出ている」という状況なら要注意です。

また、生ごみの放置をしていた場合、ゴキブリやハエなどの害虫が発生する原因となります。
きれいな状態の家でもたまに見かけることのある害虫ですが、これがごみ屋敷となるとしょっちゅう見かけることになります。

害虫はただ気持ちが悪いというだけでなく、大腸菌やサルモネラ菌などの病原菌を媒介することもあり、腹痛や下痢、嘔吐を引き起こす可能性もあります。

リスク2.転倒や事故が心配

物が多いと身動きが取りにくくなり、物につまづいて転倒する可能性が高くなります。
高齢者であれば少しの転倒でも骨折やケガに繋がりやすくなり、実際に転倒での救急搬送はほとんどが65歳以上です。

また、積み上げられた物が倒れて下敷きになってしまうケースもあります。
ごみ屋敷ではよく見かける光景ですが、積み上げられたごみは不安定なのでちょっとしたことで崩れてしまう恐れがあります。

もし地震が起きたら、「ごみや物の下敷きになり身動きが取れなくなった」「出口が塞がれて逃げれなかった」なんてことになるかもしれません。

リスク3.火災リスクが高まる

ごみ屋敷は火災が起きやすいと考えられています。
物やごみが多いことで可燃性のものが増え、ちょっとした出火が大規模な火災となってしまうケースが多々あります。

例えばストーブの近くのごみに火がついてしまったことや、住人がタバコの火を消し忘れた・蚊取り線香の火がごみに燃え移ったなどの些細なことがきっかけで火災が起こった例がいくつもあります。

ちなみに、火災の原因の第1位は「放火」と言われており、火災の10パーセントは放火によるものです。
そして放火のターゲットになりやすいのが「ごみ屋敷」です。
ごみ屋敷化した家は、家の外にも物が溢れていることも多く、放火犯にとってはかっこうの的となります。

実際にごみ屋敷が放火によって火災となった事例は多いのですが、このリスクを減らすには家の外にある物やごみを撤去するしかありません。

リスク4.近所からの苦情やトラブルが起きるかも

実家がごみ屋敷となっていると、近隣住人の目も気になるのではないでしょうか。
害虫が発生している、悪臭がするなどの酷い状況であれば隣近所の家にも影響が出ているかもしれません。

「窓を開けると臭う」「家の前のごみが道路にまではみ出している」など、ごみ屋敷に関する行政への苦情は年々増えており、人口の多い自治体ではごみ屋敷に関する条例を制定するところもでてきました。

近所からの苦情があれば、当然家に帰るのも気まずい思いをするかもしれませんし、住人本人と近隣住人との間でトラブルが起こることも考えられます。

実家がごみ屋敷だとこんなことにも注意!

自分の住む家ではなく「実家」がごみ屋敷であることで、「片付けたいけど片付けられない」「口出しすると言い合いになってしまう」など、もどかしい想いをされている方も多いのではないでしょうか?自分の仕事や家事などが忙しく、解決せずにそのまま過ごしている方や、「とりあえず親が元気ならまぁいいか」と諦めている方も少なくありません。

しかし、ごみ屋敷や汚部屋を放置していると起こる悪影響は、先ほどお伝えしたような健康被害や近所トラブルだけではありません。
「部屋が汚い」という状況は、放っておくと暮らしぶりが悪化する可能性が高く、孤独死や精神疾患に繋がることも。
ほかにも、「遺品整理」時のトラブルといった、「実家」だからこそ起きる問題も発生しかねません。

例えば次のようなことです。

1.親族や家族で集まる機会が減る

実家が汚いと当然、家族が集まる機会は減ってしまうでしょう。
特に、小さい子どもがいる家庭であれば不衛生な場所へ連れて行きたくないと思うのは当然ですし、物が多くて居場所がないから…と疎遠になるケースが多いようです。

親族や家族の関係が希薄になると、ごみ屋敷化は加速すると言われています。
住人の孤独感が強まることが原因の一つですが、実家の様子をしばらく見ないうちに部屋の状態がすごく悪化していた、ということもあります。

2.親が亡くなったあと、片付けに追われることや相続で揉めるなどのトラブルが起きる可能性がある

実家がごみ屋敷であると心配なのが、「ごみ屋敷に住む親が亡くなったあとにその部屋をどうするか」という問題です。
もし住んでいたのが賃貸であれば、退去日までに部屋を元通りきれいにして返さなくてはなりません。
しかし、人が亡くなった後というのはとても忙しいですし、物が溢れる部屋の中から必要な物を探し出し、片付ける…というのは大変な作業です。

また、物件の大家さんにごみ屋敷であることが知られた場合、ハウスクリーニング代などの罰金が発生したり、期日までに片付かなければ家賃を払い続けることになったりと予期せぬ費用が発生することも考えなくてはなりません。

一方で、住んでいたのが持ち家だった場合は相続するかどうか迷う方もいらっしゃいます。
しかし注意したいのが、ごみ屋敷となっている家は、相続をしてもしなくてもその片付けや管理をしなくてはならないということ。
民法では、相続の放棄によって相続人となった人が相続財産の管理をするまでは、ごみ屋敷の管理を続けることが義務付けられています。
そのため、仮に相続放棄をしたとしても管理責任が残り、「いつかは片付けないといけない」ということになるのです。

3.貴重品や大事なものの行方がわからなくなることがある

通常、人が亡くなったあとは家の中にある通帳や株式書類、不動産の権利証などを探し、遺産分割協議に向けて進めていきます。
つまり、故人が持っている資産がどの程度あるのかを確認する必要があるということです。

しかし、家がごみ屋敷であるとどこに何があるのかがわからず、資産を正しく判断することが困難になります。
プラスの財産だけではなく、借金や負債が後から見つかったということも。
ほかにも生命保険や死亡保険などの契約書が見つからず、手続きが困難になることも考えられます。

実家の片付けや掃除をしたい!親を説得する方法は?

たとえ実家であったとしても、ごみ屋敷にある物やごみを勝手に捨てることはできません。
ごみや物を溜め込んだり片付けられないのにはそれなりに理由があるからで、本人の意思を聞かずに掃除をするとトラブルになるかもしれません。

親を説得する方法や、片付けの進め方をご紹介します。

  1. 親と話し合う
  2. 説得は焦らない
  3. できることから行う
  4. 片付け方法を相談

まずは親と話し合う

実家を片付けるには親が片付けることに納得しなければ話が進みません。
まずは今の家の現状を話し合い、改善したいという意思を伝えましょう
その上でごみや物が多い生活がいかに危険かを話し、理解してもらいます。

お伝えした通り、ごみ屋敷は病気やケガ、火災のリスクが高くなります。
もし持病を持っている親なら悪化する可能性や、一人暮らしであれば孤独死してしまう恐れがあります。
親の状況を踏まえて、どのような危険があるのかを伝えるようにしましょう。

説得は焦らない

「家を片付けたい」と話したとき、片付けることや物を捨てることに強く抵抗する方もいらっしゃいます。
そのときは、否定的な言葉や怒ったような態度は避けるようにしてください。
例えば以下のような言葉です。

【NGフレーズ】

・なんで片付けられないの?
・ごみを残されて困るのは私なんだから
・いつか使うって言っても絶対使わないでしょ!
・こんなの全部ごみでしょ

親の意思を無視したり否定するような行動を取ってしまうと反発し、片付けないどころかますますごみ屋敷化が進む可能性もあります。
場合によっては時間をかけて説得することも必要だと考えておいてください。

ごみ屋敷となってしまう原因は「孤独感」によるものが大きいと言われていますが、実は精神疾患を患っていることもあります。
ごみ屋敷に関係する精神疾患は認知症やうつ病などさまざまありますが、これらは病院で治療することができ、治療が進めばごみ屋敷の改善にも繋がります。

もし、少しでも変だな、おかしいなと感じたら診療内科などの専門機関を受診するようにしましょう。

できることから始める

もし、片付けるのを拒否された場合、普段生活しているスペースから離れた場所から掃除していくことがおすすめです。
廊下や玄関、家の外など、一部部分だけでも掃除をすることによって、家全体の掃除にも前向きになってくれることもあります。

ほかにも「必要なもの・不要なもの」を分けることや、「狭い範囲から掃除する」など、できることから無理をせずにおこなうようにしましょう。
いきなり家全体を片付けようと思うと、時間がかかるためやる気が持続しません。

途中で諦めてしまったり、片付けてもすぐにリバウンドしたりと最後まで終わらないこともあるため、少しずつきれいな場所を増やしていくくらいのペースで進めるようにしましょう。

自分たちで片付けるか、清掃業者へ依頼をするか相談

家の中の状態が「床が見える」「汚部屋となっているのは1部屋だけ」ということであれば自力で片付けることも可能です。
「必要な物」「不要な物」を分別し、不要なものは処分するようにしましょう。

ただし高齢の親が一人で片付けを行うのは難しいです。
家族や親戚が手伝える場合は良いですが、それも難しい場合には業者の手を借りるのがおすすめです。

プロの業者であれば「床が見えないくらい散らかっている」「水回りが使用できない」というくらいの酷い状態であっても短期間できれいな状態にしてもらえます。
ごみ屋敷専門の業者であれば長年のこびりついた汚れや臭いなども消すことができますし、触りたくない害虫の駆除もお任せできます。

ただし業者へ依頼すると費用がかかるため、事前に見積もりを取り、料金を確認してから利用しましょう。

ごみ屋敷清掃の費用の相場

ごみ屋敷の清掃は自分たちで行うのはとても大変です。
しかし、業者へ依頼をするのは費用が心配ですよね。

ごみ屋敷の清掃はごみの分別、不要品の処分、貴重品の捜索、部屋の清掃、除菌や消臭など…さまざまなサービスがあり、この費用以外にも人件費や車両費などがかかります。
部屋の大きさやごみの量によって費用が異なりますので、見積もりを依頼するようにしましょう。

部屋の間取りに対する費用の相場は以下の通りです。

実家の間取り 費用相場
1R・1K 30,000円~80,000円
1DK~1LDK 50,000円~200,000円
2DK~2LDK 90,000円~300,000円
3DK~3LDK 150,000円~500,000円
4LDK以上 200,000円~見積もり

作業時間は2時間から半日程度ですが、部屋数が多ければ多いほど時間はかかり、長ければ丸1日かかることもあります。
作業内容に伴って清掃スタッフの人数も増えるため、部屋数やごみが多いと費用が上がることになります。

実家の掃除はいつかは誰かがやらなければならない

実家がごみ屋敷となっていたら目を背けたくなるかもしれません。
しかし、ごみ屋敷はお伝えしたようにさまざまなリスクがあり、放っておいて良いことはありません。
近隣から苦情が出れば早急に片付けなければならなくなるかもしれませんし、ケガや病気、火災が現実に起これば取り返しがつかない事態になることも。

また、今は片付けなかったとしてもいつかは解決しなければならない日が来ます。
それが親の死後であれば、どこに何があるのかわからない…やることが多すぎて何から手をつけてよいかわからない…ということになりかねません。
できれば親が元気なうちに解決し、安心・安全に暮らしてほしい、きれいな実家で家族みんなで過ごしたいと願う方が多いのではないでしょうか。

ごみ屋敷の問題が家族間だけでは解決が難しいという場合、第三者が介入すればスムーズになることもあります。
家族だけだと感情的になり言い合いになってしまうことや、片付けの途中に住人のやる気がなくなってしまうこともあるかもしれません。

自分たちだけで片付けるのが不安…と思ったら、愛知・名古屋で実績No.1を誇る、ごみ屋敷や汚部屋専門の清掃業者『ラクタス』へご相談ください。
ラクタスは業歴12年以上のごみ屋敷清掃の実績があり、部屋の片付け、ハウスクリーニング、不用品の買取などさまざまなサービスを提供しています。
また、生前・遺品整理や引っ越し、特殊清掃もできるため、どんな状況でも柔軟に対応できるのが強みです。
もちろん、見積もり後のキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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