「実家を片付けたい」と考えるのはどのようなタイミングでしょうか。
- 「生前整理」をするため?
- 実家が汚部屋になっていると知ったとき?
- 実家に住む親が亡くなったとき?
いずれにしても実家の片付けというのは、早かれ遅かれいつかはしなければなりません。
しかし実家とは言え、そこは「親が住んでいる家」。
自分の家ではないため、「家に何があるか」「何を捨ててよいか」がわからず、片付けようと思ってから何カ月、場合によっては何年もかかってしまうことがあります。
また、今現在まだ親が住んでいるという場合には、親が家を片付けることに同意してくれなければ片付けを進めるのは困難になります。
「こんなに散らかっているなんて…」と思っていても「言っても喧嘩になるし」とか「面倒だな」と思って放置している人も少なくありません。
しかし、その間にも親は年を取り、子である自分も年齢を重ねていきます。
いざ、「実家を片付ける必要がでてきた!」となったときに親子ともに片付ける気力も体力も残っていないかもしれません。
実家の片付けは早めがおすすめです。
今回は実家を片付けたい方に向けて早めに行うメリット、進め方や業者選びのポイント、費用相場などをご紹介します。
実家がごみ屋敷だという方はこちらの記事をどうぞ。
「実家のごみ屋敷を解決!親の説得方法や片付け方法とは」
目次
親の家の片付けで知っておくべき2つの問題
実家の片付けが大変なのは、以下のような問題が起きやすいからです。
- 親が家の片付けに納得してくれない
- 親を説得できても自力で片付けられない
実家が汚い、散らかっているのは知っているけれど、その問題を後回しにしている人は多くいます。
その場合、この2つの問題を抱えていることがほとんど。
一つずつ見ていきましょう。
問題1.親が家の片付けに納得してくれない
子どもから見れば散らかった部屋でも、親にとっては快適な部屋ということはよくあるパターンです。
「片付けたほうがよいのでは?」と口出しすると、「そんなに散らかってない」「すべて必要なものだから捨てられない」などと言われ、時には言い合いになってしまうことも。
60代~70代以上の世代は「もったいない」という意識が強く、なかなか物が捨てられない人が多くいます。
中には子どもが家を出たことや、配偶者が亡くなったことによる寂しさから物を溜め込んでしまうことも考えられます。
そのような場合は親の意思も尊重しつつ、「片付けたほうがよい理由」をあげて説得することが先決になります。
問題2.親を説得できても自力で片付けられない
実家が散らかっている、物が多い理由の一つに「自力で片付けるのが難しい」ということもあげられます。
特に70代以上の方に多いのが、体力の衰えによって片付けられないということです。
本人には片付ける意思があっても、大きな家具や家電はどうやって捨ててよいかわからない、捨て方はわかるけど億劫でやらない、などの理由からそのまま放置しているケースも多くあります。
中には「自分で必要・不要の判断が難しい」「ごみ出しのルールや出す日をすぐ忘れてしまう」という方もいますので、親の状況を把握しておくことが大切です。
親の家を早く片付けたほうがよい4つの理由
実家を早く片付けたほうがよいのには理由があります。
これらを親に伝えることで片付けを行う説得にもなりますのでご紹介します。
家の安全性や住みやすさが高くなる
高齢者が住む家では、物が多いというだけでさまざまなリスクがあります。
足元に物が多いとつまづいたり転倒する可能性が高くなりますし、棚やタンスの上に物が多いと地震が起きたときに落ちてきてケガをするかもしれません。
また、換気が悪い部屋であれば湿気がこもってカビの原因になったり、埃っぽい部屋になったりして衛生的にも悪くなります。
物を減らし、必要なものだけにしておけば物を失くすことや探し物をする機会も減ります。
在宅介護がしやすくなる
高齢になれば今まで通り自分で家事や身の回りのことができなくなることも考えられます。
そんなとき、子どもやヘルパーさんに介護してもらおうと思っても、部屋が散らかっていてはスムーズにお世話することが難しくなります。
どこに何があるかわからない…通路が狭くて通りにくい…ということにならないよう片付けておけば、介護する側の負担も減るでしょう。
亡くなったあとの遺品整理が楽になる
物が多いまま親が亡くなったらそれをすべて片付けるのは残された遺族です。
量が多ければ多いほど仕分け作業も処分も大変になりますし、何しろ持ち主がいないのでどれを捨てたらよいのか悩むことも多くなります。
「持ち主がいないからすべて捨てればいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、残された遺族にとっては故人の思いが詰まったものであり、実際に手に取ると作業が進まないことも。
また、親を亡くしたあとでは悲しい気持ちが先行してしまい、なかなか作業に踏み切れない方もいます。
亡くなる前に家を整理しておき、どれを遺してほしいかなどの意思を知っていれば遺品整理の作業をスムーズに進めることができます。
親の家の片付けは早めに考えて損はない
高齢になるほど自分で家を片付けるのは大変で、子どもが一緒に手伝いながら片付けるケースが多くなります。
しかし親が高齢になり生前整理を考える世代になれば、子世代は30代~50代。
最近は高齢出産や少子化が進んでいますので、まだ子どもが20代でもすでに親が高齢、一人っ子という家庭も多いでしょう。
若い世代では仕事が忙しい、自分の子ども(親から見た孫)が小さい、兄弟がいないので自分だけでやらなければならず負担、などの理由で片付けを手伝えない人もいるはずです。
最近では「生前整理」や「遺品整理」、部屋の片付けなどを行っている専門業者も多く、そのような業者へ依頼をすれば「お金」はかかりますが時間や労力は抑えられます。
けれども、あまりお金をかけずに片付けたいと思ったら「時間」と「労力」をかけるしかありません。
もし実家が遠方なら?
仕事が忙しくてあまり手伝えそうにないなら?
家を片付けていないうちに親が亡くなったら、手続きや葬儀の準備と同時に実家の片付けや遺品整理を行わなくてはならないのです。
今やごみを簡単に捨てれる時代ではなく、粗大ごみや家電を捨てるためには手続きやお金が必要です。
少しずつ不要なものを処分すること、毎日のごみ出しで捨てていくことがいかに大切かがわかります。
実家の片付けには「時間」も「労力」も「お金」もかかりますので、事前に何をかけれるか?親が元気なうちに考えてみる機会を作りましょう。
親が片付けを嫌がった場合
実家を片付けたいと思っても親が片付けを嫌がるケースも少なくありません。
その場合はどのように進めるのがよいのでしょうか?
【親に片付けを同意してもらうポイント】
- 無理強いをしない
- 親の気持ちを尊重する
- 「こんなの捨てたほうがいい」など押し付けるような言い方はしない
- 震災・転倒などのリスク回避のためと説明する
高齢の方の中には「物を捨てる=悪いこと」だと感じている人も多く、物が少ない時代を生きてきた方や、もったいない精神が強い方に多いケースです。
包装紙や紙袋、無料でもらえるスプーンや割り箸なども大事に取っている人が少なくありません。
また、「家を片付けること」は自分の死の準備のようで嫌な気持ちになるという方もいらっしゃいます。
これは片付けなくても問題なく住めている場合に多く、「子どもが口出しするな」と言われてしまうことも。
このように親が片付けに前向きでない場合には、親の気持ちを尊重しつつ「掃除しようか」くらいの声掛けをして始めるのがおすすめです。
「片付ける」「捨てる」というワードを言ってしまうと急に不安になってしまう方もいます。
「これは使ってない?」「使わないならもういらないかな?」などと声掛けしながら判断を委ねましょう。
【親の家を自力で片付ける場合】失敗しないおすすめの片付け手順
まずは自力で実家の片付けができるかを以下の項目を参考に判断しましょう。
- 兄弟姉妹など片付けを手伝える人がいる
- 家の中がごみ屋敷になっていない
- 定期的に実家へ行ける距離に住んでいる
- 実家を片付けるための時間を確保できる
これらをクリアしていれば自力での片付けもスムーズに進むと言えます。
中でも注意したいのが、実家がごみ屋敷となっている場合です。
ごみ屋敷とは「家の中がごみや物で溢れている状態」で、物が多いだけでなく汚れや埃が蓄積されて、害虫が発生していることがほとんどです。
このような状態では片付けに時間と体力がかかりすぎてしまい、途中で断念することも考えられます。
片付け作業がストレスになることもありますので業者へ依頼するのがおすすめです。
片付けの計画を立てる
現在の状況を整理しながら片付けの計画から始めましょう。
部屋の様子や状況によって片付けるものや作業内容は異なります。
いつ誰がどれくらいの時間作業ができるのかを家族で相談しながら段取りを決めていきましょう。
大抵の場合、親の片付けを行う子世代も仕事や育児を抱えているもの。
時間をどれくらい作れるか、実家のある自治体のごみ出しルールや日程と照らし合わせながら作業内容を決めていきます。
残すもの・捨てるもので仕分けする
明らかにごみと思えるようなものでごみ袋に入るものから捨てていきます。
- 傷んでいるもの
- 壊れているもの
- 同じようなものが複数ある場合
- 1年以上使用していないもの
…など。
ある程度基準を決めておくと、捨てるときに考えこんだり迷ったりすることが少なくなります。
特に食品は買ったことを忘れたり、食べきれずに賞味期限が切れていたりして手つかずのものもあるかもしれません。
こういった食品を放置していると害虫の発生にも繋がるため注意してください。
中には思い入れがあり捨てられないようなものも出てくるでしょう。
その際には「これは子や孫にも残したいものなのか」「ほかの持ち主に渡る価値があるか?」というようなことをイメージして考えると判断しやすくなります。
例えば切手や骨とう品などの趣味のコレクションなどは残しておいてもよいでしょう。
また、思い入れの強いものは量を決めてから箱に入れて取っておくなど、厳選して残すようにしましょう。
不用品の処分方法を決める
可燃ごみや不燃ごみなど、自治体で処分できるものは日時を確認して収集日に出すようにします。
しかし家具や家電は粗大ごみで出すのか、家電量販店や指定取引所へ持ち込むのかなどを決めて事前に申し込んだり、シールを購入するなど準備が必要になります。
自分で持ち運びができないようなら業者へ依頼することも考えましょう。
また、価値があるものや購入して日が浅いものなどは、売って処分することも可能です。
リサイクルショップの出張買取やフリマアプリでの出品、不用品回収業者などを利用する方法があります。
なかでも不用品回収業者は「処分」と「買取」を同時に行えるのでおすすめ。
処分と買取のそれぞれに時間や労力を割かなくてもよいため、「短時間で片付けたい」という場合や「業者は利用したいけど費用を抑えて処分したい」という方にはピッタリの方法です。
残すものの収納方法を決める
手元に残ったものを使いやすいように収納していきます。
「生活をしやすくするため」「ものがどこにあるかわかりやすくするため」に収納するということを意識してみてください。
例えば収納棚を透明のケースにする、引き出しにラベルを貼ってどこに何が入っているかわかるようにする、などです。
ものの定位置を決めて取り出しやすく、しまいやすいようにしておけば部屋が散らかることもなくなります。
このときに勝手に収納を進めてしまうと、当然親御さんはどこに何があるかわからなくなってしまいます。
一緒に片付けを進めながら収納し、わかりやすい部屋作りをしていきましょう。
掃除をする
家の片付けが終わったら掃除をしていきます。
高齢の方は高い場所が掃除できていないことが多く、タンスの上、レンジフードなどは汚れが溜まっていることがあります。
また、キッチンや洗面台の下の棚などはしゃがまないと掃除ができないことや、あまり使用していないことを理由に長年放置している場合も多いので要注意。
奥から手前、上から下へ、順番に埃や汚れを落とすようにしてください。
掃除をしたあとに物を棚などへ戻す際は、「必要なものだけを手前に置くこと」にしましょう。
【親の家を自力で片付けられない場合】業者に依頼する
- 実家が遠方なので片付けを手伝いに行けない
- 仕事が忙しい・子どもがまだ小さいなどの理由で片付けが困難
- 実家がごみ屋敷になっていて自力での片付けは難しい
- 片付けの期日がある
このような場合は業者へ依頼するのがおすすめです。
家の片付けを依頼できる業者はさまざまありますが、業者によって対応できる内容や費用などが異なります。
状況や希望に合わせて業者を選ぶようにしましょう。
ここでは実家の片付けの際に便利な業者をご紹介します。
生前整理業者
生前整理業者とはその名の通り「生前整理」の代行サービスをしてもらえる業者です。
依頼者や家族の意向を聞きながら一緒に作業してもらえるため、細かな要望も聞いてもらいながらスピーディーに生前整理を行うことができます。
生前整理というと大げさになってしまう…と思う方もいるかもしれませんが、自分の必要なサービスだけを選んで依頼することもできます。
サービス内容は以下の通りです。
- 身の回りの日用品・家財の整理
- 不用品の処分
- 財産目録の作成
- デジタル整理
- 遺言書の作成
費用は作業内容・作業時間・作業人数によってある程度の相場があるため、見積もりを依頼して大きな差がないか比較してみましょう。
間取り | 料金相場 | 作業時間 | 作業人数 |
1R・1K | 30,000円~80,000円 | 1~3時間 | 1~2名 |
1DK | 50,000円~120,000円 | 2~4時間 | 2~3名 |
1LDK | 70,000円~200,000円 | 2~6時間 | 2~4名 |
2DK | 90,000円~250,000円 | 2~6時間 | 2~5名 |
2LDK | 120,000円~300,000円 | 3~8時間 | 3~6名 |
3DK | 150,000円~400,000円 | 4~10時間 | 3~7名 |
3LDK | 170,000円~500,000円 | 5~12時間 | 3~8名 |
4LDK以上 | 220,000円~600,000円 | 6~15時間 | 4~10名 |
これは家財の整理と不用品の処分を依頼した場合の目安になります。
間取りが大きいほど費用も高くなりますが、あくまで作業内容に合わせた金額です。
間取りが大きくても作業が少なければこれより安くなりますし、逆に間取りが1LDKであっても物やごみが多く、作業が多くなれば費用が上がることも考えられます。
このほかにデジタル整理や財産目録、遺言書の作成などを依頼すれば別途費用がかかります。
ホームページなどで実績や費用相場を確認し、できれば現地を見てもらってから見積もりを取って依頼するようにしましょう。
また、遺品整理業者の中には以下のサービスがある業者もありますので、必要であればチェックしておきましょう。
- 遺品整理
- 再販可能なものの買取
- 貴重品の捜索
- ハウスクリーニング
- 家の消臭
- 休日・夜間の対応可
- 支払い方法が豊富
不用品回収業者
不用品回収業者では要らなくなったものの回収・処分、業者によっては買取を依頼することができます。
生前整理と同じように自宅まで来てもらい、必要品と不要品の仕分け、荷物の搬出、処分までを行ってもらうことができます。
「生前整理業者を呼ぶのは親に嫌がられる」という場合や、「大きな家具の搬出・処分だけお願いしたい」というときにも利用してはいかがでしょうか。
また、買取に力を入れている業者なら思わぬ物も買い取ってもらえるかもしれません。
業者によってサービス内容が異なりますが、ここでは『ラクタス』のグループ事業である『出張回収センター』での生前整理のサービスを例にご紹介します。
サービス内容(基本プラン)は以下の通りです。
- 分別・梱包
- 養生作業
- 必要品と不要品の仕分け
- 作業終了時の基本清掃(簡易清掃)
- リサイクル品の仕分け
- 近隣対応(近隣様へのご挨拶等)
- 荷物の搬出作業
- 完了報告書の提出
- 不要品の処分
このほかにもエアコンの取り外し、ハウスクリーニング、廃車手続きの代行などのオプションもあります。
作業費用の目安は以下の通りです。
もちろん、ここにある間取り以上でも対応できます。
間取り | 料金相場 | 作業時間 | 作業人数 |
1K | 33000円~ | 2~4時間 | 1~2名 |
2DK | 132,000円~ | 3~7時間 | 3~4名 |
3LDK | 231,000円~ | 2~4時間 | 5名程 |
出張回収センターでは空き家やごみ屋敷も対応可です。
ただし、こちらも生前整理業者と同じように事前に見積もりを取ってから依頼することをおすすめします。
良い業者を選ぶポイントとは
せっかく業者へ依頼をするならできるだけ良い業者を選びたいもの。
ここでは良い業者を選ぶポイントをご紹介します。
- 会社の所在地をホームページなどで公表している
- 資格を保有している
- 実績が豊富
- 料金体系が明確
- 対応が丁寧
ポイント1.会社の所在地をホームページなどで公表している
業者を探す際にインターネットで探す方も多いと思いますが、「自社のホームページがある」「会社の名前と所在地がGoogle Mapで出てくる」という業者を選びましょう。
「チラシを見て検索したけど会社の所在地が見当たらない」「業者の電話番号が携帯電話のみ」というような場合は注意が必要です。
できればホームぺージなどでスタッフの顔を出していたり、評判や口コミが載っている業者を選ぶのがおすすめです。
ポイント2.資格を保有している
生前整理や遺品整理を取り扱っている業者では「生前整理アドバイザー」や「遺品整理士」「整理収納アドバイザー」など、関連する資格を保有している場合が多いです。
また、不用品の回収・処分には「一般廃棄物収集運搬業許可」が、家電の引き取りには「家電リサイクル券取扱番号」が必要です。
このような資格を持たずに営業している業者は悪徳業者である可能性が高くなります。
「作業後に不当な追加料金を請求された」「希望していた作業内容と違っていた」など、トラブルになることもありますので、気を付けましょう。
ポイント3.実績が豊富
作業実績が豊富な業者ほどスムーズに片付けが進みますし、さまざまなケースにも対応できる経験があります。
ホームページなどで実績や実例を紹介している場合は、作業内容や費用などを見てみましょう。
実績を見れば自分たちが依頼したい作業内容もイメージがしやすくなります。
どんなサービスがあるか、どこまで対応してもらえるかなどをチェックするのもおすすめです。
ポイント4.料金体系が明確
信頼できる業者選びでは料金体系が明確かどうかも重要です。
何にいくら費用がかかるのか、追加料金がかかるならいくらなのかを、きちんと見積書で出してもらいましょう。
見積もりが出ない、事前に詳しい料金体系を教えてもらえないという業者は要注意です。
特に「無料回収」などを謳う業者は、作業後に高額な処分費用を請求されるケースもありますので安易に依頼しないようにしましょう。
不用品の数が少ない場合には電話やメールでも大体の金額を教えてもらえますが、量が多い場合や、複数のサービスを依頼したい場合などは必ず現地を見てもらい、正確な見積書をもらうのがおすすめです。
見積もりを取ることで追加料金の有無や内訳がわかり、作業後のトラブルも防ぐことができます。
ポイント5.対応が丁寧
生前整理や遺品整理は丁寧に作業してもらいたいですよね。
気持ちよく作業を終えるためにも、スタッフの対応の丁寧さも選ぶポイントになります。
電話や見積もり時の対応が丁寧かどうかをチェックするのはもちろんですが、見積もりを取ったら契約を急かされる、見積もり自体が有料という業者は避けましょう。
また、作業中にやっぱりこれは捨てたくない、捨ててほしいと気持ちが変わることもあります。
そのような希望が出たときに柔軟に対応してくれる業者であれば安心して依頼することができますよ。
まとめ:いつかはやってくる実家の片付け
親の死後、実家の片付けや家や土地の処分をするのに一般的には半年ほどかかると言われています。
生前に整理されていなかった物の仕分けや処分、荷物の移動やかかる費用の確保にも思った以上に時間がかかったというケースが多いようです。
高齢になると日々の掃除や片付けが難しくなることもあります。
体の機能的にも「やりたいけどできない」ことから、気付けば不要な物が増え、捨てられない物たちが部屋に放置されていることも少なくありません。
物が多いだけでケガのリスクが増えるばかりか、物を失くす、何を買ったか忘れるということも増えるでしょう。
実家を片付けるということは、親の死後の片付けをスムーズにするだけでなく、親の生活の安全も守ることになるのです。
家の状態を知り、必要であれば早めに片付けを行うことをおすすめします。
2023-02-08