更新日:2024年4月26日
最近、「ゴミ屋敷」と呼ばれる汚い部屋に住む女性が密かに増えています。
ゴミ屋敷の住人と聞くと男性をイメージするかもしれませんが、割合的には女性の方が多いようです。
いわゆる「汚部屋」や「ゴミ屋敷」を作る女性には、どのような特徴があるのでしょうか?
日々の忙しさや片付けが苦手という理由以外に、精神的なストレスや病気を抱えている可能性もあります。
そこでこの記事では、ゴミ屋敷を作る女性の特徴や片付けないことのリスク、対処法について詳しく紹介します。
ゴミ屋敷から脱出してすっきりとした部屋に住みましょう!
目次
ゴミ屋敷になりやすい女性の6つの特徴
女性がゴミ屋敷を作ってしまう背景には、どのような心理や性格が考えられるのでしょうか?
ここでは6つの特徴について解説していきます。
特徴①持ち物に対する執着心が強い
ゴミ屋敷になりやすい女性は、持ち物に過度な執着があることが特徴です。
過去の未練や自信の無さから、使わないものをとっておきたいと考える人は少なくありません。
また、物を手放すことは「もったいない」「損をする」と感じたり、他人からのプレゼントを捨てるのに抵抗があったりと、何でも溜め込みやすいです。
こうした心理状態は、部屋の中の不要な物を処分できず、ゴミ屋敷化してしまう原因になります。
特徴②掃除に苦手意識がある
ゴミ屋敷になりやすい女性は、掃除に対する苦手意識が一因となることがあります。
特に、親が掃除を行ってくれていた影響で、自分で片付けをするスキルが身についていなかったり、一人暮らしを始めたばかりで経験が少なかったりすることが考えられます。
ゴミの正しい分別方法や水回りの汚れの落とし方が分からず、部屋が次第に汚れてしまうのです。
特徴③孤独感を抱えている
ゴミ屋敷を作る女性の中には、孤独感を抱えている人が多いです。
心の穴を埋めるように、物を溜め込むことで精神的な安心感を求める傾向があります。孤独感を抱えやすい要因は下記のようなものが挙げられます。
- 家族とのコミュニケーション不足
- 学校や職場でのいじめ
- パートナーとの死別
- 高齢にともなう社会的孤立
- 転職や引っ越しなど環境の変化
こうした要因をきっかけに、孤独感が増すことで次第にゴミを収集する人もいます。
ごみを溜め込む人の心理についてはこちらの記事も参考にしてください!
【ごみ屋敷問題】ごみを溜め込んでしまう人の心理とは?孤独や病気が原因である可能性とその対策 |
特徴④ストレスで気力が湧かない
ストレスが原因で生活リズムが乱れ、ゴミ屋敷になりやすい女性もいます。
仕事の負担や人間関係の悩みが積み重なると、掃除をする気力が失われ、部屋が散らかり始めます。
ストレス過多が続くと、入浴や歯磨きすらもできなくなる「セルフネグレクト」と呼ばれる、自己管理ができなくなる状態になることもあるので注意しましょう。
部屋のゴミが増えて、掃除ができなくなることで、さらにストレスが増加し、悪循環に陥ることもあります。
特徴⑤汚部屋でも気にしない性格
ゴミ屋敷になりやすい女性は、部屋が多少散らかっていても自分が快適であれば問題ないと感じることがあります。
外見がきちんとしていて普段はしっかり仕事をしている人でも、家の中ではベッドの上しかスペースがなく、そこで食事をとる人も少なくないです。
特に、一人暮らしの女性の場合、他人に迷惑をかけることが少ないため、「まぁいいか」と長期間清掃を怠ってしまいます。
特徴⑥後回しにする癖がある
家事を後回しにする傾向がある女性は、ゴミ屋敷になりやすいです。
日常の片付けは繰り返しの作業が多く、目に見える成果を短期間では得られにくいため、モチベーションを維持するのが難しいです。
忙しさや疲労感が原因で、片付けを始めるのが面倒になると、部屋は少しずつ散らかっていきます。
しかし、洗い物や洗濯を週末にまとめてやろうと放置していると、結果的に家事の負担が増えて、片付けのハードルが高くなることが多いです。
女性に多いゴミ屋敷は精神的な病気が原因?
ゴミ屋敷に住む女性は、性格や考え方の特徴に共通点がありますが、精神疾患が原因となっている可能性も考えられます。
買い物依存症
買い物依存症は、物を買うことに高揚感を得て、自制が効かなくなる依存症の一つです。
- 未開封の商品がたくさんある
- ストレスがあると買い物で解消する
- 毎月の支出を把握していない
- 趣味や推し活でグッズを集めている
- 承認欲求が高く、他人の評価が気になる
特にトレンドや限定品に敏感な女性は、新しい物を次々と購入し、やがて部屋が物で溢れかえることに。
スマホ決済やクレジットカードの利用が簡単な現代は、借金を抱えても購入をやめられない人もいます。
こうした傾向がある場合は、買い物依存症の可能性があるため、専門的な治療をすることが必要です。
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群は自閉スペクトラム症(ASD)に含まれる発達障害の一つで、特定の物事に強いこだわりを示します。
他人の感情を読み取るのが苦手で、言葉をそのまま受け取る傾向があり、曖昧なコミュニケーションでは理解できないことがあります。
興味関心のあることに没頭しやすく、物事に優先順位をつけられないため、掃除や片付けに集中できません。
同じルーティンや手順を好むため、臨機応変に動かなければならない状況やマルチタスクが苦手です。
アスペルガー症候群とゴミ屋敷の関係についてはこちらの記事も参考にしてください!
「コミュニケーションが苦手」なアスペルガー症候群の人がごみ屋敷を作り出しやすい理由とは? |
ADHD(注意欠如・多動性を伴う発達障害)
ADHDの気質を持つ女性は、衝動的な行動や先延ばし癖があるため、ゴミ屋敷を作りやすいといわれています。
- 中途半端に手をつける
- 床やソファにとりあえず物を置く
- 気が散って一つのことに集中できない
- 食べ終わった食器を放置する
- 単純作業が苦手でミスをする
こうした日常生活の行動パターンが積み重なり、結果的に部屋が散らかってしまいます。
また、物の定位置が決まっておらず、使った物を出しっぱなしにするため、必要な物がゴミと混ざってしまい、すぐ見つからないことも多いです。
ADHDの人が片付けられない原因や対処法については、こちらの記事で詳しく解説しております!
「ADHDによるごみ屋敷」は何が原因?片付けられない理由とは |
ディオゲネス症候群
ディオゲネス症候群は、高齢者にみられる精神疾患で、不衛生な環境に住み続け、ゴミや不用品を過剰に溜め込む状態のことです。
社会的に孤立している一人暮らしの高齢者に多く、認知症を抱えているという特徴があります。
足腰が弱くなり、片付けやゴミ捨てができなくなっても、周囲に助けを求めることなく、ゴミ屋敷化してしまうのです。
こうした状態を放置していると、健康を害し、最悪の場合、命に関わる危険があるため、本人の変化に周囲が気付くことが大切です。
ディオゲネス症候群の原因や背景については、こちらの記事で詳しく解説しております!
ごみ屋敷の一歩手前「ディオゲネス症候群」…一人暮らしの高齢者は要注意? |
女性の看護師がゴミ屋敷になりやすいって本当?
看護師の女性が、汚部屋・ゴミ屋敷の状態で片付け業者に依頼するケースが多いようです。
職業柄、ゴミ屋敷になりやすい問題として、下記の点が挙げられます。
- 対人関係で心身が疲弊している
- 責任のある業務でストレスが大きい
- 不規則な勤務でごみ出しができない
- 人と休みが合わず趣味に散財する
看護師は夜勤や不規則なシフトが多く、ゴミ出しのタイミングを逃しやすいため、家に生活ゴミが溜まることがあります。
また、命に関わる業務に伴い、精神的・肉体的な疲れが溜まり、帰宅後に掃除をする気にならないことも。
さらに、限られた休みを利用してストレスを解消しようと買い物をすることで、使わない物が増える傾向があります。
同じような状況は、介護士や教師、ITエンジニアなど、長時間労働や対人関係のストレスが大きい職業に見られ、ゴミ屋敷になりやすいです。
ゴミ屋敷に住む女性が陥る5つのリスク
ゴミ屋敷でも「人に迷惑をかけていないから大丈夫」と、そのままにしていると、さまざまなリスクが降りかかる恐れがあります。
ここでは、ゴミ屋敷に住む女性が注意すべきリスクについて解説していきます。
部屋の中に害虫が発生する
ゴミ屋敷を放置すると、食べかすや飲み物をエサとして、ゴキブリやハエが大量に発生します。
特に仕事が忙しい女性は、コンビニ弁当やカップラーメンなどの食事をとっている人も多いかもしれません。
こうしたゴミをキッチンやテーブルに置きっぱなしにしていると、悪臭の原因にもなり、排水溝やシンクに溜まった生ごみの臭いが部屋中に充満します。
暖かい季節になると、あっという間に害虫が繁殖しやすく、手が付けられないほど深刻な状態になるのです。
人間関係が悪化する
ゴミ屋敷に住んでいる女性が直面する可能性があるリスクは、人間関係の悪化です。
物が増えていくと、水回りにもごみが溜まっていき、シャワーが使えない状況になることがあります。
お風呂に入れず、部屋の悪臭が服や持ち物に染み付くことで、職場での信頼を失い、不快感を与えることになりかねません。
また、汚れた環境で過ごし続けることで、家族や友人と疎遠になる可能性もあります。
お金の無駄遣いで貯金ができない
ゴミ屋敷に住む女性が抱えるリスクの一つは、貯金ができないことです。
物が多いと管理が難しくなり、同じものを購入するなど出費がかさみます。
部屋が汚いと、外食や買い物などの機会が多くなり、余計な支出が増えることになるでしょう。
また、ごみだらけの部屋に住んでいると、精神的な疲労感が大きくなるため、日々の家計管理が面倒になりやすいです。
この結果、経済的に苦しくなり貯金ができない状態になることもあります。
ほこりやダニでアレルギーになる
ゴミ屋敷に住む女性は、アレルギーの発症リスクが高いです。
窓やカーテンを閉め切った状態で、換気や掃除をしていないと、部屋にはたくさんのホコリが溜まります。
また、ホコリや髪の毛、食べかすが落ちている場所には、ダニが繁殖しやすいです。
こうした不衛生な環境に住んでいると、咳喘息やアレルギー性皮膚炎などの症状を引き起こす可能性があります。もともとアレルギーを持っている場合は、持病が悪化する恐れもあるため、環境を改善しましょう。
無気力や自己否定からうつ病になる
ゴミ屋敷に住むことで、心にも影響が出ることがあります。
- 片付けようとしても途中で挫折
- 仕事でミスが続く
- 何事も面倒に感じる
不衛生な環境はストレスを生み、うつ病や不安障害を引き起こすことがあります。
部屋が乱れていると、それを片付ける気力がなくなり、自分を責めるようになることも。こうした状態が続くと、無力感や自尊心の低下につながります。
不眠や食欲不振などの体調の変化が現れた場合、早めに病院で診察を受けましょう。また、病院に抵抗がある場合は、自治体の無料相談サービスを利用することをおすすめします。
うつ病と部屋が汚いことの関係性についてはこちらの記事も参考にしてください!
部屋が汚いのはうつ病が原因?片付けできない理由と解決策を解説 |
女性がゴミ屋敷を片付けるコツ
ゴミ屋敷になった部屋はどのように掃除すれば良いのでしょうか?
不用品を溜め込んでいると、動けるスペースがなくて掃除にとりかかることすら難しいですよね。
しかし今から行動すれば、確実に部屋がきれいになるのを実感できます。
ここでは、ゴミ屋敷を片付けるコツを紹介します。
1年使っていない物はごみとして処分
ゴミ屋敷から脱出するために、まずは1年間使っていない物はどんどん捨てることが大切です。
- 賞味期限切れの食品
- 空の容器、ペットボトル
- チラシ、使用済みのティッシュ
- 古い洋服や化粧品
- ほこりを被った雑貨
これらは、処分しても生活に影響が出ないものです。部屋を占領しているゴミを断捨離することで、部屋の整理整頓や掃除が格段に楽になります。
また物を減らすことで、ストレスが減り、気持ちも前向きになるでしょう。
買い物の習慣を見直す
ストレス発散に物を買ってしまう女性は、下記のような習慣を取り入れることでゴミ屋敷化を防ぐことができます。
- 買いたいと思っても、冷静に考える時間を設ける
- 使い切るまで新しい物を買わない
- 過剰なストックをしない
- セールや送料無料につられて買わない
- 欲しいものリストを作る
衝動的に欲しいものを購入すると、部屋のスペースもお金もすぐになくなります。
欲しいものがあったら、まずはリストに書き出して、購入するかどうかゆっくり考える時間を作ることが重要です。この習慣を身につけることで、部屋も心も整理され、浪費を抑えることができます。
定期的に他人を招く機会を作る
ゴミ屋敷を片付けるのにやる気が出ない場合は、無理にでも定期的に友人や家族を自宅に招く機会を作りましょう。
「親しい人に自宅の状態を見られたら恥ずかしい」という感情を、掃除のモチベーションに変えることができます。
また、効率的に片付けるために、まずは粗大ごみの処分を行うことをおすすめします。大きなゴミがなくなることで、掃除をするスペースを確保しやすくなるからです。
自治体の粗大ごみの予約はすぐに取れない場合があるので、早めに手続きすることが大切です。
女性のゴミ屋敷の片付けは専門業者がおすすめ
- 家族や知人に内緒で片付けたい
- 消防点検や引っ越し前に掃除をしたい
- 心身の不調があり、すぐに作業を中断してしまう
このようなお悩みを持っている方は、ゴミ屋敷の片付けを得意とする専門業者に依頼することを検討しましょう。
専門業者なら、一人で太刀打ちできないレベルのゴミ屋敷も確実にきれいにしてくれます。
また、「人に見られるのが恥ずかしい」と感じる依頼者様が安心できるように、女性スタッフが在籍している専門業者も増えてきました。
プロのスタッフは、ゴミ屋敷の現場に慣れており、短時間で部屋の掃除が完了します。
メリット①害虫駆除を自分でやらなくて良い
女性で虫が苦手な方は多いですよね。
ゴミ屋敷では、見た目も触れるのも嫌な害虫が大量に発生しやすく、一人で対応しようとしても、隠れている害虫や卵まで完全に駆除することは難しいです。
ほこりや食べ残し、湿気が多い場所は、害虫が好む環境となります。
専門業者ならダンボールで繁殖しやすいトコジラミの駆除も含めて対応可能です。
見えないところで次々と増え続けて、いたちごっこにならないためにも、徹底的に清掃してくれる業者を選びましょう。
ゴミ屋敷の選び方についてはこちらの記事でも詳しく解説しております!
【もう損をしない】ごみ屋敷の片付け業者選びで失敗しない5つのポイント |
メリット②不用品買取で片付け費用が安くなる
片付け業者に依頼すると、家の中にある意外な不用品が高価買取につながることがあります。
自宅で直接査定してもらえるため、重たい物を持ち運ぶ手間がかかりません。
フリマアプリの出品は時間もかかり、必ず売れるとは限らないのに対して、複数の販売ルートを持つ業者なら、効率的に買い取ってもらえることが多いです。
気軽にリユースに貢献できて、片付け費用を安く抑えることも可能です。
メリット③夜間・早朝の作業に対応
片付け業者を利用する大きなメリットの一つは、夜間や早朝にも対応可能であることです。
不規則な勤務時間で働く女性も、自分のスケジュールに合わせて部屋を片付けられます。
また、事前に打ち合わせを行うことで、近隣住民への騒音対策を徹底し、効率的に不用品回収・ハウスクリーニングを進めることが可能です。
自治体のゴミ収集時間に縛られることなく、スピーディーに処分できるので、すぐに快適な生活が送れるようになります。
女性のゴミ屋敷片付けはラクタスにおまかせください!
ゴミ屋敷や汚部屋に悩む女性は多く、物に対する執着や孤独感によってゴミを捨てられないという特徴があります。
また、仕事で忙しくストレスを抱えていて、掃除の優先順位が低くなる人も多いです。
部屋が汚れる原因には性格的な問題だけではなく、買い物依存症や発達障害が考えられる場合もあります。ゴミ屋敷に住み続けると、人間関係や仕事に影響が出てしまい、心身の健康を害するリスクもあるので、早急に対処しましょう。
少しずつ不用品を処分するのが大変な場合は、専門業者に依頼するのも一つの解決策です。
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